ソーシャルコマースの特徴とは? /ソーシャルコマースとマーケティング【第1回】

ソーシャルコマースとマーケティングについて業界の流れを新旧の情報と共に取り扱っていきます。
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

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ソーシャルコマースの特徴

早速ですが、皆さんはソーシャルコマースと言う言葉をご存知でしょうか?

「SNS、ブログ、ミニブログなどのソーシャルメディアと電子商取引(エレクトロニックコマース)を
組み合わせて販売を促進するマーケティング手法。
消費者の口コミなどや個人間のコミュニケーションが売上に対し重要な役割をもつ。」
※引用元:コトバンク(http://kotobank.jp

上記のようにSNS等のソーシャルメディアと呼ばれるものと電子商取引を組み合わせて販売を促進する
マーケティング手法と言われています。

アラタナでは「ソーシャルゲートウェイ」というサービスやカゴラボのオプションサービスの
「ソーシャルチェックオプション」が、ソーシャルコマースと言われる分野に対応しています。

ここでは「ソーシャルコマース」と「マーケティング」についての業界の流れを、
新旧の情報と共に取り扱っていきたいと思います。

ユーザーの生の声を集約するコンテンツ

現在から5年ほど前に、CGM(コンシューマージェネレーテッドメディア)という言葉が少し流行りました。

これは価格comや@cosmeに代表されるユーザーの生の声を集約する場が出来上がる事により、
その場自体がコンテンツとして価値を持つという考え方です。

この流れにより、対外的に露出されているユーザーの声の力と言うものが、
マーケティングにおいても重要と考えられるようになりました。

しかしこの時点ではまだ、現在起こっている「ソーシャルコマース」のように
流行の中心に来るまでには至りませんでした。

人が集まる場所としてmixiやgreeなどのSNSは既に存在していましたが、
「匿名性」での運用や「共有する」というシステム・概念は無かったために極身内のクローズドでの使われ方や、
参考にはなるが「自分自身とは日常的につながりの無いもの」として機能していたからです。

当然、「誰かの発言が即座に共有され広まる」という現象もありませんでした。

身近なソーシャルメディアの登場

さて、このCGMの流行の後にブームとなったのは皆さんもご存じのTwitterです。

ブログほど冗長では無く手軽に携帯からも呟けることが人気となり、
瞬く間に一般ユーザーから企業までTwitterを取り込み始めました。

ここで初めて、リツイートと言う「誰かの発言を自分の発言として引用する」仕組みを
システム的に取り込んだサービスが、国内で公に取りざたされたと記憶しています。

Twitterは今でも重要なソーシャルメディアとして機能していますが、
なにぶんセンテンスが短いため、注意は引くがその他のツイートに埋もれてしまうという側面があります。

その為、ある程度の技術力を持つユーザーはブログにてツイートをまとめたコンテンツを生成したり、
自動的に一つのセンテンス(ハッシュタグ)を収集して表示する派生サービスが出てきました。

この動きはソーシャルコマースというよりも、WEB上の情報を理解しやすいように集約しようと言う流れと、
それを可能とする様々なWebプログラムやAPIと呼ばれるものが公開されてきた「オープンな流れ」が影響しています。

今までは一部の技術者しかできない、または有料のサービスを使用しないとできない事が、
誰でも比較的簡単にできるようになってきたという事です。

Facebookの台頭

さて、ここで登場するのがお待ちかねの「Facebook」 です。

2004年に開始したこのSNSは2008年に日本語版が公開されました。
同時に2008年にはFacebookAPIという外部からの接続要求を受付ける仕様を公開し、
これに世界中の開発者が飛びつきました。

実名のユーザーが存在するSNSの上で自由に自社のアプリケーションを展開できるからです。

それに加え「いいね!」という一見単純ですが心理的にクリックしやすい機能を仲介とし、
自身のフレンドに自分の「いいね!」を伝えられる仕組みも魅力的でした。

ここから一気にFacebookの国内利用が増え、遂に国内でも1000万人が利用するプラットフォームとなりました。

そうすると「人が集まるところには市が立つ」とことわざにあるように、
そこでビジネスを展開できると考えるのが人間の常です。
ソーシャルコマースの取り掛かりはこの考え方と、技術革新を持って始まったと考えると腑に落ちるかと思います。

ソーシャルコマースの特徴はなんといっても自分の行動や発言が友人等に共有され、
そこから購買が生まれる
と言う考え方でしょう。

加えて、人が恒常的に集う場所の中に「購買に携わる情報」を、受信する側が受け入れた上で配信できる点にあります。
※フォローおよび購読という考え方です。

特にメールマガジン等のダイレクトマーケティングと呼ばれる手法は「いかにしてメール自体を開封してもらうか?」が
第一の関門となっており、下手をすれば迷惑メール扱いにされてしまいます。
これと比較すると、ウォール投稿されたコンテンツなどは初めから開封された状態でウォールに流れますので、
メリットがあると考えられます。

匿名の口コミとは異なり知人からの口コミは、そりゃあ信頼度は違いますよね。
購買に至らないまでも、話題に上ること自体が「認知」という考え方に照らし合わせるとメリットがあります。

以上、ソーシャルコマースの特徴についてはお分かりいただけましたでしょうか?

次回は「ユーザーは企業とコミュニケーションを取りたがっているのか?」についてお話したいと思います。

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<記事について>
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