「Google マップ」が機能を強化、ルートのイマーシブビューやAI活用の各種機能を搭載

旅行を計画・ナビゲートしてやりたいことのインスピレーションが素早く得られるように

Googleは、地図情報サービス「Google マップ」をアップデートして機能を強化した、と10月30日発表した。ルートのイマーシブビューやAI(人工知能)を活用したさまざまな機能を搭載した。ユーザーが目的を持って旅行を計画してナビゲートし、現実の世界でやりたいことのインスピレーションが素早く得られるようになった、としている。

イマーシブビューは、ストリートビューと衛星画像、航空写真を融合させることで街の様子をリアルに見られるようにした機能。ルートのイマーシブビューは自動車、徒歩、自転車など移動の各段階がプレビューできる。東京、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコなど10都市で今週「Android」と「iOS」のアプリで使えるようになる。

自転車で移動する場合、サイクリングルートを選んでイマーシブビューのプレビューをタップすると、スタートからゴールまでのルートを多次元ビューで確認できる。詳細で視覚的な方向指示によって、そこにいるように曲がり角が分かる。交通状況、天候などの情報から出発時刻の検討が可能で、雨の日や交通量が多い時間帯を避けられる。

このほか、到着場所の地理関係を把握する機能もAI技術で充実。地下鉄駅を出た直後に目的地の方向を確認したり、新しい地域で最寄りの店舗を探したりすることが容易になった。検索バーのレンズアイコンをタップしてスマートフォンのカメラを向けるとATM、駅、店舗などの情報が表示される。東京など50都市以上で今週から利用できる。

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