グーグル、渋谷商店街500店舗と連動した「Google プレイス」キャンペーン開始

9月6日からは渋谷駅に大型ポスターを展示し、モバイルとも連携して体験をうながす

グーグルは8月23日、地域情報サービス「Google プレイス」のキャンペーンを東京渋谷で同日から開始したことを発表した。

Google プレイスは、店舗やサービス、駅、公共施設など、場所に応じた情報をまとめて「プレイスページ」として提供する地域情報サービス。飲食店であれば、住所や営業時間などの基本情報のほか、メニュー、写真、クーポン、近隣のおすすめ店などの情報を一覧できる。

プレイスページに掲載される情報は、「ぐるなび」や「ホットペッパー」といったグーグルのパートナーサイト、ユーザー投稿のほか、店舗オーナーが登録した情報が掲載される。店舗オーナーの利用登録は無料で、グーグルの登録確認が済めばオーナー自ら最新情報を投稿できる。Google プレイスのメリットとして、ユーザーが店舗だけでなく施設など場所についての情報を1つのページで一覧できること、オーナーからするとWebサイトがなくても手軽に最新の情報を伝えられることがあげられる。具体的な登録数は公表されなかったが、店舗オーナーのGoogle プレイスへの登録は増えてきており、Googleを見て来店したという声も聞くようになっているという。オーナーには、店舗に関する検索キーワードなど見ることができる、ダッシュボード機能も人気だという。

渋谷で配布されるうちわ。店舗や施設ごとにカスタマイズされており、QRコードからプレイスページにアクセスできる。

今回のキャンペーンは、店舗とユーザーを結びつけるプラットフォームであるというGoogle プレイスのコンセプトを体験してもらうために、渋谷商店街の約500店舗と協力して行う。Google プレイスの「よりリッチな情報を」「いつでもどこでも」「ワンストップで」という3つの特徴を訴求し、より多くの認知を獲得するのが狙いだ。

9月6日からは広告展開として渋谷駅に、渋谷駅周辺の地図を載せた大型ポスターを展示する。ポスターには、Google マップで場所を示す「ピン」を模した「うちわ」が店舗ごとにカスタマイズして貼り付けられており、QRコードから店舗情報を参照できる。うちわは数万枚規模で配布する予定で、協力店の店頭にはQRコードの付いたステッカーも貼り付ける。

また、9月30日までは特設サイト、Google プレイスキャンペーンを公開。日替わりでテーマをピックアップし、8月23日は「うどん」、8月24日は「神社」といったように、テーマを通して地域検索の体験を促す。その他、mixiなどのネット媒体、トレインチャンネルなどでも広告展開を行う予定。

Google プレイス 渋谷キャンペーンブログ
http://shibuyaplace.blogspot.com/

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