サイト内検索されている割合を確認する
サイト内検索分析を始めるにあたり、まずは、サイト内検索がどの程度利用されているのかを概観しよう。それは[コンテンツ]>[サイト内検索]>[利用状況]レポート(図4)で見ることができる。
- グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
- 画面の左側にあるメニューで、[コンテンツ]をクリックする
- メニューが開くので、[サイト内検索]をクリックし、[利用状況]をクリックする
サイト内検索のステータスの項目(図4赤枠部分)は英語だが、それぞれ次の意味だ。
| 英語の表記 | 日本語の意味 |
|---|---|
| Visits With Site Search | サイト内検索のあった訪問 |
| Visits Without Site Search | サイト内検索のなかった訪問 |
サイト内検索のあった訪問、なかった訪問別の指標の双方を見ることができるので、まずはそれぞれの訪問数を比較しよう。
サイトがコンパクトで階層が浅い作りならば、そもそもユーザーはサイト内検索を使わずに目的のページへすぐにたどり着いているかもしれない。
逆に大規模なサイトで深い階層構造が予想される場合には、ユーザーは気軽にサイト検索をしているかもしれない。
サイト内検索を利用した訪問の割合に関しては、多いほうが良いとも、少ないほうが良いとも、一概には言い難いところだ。
しかし、もしサイトをリニューアルするようなことがあるのであれば、その前後でサイト内検索の割合の増減に注意する、検索キーワードのバリエーションの変化がないか気をつけるといったことが重要だろう。
「エクスプローラ」タブ直下の部分はデフォルトで「利用状況」指標グループが選択されている(図4青枠部分)。この指標グループでは、「訪問数」「訪問別ページビュー」「訪問時の平均滞在時間」「新規訪問の割合」「直帰率」の5つの指標が表示されている(図4緑枠部分)。
サイト内検索のあった訪問「Visits With Site Search」の行のデータを見ると、1訪問あたりのページビュー数は多くて、滞在時間は長いのが普通だ(図4緑枠部分)。目標セットの指標グループを選択しても、こちらのコンバージョン率や平均目標値などは一般的に高いと想像できる。この熱心なユーザーをさらに満足させることができればよいだろう。そのためには次のステップに進もう。
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この記事の筆者
衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)
1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社へ。調査部、インターネット視聴率センター長などを経て、2000年ネットレイティングスへ。視聴率サービスやアクセス解析サービスの立ち上げに尽力。2006年株式会社クロス・フュージョンを設立し代表取締役に。2023年活動停止。
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