子どもが欲しくてもお金がない? 子育てするのに理想の年収は平均で1037.6万円【ライボ調べ】

20~30代の約7割が「子どもが欲しい」も、9割弱が「経済的に不安」。

ライボは、「2023年 少子化に関する意識調査」を実施した。20〜30代の社会人男女454人を対象に、子育てや共働きの希望、年収額などの経済不安について聞いている。

「子どもが欲しい」が約7割も、「経済的に不安」が約9割

将来子どもが欲しいと思うか/共働きはした方がいいと思うか

まず、将来子どもが欲しいと思うかを聞くと、「欲しいと思う」が71.8%となった。また、共働きの希望を聞くと、「した方がいいと思う」が87.9%にのぼった。

共働きした方がいいと思う理由/共働きのパートナーに求める理想の年収額

共働きした方がいいと答えた人に対し、その理由を聞くと、「経済的なリスクが分散できる」が76.4%で最多に。共働きのパートナーに求める理想の年収額としては、平均で646.1万円となった。

子どもを持つことへの経済的な不安/不安な理由

子どもを持つことに対し、経済的な不安があるかという質問では、87.0%の人が「ある」と回答。理由としては「教育費が十分に確保できない」「他の支出や返済で精一杯」「保育料や食費の高騰」が上位となった。

子育てに必要なお金、平均であと「391.4万円」足りない

自身の年収/子1人あたりの子育て費

現在の自身の年収を聞くと、平均額は471.0万円。子ども1人持つにあたり、年収があといくら増えれば子育てしやすいかを聞くと、平均で「+391.4万円」となった。

子育てに必要だと思う最低限の年収/ゆとりを持って子育てできると思う年収

また、子1人に対して必要だと思う最低限の年収額は平均855.2万円、ゆとりを持って子育てができると思う年収は平均1037.6万円と、理想と現実の間にギャップがあることがわかった。

子育てをしやすい社会だと感じるか/何が変われば子育てしやすい環境になると思うか

子育てがしやすい社会だと感じるかという質問では、76.7%の人が「感じない」と回答。改善してほしい点としては「賃金の増加」が65.6%、「景気の回復」が64.3%で上位となった。

調査概要

  • 【調査対象者】現在職を持つすべての社会人/JobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
  • 【調査条件】全国 / 男女 / 20~30代
  • 【調査期間】2023年10月25日~10月30日
  • 【有効回答数】454人(男性6 / 女性4)
  • 【調査方法】インターネット調査
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