商品に関するクチコミ、「影響する」という人は全体の50.6%【KDDIエボルバ調べ】
KDDIエボルバは、「EC・通販ユーザー動向調査レポート2021“確報版”」を発表した。半年以内に商品購入経験のある727人が回答している。
「情報収集してから購入を決める」という人は94%で圧倒的多数
この調査では、コロナ禍における「非対面」での購入経験、購入前の情報収集の有無、消費者が参考にした情報源やクチコミが購入意欲に影響した度合い、購入前・後の情報収集方法、クチコミの購入への影響度、企業からの情報提供にかかる消費者意向と影響度など、幅広い調査を行っている。
まず、「購入前に情報を収集するかどうか」を聞くと、「情報収集してから購入を決める」94%が圧倒的多数で、購入機会で見ても、購入時の8割以上で比較検討する人が6割近くを占めている。性年代別では、30代女性で98.3%、40代男性で97.1%が、情報収集をする割合が高い。一方20代女性・40代女性では、情報収集せず購入する人が1割ほど存在する。
「クチコミは、購入決定にどの程度影響するか」を聞くと、「影響する」は全体の50.6%。“良いクチコミ”“悪いクチコミ”など、意見がハッキリしているものほど影響しやすく、「良いクチコミで購入を決めたことが一度でもある」とした人は98.4%にも達している。また「悪いクチコミによる購入辞退経験」も全体で98%存在しており、クチコミの影響力の強さがうかがえる。
一方、購入後の企業からのフォロー連絡やセール情報の提供などの「企業からのアプローチ」が、他商品や次回購入時の意欲に影響する度合いは、ほぼすべての性年代で6割を超えた。ただし、20代女性・30代男性の18%が「まったく影響しない」とする一方、20代男性の22%が「おおいに影響する」と回答するなど、性年代別でもかなりの傾向差が見られた。
調査概要
- 【調査対象】半年以内に情報収集・相談(製品情報や価格帯・クチコミなど)をして非対面チャンネルで有形商材を購入したことのある、20~79歳の男女
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査期間】2021年2月
- 【サンプル数】727(サンプル数は人口動態にあわせて回収)
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