ポイントサービス、利用しやすさやリピート意向で「楽天スーパーポイント」が人気1位【ネットエイジア調べ】

どのように使い、どれが貯めやすくて、どれに満足してて、どれを今後も使う? 意外と年齢男女で違いあり。

ネットエイジアは、「日本人のポイント活用に関する調査」の結果を発表した。「利用しているポイントサービス」「貯めやすさの満足度」「利用しやすさの満足度」「継続利用の意向」「電子マネーに対する意識」などについて、全国20代・30代・40代の男女2,000名から回答を得ている。

利用ポイントサービス1位は「Tポイント」、20代女性は他と異なる傾向

まず全員に、「利用しているポイントサービス」を聞くと、1位「Tポイント」66.9%、2位「楽天スーパーポイント」54.4%、3位「Pontaポイント」47.9%、4位「dポイント」28.5%、5位「Amazonポイント」25.2%がトップ5だった。前回調査(2017年12月実施)と比較すると、「楽天スーパーポイント」「dポイント」「WAON POINT」「LINE POINT」の利用率が上昇している。とくに「dポイント」は3.8ポイントと、大きく伸びている。

年代男女別にみると、すべての世代・男女で「Tポイント」で1位だったが、20代女性に限ると、「Pontaポイント」が「楽天スーパーポイント」を上回るとともに、「LINEポイント(LINE Pay)」が4位まで上昇するなど、他とは異なる傾向が見られた。

コンビニなどでのふだん買いに使えるポイントが強い

続いて、各ポイントサービスの「貯めやすさ満足度」(このサービスはポイントを貯めやすいと評価した割合)を見ると、1位は「楽天スーパーポイント」69.2%、2位「Tポイント」55.9%、3位「dポイント」40.9&となった。それ以外だと、利用サービス順位で10位圏外だった「ゴールドポイント(ヨドバシカメラ)」が、貯めやすさ満足度では5位(35.1%)と大きく上昇した。

利用シーンで見ると、「ふだんの買い物」での貯めやすさ満足度では、「Tポイント」「楽天スーパーポイント」「Pontaポイント」「nanacoポイント」「WAONポイント」が上位だったが、「旅行」での貯めやすさ満足度では、「JALマイレージバンク(日本航空)」「ANAマイレージクラブ(全日空)」「楽天スーパーポイント」「JRE POINT」「交通ICカードのポイント」が上位となり、顔ぶれに大きく違いが出た。とくに航空会社系のサービス2社の満足度は7割近くに達している。

なお、「どのようなお店でポイントを貯めているか」については、1位「コンビニ」75.3%、2位「スーパー」62.9%、3位「ドラッグストア」57.9%が上位。「ポイントを貯めるために行っていること」では、1位「なるべくポイントサービスの取扱店で買い物する」58.4%、2位「ポイント2倍デーや5倍デーのキャンペーン時に買い物をする」44.4%、3位「なるべくネットショッピングで買うようにする」29.8%が上位だった。「ポイント利用方法」では、1位「買い物で(支払いに)使う」76.4%が圧倒的で、2位「電子マネーと交換する」31.2%との間に45.2ポイントの差があった。

ちなみに、「電子マネーやポイントですべての支払いをしたい」かを聞くと、「あてはまる」55.2%となり、“電子マネー/ポイントによるキャッシュレス決済”を志向する人が過半数に達していることがあきらかとなった。

利用しやすさでは楽天スパポとTポイント、交換条件で航空会社系

さらに、各ポイントサービスについて、「利用しやすさ」「リピート意向」「交換条件」を質問。

「利用しやすさ満足度」(ポイントを利用しやすいと評価した割合)の1位は「楽天スーパーポイント」63.2%で、以下「Tポイント」59.9%、「dポイント」42.0%の順。「楽天スーパーポイント」「Tポイント」は、貯めやすさ満足度ランキングでも同じ順位であり、「貯めやすく、利用しやすい」と、利用者に高く評価されていることがわかる。

次に、「リピート意向度」(このサービスは今後(も)利用したいと評価した割合)の1位も「楽天スーパーポイント(70.6%で、以下「ANAマイレージクラブ(全日空)」62.5%、3位「JALマイレージバンク(日本航空)」60.8%の順で、航空会社系サービスが「Tポイント」59.9%を僅差で上回った。

一方、「交換条件の満足度」(このサービスは特典への交換条件が魅力的と評価した割合)では、1位「JALマイレージバンク(日本航空)」44.0%、2位「ANAマイレージクラブ(全日空)」39.8%、3位「楽天スーパーポイント」33.3%と、特典航空券などへの交換条件に背景に、航空会社系サービスがマイレージの強さを見せつけた。

“デートでのポイント活用”はケースバイケース

なお同調査では、「デートでのポイント活用」についても質問。「自分の貯めているポイントが貯まるお店を優先したお店選び」43.0%、「まとめて会計して相手の支払い分でも自分のポイントを貯める」30.6%、「相手の貯めているポイントが貯まるお店を優先したお店選び」20.6%といった使い方があげられた。

マナーやモテテクといった側面から「デートでポイントを使われると幻滅する」という話題が出てくることも多いが、「デート相手のポイント活用の仕方で、好感度が上がることや下がることがあるか」を聞いたところ、「好感度がダウンすることがある」55.1%、「好感度がアップすることがある」47.7%となり、ケースバイケースである模様だ。

年代男女別では、30代女性が「好感度がダウンすることがある」71.0%、「好感度がアップすることがある」59.6%といずれも他層より高く、ポイント活用に敏感と言えるかもしれない。各サービスの人気、利用しやすさ、満足度を参考にしつつ、各年代・男女でポイントを活用してほしい。

調査概要

  • 【調査対象】ネットエイジアリサーチのモニタ会員を母集団とする、全国20歳~49歳の男女
  • 【調査期間】2019年1月25日~1月29日
  • 【有効回答数】2,000名(20代・30代・40代、男女で均等割り付け)
  • 【調査方法】インターネット調査
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