やっぱり推しはちゃんと応援! 違法音楽アプリを止めた理由1位は「還元されないから」。では2位は?【AWA調べ】

コロナ禍だからこそ「アーティストに還元したい」という意識が「増えた」人が7割近くに。

定額制音楽ストリーミングサービスを提供するAWAは、学生プラン利用者に対するアンケート調査を実施した。「違法の無料音楽アプリの利用経験」「コロナ禍でのアーティスト貢献意識」に焦点を当てた調査となっており、AWA学生プラン利用者456人が回答している。

AWAは2020年4月より、日本国内に在学中の中学生以上を対象として通常料金の半額以下の「学生プラン」を提供開始。コロナ禍を受け利用が急増しているという。

違法アプリ故の便利さがあっても、違法アプリ故の弱点で衰退

一般社団法人日本レコード協会の調査(2021年3月発表)によると、違法音楽アプリの利用者は、2020年3月から2020年10月にかけて、約4分の1に減少している。

そこで、AWA学生プラン利用者に「違法の無料音楽アプリの利用経験」について聞くと、「ある」との回答は40%だった。利用経験者に「違法アプリの利用を止めた理由」を聞くと、「好きなアーティストに還元されないこと(違法性)」46.5%がほぼ半分を占めて1位だった。

続いて2位は「使いづらさ」21.1%で、違法アプリであってもユーザビリティには厳しいことがうかがえる。3位「配信曲ラインナップ」9.9%も違法アプリ故の弱点だろう。ただ、なによりも「違法アプリはアーティストに還元されない」ということが、ユーザーにもちゃんと認知されている様子が見てとれる。

逆に「合法アプリの良かったところ」を聞くと、「使いやすさ」が37.6%で1位になっている。また「好きなアーティストに還元されること(合法性)」31.9%も多い。

最後に、コロナ禍による「アーティストへの応援・還元意識」の変化を聞くと、「増えた」39.5%、「どちらかといえば増えた」26.6%、「変わらない」28.9%などとなっており、増えた傾向の学生が7割近くを占め多数派だ。その方法については、「物販購入(CDやグッズ購入)」49.7%、「オンラインライブ鑑賞」37.2%だった。このあたりは、アーティストの活動形態やグッズ展開にもよるが、より直接的な形で、応援・還元したい意識が明確になってきたと感じられる。

調査概要

  • 【調査対象】AWA学生プラン利用者
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2021年8月23日~27日
  • 【有効回答数】456(男性:264人、女性:184人、その他:8人)
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