NEXERとRSGは、「賃上げ」に関する調査結果を発表した。現在会社員として働いている全国男女500人が回答している。
半数以上が「賃上げ」に不公平を感じている
まず「最近の賃上げ傾向に関してどう感じているか」を聞くと、「自分の職場では賃上げがなく取り残されていると感じる」34.0%が最多だった。2位「賃上げはあったが、物価上昇のほうが大きいと感じる」33.6%もほぼ僅差で並ぶ。
「取り残されている」の理由では「給料が変わっていない」「職場が変わっていない」「大企業しか賃上げしていない」といった声、「物価上昇のほうが大きい」の理由では「商品など全体的に価格が高くなっている」「買えるものがたくさん増えたという訳でもない」「給料が上がってもそれに追いつけない」といった声があがっている。

「あなた自身は賃上げされたか」と聞くと、賃上げされた人は38.8%。ただしその上げ幅を聞くと「5%以上」26.3%に対し、「5%未満」73.7%が大多数だ。

さらに「賃上げについて不公平だと感じたことはあるか」を聞くと、「ある」は57.4%で半数以上が不公平感も持っていた。具体的な理由としては、「格差ができる」「仕事内容は変わらないのに、場所によって賃上げされている」「仕事ができなくても在籍年数で一番もらっている人が居る」「働いている会社で全然違う」といった意見から、「アルバイトなど平等に上がっている」「仕事をしている人に対して一律に賃金を上げていた」「資本主義社会なので平等でないのは仕方ない」といった意見があがっている。

最後に「職場の昇給制度についての不満はあるか」を聞くと、「ある」は48.2%でほぼ半数。「ある」とした理由では「どれだけ働いても決まった額しかもらえない」「評価基準が上司次第」「あやふや」「不透明」「能力給がない」「会社の売り上げが上がってるのに、なぜか給料は変わらない」といった意見が聞かれた。

調査概要
- 【調査対象】事前調査で「現在会社員として働いている」と回答した全国の男女
- 【調査方法】インターネットでのアンケート
- 【調査時期】2025年3月24日 ~4月2日
- 【有効回答数】500サンプル
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