高校生・大学生のInstagramキャンペーン参加率は31.1%、きっかけや態度変容に男女差【TesTee調べ】

企業アカウントのフォローの理由、“キャンペーンきっかけ”が圧倒的多数。

TesTeeが運営するリサーチメディア「TesTee Lab」は、「企業アカウントによるInstagramキャンペーン」に関する調査を実施した。Instagramを利用している高校生・大学生の男女1,631名(男子高校生296名、女子高校生502名、男子大学生333名、女子大学生500名)から回答を得ている。

本調査では、Instagramキャンペーンの参加経験率やキャンペーンを知ったきっかけ、キャンペーン参加後の態度変容などについて分析している。

企業アカウントのフォロー理由、「キャンペーン」が圧倒的多数

まず「企業アカウントをフォローしているかどうか」を聞くと、高校生では全体の46.9%(男子44.6% 女子49.2%)、大学生では全体の47.9%(男子46.2% 女子49.6%)がフォローしていた。過半数にはならなかったが、高校生・大学生とも、一定数が企業アカウントをフォローしている。また女性のほうが多い傾向が見られる。

続いて、「企業アカウントをフォローしている」と回答した781名(男子高校生132名、女子高校生247名、男子大学生154名、女子大学生248名。全体の47.9%)に、「企業アカウントをフォローしている理由」を聞くと、男女とも1位は「フォローキャンペーンがあったから」と回答している。以下、2位3位も男女同順だが、男性は「有益な情報を発信するから」、女性は「その企業が好きだから」がやや高い。さらに「フォローしている業種」については、男性「食品・飲料」、女性「美容・ライフスタイル」がそれぞれトップと、やはり明確に差が出た。

 
企業アカウントをフォローしている781名に質問

続いて、企業アカウントをフォローしている781名に、「その企業アカウントを知ったきっかけ」を聞くと、男子高校生・男子大学生は「広告を見た」が1位。一方、女子高校生は「自分で検索した」、女子大学生は「Instagramキャンペーン」が1位で、傾向がわかれる。“Instagramそのものの使い方・認識”が層ごとに異なるためと推測される。

企業アカウントをフォローしている781名に質問

キャンペーン参加率は約3割、きっかけや態度変容に男女差

Instagramを利用している1,631名に「企業アカウントのInstagramキャンペーンに参加したことがあるか」を聞くと、男子の27.2%、女子の33.6%が参加経験あり。続いて「企業アカウントのInstagramキャンペーンに参加したことがある」と回答した507名(男子高校生83名、女子高校生172名、男子大学生88名、女子大学生164名。全体の31.1%)に、「キャンペーンを知ったきっかけ」を聞くと、「キャンペーンを知ったきっかけ」は、男子は「他の人の投稿で流れてきた」47.4%、女子は「Instagram内で広告を見た」49.4%がトップで、ここでも男女で差が見られる。

全体1,631名に質問
企業キャンペーンに参加したことがある507名に質問

さらに、企業アカウントのInstagramキャンペーンに参加したことがある507名を対象に「キャンペーンに参加した後の行動・印象」について調査。男子大学生は「理解度が上がった」59.1%が最多で、男子高校生・女子高校生・女子大学生は「好感度が上がった」が最多だった。男性は能動的な行為(購入や投稿)が増加する一方、女性は受動的な行為(閲覧や感情面)が増加する、という印象だ。

企業キャンペーンに参加したことがある507名に質問

なおキャンペーン参加後のフォロー継続率を見ると、高校生よりも大学生のほうが高く、女子よりも男子のほうが高かった。

 

調査概要

  • 【調査対象】高校生・大学生の男女
  • 【調査期間】2019年11月27日~28日
  • 【回答者数】1,631名(男子高校生296名、女子高校生502名、男子大学生333名、女子大学生500名)
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