テレワークでウェビナー定着、一方で“セミナー再開待望論”も。アナデジ併用がカギに【シャノン調べ】

コロナ禍の収束が見えてきたことで、情報収集チャンネルの要望に変化。

シャノンは、「企業の情報収集とウェビナーの参加状況に関するアンケート」の結果を発表した。企業でのサービス・製品の導入時に情報収集・選定に関わる20歳以上男女882人が回答している。シャノンでは、2020年10月にもウェビナーに対するイメージと参加状況に関する調査を実施しており、今回さまざまな比較を行っている。

コロナが落ち着いたら「ウェビナーよりもセミナー」という人が3割ほど

まず「ウェビナーを視聴する頻度の変化」を聞くと、「2020年と比較して2021年は増えた」70.9%が圧倒的に多く、「変わらない」23.4%、「減った」5.7%だった。

「ウェビナーに参加した経緯」では「会社からのすすめで参加」が大幅減少していた(前回61.8%→49.3%)。一方「自発的に参加」が増加傾向を見せている(前回37.2%→50.7%)。

「ウェビナーに参加したときの人数(同時参加者との関係)」を聞くと、「同僚と参加」(前回25.6%→19.6%)、「上司と参加」(前回3.7%→1.9%)は減少した一方、「会社に連絡して1人で参加」(前回37.2%→43.1%)が増加を見せた。ウェビナー自体の増加とテレワークの定着で、自発的に1人で気軽に参加するという人が増えていると考えられる。

一方「今後コロナの感染者数が落ち着いた場合、ウェビナーとセミナーのどちらに参加したいか」と聞くと、「セミナー」32.5%、「ウェビナー」23.0%で、まだまだ対面イベントのニーズは高い。テレワークで増加した“お一人様参加者”がどうなるか気になるところだ。

さらに「今後製品やサービスの購入に利用したい情報収集チャンネル」をアナログ・デジタル双方について聞くと、2020年から主に増加したのは、アナログでは「企業の営業担当者」6.2ポイント増、「展示会」6.1ポイント増、「セミナー」5.8ポイント増、デジタルでは「企業のWebサイト」6.5ポイント増、「各種Webメディア」2.3ポイント増などとなった。アナログでもデジタルでも利用ニーズは高まっており、豊富な情報収集チャンネルから自分に合ったものを選択したいという人が増えたと考えられる。

調査概要

  • 【調査対象】企業でのサービス・製品の導入時に情報収集・選定に関わる20歳以上男女
  • 【調査方法】ネットリサーチ
  • 【調査時期】2021年9月8日
  • 【有効回答数】882人
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