旅行シーズンは要注意! クレカ不正利用が「春・夏」に急増する理由【かっこ調べ】
クレジットカードの不正利用、20代の3割が「補償されず」……気づいたときには数万円の被害に? 3Dセキュアなどの対策が必須。
8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
かっこ(Cacco)は、「クレカ不正利用における消費者実態調査2025」を実施した。クレジットカード不正利用被害にあったことがある男女400人が回答している。
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クレカの不正利用、最も被害が多いのは「家電・電子機器・PC」

まず、クレジットカード不正利用により購入された商品の内訳を見ると、最も多かったのは「家電・電子機器・パソコン」(22.5%)で、ついで「食品・飲料・酒類」(16.8%)となった。家電や高級嗜好品など、高額で換金性が高いものが対象となっている。

不正利用被害が発生した時期としては、「7~9月」が19.0%で最も多く、ついで「4~6月」が17.8%となった。旅行や大型連休などの消費活動が活発化する時期が狙われているようだ。

また、不正利用による被害額を聞くと、「1万円~3万円未満」が22.0%、「1,000円~1万円未満」が20.8%となり、3万円未満の被害が全体の42.8%を占めた。
20代の3割が「補償されなかった」……不正利用対策してる?

クレジットカード不正利用が補償されたかを聞くと、全体の86.2%が「補償された」と回答。一方で、20代では「補償されなかった」が30.0%に達しており、他の年代と比べて高い傾向が見られた。若年層ではキャッシュレス決済の利用率が高く、利用明細の確認が疎かになり、不正利用に気づかず補償期間を過ぎてしまうケースが多いようだ。

クレジットカードの不正利用対策としては、「カード明細の確認」が61.0%で最多となり、「利用通知サービスの登録」が37.0%、「EMV3-Dセキュアの登録」が28.5%と続いた。なお、40代以降のEMV3-Dセキュア登録率は、年齢とともに低下する傾向が見られた。
調査概要
- 【調査主体】かっこ
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査対象】ネットショッピング利用者でクレジットカード不正利用被害にあったことがある全国の20歳以上の男女400人
- 【調査実施期間】2025年4月
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