お菓子で学ぶグリコのプログラミング教材「GLICODE」がグランプリ、「コードアワード2017」受賞16作品発表
D2Cは7月12日、デジタルマーケティング広告賞「コードアワード2017」のファイナリスト30作品のなかから、最終審査によって決定した受賞16作品を発表。審査の結果、本年度のグランプリは、お菓子で学べる江崎グリコのプログラミング教材「GLICODE」が受賞した。
グランプリ作品の「GLICODE」は、江崎グリコが開発した小学校低学年向けのプログラミングアプリ。ポッキーやビスコなどのお菓子を撮影すると、それぞれがプログラミングコードに変換される。子供たちは、コードを組み合わせてゲームのキャラクターをゴールに導く過程を通じて、プログラミングに触れることができる。
本作品は審査において、プログラミング教育が認知される一方で、まだ親しみにくいプログラミングの敷居をお菓子を使って下げると同時に、ブランディングとして機能していることが評価された。
IoT、VRなどのデジタルトピックが集った2017年
本年度のアワードは、過去最高の147作品が国内外からエントリー。本年度の特徴として、社会的な注目キーワードとして定着しつつある、IoT、VR、AI、データ活用、スマホ決済といった技術を、マーケティングコミュニケーションに落とし込んだ作品が出そろったという。
審査員長を務めた伊藤直樹氏(PARTY クリエイティブディレクター)は、次のようにコメントしている。
各部門のベストとグッドはどれもレベルが高く、今年はかなりの粒ぞろいと言ってもいいと思います。IoT、AR、人工知能、データサイエンス、スマホ決済など、世の中のデジタル・トピックについて、どの受賞作品もすばらしい答えを提示していると思います(伊藤直樹氏)
なお、6月に実施した一般投票によって選ばれるパブリックベスト賞は、8月2日の贈賞式で発表される。
「コードアワード2017」受賞作品一覧
- グランプリ: GLICODE(江崎グリコ)
- ベスト・イノベーション: 聞き間違えない国語辞典(パナソニック)
- ベスト・クラフト: NIKE UNLIMITED STADIUM(NIKE)
- ベスト・イフェクティブ: バレンタインポスト(ネスレ)
- ベスト・キャンペーン: TOKYO CULTURE STORY(ビームス)
- ベスト・ユース・オブ・メディア: タクシーの降り方が、変わる|JapanTaxi Wallet(JapanTaxi)
- グッド・イノベーション: GREEN LIGHT RUN(アディダス ジャパン)/M.W.(YKK AP)
- グッド・クラフト: 5572320 / MASHUP MUSIC PLAYER(日清シスコ)/Synesthesia Suit(Enhance Games)
- グッド・イフェクティブ: フレフレ、部活。母校にinゼリー(森永製菓)/あたらしく☆画たろう!!!(キリンビール)
- グッド・キャンペーン: 宅配試乗(日産自動車)/Hand meets Hand(Tiffany & Co.)
- グッド・ユース・オブ・メディア: スカイサーカス(サンシャインシティ)/Fami-Navi(Dengfeng CITROEN)
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