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新しいGoogleアナリティクスのご紹介:カスタムレポートを作成してみよう」 からご覧ください。
2011 年 5 月 18 日
Posted by 大内 範行 Google アナリティクス ソリューション コンサルタント
新しい Google アナリティクスの機能のご紹介、今回は強力になったカスタムレポートです。下記にカスタム レポートの作成方法やレポートの機能、そして最後に活用例を紹介します。
2008 年に Google アナリティクスは、「カスタムレポート」の機能を追加しました。今年、そのカスタムレポートをさらに強化してお届けします。新バージョンの カスタムレポートは独立したタブになっています。Google アナリティクスを開いてすぐにアクセスできるようになっています。
[クリックすると画像が大きくなります]
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カスタムレポートは、複数追加作成していくことができます。全員が見る汎用のレポートと、部門や担当者ごとに見るレポートに分けてもいいでしょう。さらに、一つ一つのカスタムレポートに、複数のタブを作ることができます。キーワード分析のレポートを、売上分析( e コマース) とロイヤリティ分析(平均 PV や滞在時間)に分けてみることができます。
新しいバージョンではさらに分析の柔軟性が増しました。フィルタの表示設定や、新しい形式のレポートも加わり、指標の定義もレポート毎に独立して作成できるようになっています。手順を追ってカスタムレポートを作成してみましょう。
レポートを作成する前に、大事なポイントは、あなたなりのシナリオをしっかり描くことです。もちろん、カスタムレポートはいくら作り直してもいいいので、最初は力を抜いてラフに作って、経験を積みながら理想のレポートに仕上げていく試行錯誤をしていきましょう。
ここで取り上げるのは、ブログの新規ユーザーのランディングページの分析する、というシナリオです。ブログにリピーターが増えると入口ページが固定化されていき、新しいユーザーの行動を見失いがちです。参照元やランディングページを分析する中で、 Twitter やブログからの紹介が、特に新規ユーザーにとって効果的か、その点を見極めたいと思います。
事前のフィルタ機能
まずは、今回作るカスタムレポート全体に新規ユーザーという縛りをかけます。事前のフィルタ設定です。
「ユーザーの種類」で「 New Visitor 」に絞っておきます。
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実績サマリーとフラットテーブル
このカスタムレポート、すばやく一目でチェックしたいと同時に、気になる点は深く見ていきたいと思います。簡易チェック用と深堀用の 2 種類をタブで行き来できるようにしましょう。
一つ目は簡易チェック用です。カスタムレポートに新たなフォーマットが加わりました。さっそく使ってみましょう。ランディングページとその参照元を一気にチェックする「フラットテーブル」の表です。出来上がりは、以下の画像をご覧ください。
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設定は以下のようになります。
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指標定義の柔軟性
もう一方のタブは、深堀用です。レポートの形式は「実績サマリー(表)」を選びます。今までのカスタムレポートでは、複数のタブでも同じ指標しか設定できませんでした。新しいカスタムレポートは違います。2 つのタブを全然違う指標で作成できる柔軟性を持っています。ここでは簡易チェック用の指標は、必要最低限にします。一方、深堀用はフルカバーのラインアップで作りましょう。
深堀用のレポートは、ランディングページをクリックすると、参照元が表示され、検索エンジンの場合はさらに検索キーワードが、表示されるように設定しています。
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カスタムレポート作成後のフィルタ表示
カスタムレポートを見ているうちに、トップページはトラフィックが多くて余計だぞ、と感じた場合、レポート内で、フィルタをかけることができます。「 /index.html 」を完全一致で除外すれば、トップページを除外してランディングページがチェックできます。
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今回作ったカスタムレポートを皆さんと共有しましょう。下記のリンクをすれば同じ設定をご利用いただけます。クリック前に Google アナリティクスにログインしてください。
今回のカスタムレポートはこちらをクリック →あなたの新バージョンの Googleアナリティクスの「カスタムレポート」のタブをクリックすれば、簡単に「新規のランディング分析」のレポートに行けるはずです。
ウェブサイトの表情は、一つ一つのサイトで大きく違います。当然、Google アナリティクスで見るべきレポートや、注目すべき指標も違ってきます。本格的な分析が進めば、自然に標準的なレポートだけでは、満足できなくなるでしょう。今回のカスタムレポートをきっかけに、あなた用のカスタムレポートを作成してみてください。
新しい Google アナリティクスには、今後も新たな機能をどんどん追加していきます。ぜひ、今後とも Google アナリティクスのさらなる進化にご注目ください。