シニア世代のLINE利用は? 60代は7割以上が利用中。70代でも4割以上【ペンシル調べ】
ペンシルは、4月28日の「シニアの日」にあわせ、シニア世代(60歳~87歳)における「LINE」の利用動向に関する調査結果を発表した。スマホのコミュニケーションツールとして代表的なLINEについて、シニア世代の認知率・利用率、利用していない理由などをアンケートし、177名から回答を得ている。
60歳代では7割以上がLINEを利用、70歳代でも4割以上
まずLINEの利用率は、60歳代前半:74.2%、60歳代後半:71.0%、70歳前半:51.3%、75歳以上:42.9%だった。男女別で見ると、回答者平均よりLINE利用者は女性が多い。
LINE利用者のスマホのみの所有率は33%。PCやタブレットも所有しているスマホ所有者は83%にのぼる。一方、LINEを利用していない人の場合、スマホのみの所有率は15%、他機器も所有するスマホ所有者は43%と、ほぼ半分まで下がる。ただし、パソコンのみの所有者は49%と、LINE利用者の15%を大きく上回る。
この差の理由については、音声通話やパソコンでコミュニケーションが出来ているのでLINEを使わない、逆にパソコンがないのでLINEを使うなど、さまざまな因果関係やシチュエーションが考えられる。
そこで、LINEを使っていない回答者に「家族や友人との通信手段」を聞くと、「携帯電話」41%、「Eメール」30%、「ショートメール」20%が上位で、SNSそのものの利用が2%に留まっている。ただしLINEの認知率は、非利用者でも9割に達しており、「使わない」ことを選択している状況がうかがえる。
LINEで使われる機能、「トーク」以外は「ニュース」が人気
LINEにはさまざまな機能があるが、シニアが最も利用しているのは「トーク」(メッセージ、メール)がほとんどで、トークでも音声通話・ビデオ通話はあまり利用されていない。ニュース、ウォレットもごく少数だ。よく使う機能3つで聞くと、トーク・トーク(通話)・ニュースの3つで7割以上を占める。
「企業のLINE公式アカウント」の利用について聞くと、「登録なし」は21%で、8割がなんらかの企業公式アカウントを登録していた。登録数は、「2~5社」がもっとも多いが、「6~10社」「11社以上」の回答も多い。企業アカウントの登録理由では、「無料スタンプ」36%、「セール最新情報収集」35%が特に多く、「ポイント」16%、「割引クーポン」13%が残りを占めた。
調査概要
- 【調査対象】全国60歳~87歳のペンシルのシニアモニター登録者
- 【調査方法】インターネットによるアンケート調査(調査主体:ペンシル、サイバーエージェント)
- 【調査期間】2021年1月29日~2月8日
- 【有効回答数】177名(男性86名、女性90名)
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