ビジネス目的別企業Webサイト成功の法則
企業の「自社メディア」として必要不可欠なもの
企業の「自社メディア」として必要不可欠なもの
これまでの内容を踏まえて必要な要素を洗い出してみました。自社のサイトと見比べて漏れがないか確認してみてください。
企業Webサイトの広報活動コンテンツ
- ニュース・お知らせ:必ずしもトップページのみ掲載ではなく、ユーザーが見やすい個所に適したコンテンツを掲載する。発信情報を分類・整理するのが望ましい。
- プレスリリース:リリースの頻度で掲載場所を考慮する。主に消費者向けのWebサイトであれば、改めて再編集してコンテンツ化する。
- プレス素材の提供:プレス・マスコミ関係者が扱いやすいデータを提供する。
- プレス用問い合わせ:マスコミ専用の問い合わせ窓口を設ける。個別のプレスリリースには内容に即した問い合わせ先を掲載する。
利用者が欲しい情報を探しやすくするために
企業サイトに有効な報道用コンテンツとしてあげたプレスリリースの掲載場所やサイト上の構造を図で確認していきます。
Webサイトのトップページに一覧表示する場合
プレスリリースなのか販促情報なのかを、はっきりわかるように掲載するのが望ましい。
グローバルナビに「プレスリリース」を設ける場合
年度更新時には次の年の一覧ページを作成し、自動的に新しい年の一覧ページにリンクさせる。プレスリリース以外のページに対して更新作業が発生しないように工夫している。
会社情報コンテンツ群の中に「プレスリリース」を設ける場合
プレスリリースの運用負荷を少しでも軽減し、有益なコンテンツ加工にリソースを充てる。
広報サイトのKPI
広報活動の視点で定めるべき成果指標は以下のとおりです。
プレスリリース、ニュースページのPV
同じだけの案内を紙面で配布することに比べて、どれぐらい露出されているかの目安になります。媒体露出
通常の広報活動と同じ視点で、広報活動の結果どのくらいの媒体に取り上げられたかが成果となります。特にプレス素材の提供サイトを設置したのであれば、そこに登録している媒体(プレス・マスコミ)数と実際に掲載された媒体の比率を確認してみるといいでしょう。
広報サイトのためのチートシート
- 全体の流れを振り返って確認したい
- これから企画書を書くときの参考にしたい
- 社内の会議で参考資料として配布したい……など
そんな時にはこのPDFを印刷して活用してください。記事の内容を凝縮してA4 1枚のチートシートにまとめて、さらに自社用にも書き込めるようにしています。
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次回も引き続き、広報活動としてのWebサイトの在り方をみていくことにします。コンプライアンスやディスクロージャーといった企業責任に対して、Webサイトでは具体的にどういった取り組みを行えばいいのでしょうか。
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