アユダンテ つぶやきデスクコラム

地道・コツコツがやっぱり正解? 企業アカウントがTwitterフォロワーを増やす方法【アユダンテ つぶやきデスクコラム】

Twitterで情報を多くの人に届けるためには、関心を持ってツイートを見たり反応してくれたりするフォロワーが重要。フォロワーを増やすためにやるべきことを解説。

Twitterで情報を多くの人に届けるためには、第一に関心を持ってツイートを見たり反応してくれたりするフォロワーが必要です。そこで、フォロワーを増やすためにやるべきことについて解説します。

フォロワーは何人必要?増やすことのメリットは?

Twitterでは、基本的に投稿したツイートは、フォロワーのタイムラインに届きます。フォロワーが増えるほどツイートを見てもらえる可能性が高くなり、リツイートなどがあればさらに多くのユーザーに届けられます。フォロワーの数は発信力ととらえることができるでしょう。

フォロワーの人数は、基本的には多ければ多いほど発信力が高まります。フォロワーの中には既存顧客のほかに、顧客ではなくても関心・興味のある人などがいるでしょう。日々ツイートすることで、顧客が商品のことを気になり始め、(再)購入・契約のきっかけになります。

Twitterでは、「83%のTwitter利用者がフォローから半年〜1年で商品を購入しており、Twitterを活用する人のうち、45%が商品購入前に企業のTwitterアカウントをフォローしている」というデータを紹介しています。

Twitter利用者の購入データ
Twitter公式ブログ、「フォロワーを増やす本当の意味とは」より

なお、フォロワーの目標人数を決める場合は、同業他社のアカウントの運用状況や、自社のメールマガジン会員数、その他のSNSのフォロワー数などを鑑みて決めるとよいでしょう。最初から、大きな数を目指すとなかなか到達しないので、まずは達成できそうな目標から設定しましょう。

目的から理想のフォロワー像を描こう

フォロワー数は多いほど発信力が高まると述べましたが、誰にフォローされているかも重要です。Twitterを開始するときに、運用の目的を決めると思いますが、その目的にあわせて理想のフォロワー像を描くことをおすすめします。

マーケティングでは、ターゲットとする顧客像をペルソナ(ユーザーの具体的な特徴を持つ人物像)として描くことが多いと思いますが、そのペルソナがTwitterにも当てはまるようであれば、同じペルソナを使ってもよいでしょう。

ペルソナがTwitterの目的とは異なる場合は、Twitterのフォロワー像を描きましょう。Twitterの場合は、ペルソナほど細かく、精緻に設定しなくてもかまいません。Twitterのユーザー属性(若年層の利用者が多い)、自社のビジネスや商材にあわせて、おおよそのイメージを決めておきます。

このフォロワー像は、ツイートの内容や文章のスタイル、語り口といったトーン&マナー、加えて、発信する頻度やタイミングを考える場合にも役立ちます。

なお、フォロワー数が多く、フォロワーとのやり取りが活発なアカウントであっても、本来集めるべきフォロワー像と一致しているのかどうかは、定期的に振り返ってください。

目的と異なるフォロワーと盛り上がっていると、本来フォロワーにするべきユーザーがやり取りを見て、「自分の望むものではない」と離れてしまうことがあります。やり取りの内容によっては、ブランド毀損にもなり得るので、注意が必要です。

フォロワーを増やす&興味を持ってもらうコツ

Twitterでフォロワーを増やすには、地道な運用を継続するしかありません。その運用にあたって押さえておきたいポイントを紹介します。

1.プロフィールの情報を充実させる

Twitterを開設したら、基本情報として、まずはプロフィールを充実させましょう。フォロワー像に一致するユーザーが見た時に「このアカウントならフォローしたい」と思ってもらえるようなプロフィールにしましょう。

  • 名前:公式アカウントであることがわかるようにし、企業名、ブランド名を含めます。
  • アカウント画像:Twitterのタイムラインでは、アイコンでユーザーを認識することが多いものです。シンプルでわかりやすいものに設定するとよいでしょう。
  • カバー写真:プロフィールの背景として表示されます。ブランドや企業イメージにあったものを選びましょう。
  • 自己紹介:アカウントの説明、発信内容などを160文字で設定します。フォロー、リプライをしない方針の場合は、自己紹介で説明しておくとよいでしょう。
  • 場所:地域を指定できます。本社所在地などを指定します。
  • ウェブサイト:ECサイト、オウンドメディアなど、運用しているTwitterアカウントと最も関連性の高いURLを一つ指定します。
  • 生年月日:必要に応じて設定します。

