Web担当者からデジタルマーケティング担当者になるには。
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あなたは、Web担当者ですか?それともデジタルマーケティング担当者ですか?
自社サイトの更新、ネット広告出稿、SNSアカウントからの情報発信、マーケティングツールの運用…
このうち、昔の企業のWeb担当者は最初の「Webサイトの更新」だけを行っていれば、Web担当者でいられました。
Web担当者は広報部や総務部に所属することが多く、企業によってはニュースリリース等の作業の合間に行う業務でした。
インターネットの知識が全く無い状態で他部署から異動してきても、新卒1年目で配属になったとしても、前任者やWeb制作会社からWebサイト更新の知識を得て、数ヶ月程度たてば、立派なWeb担当者になれました。
しかし、今ではWeb更新を行えば良かった広報的な情報発信の領域を越え、営業やマーケティング、販促や人材獲得まで、デジタルを使ったマーケティングで成果を求められる領域が広くなり、Web担当者は「デジタルマーケティング担当者」への成長が求められています。
とはいえ、現実的には、担当の人数は増えず、適切なデジタルマーケティングの教育もないまま、Web担当者の業務範囲と業務量が増えている状態です。
特に中小企業では、営業部からは新規顧客の問い合わせを求められ、人事部からは優秀な新卒応募者を求められるなど、「インターネットの何でも屋」となったWeb担当者が増えているのが現状です。
また、自社サイトといっても、コーポレートサイトだけでなく、ECサイト、採用サイト、コラムのような情報サイトやアプリまで発信方法が増え、領域は広がり続けています。
企業の経営陣にデジタルマーケティングの知識が無いと、インターネットに関連するということだけで、「Web担当者に任せればいいか」と、専門外の領域を依頼されてしまいます。Web担当者の業務はますます増え、業務の効率化を行いたくても出来ず、現状のWebサイトの更新業務だけで精一杯という悪循環が生まれます。
では、どうしたらWeb担当者はデジタルマーケティング担当者になることが出来るのでしょうか。
■Web担当からデジタルマーケティング担当への脱皮。
「インターネットの何でも屋(個人)」から「デジタルマーケティング組織」への変革!
Web担当者として何でも引き受けてしまうことで、1つ1つの施策に時間がかけられず、成果も出ず、デジタルマーケティングの予算も出ない。担当者の補充もされない悪循環です。
これだけインターネットが普及しているのですから、デジタルマーケティングを行なって成果が出ないということはありません。成果が出ないということは、適切に注力できていない、ということです。
ただ、一人の担当者ができることは限られています。そこで、社内にデジタルマーケティングを行う仲間を増やし、「デジタルマーケティング組織」に変えましょう。
まずは、社外のデジタルマーケティングセミナーや勉強会で得たことを自社に持ち帰り、社内勉強会を開きましょう。各部署の部長等も巻き込み、デジタルマーケティングがなぜ必要なのか、同業界で成功しているデジタルマーケティング事例を共有しあう勉強会を定期的に開催します。
そして、あなたが広報部の所属なのであれば、まずは広報領域で新しい施策をテストマーケティング的に行い、成果を社内勉強会で発表します。
営業から「自社サイトからの問い合わせを増やしたい」と言われたら、営業部でリードの獲得するためのLPや広告の運用方法を伝授し運用してもらいます。人事部から「優秀な新卒に応募して欲しい」と言われたら、人事部に採用サイトを別で立ち上げてもらい、採用のソーシャルアカウントを開設して情報発信してもらいます。
各部署にはそれぞれの役割を持ったデジタルマーケティング担当者を配置してもらい、あなたは広報領域のデジタルマーケティング専門家になるのです。
「各部署でそんなことをしては、会社としての統一感が無くなる」と上層部から懸念されるかもしれません。そのためにルールを作り、全体管理も行う必要があります。
しかし、「デジタルマーケティング組織」となり、各自の担当施策に注力することで成果が生まれます。その成果は会社の利益につながり、会社が成長していくのです。
■デジタルマーケティング担当者に必要なパートナーとは?
何でもやってくれるパートナーではなく、本質的なことを教えてくれる人(パートナー)を見つける。
ソーシャルもやってます!