Facebookで災害時に自分の無事を伝える! 新機能「災害時情報センター」を米国以外で初発表
Facebookは新機能として、もしもの時に、友達のつながりを活用して安否確認できる機能「災害時情報センター」を10月16日に発表した。
本機能の発表に際し来日したマーク・ザッカーバーグ氏は、新機能発表に関して次のように話した。
日本が東日本大震災に見舞われたとき、「自分の無事を友達や家族に伝えたい。友達や家族の安否を確認したい」という思いがあり、それらを行うために、Facebookにログインして自分の無事を伝えていた。
このような状況のなか、私たちFacebookは何ができるかと考え、自分や友達の安否を確認できるサービス「災害時情報センター」を開発するに至った。危機的な状況に対応するために、Facebookがそれに役に立つために、インスピレーションをうけた場所で新機能を発表できることは、嬉しいことだ。
本機能でできることは、次の3つだ。
- Facebook上でつながっている友達や家族に自分が無事であることを知らせる
- 災害の影響を受けた地域にいる人の安否を確認する
- Facebook上でつながっている友達の無事を報告する
本機能で確認できる安否状況やコメントはFacebook上の友達のみに共有され、Android、iOSアプリ、スマートフォン、フィーチャーフォンのモバイルサイト、デスクトップから利用できる。
災害時情報センターの仕組み
まず、自然災害が発生すると本機能が利用できるようになる。
災害の影響を受けた地域にいる可能性があるユーザーに、「無事ですか?」といったコメントともに安否を確認する通知が届く。
災害が起きた場所に、ユーザーがいるかどうかの判別は、プロフィールに登録した都市、[近くにいる友達](米国のみの機能)を有効にしている場合は、最新の所在地、さらにインターネットを利用している都市から判定する。
影響を受けた地域内でユーザー自身が無事な場合
「自分の無事を報告」というボタンをタップすることで、最新情報を示す通知とニュースフィード記事が作成され、Facebook上の友達に安否が届く。影響を受けた地域にユーザー自身がいない場合
「影響を受けた地域にはいません」というボタンをタップすることで、そのことを改めて示すことができる。Facebook上の友達の安否確認の情報を受け取った場合
友達の安否通知をクリックすると災害時情報センターにアクセスでき、友達の最新情報の一覧を確認できる。
また、無事だとわかっているFacebook上の友達がいる場合、その友達の無事を代理で報告することもできる。
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