売れるネットショップ開業・運営

開封率100%の「同封チラシ」を活用する | 売れるネットショップの法則81

購入後にメルマガを読んでくれる購入客は一部。そこで商品に同封するチラシや冊子を活用する
売れるネットショップ開業・運営eコマース担当者・店長が身につけておくべき新・100の法則。
※この記事は、書籍 『売れるネットショップ開業・運営 eコマース担当者・店長が身につけておくべき新・100の法則。』 の内容の一部を、Web担の読者向けに特別にオンラインで公開しているものです(序章もご覧ください)。
この記事は第4章「『長く売れる』ための追客の法則」のトピック「コンテンツで読者を育てる」の記事です。重要度★★★緊急度★★★

同封チラシでコミュニケーションを取ろう

前の法則(法則80)でも述べたとおり、購入後にメルマガを読んでくれる購入客は一部だ。メルマガを乱発するネットショップの影響もあり、わざわざ「メルマガを購読しない」設定を選んでから商品を購入するユーザーが増えている。だからこそ、購入後のサンクスメールやフォローメールが重要になるわけだが、これすらも開封しないユーザーも少なくない。

そこで活用したいのが、商品に同封するチラシや冊子だ。ユーザーは、届いた段ボールを必ず開封し、中に入っている物を確認する。そこに何か伝えたいことを記載したチラシ類を同封しておけば、確実に一度は目を通してもらえるわけだ。

パンフレットのようにきちんとした体裁のものでなくても、白黒のA4一枚でも構わない。これに例えば、オススメ商品・期間限定商品の案内や、店舗紹介ページ(法則43)を抜粋した店舗紹介などを掲載し、リピート購入を促進しよう。もちろんギフト配送の場合は、同封物を差し替えるなどの調整が必要だ。

ちなみに、広告の一種として「同封広告」というものがある。通販会社などの配送物にチラシを同封してもらうのだ。自社で通販をやっているのだから、チラシの同封は「無料の同封広告」とも言える。使わない手はない。

同梱冊子の例

【京橋ワイン ウラ通信】京橋ワインリカーショップ
商品についての深い話や、スタッフの紹介など宣伝だけではなく、読み物として充実している。
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クーポンや粗品同封で、お得感を演出しよう

クーポンには有効期限を

クーポンには有効期限を明示しておくこと。通常は3カ月から半年程度。

商品に満足され、店への信用が生まれ、今後リピートしてもいいなと思われたとしよう。最後に背中を押す「お得感」があれば、よりリピート率がアップするだろう。そこで、同封チラシに、例えば「次回購入時500円引き」や「特定の商品を10%オフ」などのクーポンを付けておこう。リピートだけでなく、他店への流出もある程度防げるはずだ。クーポンについては法則90の内容を参考にしてほしい。

また、注力商品のサンプルやちょっとした雑貨などの粗品を同梱するのもいい。予期しなかったプチハッピーを感じると、購入客の心象はアップするものだ。注文していない商品が入っているなどと誤解されないように、簡単な説明メモを付けておこう。

なお、これはあくまでもオマケなので、きちんとした商品がきちんと配送していなければ満足度向上にはつながらない。不十分なサービスの埋め合わせにはならないので注意してほしい。

リピート率をアップさせるクーポンチラシ

リピート率をアップさせるクーポンチラシ
次回購入時の割引クーポンと共に、さりげなく商品紹介もしている。チラシを見ながら携帯電話でも来店できるように、この下にQRコードも掲載するといい。
気の利いたおまけ
川村氏

商品に同梱されるおまけとしては、ちょっとしたお菓子や紅茶のティーバッグなど、納品書に添えるように入れられるものが理想的です。特に、輸入物などを使うと、パッケージもかわいいものが多いのでお客様にも喜ばれているようです

また、最近流行っている粗品として、店舗のロゴが入った、オリジナルのクリアファイルがあります。これに伝票を入れてお届けするのですが、伝票をスマートにお届けし、粗品にもなり、店舗ロゴが入っていて露出アップにもなるという一石三鳥の方法だと言えるでしょう。封筒などと違って捨てられることが少ないので、お客様に使っていただける可能性が高く、何種類かバリエーションを作れば、「次は何色だろう?」などと楽しみにされる常連さんもいるようです。もちろん、店舗のロゴが入っていても使いたくなるようなデザインであることが前提です。(川村)

売れるネットショップ開業・運営

※この記事は、書籍『売れるネットショップ開業・運営 eコマース担当者・店長が身につけておくべき新・100の法則。』の内容を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです(序章もご覧ください)。

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目からウロコ が落ちました。ショップの立ち位置が明確になりました。
何から手を付けていいのか分からない状態に光が射しました。

事実、多くのネットショップ店長からそんなコメントを頂いています。

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