子どもが欲しくてもお金がない? 子育てするのに理想の年収は平均で1037.6万円【ライボ調べ】
20~30代の約7割が「子どもが欲しい」も、9割弱が「経済的に不安」。
2023/11/17 8:40 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
ライボは、「2023年 少子化に関する意識調査」を実施した。20〜30代の社会人男女454人を対象に、子育てや共働きの希望、年収額などの経済不安について聞いている。
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「子どもが欲しい」が約7割も、「経済的に不安」が約9割
まず、将来子どもが欲しいと思うかを聞くと、「欲しいと思う」が71.8%となった。また、共働きの希望を聞くと、「した方がいいと思う」が87.9%にのぼった。
共働きした方がいいと答えた人に対し、その理由を聞くと、「経済的なリスクが分散できる」が76.4%で最多に。共働きのパートナーに求める理想の年収額としては、平均で646.1万円となった。
子どもを持つことに対し、経済的な不安があるかという質問では、87.0%の人が「ある」と回答。理由としては「教育費が十分に確保できない」「他の支出や返済で精一杯」「保育料や食費の高騰」が上位となった。
子育てに必要なお金、平均であと「391.4万円」足りない
現在の自身の年収を聞くと、平均額は471.0万円。子ども1人持つにあたり、年収があといくら増えれば子育てしやすいかを聞くと、平均で「+391.4万円」となった。
また、子1人に対して必要だと思う最低限の年収額は平均855.2万円、ゆとりを持って子育てができると思う年収は平均1037.6万円と、理想と現実の間にギャップがあることがわかった。
子育てがしやすい社会だと感じるかという質問では、76.7%の人が「感じない」と回答。改善してほしい点としては「賃金の増加」が65.6%、「景気の回復」が64.3%で上位となった。
調査概要
- 【調査対象者】現在職を持つすべての社会人/JobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
- 【調査条件】全国 / 男女 / 20~30代
- 【調査期間】2023年10月25日~10月30日
- 【有効回答数】454人(男性6 / 女性4)
- 【調査方法】インターネット調査
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