生年月日は設定日から13年以上前でないとアカウントが凍結されるので注意してください。

2.関係者にフォローしてもらう

公式アカウントなのにフォロワー0の状態が続くのも寂しいものです。まずは、社員などの関係者にフォローしてもらうようにお願いしましょう。 さらに、社員にいいね/リツイートなど、拡散に協力してもらうことで、社員のフォロワーにアカウントの存在を知ってもらえます。

3.フォロワーにとって有益なコンテンツを提供する

Twitterでは、日々どんな内容をツイートしているかがフォロワー獲得では最も重要です。前述したフォロワー像が関心のある情報、話題などを発信して、「このアカウントをフォローしておくと、役立つ情報が得られる」と思ってもらうことが重要です。

そのためには、画像や動画なども使ってわかりやすく発信するようにします。何かを解説するツイートであれば、図解、動画を付けてツイートすると、反応が上がることがあります。

Twitter運用者の日々の生活や、個人的な感想を発信するかどうかは、運営の目的によって判断します。企業やブランドに親しみを持ってもらうということであれば、”中の人”の話で親近感を持ってもらえるかもしれません。

ただし、こうした運用は難易度が高く、加えて、その“中の人”が担当を離れたあとでも、企業アカウントとして運用を継続できるかもあわせて考えてください。

4.自分たちの業界・顧客に関連するキーワード・ハッシュタグを盛り込む

ツイートをする時、業界や顧客に関連するキーワードやハッシュタグを盛り込むことで、検索やハッシュタグ経由から、フォロワー以外の人も見てくれる可能性があります。

トレンドになりそうな季節のイベントなどに関連するハッシュタグを盛り込んで、話題に参加するのもおすすめです。Twitterは例年話題になるキーワードを紹介する「Twitterカレンダー」を公開しているので、参考にしてみてください。

例えば、松井証券様ではカレンダーに記載されている「○○の日」にちなんだ投稿をにハッシュタグをつけて投稿しています。

投資、資産形成はまだ身近な話題ではないので、「○○の日」を切り口にしたカジュアルなコミュニケーションを意識しているとのことです。

5.ツイート内容に一貫性を持たせる

ユーザーは、フォローをしようか迷った時に、アカウントのプロフィールを表示して、これまでのツイート内容をさかのぼって見て、フォローするかどうかを判断する場合があります。

複数人で運用する場合でも、デザインや文章をあわせる、ツイートの内容に一貫性を持たせるようにしてください。

6.自社サイトやDM、あらゆる箇所にリンクを設置する

Twitter内での活動だけでなく、Twitterの外でも公式アカウントがあることをアピールしましょう。

自社サイト、メルマガ、DM、チラシ/カタログ、社員のメールのシグネチャー、他のSNS、名刺など、Twitterアカウントをお知らせできる場所は活用しましょう。商品があれば、製品のパッケージ等に、QRコードと共に掲載できないか検討してみてください。

7.Twitterキャンペーンの開催

Twitterでは、フォロー&RTで参加できるキャンペーンが人気です。キャンペーンを開催すると、フォロワー獲得につながりますし、RTでツイートも拡散されます。既存のフォロワーがそのまま参加できるのも魅力です。

キャンペーンの参加にフォローが必要なため、キャンペーンを開催したアカウントはファンや顧客以外のフォロワーを獲得するチャンスがあります。多くのアカウントがフォロワー数を増やせます。定期的に開催することで、フォロワーの増加に拍車をかけることができます。

フォロー&RTキャンペーン開催事例

「キャンペーンでフォロワーを集めると、キャンペーン終了後にキャンペーン参加目的のフォロワーが減るのでは」と心配される方も多いと思います。

しかし、キャンペーンを実施した多くの企業が、わずかに減少はあるものの、多くのアカウントはフォローをし続けてくれていると話します。

なるべく減らさらないようにするには、キャンペーンの内容を自社のビジネスと関連性の高いものにする、普段のツイートで役に立つ情報を発信することです。

8.Twitter広告の活用

Twitter広告は、フォロワー獲得を目的に配信できます。広告を配信すると、おすすめユーザーなどで表示され、多くの人の目につくのでフォロワーを獲得できます。

また、フォロー&RTキャンペーンのツイートに広告を活用することで、フォロワー以外のユーザーにもツイートを表示できるようになります。多くの人にキャンペーンを告知することで、参加者=フォロワーを増やすことができます。

