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アジア新興国でプレゼンスを確立している企業が実行している3つの事柄 | アジア新興国市場での利益を創出する ─日本企業への提言 | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 8ヶ月 ago
日本企業への提言② 更なる成長へ向けて

重要な成功要因である「アンメット・ニーズに応える」「権限移譲とモニタリングを徹底する」「多様な人材を活用する」という3つのポイントについて、日本企業の状況をふまえて成功への道筋を解説します。

ここまでは、日本とは状況が大きく異なる市場への進出において、多くの日本企業が直面する課題に焦点をあててきました。一方で、その中でもアジア新興国でプレゼンスを確立しつつある日本企業ももちろん存在します。

そこで次に、それらの日本企業のアジア新興国事業が、更なる規模の成長と利益の確保を実現し、自律的・持続的な成長フェーズへと発展させるために、私たちが特に重要であると考える点に注目したいと思います。

「アンメット・ニーズ」に応える

製品開発については、多くの企業が「消費者起点」が重要だと認識しています。しかし実際には、ハイエンド市場をターゲットとする中で現地ニーズを取り込んだ製品開発が不十分となってしまっているケースが見られます。

もちろん、グローバル製品であるということ自体が付加価値となるケースもありますし、経済成長に伴って日本市場と同等のニーズが生まれる段階に入ってくる市場もあるでしょう。

しかし同時に、新興国市場における重要なキーワードが「多様性」と「変化」であることも忘れてはなりません。今回のEYの調査では、「規模の経済」について過大評価に注意する必要がある、との指摘がされています。

新興国市場で成功しているリーディングカンパニーにおいては、常に消費者の多様性や変化をキャッチし、迅速かつ柔軟に適応する点に注力しています。コストや効率性は重要ですが、そのために消費者への価値提供に関して妥協しないことが重要です。

例えばある企業では、製品開発時に現地調査を行うだけではなく、製品開発機能自体を現地に常設し、自社の研究員が現地で生活を送ることにより、消費者の特性をより適切に把握するだけでなく、その変化についてもいち早くとらえることを可能にしています。

また、新興国市場の様々な都市に社員を配置するだけでなく、定期的に集まって情報交換を行うことで、現地で把握した情報を適切にモニタリングし、迅速に意思決定に活かす体制を整えている企業もあります。

「新たな市場を創出する」ことも非常に重要です。多くの企業が、消費者の特性・嗜好の変化の速さ、競合の追随の速さを背景に、製品サイクルの短期化と開発コストの負担増に直面しています。

これに対し、新たなカテゴリーを提示することで市場を創出したり、コスト等の面から事業性がなく、満たされていなかったニーズに関して新たなビジネスモデルを発明することで市場を創出したりすることができれば、その市場規模は非常に大きく、しかも長期間にわたって自社の優位性を維持することができるでしょう。

日本企業には、品質管理力や技術力に関して依然として定評があります。今回EYがグローバルで行ったインタビューにおいても、例えば、現地に合わせたパッケージと販売方法の発明、健康・清潔・環境保護などといった新たな価値観を提示する製品やサービスの発明など、日本企業のこうした点を高く評価する声も聞かれました。

アジア市場の位置づけや開発方針、既存の枠組みにとらわれない開発を可能にする組織設計などを再度見直すことで、現地の消費者の徹底的な観察を通じて潜在的なニーズを堀起こし、素早く自社の強みを活かした製品開発を行う体制が整えば、新興国市場の膨大なアンメット・ニーズを取り込み、継続して成長を達成する余地は一層高まると考えます。

権限移譲とモニタリングを徹底する

変化が激しく、かつ多様なアジア新興国市場で利益創出を達成するためには、現地への権限移譲が鍵になっていると私たちは考えています。今回EYが行った調査では、アジア新興国市場での消費財・流通事業において高業績を達成している企業では、利益を伴った成長を実現するために重要となる明らかに矛盾する数々の要素を、現地化を徹底すると同時に規律を維持することでうまくバランスをとって両立させていることが明らかになりました。

一方で日本企業においては、調査・インタビューや業界スペシャリストとの議論を通じて、ローカルの役割よりも、グローバル本社の役割が大きい傾向があることが分かりました。

もちろん分権と集権の「適切なバランス」というのは事業内容によってもフェーズによっても異なります。しかしそれを考えても、日本企業では現地への権限移譲が不十分なケースが多く見受けられます。

