「災害」の情報入手、10代・20代はテレビよりSNS活用。女性ほど情報入手に積極的【ドコモ・モバ研調べ】

災害発生場所・河川の状況、避難指示など、災害時の情報入手方法を、SNSとテレビで比較。

NTTドコモ モバイル社会研究所は、防災におけるICT活用について調査を実施した。10代~70代を対象に、災害に関する情報(人との連絡、災害発生場所・河川の状況、避難指示など)について、その入手手段を調査した。

「災害」の情報入手、10代・20代はテレビよりSNS活用

まず「テレビ」による災害情報の入手について聞くと、20代男性を除き、すべての年代・性別で半数を超えた。とくに60代は7割以上、70代は8割以上となっている。基本的に年齢が上がるほどテレビで災害情報を入手している模様。また、男性より女性のほうが、積極的に情報を入手している。

テレビによる災害情報の入手(年代・性別)

一方、「SNS」(Twitter、Facebook、Instagram、LINEなど)による災害情報の入手について聞くと、年代におけるテレビでの傾向が逆転。10代・20代は過半数が、災害時の情報入手にSNSを活用していたが、30代になると、4割前後に大きく減少。以降、年齢があがるほど利用は減少し、60代・70代は2割にも満たない。ただし性別で見ると、ここでも男性より女性のほうが、積極的に情報を入手している。

SNSによる災害情報の入手(年代・性別)

基本的に、自身での操作が必要なSNSに比べ、スイッチオンで情報を入手できるテレビのほうが、高齢者向きだ。ただし、テレビからの情報入手、SNSからの情報入手は、その正確さ・速さ・粒度も異なるし、電源や電波の状況にも左右される。両方を上手く併用するのが望ましいだろう。

調査概要

  • 【調査対象】全国の15~79歳男女
  • 【調査時期】2019年1月
  • 【サンプル数】6,926人(性別・年齢・居住地域区分のセグメントで、日本の人口分布に比例して割付)
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