ネットショップでアパレルを売る方法とは?初心者でも開店できる方法を解説|ECナレッジ
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(目次)
- アパレル未経験でもできるの?
- どんなアパレルを販売するかを決める
- まずは出店方法を決めよう!
- セレクトショップの場合の仕入れ先
- アパレルのネットショップ開店の注意事項
- ネットショップの制作方法とメリット、デメリット
- まとめ
この記事は、ネットショップかんたん作成のshop byが運営するオウンドメディア「ECナレッジ」から転載しています。 https://shopby.jp/ecknowledge/
アパレル未経験でもできるの?
アパレルのネットショップは、アパレル未経験者であっても問題なく開店できます。ただし、開店までの手順や準備、注意事項などを知っておくとよりスムーズな開店となるでしょう。開店前に知っておくべきことは以下のとおりです。
- どのようなアパレルを販売するか
- 出店先の決め方
- 仕入先の開拓方法
- アパレルのネットショップ開店の注意事項
この後、それぞれの項目について解説していきます。
どんなアパレルを販売するか決める
アパレルのネットショップ開店にあたっては、どのようなアパレルを販売するのかを決める必要があります。
■アパレルショップのコンセプトを決める
アパレルショップには、コンセプトが大切です。コンセプトとは、全体を貫く根本的なショップのポリシーで、コンセプトが揺らぐと、まとまりのないショップになります。コンセプトが決まらないと仕入先が決まっても仕入れすら難しくなります。
コンセプトは、自分の理想とするショップをイメージしながら、ターゲットの年齢や性別、嗜好などを考慮して絞り込んで決めるとよいでしょう。仕入れは、ターゲットのニーズに合わせることが大切です。
■オリジナルかセレクトを決める
コンセプトの次は、オリジナルアパレルかセレクトアパレルかを決めます。
オリジナルには、ハンドメイドや自分のデザインしたものを生産者に依頼するOEM、デザインから生産までを依頼するODMがあります。
セレクトは、卸業者から仕入れる方法です。初めての場合は、ハンドメイドかセレクトがおすすめです。OEMやODMはロットが多いため、多店舗化してからにしましょう。
まずは出店方法を決めよう!
ネットショップのコンセプトが決まれば、次は出店方法を検討しましょう。ネットショップの代表的な出店方法は、モール型(※)・ASP型(カート型)・パッケージ型の3つです。それぞれ特色があるため、ここで紹介します。
よくECと言われるのはElectronic Commerce(エレクトリックコマース)の略で、電子商取引やネットショップ、オークションサイトなどです。この記事では、ネットショップのことをさします。
■モール型
モール型ECは、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのインターネット上のショッピングモールに出店する方法です。モール型ECは、知名度が高く会員が多いため、初めからある程度の集客が期待できます。
モールによっては、一定の初期費用が必要なケースがあります。初期費用が不要でも、売上に応じて手数料が発生することが一般的です。
■ASP型(カート型)
モールに属さず独自のネットショップを手軽に開店したい人は、ASP型ネットショップを検討しましょう。ASP型ネットショップとは、必要な機能の提供を受けて、クラウド上でネットショップを構築するサービスです。
専門知識がなくても、手軽に開店できることが特徴です。初期費用はほとんどの場合無料で、オプションの選択によって有料となります。
■パッケージ型
ECパッケージ型とは、ネットショップを開店・運営させるために必要な機能を提供するショッピングカートシステムです。ユーザーは、パッケージシステムを購入しインストールした後、カスタマイズして独自のネットショップの構築を目指します。
最初からある程度の規模のネットショップを構築する事業者におすすめの開店方法です。
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セレクトショップの場合の仕入先一例
アパレルショップの形態は、初めての場合ならセレクトショップかハンドメイドが無難です。ここではセレクトショップの仕入先を紹介します。
■NETSEA
NETSEA(ネッシー)は、日本最大級の卸問屋サイトです。アパレルやファッション雑貨を中心に扱っているため、初めてのアパレル仕入れに適しています。簡易な審査があるため、開店予定サイトのURLは取得しておきましょう。
■TopSeller
TopSeller(トップセラー)は、取り扱い点数が25万を超える卸問屋サイトです。モール型ECやASP型ネットショップとの連携が可能なため、無在庫販売も可能となっています。TopSellerの倉庫から顧客への配送ができれば配送業務の手間も省けます。
■SUPER DELIVERY
SUPER DELIVERY(スーパーデリバリー)は、アパレルと雑貨に強いオンライン卸問屋サイトです。オンライン商談会も開催されているため、アパレルに注力しているネットショップには適しています。登録料が、3カ月目から月額2,000円かかります。
■ETONET
エトワール海渡が運営しているETONET(エトネット)は、実店舗向けのアパレル専門の卸サイトです。東京の問屋街に自社ビルがあるため、そこに出向けば実際の商品を入手できます。
アパレルのネットショップ開店の注意事項
アパレルのネットショップを開店するためには、注意事項があります。ここでは8つの注意事項を解説します。
■ネットショップの説明は丁寧に作成
