上場企業の平均年収は778万円! キーエンスやM&Aキャピタルを抑えた1位は?【TSR調べ】
上場企業の平均年収、5年連続増で778万円! 4社に3社で年収アップ。
8月28日 6:00
東京商工リサーチ(TSR)は、2025年度決算の上場企業3,123社を対象に、「上場企業平均給与」調査を実施した。
関連記事
上場企業の平均年収は778万7,744円、4社に3社で増加


調査によると、2025年度の上場企業の平均年収は778万7,744円で、前年度から30万216円増加した。前年度比では4.0%増となり、2021年度から5年連続で前年度を上回っている。特に2022年度以降は、4年連続で前年度から10万円以上伸長した。
国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、正規社員の平均給与は544万9,000円。上場企業の平均年収はこれを233万8,744円上回り、5年連続で差が拡大した。
平均年収が前年度より増加した企業は2,401社で、全体の76.8%を占めた。前年度の2,296社から105社増え、増加企業の構成比は2年連続で上昇している。一方、減少した企業は659社で全体の21.0%、横ばいは63社で2.0%だった。
産業別にみると、平均年収が最も高かったのは「建設業」の953万5,000円で、2021年度以来4年ぶりの首位となった。2位は前年度トップの「卸売業」で947万1,000円、3位は「電気・ガス業」で872万8,000円だった。
一方、最も低かったのは「小売業」の550万8,000円、次いで「サービス業」が589万3,000円となった。首位の建設業と最下位の小売業の差は402万7,000円で、前年度から29万3,000円拡大。建設業の平均年収は、小売業の約1.7倍となっている。
年収トップは「ヒューリック」、上位7社が2,000万円超
企業別の平均年収ランキングでは、不動産開発を手がける「ヒューリック」が2,295万4,000円で1位となった。前年度の4位から順位を上げ、2年連続で2,000万円を上回る高水準となっている。
2位は「M&Aキャピタルパートナーズ」の2,265万8,000円、3位は「キーエンス」の2,178万3,000円。4位は前年首位の「インテグラル」で2,135万6,000円となっており、上位7社が2,000万円を超えた。平均年収が1,000万円以上の企業は139社で、前年度から32社増加している。
平均年収の増加率ランキングでは、不動産業の「グローバル・リンク・マネジメント」が前年度比48.3%増で1位となった。平均年収は890万8,000円から1,321万8,000円に増加している。
2位は「オイシックス・ラ・大地」の43.9%増、3位は「日本精鉱」の38.6%増だった。上位10社のうち、「デュアルタップ」「アーバネットコーポレーション」「ランドビジネス」「三菱地所」を含む5社を不動産業が占めた。
調査概要
- 【調査対象】2025年度決算(2025年4月期~2026年3月期)の全証券取引所の上場企業3,123社
- 【調査方法】8月14日までにTSRが確認した有価証券報告書の平均年間給与、従業員数を抽出し、平均年間給与は各社の給与総額を総従業員数で除した加重平均で算出した。中央値は企業ベースとした。変則決算企業、持株会社は除いた。業種分類は証券コード協議会の定めに準じた。