フォロワーの購入や怪しいツール・アプリの使用・連携は絶対にやらない

アカウントを運用していると、「フォロワー1万人40ドル」というようなDMやメールが送られてくることがあります。こうした誘いにはのらないようにしてください。

支払えば1万人のフォロワーが得られますが、多くの場合そのフォロワーは大量生成された中身のないアカウントです。自社に関心のないユーザーでは、情報発信の意味がありません。

他にも、フォロワーが増えるツール、アプリなどの話も聞くかもしれませんが、こちらも同様に意味がないばかりか、アプリ連携でアカウント乗っ取りの危険性もあります。

なお、Twitterでは「プラットフォームの操作とスパムに関するポリシー」で以下の行為を禁止すると明記しています。フォロワーの購入は禁止行為に当たり、アカウントの凍結の可能性もあるので、絶対にやらないでください。

上述したように、Twitterのフォロワー数は闇雲に増やしたり、目標値をクリアすればよいわけではなく、自社の発信に関心を持つ人にフォロワーになってもらう必要があります。関心の高いフォロワーを集めて、意義のあるコミュニケーションをしましょう。

公式アカウントからフォローはするべき?

公式アカウントから、一般ユーザーのアカウントをフォローするかどうかは、運用の目的やポリシーに関わるものです。ユーザーとのコミュニケーションを重視していればフォローはしたほうがよいでしょうし、発信を重視していればフォローしなくてもかまいません。

なお、Twitterには1日にフォローできる数に制限があります。フォローする場合は、その制限の範囲内で行います。

  • すべてのアカウントは、1日に最大400アカウントまでフォローできる
  • 認証済みTwitterアカウントは1日に最大1,000アカウントまでフォローできる
  • すべてのアカウントは、最大5,000アカウントまでフォローでき、最大数を超えると、アカウント固有のフォロワー対フォロー数の比率に基づいて、フォロー上限が決まる。

参考:Twitterのフォローについて

ツイートのデータやフォロワー数の増減・推移を確認

Twitterには、アナリティクス分析機能があり、フォロワーの増減を曜日や投稿ごとに確認できます。急激なフォロワーの増加・減少があった場合は、前後のツイートを振り返ってみましょう。Twitterアナリティクスについては、次の記事を参考にしてください。

無料の分析ツールTwitterアナリティクスを徹底活用!データの読み方と考え方

なお、アカウントを運用していると、フォロー解除される場合がありますが、あまり気にしすぎる必要はありません。Twitterのアカウントを削除した、フォローを整理したなど、ユーザーは様々な理由でフォローを外すことがあるからです。

フォロワー増よりも減少のほうが多く、フォロワーがどんどん下がっている場合は、ツイート内容を見直す必要がありますが、そうでなければ、フォロワーにとって有益な情報の発信を続けていきましょう。

複数人での運用なら、つぶやきデスクとのセットが強力

フォロワー増加のための施策について解説してきましたが、Twitter運用管理ツールのつぶやきデスクには、複数人運用をサポートする機能などがあり、フォロワーとのエンゲージメントを高める運用に役立てることができます。

アクティブサポート

自社名やブランド名などを設定しておくと、それを含むツイートを検索フォルダに収集できます。自社を話題にしている人をすばやく見つけて、困っている人ならサポートしたり、商品を購入した人なら感謝を伝えたりと、公式アカウントの方から話しかけに行くようなアクティブサポートが可能です。フォロワー外のツイートも収集できるので、これをきっかけにフォロワーを増やすことができます。

複数人での連絡、承認も

複数人で運用している場合、ユーザーへの返信について、メモ機能で返信内容について伝えたり、ツイートの内容を承認したりする機能が便利です。ツール上で担当者同士がやり取りできるので、一貫したやり取りができるようになります。

アクティブな時間がわかる

つぶやきデスクには、フォロワーがアクティブな時間を可視化できる機能があります。フォロワーがアクティブな時間を狙ってツイートを発信することができます。予約投稿もできるので、休日や夜間の発信も可能です。

「つぶやきデスクコラム」掲載のオリジナル版はこちら【地道にコツコツ】企業アカウントが0からTwitterフォロワーを増やす方法

本コラムでは、チームでTwitterやFacebookを運用するのに便利な機能を取り揃えた企業向けSNS管理ツール「つぶやきデスク」(提供:アユダンテ)のスタッフが、企業のSNSマーケティング担当者に向けてさまざまなノウハウをお伝えします。

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

ブランドセーフティ
広告出稿が原因で企業や製品のブランドイメージを毀損するリスクと、そのリスクにどう ...→用語集へ

連載/特集コーナーから探す

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]