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広告パラメータを利用して、動的な広告を作りませんか?」 からご覧ください。
Posted by 菅谷正樹 プロダクトスペシャリストチーム
AdWords API v2009 に広告パラメータという新しい機能が追加されましたので、ご紹介いたします。広告パラメータを利用すると、テキスト広告の履歴や統計情報はそのままで、広告内の数値情報 (例えば価格、割引率など) を変更できるようになります。
以下、広告パラメータをどのような場面で利用するか、例をあげてご紹介します。
たとえば、高価なアンティークのティーカップを販売しているウェブサイトのオーナーが、自分のウェブサイトの広告を出す場合を考えます。この場合、ユーザーが広告をクリックする前に、ある程度ユーザーを選別することが重要になってきます。試行錯誤を繰り返した結果、広告テキストの中にオークションの開始価格を含めると、より真剣な買い手をウェブサイトに誘導できることがわかりました。また、何種類のティーカップが在庫にあるかを広告に表示することで、常に広告に最新の情報を反映したいと考えています。
そこでそのオーナーは、最新の価格情報と在庫情報を、 AdWords API と在庫システムを連動させて更新することにしました。しかし、普通に広告を更新してしまうと、広告が持っている更新前の過去の履歴や統計情報は引き継がれません。こういったケースで、広告パラメータが役に立ちます。
広告パラメータを利用して以下のような広告を作成します。
広告内で Param1 と Param2 にデフォルト値を設定している点にご注意ください。そして、AdWords API v2009 の
AdParamService を利用して、キーワードごとに Param1 と Param2 の動的な数値情報を設定します。
例えばある日のティーカップの在庫が、開始価格 8000 円で 18 セットある場合、それらの値を関連するキーワードに設定します。
keyword
param1
param2アンティーク カップ
8000
18
ユーザーが 「アンティーク カップ」 で検索すると、以下のような広告が表示されます。
広告パラメータの利用法についての詳細については、
AdWords API Blog (英語) もあわせてご確認ください。
<注意点>
- 広告パラメータは AdWords API でのみ更新可能です。AdWords 管理画面や AdWords Editor からは更新できません。
- 指定できるパラメータは最大2つまでです。
- 広告内で指定するパラメータのデフォルト値に関しては数値以外も指定可能ですが、AdWords API で指定する動的パラメータは必ず数値である必要があります。ただし半角ドット (.) は利用できます。
- 従来どおり、広告は必ず AdWords の 広告掲載ポリシー に準拠する必要があります。
- モバイルテキスト広告でも利用可能です。