リターゲティングとリマーケティングって何が違うの?設定方法とポイントを詳しく紹介
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「リターゲティングとリマーケティングって何が違うの?」
「存在は知っているけど自分で設定したことはなくって…」
そんな方にもってこいの記事です。この記事ではリターゲティング広告、リマーケティング広告の基本を説明し、今日から設定できるよう手順をまとめました。
リターゲティング、リマーケティングとは?
リターゲティング、リマーケティングとは、サイト訪問・自社アプリのインストール・YouTube チャンネル登録や動画の視聴など、自社サイトを利用したことがあるユーザーに対して広告を配信し、再訪問を促す広告の配信手法です。
みなさんも「一度サイトに訪問したらよく広告に追いかけられるようになったなあ…」と思った経験があるのではないでしょうか。
リターゲティング・リマーケティングという名前は、媒体ごとに呼び方が異なるだけで、性質は同じものを指します。
私個人としては、媒体のメニューに合わせて使い分けますが、どちらかと言えば 「リマーケティング」を使用することが多いです。また、社内の会話を聞いていてもリマーケティング派が多いような気がします。
社外の方ではどうなのか気になり Twitter で投票を募ったところ、投票総数380件のうち62%の方がリターゲティング派でした。また他にもリプライをいくつかいただきました。
- メインはリターゲティング/リマーケティングだが媒体や相手に合わせて使い分ける
- 媒体の数的にリターゲティングに寄る
- Google 広告メインで運用しているのでリマーケティング派など
さらに各媒体ごとの使い分けを表にしてまとめたのが以下になります。
媒体名 | 名称 |
---|---|
リマーケティング | |
Yahoo! | サイトリターゲティング |
リターゲティング | |
Criteo | リターゲティング |
BLADE | リターゲティング |
アンケートの際のリプライにもありましたがこの中だと、リマーケティングなのは Google 広告のみで、他はリターゲティングなのです。また、Google =リマーケティング、Yahoo! =リターゲティング のイメージがありますが、実は Yahoo! は正確に言うと「サイトリターゲティング」という名称です。
ちなみに、「リターゲティング」の商標登録は2008年7月に株式会社マイクロアドがおこない、Yahoo! はちょうどサービスがスタートした2013年に「サイトリターゲティング」の商標登録をおこなっています。なお、本記事では以降「リターゲティング」で統一して表記します。
リターゲティング広告の仕組み
リターゲティング広告は Cookie と呼ばれる仕組みで成り立っています。会員登録をしているサイトに訪れるとログイン状態になっていたり、ログイン画面にすでに ID やパスワードが入力されている状態だったりした経験があるのではないでしょうか。
日常でよくあるかと思いますが、それらも Cookie の機能によるものです。Cookie を利用することでユーザーを識別することができ、その履歴などから広告を配信することが出来るわけです。
▼Cookie 規制について詳しくはこちら
今さら聞けないCookie規制とは?用語解説と、将来に備え今取り組むべきこと【セミナーレポート】
リターゲティング広告のメリットと配信実績
リターゲティング広告のメリットとして以下が挙げられます。
- 1度自社サービスに接触したことがあるため、無接触のユーザーと比較してコンバージョンする確率が高い
- 比較検討期間中のにもアプローチできる
ザイオンス効果(単純接触効果)も期待できる
以上の理由から弊社でに広告運用をお任せいただく場合も、リターゲティング・リマーケティング広告はほぼ必ず導入しており、パフォーマンスの良化に繋がっています。
EC サイトの例では、コンバージョン率は1%程度ですが、検索広告よりもクリック単価を抑えられており、固有名詞(指名検索キーワード)とほぼ同程度の単価でコンバージョンを獲得できています。
検索広告(固有名詞) | 検索広告(一般名詞) | リターゲティング広告 | |
---|---|---|---|
クリック単価 | 90円 | 65円 | 15円 |
CPA | 1,300円 | 4,280円 | 1,570円 |
リターゲティング広告の2つの懸念
基本的にメリットが多く、優先的に実施すべきリターゲティング広告ですが、覚えておかなければいけない懸念点があります。
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