NTTタウンページは、「タクシー都道府県別登録件数ランキング」を発表した。タウンページデータベース(職業別電話帳データ)を活用し、タクシー事業者が多い地域とタクシー車両が多い地域について、都道府県別に集計した内容。
日本で初めてタクシーが誕生したのは大正元年(1912年)のこと。当時の日本ではすでにハイヤーの営業が行われていたが、メーターを使うタクシーが話題になったという。
事業者数と保有車両台数は比例せず、イメージとのギャップ大
2020年~2022年にかけての「都道府県別タクシー事業者」の登録件数(10万人あたり)を集計すると、1位は「高知県」19.74事業者だった。以下、2位「島根県」17.89、3位「徳島県」16.57がトップ3だった。この上位3県はここ3年変わっていない。4位「岩手県」、5位「山梨県」も同様だ。
高知県は海・山・川などの自然豊かな場所に観光スポットが数多くあり、四国八十八か所霊場遍路として訪れる人も多いことから、貸切プランを提供しているタクシー会社もあり、タクシー活用が進んでいるという。島根県も、出雲大社や松江城など多くの観光スポットがあり、ガイドが同乗して観光案内をするサービスも提供されている。
「都道府県別の法人・一般タクシーの車両数ランキング」(国土交通省の調査に基づく)では、大都市圏である「東京都」「大阪府」「神奈川県」がトップ3を占めた。とくに1位東京は2位大阪の約2倍以上となっている。事業者数と車両数は比例しないことがわかる。
調査概要
- 【調査方法】タウンページデータベースの業種分類「タクシー」に登録されている件数を集計し、都道府県別・人口約10万人に対する「タクシー」の登録件数分布および年別の推移を算出
- 【調査時期】2020年・2021年・2022年の各4月時点
- 【タウンページデータベース(TPDB)】約580万件(2023年3月時点)の事業所・店舗情報が、約1,900の業種ごとに分類された著作物。過去30年間のデータベースをアーカイブとして保管。
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