SNSでの子育て情報の収集、約7割が「情報量が多く正確な情報がわからない」【ベビーカレンダー調べ】
ベビーカレンダーは、子育て中の保護者(*)907名を対象に、「子育てにおけるSNS利用」に関する意識調査を実施した。
*利用したサービスの特性から、主に乳児期の子どもを育てていると推定される
9割以上の保護者がSNSを利用。利用頻度は「1日に複数回」が75%
SNS利用の有無について質問したところ、子育て中の保護者の92.3%がSNSを「利用している」と回答。SNS利用者にその頻度を聞いたところ、74.5%が「一日に複数回」と回答した。
また、「妊娠・出産・0歳児の子育てに関する情報の収集に利用しているSNSは何ですか?」(複数回答可)の質問に対しては、Instagramが68.7%、LINEが44.6%となり、以下Facebook(28.5%)、Twitter(24.3%)、YouTube(12.6%)と続いた。
情報収集にはネットも活用。信頼するのは専門家や友人、親族
「妊娠・出産・0歳児の子育てに関する情報をどこから得ていますか?」(複数回答可)と質問したところ、最も多かった回答は「友人や知人」で82.1%、次いで「母親、義理の母親や親戚」(65.8%)となった。「妊娠・出産・子育て関連サイト」(65.6%)、「妊娠・出産・子育てアプリ」(63.7%)も3分の2近い回答を得ており、「SNS」(47.2%)を含め、インターネットを通じた情報収集も活発であることがうかがえる。
ただし、「妊娠・出産・0歳児の子育てに関する情報の収集先としてどれを一番信頼していますか?」との問いに対しては、「医師、助産師、看護師などの専門家」が31.5%で1位となった。「友人・知人」(20.4%)、「母親、義理の母親や親戚」(18.6%)などがこれに続く。妊娠・出産・子育て関連のサイトやアプリ、SNSを挙げた人は、合計で2割少々にとどまった。
SNSを通じた子育て情報の収集、「情報量が多く正確な情報がわからない」68.3%
情報収集にSNSを利用していてよくないと感じる点を複数回答可で質問したところ、「情報量が多く、正確な情報がわからない」との回答が68.3%で最多となった。
「長時間SNSに没頭してしまう」(44.7%)という悩みや、「他人と比べてしまい、不安になってしまった」(43.6%)、「多くの情報を目にすることで不安が増大してしまった」(26.3%)といった子育て期の不安な状況をうかがわせる回答も上位に入っている。
妊娠・出産・0歳児の子育てに関する情報収集ツールとして、どういったSNSが理想かを質問したところ、「月齢や妊娠週に合わせた的確な情報を得ることができる」(65.8%)が1位となり、「専門家に直接相談できる」(55.6%)、「先輩ママのアドバイスを得ることができる」(50.4%)が続いた。
保護者の43.5%が子育て関連の情報を投稿。内容は子どもや家族の写真が中心
保護者自身のSNSにおける情報発信状況について聞いた結果がこちら。
自身の妊娠・出産・子育てに関する情報をSNS上で発信しているという保護者は43.5%。その内容としては、子どもや家族の写真を投稿しているという回答が多い。
SNS上で情報発信していてよかったと感じる点は「いいねやコメントがつくとうれしい」(51.5%)、「多くの人に自身の子どもの成長を見てもらえる」(45.4%)など。一方、よくないと感じる点としては「距離を置きたい人から連絡がきてしまった」(39.2%)、「個人情報が漏えいした」(28.0%)などが挙がった。
調査概要
- 【調査対象】ベビーカレンダーが企画・運営する「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」を利用した人
- 【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
- 【調査時期】2018年9月21日~9月25日
- 【回答者数】907名
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