ネットショップの説明は、丁寧に作成しましょう。ショップの説明とは、検索エンジンでショップ名の下の欄に表示される説明文です。100文字程度の文章ですが、ショップの特徴を丁寧に説明した文章でなければ、ユーザーの信用は得られにくいでしょう。
また、特定商取引法に基づく表記の記載も重要です。ユーザーから信用されるように誠実な記載が求められます。
■開業届を出しましょう
ネットショップを開店すれば、個人事業主になります。売上が発生し、利益が生じるのですから、税務署に開業届を出して、青色申告で税の優遇を受けられるようにしましょう。屋号のついた口座も作れるので、信用度もあがります。
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■確定申告をする
アパレルのネットショップを開店して、年間で20万円を超える所得を得たら、確定申告の義務が発生します。申告しないと無申告課税などのペナルティが発生したり、悪質なケースでは脱税とみなされたりするため、必ず申告しましょう。
■決済方法を決める
ネットショップの開店前に決済方法を決める必要があります。決済方法は、できるだけ多くを取り入れることがおすすめです。ユーザーが商品を購入してくれても、希望する決済方法がなければ、離脱したり、カゴ落ちしたりする原因となります。
利用者の多いクレジットカード決済やコンビニ決済等は必須です。着払いだけはリスクがあるため、慎重に検討しましょう。
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■配送方法を決める
アパレルの配送方法は、トップスとアウターに分けて決めるとよいでしょう。追跡できる配送方法がおすすめです。トップスなら安価な配送方法を利用できます。
アウターは基本的に宅配便となりますが、相見積もりをとって安価な配送業者を選択しましょう。発送の手間を省きたい人は、倉庫サービスの利用が便利です。
■休業日や営業時間を決める
ネットショップは、年中無休で24時間稼働しています。従業員が複数人いて24時間体制でサポートするのであれば休業日などは不要です。そうでなければ、休業日や営業時間を決めて、トップページで表示しておきましょう。
休業日や営業時間を周知していないとトラブルやクレームになるケースがあり、ネットショップの信用や信頼にダメージを与えます。
■電話対応も必要
ネットショップであっても、電話対応が必要になるケースがあります。顔の見えないやりとりですので、ユーザーに安心感を与えられる電話対応が求められます。トークスクリプトを決めてロールプレイングしておくと安心して電話対応ができます。
営業時間外は留守番電話で対応となりますが、迅速で丁寧な対応は、顧客のロイヤルカスタマー化につながります。
■アパレル商品のセール開催時期を知る
アパレルは、常に新鮮なアイテムを出品しないとネットショップの魅力が半減します。無店舗であっても、商品回転率を上げることが必要です。その手段としてセールがあります。
【アパレルのセール時期の目安】
時期 | セール内容 | アイテム |
---|---|---|
12月 | クリスマスセール | 秋冬物 |
12月~1月 | 初売り | 冬物 |
1月上旬 | バーゲン | 冬物 |
1月下旬 | バーゲン | 冬物在庫一掃 |
2月 | リクルートセール | リクルート向けアイテム |
3月 | 入学セール | 新入学向けアイテム(父母対象も) |
4月 | バーゲン | 春物在庫一掃 |
6月 | バーゲン | 夏物 |
7月 | バーゲン | 夏物在庫一掃 |
10月~11月 | バーゲン | 秋物 |
ネットショップの制作方法とメリット・デメリット
ネットショップを開店するには、ネットショップを制作しなければなりません。ネットショップの制作は、自分で作る場合と制作会社に外注する方法があります。それぞれに、メリットとデメリットがあるため解説します。
■ネットショップを外注して制作するメリット・デメリット
ネットショップの制作会社に外注するメリットは、自分の要望に沿ったデザインで、完成度が高く、凝ったネットショップを作れることです。また、外注することで、自社でネットショップを作成し、運営する人材を確保しなくてすみます。プロフェッショナルにまかせることで、ライバル店に負けないアパレルのネットショップを開店できます。
デメリットは、外注費用がかかる点とネットショップ作成のノウハウが蓄積できないことです。
■ネットショップを自社制作するメリット・デメリット
ネットショップを自作するメリットは、コストがかからないことです。打ち合わせなどがないため時間短縮できます。自作なので、カスタマイズも臨機応変にできて、ネットショップ作成のノウハウを得られます。商品説明の変更や画像の追加などが簡単に行なえます。
デメリットは、ネットショップ専用の人員を確保することになると人件費がかさむことです。また、障害などの対応も自社で解決しなくてはなりません。
■ネットショップ作成サービスを選択する手段もある
ネットショップ作成サービスは、初心者でもネットショップが簡単に作成できるサービスです。テンプレートが用意されているので、ゼロから制作しなくてもネットショップが作れます。また、初期費用もかからないため時間やお金をかけずにネットショップが開店できます。
まとめ
ITの進化により、誰でも手軽に自分のネットショップが持てるようになりました。アパレル未経験者でもアパレルのネットショップを開店することは、難しいことではありません。コンセプトを決めて出店商法と仕入先を選択すれば、あとはネットショップを制作するだけです。
アパレルのネットショップを出店するのなら、shop byの活用を検討しましょう。初期費用・月額料金が無料で、デザイン性の優れたネットショップを手軽に開店できます。専門知識がなくても細かなアレンジが可能です。
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