この背景には、海外展開による売上高・利益の成長に対するコミットメントが不十分、もしくは、海外展開の位置づけが不明確だという要因があると私たちは考えています。

アジアで成功しているリーディングカンパニーにおいては、事業の範囲や投資予算の額、ハードルレートや投資回収期間など、戦略と投資基準については投資戦略として明確に設定しています。例えば、早急に利益を回収するエリアや長期的な視野で投資を行うために一定期間は投資先行を覚悟するエリアなど、展開地域ごとの状況に合わせて明確な方針を持っています。

一方で、商品開発、サプライヤーの選定、マーケティング、販売チャネルの選定、パートナーシップやアライアンスなど、投資戦略の範囲内では徹底して現地に権限移譲しているケースが多く見受けられます。

ローカルと本社の間でローカル投資方針に関して事前に合意を行うと同時に、その範囲内で徹底的にローカルへ権限移譲を行うことで、必要な投資や戦略実行に関するスピーディな意思決定を実現しているのです。

また、モニタリングの徹底も重要なポイントです。現地のマネジメントは、移譲された権限の範囲内で意思決定を行うことができますが、同時に、本社に対する説明責任も負っています。アカウンタビリティを確保し、グローバルでの戦略の一貫性や効率性を担保することが、利益ある成長達成のためには重要となっています。

なお、本社サイドでは権限移譲の重要性を認識し、現地化を推進している場合においても、現地サイドでは項目・度合いの双方において権限移譲が不十分であると感じているというようなケースもありますが、ここでは本社と現地の認識のギャップという問題が生じています。こうしたことからも、本社と現地とのコミュニケーションを再度見直し、徹底することが重要となっています。

多様な人材を活用する

現地に権限移譲を進めると同時に、グローバルの戦略の一貫性を担保するには、適切な人材を確保し、活用することが重要となります。新興国においては、社員の離職率の高さ、給与上昇率の高さ、スキルの不足などが指摘されており、この人材の確保というポイントは、今回の調査・インタビューにおいて、多くの企業が課題であるとの認識を持っていた点となっています。

特に日本企業においては、社外人材の活用や業界外からの人材の活用に関する経験が少なく、適切な人材を確保できないことが現地への権限移譲が進みにくい一因にもなっています。

なお、企業買収により進出した際などには、本社人材の投入以外に、現地企業のトップをそのまま活用するケースもありますが、その際には、グローバル戦略の一貫性の担保という点が不十分となってしまっている場合も見受けられます。

実は、人材の確保・活用に関しては、日本のみならず、グローバルの調査・インタビューにおいても重視されているポイントとなっており、新興国市場における人材獲得競争の激化がうかがえます。

その中でも、アジアで利益を伸ばしているリーディングカンパニーとその他の企業において大きく傾向が異なったのは、前者の方が、現地企業において経営層を育てる、海外の他社からの人材を採用・投入する、現地の他社からの人材を採用・投入する、そして本社からの人材を活用する、というように、より多くのアプローチで現地の経営陣の獲得・育成に努めているという点でした。

また、マネジメント層の確保に加え、現地スタッフの育成・活用も重要なポイントです。今回の調査・インタビューの中で浮かび上がってきた日本企業の強みの一つに、例えば「カイゼン」「5S」といった取り組みや、決められたルール・手順に則った丁寧な作業・サービスなどといった、現場のスタッフの意識の高さが挙げられます。

日本企業のオペレーションの質の高さを支えているこれらの要素がアジア新興国市場においても実現できれば、前述したような「新たな市場の創出」の実現も可能となるでしょう。

グローバルのリーディングカンパニーにおいても、ベストプラクティスを各国・各地域のマネジメント層で共有し、グローバル企業としてのメリットを活かすための取り組みが進められています。

各国・各地域によって様々な条件が異なりますが、共通項を見つけて成功事例の横展開のスピードを速めることで、更なる利益拡大と成長の持続性確保につながると考えています。

画像認識技術で投稿画像を発掘して解析

10 years 8ヶ月 ago
イメージ内広告を展開するガムガムが、ソーシャルメディアに投稿された画像を解析するサービス「Mantii」を開始。ハッシュタグなどのテキストの手掛かりを含まない投稿でも、画像認識技術により商品カテゴリーやブランドにまつわる画像を抽出して、その傾向を解析する。次のウェブサイトでデモを確認できる。
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Mantii
https://www.mantii.com/
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ブランドピットも類似のサービスを提供している。
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Brand Pit
http://brand-pit.com/
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noreply@blogger.com (Kenji)

