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「カタログ請求」の最初のページはどうか?

「カタログ請求」の最初のページはどうか?

さて、トップページについては前回くわしく取り上げたので、そのくらいにして、ここからはいよいよユーザーの目的である「カタログ請求」という行為までのプロセスを見ていく。

トップページは2010年11月から12月の間にリニューアルされているが、トップページ以下の階層のページでは、グローバルナビゲーション以外は変化がなかったようだ。グローバルナビゲーションの変化も、赤を基調としたデザイン(図4)から、グレーを基調としたデザイン(図5)に変わっているだけだ。

図4:「カタログ請求」ページのグローバルナビゲーションは赤(リニューアル前)
図4:「カタログ請求」ページのグローバルナビゲーションは赤(リニューアル前)
図5:「カタログ請求」ページのグローバルナビゲーションがグレーに(リニューアル後)
図5:「カタログ請求」ページのグローバルナビゲーションがグレーに(リニューアル後)

トップページの「目的から探す」の2番目にある「クルマの購入をご検討中の方へ」をクリックして出てきたメニューの中から「カタログ(新車)が欲しい」をクリックしたのが下記画面(図6)だ。左側のナビゲーションがグレーのバックに白抜き文字など、やはり視認性が低いという難点は残っている。

図6:カタログ請求ページ)
図6:カタログ請求ページ。左側ナビゲーションは、いぜんとして視認性が低い

グローバルナビゲーションの方はどうか。リニューアル前はグローバルナビゲーションの中で、現在いるカテゴリーだけが、ボタンのグラデーションがなくなっており、これによって現在位置を表していた(図7)。

図7:リニューアル前。今いるカテゴリーは、ボタンが押し込まれた感じのデザイン
図7:リニューアル前。今いるカテゴリーは、ボタンが押し込まれた感じのデザイン

リニューアル後では、特にグローバルナビゲーションに対する現在位置を示すようなマーキングは行われていない(図8)。左側のローカルナビゲーションで各コンテンツへのリンクが網羅されているので、このページにおいてのグローバルナビゲーションの役割は低いという想定だろう。

図8:今いるカテゴリーも、ボタンに変化はない
図8:リニューアル後。今いるカテゴリーも、ボタンに変化はない

さて「カタログ請求」には、2つのお届け方法がある。「販売店からお届け」と「メーカーからお届け」2種類だ(図9)。「販売店からお届け」されるカタログには、価格表が添付されているらしい。実際どちらの方のパターンが多いのかは分からない。せっかくなので価格表がついている方を請求する方が多いような気がするのだが、「販売店からのお届け」となると、自宅にも近いので、しつこく訪問されそうという判断をするお客さんが多いかもしれない。

図9:カタログ請求は「販売店からお届け」と「メーカーからお届け」の2種類
図9:カタログ請求は「販売店からお届け」と「メーカーからお届け」の2種類

カタログ請求に7つもステップがある!

ここでは、「販売店からお届け」と選択したという前提で、クリックして進んでいくと、図10のページへ移動する。「カタログ請求したいだけなのに、7つもステップがあるのか!」というのが第1印象だ

図10:「車種の選択」1ページ目。カタログ請求画面に表示される7つのステップ
図10:「車種の選択」1ページ目。カタログ請求画面に表示される7つのステップ

図10で「車名一覧から選ぶ」というボタンをクリックすると、車名の一覧がずらっと表示される(図11)。

図11:「車種の選択」2ページ目。車種の一覧が50音順で表示される
図11:「車種の選択」2ページ目。車種の一覧が50音順で表示される

その中から車種を見つけてクリックしても、すぐに次の「販売店の選択」ステップに進むわけではなく、今クリックしたばかりの車種を改めて確認させられた上で、「次へ進む」ボタンを押さないと、第2ステップの「販売店の選択」へ進まない(図12)。なかなか前に進ませてくれないのだ。

図12:「車種の選択」3ページ目。選択した車種を確認しないと次に進めない
図12:「車種の選択」3ページ目。選択した車種を確認しないと次に進めない
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