凸版印刷、富士通と家庭の電力使用状況から生活行動を予測するレコメンドシステムを開発

実証実験で効果検証して2015年度に実用化、ログを分析して購買や属性のデータと結び付け

凸版印刷は、富士通と共同で家庭の電力使用状況から生活行動を予測するレコメンドシステムを開発した、と12月12日発表した。2014年1月14日から北九州市八幡東区で実証実験して効果を検証し、実用化を目指す。エネルギー管理情報を利用した新しいマーケティング手法となり、スマートメーター(通信機能付き電力量計)や住宅エネルギー管理システム(HEMS)の電力使用ログを分析して個人の購買や属性データと結び付け、効果的なタイミングでの情報配信を可能にする。

生活者個人の購買履歴や趣味・趣向をデータベース化するため、興味・関心に合わせて情報配信できる。スマートメーターやHEMSの電力使用ログは、個人や世帯の行動がリアルタイムに分かり、データの分析・活用によって生活に密着したサービスを実現する。事業者は、生活者の属性・行動に合ったコミュニケーションによるマーケティングが可能になる。実証実験は約300世帯を対象に1月31日まで実施。2015年度の実用化を目標にするとともに結果をシステム開発に役立てる。

凸版印刷
http://www.toppan.co.jp/

富士通
http://jp.fujitsu.com/

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