2010年代はまずまずだった? 今後10年については高齢者層ほど否定的【旅行サイト「エアトリ」調べ】

2020年代がさらに悪くなる原因は「少子化・高齢化、人口の減少」。

「エアトリ」を運営するエアトリインターナショナルは、「2010年代と2020年代」に関する調査結果を発表した。過去10年間(2010年代)と、これからの10年間(2020年代)について、感想と予想を聞いている。

高齢者層ほど、今後の未来に否定的

まず「2010年代はどんな年でしたか?」と聞くと、「とても良かった」11.6%、「やや良かった」25.2%で合計36.8%が肯定的、「とても悪かった」9.6%、「やや悪かった」15.6%で合計25.2%が否定的で、肯定派が上回った。

肯定派からは「健康で過ごせた」「休みが充実していた」、否定派からは「体調を崩した」「休みなく働かされた」「お金で苦労した」といった意見が上げられている。なお「2020年代はどんな年になると思いますか?」と聞くと、「2010年代よりも良くなる」36.9%が最多だが、「2010年代と変わらない」34.3%、「2010年代よりも悪くなる」28.8%も比較的高い数字を示した。

これを年代別で見ると、30・40代は「2010年代より良くなる」が半数を超えたが、50代以上は「2010年代より悪くなる」の割合が増加している。

「少子化・高齢化、人口の減少」で、2020年代はもっと悪くなる?

そこで、「2020年代は2010年代よりも悪くなる」と回答した353人に、その理由を聞いた。もっとも多かったのは「少子化・高齢化、人口の減少」66.9%だったが、以下「政治への不信」65.2%、「自然災害の増加」62.3%、「財政負担の増加」62.3%、「モラルの衰退」61.5%も、ほぼ同じ高さで並んでいる。

内閣府のHPでは「2025年に目指すべき日本の社会イメージ」20例が掲載されている。「実際に2020年代に実現できると思うもの」を選んでもらったところ、1位は「ヘッドフォンひとつであらゆる国の人とコミュニケーション」42.2%が1位だった。2位には「衝突できない車」40.1%があがったが、いずれも半数には至っておらず、実現可能性については、あまり期待されていないようだ。

調査概要

  • 【調査対象】20代~70代の男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査期間】2020年1月5日~7日
  • 【回答者数】1,225名
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