メールの誤送信、従業員の約5割が経験あり! 10分以内に気付く人が半数超え【デジタルアーツ調べ】

管理者と従業員では、「メール送受信ルール」に対して認識の差が大きい。

デジタルアーツは、「勤務先におけるメール誤送信」に関する調査結果を発表した。国内企業・団体の従業員と情報システム管理者1,500人が回答している。

誤送信経験者は管理者が59.9%、従業員で45.0%

まず「業務中にメールを誤送信した経験があるか」と聞くと、「ある」との回答は全体で47.1%。役割別では、管理者は59.9%、従業員は45.0%と管理者のほうが多い。これはメール送信の機会数にもよると考えられる。また前年の同種調査より傾向は強まっている。

誤送信の内容は、管理者・従業員のどちらも「宛先を間違える」が最多で、「添付ファイルを忘れる」「メール本文の誤字脱字」「添付ファイルを間違える」「本文が作成途中のまま送ってしまう」が上位だった。

「誤送信に気付いたタイミング」を聞くと、管理者では「送信ボタンを押した直後」26.9%、「10分以内」31.5%と10分以内に誤送信に気付く割合が6割近い。従業員でも71.7%が10分以内に誤送信に気付いている。逆にこの時間を超えると見過ごしている可能性が高いと考えられる。

一方で「誤送信対策ソフトの導入状況」を聞くと、「導入済み+導入検討中」が41.9%。誤送信の経験の有無で見ると、導入済みまたは導入検討中とした管理者は55.4%だが、誤送信の経験がないまたは答えられない管理者では21.9%にとどまった。

「社外とのメール送受信に関するルール」について聞くと、「添付ファイルにはパスワードを設定する」が管理者で約4割、従業員で約2割と最多。以下「添付ファイルを暗号化する」「メール送信時にCC:に上長を指定する」「メール送信時に上長等の承認を必要」などが上位だった。一方で、従業員の49.4%は「特にない」と回答しており、社内ルールが不十分な状況が推察される。

調査概要

  • 【調査対象】国内企業・団体の従業員と情報システム管理者
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2024年8月31日~9月1日
  • 【有効回答数】1,500人
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