日鉄ソリューションズが玉置和彦社長をデジタルヒューマン化、リアルタイムで対話可能
デジタルヒューマンと共同開発、国内外イベントの登壇や社員・顧客との対話応答に活用
日本製鉄グループでシステム開発の日鉄ソリューションズ(NSSOL)は、代表取締役社長の玉置和彦氏をモデルにした「デジタル玉置社長」を開発したと11月25日に発表した。人間の姿や動作、感情表現の表情を精巧に再現したキャラクターで、AI(人工知能)を駆使したインタラクティブなコミュニケーションができる。この領域の企業向け技術開発でリーディングカンパニーのデジタルヒューマンと共同開発した。
玉置氏の3D写真と音声をもとに見た目と声を再現した。クライアント側で映像描画に必要なGPU処理は不要でオンライン上で動作し、対話に合わせて豊かな表情やアクションをする。対話AI・生成AIと連携してユーザーからの発話と学習データにもとづくリアルタイムの対話ができる。言語や時間・空間の障壁を超えて海外拠点を含む国内外のイベントに登壇したり、本人の経験・思考を学習データに社員や顧客と対話応答したりする予定。
デジタルヒューマン技術は国内外で実用が進み、新たな顧客体験の提供や労働人口の減少など社会課題を解決する技術として注目をされる。NSSOLは社会課題を解決するドライバーの1つとしてデジタルヒューマン技術を捉え、デジタル玉置社長は先端のテクノロジーを操り、新たな挑戦を進める姿を象徴する存在と位置付けている。周辺技術を含めてデジタルヒューマンの社会実装と一層のデジタルサービス提供を進めていく。
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