Webマーケッター必読! ソーシャルメディア調査報告書2011

mixi/FBはリア友とのコミュ、GREE/Mobageはゲームと暇つぶし。ユーザーはなぜSNSを使うのか | ソーシャルメディア調査報告書2011

4.4「SNSの利用実態」から、4.4.3「SNSの利用目的」のデータを紹介する。
ソーシャルメディア調査報告書2011
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ソーシャルメディア調査報告書2011

市場動向/事業者紹介/ユーザー調査~クロス集計データ付属

この記事は、書籍 『ソーシャルメディア調査報告書2011』(インプレス R&D発行、インターネットメディア総合研究所編)から、第4章「個人ソーシャルメディア利用者実態調査」 の調査データをWeb担の読者向けにピックアップしてお届けするものです。

『ソーシャルメディア調査報告書2011』 からWeb担の読者向けにピックアップしてデータを紹介するこのコーナー、この記事では、4.4「SNSの利用実態」から、4.4.3「SNSの利用目的」のデータを紹介する。

SNSの利用目的

SNSの利用目的は、やはりSNSによって大きく特徴がみられる。mixiユーザーとFacebookユーザーは「リアルな友人とのコミュニケーション」(それぞれ65.1%、62.8%)が最も主要な理由となっているが、mixiユーザーでは「ネット上の知り合いとのコミュニケーション」も41.7%と高い比率である。

一方、GREEやMobageユーザーでは「ゲーム」(62.4%、63.7%)が最も主要な目的となっている。また、「暇つぶし」も53.0%、54.8%と比較的高い値である。mixiやFaceboookユーザーがコミュニケーションを第一目的にしているのに対し、GREEやMobageユーザーはゲームを第一目的としている。

mixiとFacebookを比較した場合、mixiの方が多くの目的で高い比率となっている。Facebookの方が高い目的では、「仕事や勉強に関する情報収集」「生活や暮らしに関する情報収集」「生活や暮らしに関する情報発信」が挙げられる。また、コミュニケーションについても、リアルな友人とのコミュニケーションはほぼ同じ比率であるのに対し、ネット上の知り合いとのコミュニケーションではFacebookの方が15ポイント低く、実名登録を前提とするサービスの特徴が表れている。

性年代別にみると、mixiユーザーでは、ほとんどの年代においても「リアルな友人とのコミュニケーション」が最も高い比率となっているが、男性40代のみ「ネット上の知り合いとのコミュニケーション」が65.0%で最も高い。若年層ほど「暇つぶし」の比率が高い傾向がある。多くの目的において、若年層ほど高い傾向にあるが、「趣味などに関する情報収集」は中高年でも高い値である。

Facebookユーザーでは、やはりどの年代においても「リアルな友人とのコミュニケーション」が最も高く主要な目的となっている。mixiと異なり、20代や30代においても多くの目的で利用している。

GREEユーザーとMobageユーザーでは、性年代別にみてもほぼ同じ傾向を示している。どの年代においても「ゲームを利用する」「暇つぶし」が高い値である。

SNSの利用目的
資料4.4.9 SNSの利用目的
ソーシャルメディア調査報告書2011 © 2011 Impress R&D
性年代別SNSの利用目的-mixi
資料4.4.10 性年代別SNSの利用目的-mixi
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性性年代別SNSの利用目的-Facebook
資料4.4.11 性年代別SNSの利用目的-Facebook
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性年代別SNSの利用目的-GREE
資料4.4.12 性年代別SNSの利用目的-GREE
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性年代別SNSの利用目的-Mobage
資料4.4.13 性年代別SNSの利用目的-Mobage
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調査概要

自宅からインターネットを行っている13歳以上の男女個人のうち、ブログ、SNS、マイクロブログ、動画共有サイト、ライブ配信サイト、Q&Aコミュニティー、クチコミや商品等のレビューサイト、掲示板のいずれかのサービスを利用している人

対象地域岩手県、宮城県、福島県を除く44都道府県
調査手法インタラクティブウェブ調査
サンプリングNTTレゾナント株式会社gooリサーチの保有するアンケートパネルから条件抽出によるメール配信、アンケートサイトへの誘導。
有効サンプル数有効回答数1,059
調査期間予備調査2011年5月13日(金)~
本調査2011年5月26日(木)~2011年5月29日(日)
ソーシャルメディア調査報告書2011
  • 執筆者:【著】太駄 健司/西田光毅/澤 紫臣
  • 発行:株式会社インプレスR&D

この記事は、書籍 『ソーシャルメディア調査報告書2011』 の内容の一部を、Web担の読者向けに特別に公開しているものです。

2000年中盤から急速に普及したブログやmixiといったソーシャルメディアは、いまやインターネットの中核ともいえる存在となり、個人のライフスタイルや企業のマーケティング活動において無視できない重要なメディアとなっている。さらに2010年からはTwitterや実名制のFacebookといった新しいソーシャルメディアの急成長や、ソーシャルグラフ(人と人との関係性)を活用したソーシャルアプリビジネスの台頭、スマートフォンなどのモバイルデバイスの急速な普及による利用機会・利用場所の拡大などもあり、近年、ますますソーシャルメディアの重要性は増しつつある。

そこで本書では、Twitter、Facebook、mixi、モバゲータウン、GREEなどの各ソーシャルメディアを個人ユーザーがどのような目的でどのように利用しているのか、実際にソーシャルメディアを利用している個人ユーザー1059人へ詳細なアンケートを行い、調査結果の単純集計、クロス集計結果を掲載・解説している。調査結果は、プレゼンなどにすぐ使えるよう、エクセル形式でCD-ROMにも収録している。

また、ソーシャルメディア活用の最新動向、ソーシャルアプリビジネスの最新動向と今後の展望、米国・中国・日本の代表的なソーシャルメディアプラットフォーム事業者の紹介などをまとめ、今後のソーシャルメディアビジネスを展望する。

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