キーワードマーケティングが展開するメディア「キーマケLab」は、アドフラウド※に関する理解・被害実態に関する調査を実施した。1年以上の広告運用経験がある担当者300名を対象に調査している。
広告業界の「アドフラウド」認知度・理解度は?
まず、「アドフラウド」という言葉を聞いたことがあるかを聞くと、75.0%が「ある」と回答した。
「アドフラウド」という言葉を知っている人に対し、どの程度理解しているかを聞くと、「詳しく理解している」は44.0%、「やや理解している」は36.0%、「聞いたことがあるのみ」は20.0%となった。
約6割が「被害経験アリ」うち半数以上が「確信ナシ」
続いて、アドフラウドの被害経験の有無について聞くと、58.0%の人が被害を受けたことが「ある」と回答した。
被害を受けたことが「ある」と答えた人に対し、被害を明確に把握できているかを聞くと、「被害を受けた可能性があるが、確信はない」が52.3%となり、半数以上が明確な証拠は掴めていないことが明らかになった。
主な被害は「無価値な広告表示」「偽のエンゲージメント」など
過去に遭遇したアドフラウドの主な被害内容について聞くと、「無価値な広告表示(見えない位置への配置など)」が47.1%で最も多く、「ボットによる偽のエンゲージメント」が46.6%、「不正クリックによる広告費の浪費」が36.8%と続いた。
現在実施しているアドフラウド対策としては、「アドベリフィケーションツールの導入」が34.6%で最多に。以下「広告配信先の精査」「広告ネットワークを減らす」「パフォーマンス指標の複合的な分析」といった項目が上位となった。
調査概要
- 【調査期間】2025年3月14日〜2025年3月15日
- 【調査対象】300名(1年以上の広告運用経験がある事業会社、支援会社の担当者)
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査機関】IDEATECH
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