ラック、セキュリティ監視センターがまとめた2009年の「侵入傾向分析レポート」公開
Webサイトの改ざんを狙った攻撃が多く、下半期には手法が外部から内部に変化
2010/3/18 18:20 レンサバ/システム
セキュリティソリューションのラックは、同社のセキュリティ監視センター「JSOC(Japan Security Operation Center、ジェイソック)」が収集し分析した2009年のインターネットの脅威傾向を「JSOC侵入傾向分析レポート」としてまとめ、3月17日発表した。Webサイトの改ざん手法が外部から内部に変化していた。
レポートによると、2009年はWebサイト改ざんを狙った攻撃が多く発生。上半期はSQLインジェクションなど外部から直接Webサイトを改ざんする攻撃を多数検知したが、下半期はこうした攻撃は減少。企業内のコンピュータを悪性プログラムに感染させる攻撃に変化した。
Windowsアカウントを悪用する「Conficker(コンフィッカー)」や、Webサイト管理者のFTPアカウントを盗み取る「Gumblar(ガンブラー)」が企業内のネットワークに広まった。特にGumblarの被害に遭い、改ざんされた企業サイトも目立った。
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