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アクセス解析ツールのいけてない集計仕様ベスト3、第2位」 からご覧ください。
どのツールということは、あえて控えさせていただく。有料ツールの二つで発見したもので、恐らく現在は正しい集計に修正されているのではないかと思われる。
これはツールの表示上では、「時間帯別のユニークユーザ(ブラウザ)数」なのだが、実際は、「その日初めてのセッションだったユーザの時間帯別ユーザ数」を表示するという集計仕様だった。
言っている意味がわかるだろうか。Aさんがある日に、10時と、15時と23時に10分間1セッションずつサイトに訪問したとして、このAさんのこの「時間帯別のユニークユーザ(ブラウザ)数」では、10時に1ユーザのアクセスとしかカウントされない。15時と23時のアクセスは15時台と23時台の各時間帯のユニークユーザ(ブラウザ)数にはカウントされないのだ。
だからグラフ化すると、ご覧の通りのようなものになるのだ。どうなっているかというと、時間帯別のセッション数とユニークユーザ(ブラウザ)数を比較すると、時間が経つ(夜が更けるほど)につれて、この二つの乖離がどんどん拡がっていくのだ。
1日にユーザが何度も利用するようなサイトだと、この乖離が大きくなるので、このカラクリに気づくこともあるかもしれないが、1日にユーザが何度も利用しないサイトでは、まずこの仕様に気が付くことはできないだろう。
この集計仕様は、かなり黒に近い灰色と言えよう。限りなく間違い、あるいは利用者の大半をミスリードさせる困った仕様ということになろう。
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関連リンク:
アクセス解析ツールのいけてない集計仕様ベスト3、第1位
アクセス解析ツールのいけてない集計仕様ベスト3、第3位
アクセス解析ツールのいけてない集計仕様、番外編