クックパッド、オリジナル商品などのECサイト「クックパッドストア」を開設 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 8ヶ月 ago
料理レシピサービス「クックパッド」を利用する5600万人超(月間利用者)に向けて展開

クックパッドは9月9日、キッチン用品やクックパッドオリジナル商品などを販売するECサイト「クックパッドストア」を開設した。料理レシピサービス「クックパッド」を利用する5600万人超(月間利用者)に向けて展開する。

「クックパッドストア」は、キッチングッズを中心に独自の視点で選んだグッズのほか、次のようなアイテムを販売する。

  • クックパッド社内キッチンでも利用している「ふきん」
  • クックパッドスタッフやクックパッド料理教室の先生ら100人以上の声を反映した「エプロン」
  • クックパッドプレミアムサービスのプレゼントに使える「クックパッドオリジナル プレミアムサービスカード」などのオリジナル商品

オリジナル商品は随時増やしていく予定。

クックパッドがオリジナル商品などを販売する「クックパッドストア」を開設

「クックパッドストア」のトップページのイメージ

クックパッドは、料理が楽しみになる商品やオリジナル商品の販売を「クックパッド」上でスタート。野菜の定期宅配事業「産地直送便」、雑貨を中心としたオンラインショップ「アンジェ」を運営する子会社セレクチュアーとEC事業を展開している。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

takikawa

変更内容が検索結果に反映するまでに必要な時間 ―― ちなみに「アルゴリズムのペナルティ」はGoogleにはない

10 years 8ヶ月 ago

Googleは、「アルゴリズムによるペナルティ」という考え方を持っていない。また、サイトやページに加えられた変更が検索結果に反映されるまでにかかる時間は変更内容に依存するので、一律に定めることはできない。〜 ウェブマスター向けオフィスアワーでのジョン・ミューラー氏の発言より 〜

- 変更内容が検索結果に反映するまでに必要な時間 ―― ちなみに「アルゴリズムのペナルティ」はGoogleにはない -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

Kenichi Suzuki

「最近などんな仕事しているの?」と聞かれるのでフリーのウェブアナリストがしているお仕事を書いてみた

10 years 8ヶ月 ago
背景 2015年3月にフリーのウェブアナリストになりました。企業に13年くらい勤めており、初めてのフリーとなります。しかし、企業勤めだった頃から、執筆・講演・コンサルティング活動を行っていたので、1つの企業で継続的なテーマに取り組むことが出来ないという点以外は、今までとあまり変わっていません。 何か(?)・誰か(?)の参考になればと思い書かせていただきます。 現在行っている仕事を分けると4つの内容になります。

効果的な《ABテスト》を高速・手間なしで。あの日の約束を果たすため。

10 years 8ヶ月 ago

ハードワーク

1.約束

─遠い過去─
「わぁ、ピアノだ!」
父親「5歳の誕生日、おめでとう。パパとママからのプレゼントだよ。」
「ありがとう!パパはピアノ弾けるの?」
母親「パパはとっても上手なのよ。」
「すごい!パパ、ピアノ教えて。」
父親「ようし!じゃあパパがじっくり教えてやろう。目指すは日本一だ!」



─2015年新宿、とある人材派遣会社─
マネージャー「えーっと、では、マーケチームの方から報告をお願いします。」
サイトウ「はい。リスティング広告のCVは進捗率83%、月末の着地で95.3%を見込んでいます。他にFacebook広告の進捗は74%、こちらは着地で94.5%、その他オーガニック経由のCVと合わせて、今月の全体での着地見込みが達成率91.8%となっています。」
マネージャー「うーん。もう少しじゃないか。なんとか達成できないのかね。」
サイトウ「もちろん、達成を目指します。リスティング広告については広告文のABテストを継続的に続けています。Facebookはバナークリティブをテストすることで改善を行っています。」
マネージャー「確か、先月も同じ事を言っていなかったかな?先月も達成率は結局8割を切っているね。」
サイトウ「申し訳ありません。」
マネージャー「君もわかっていると思うが、今月は上期の締めにあたる。ここでしっかりと数字を作って、借金を返済しておかないと、通期の達成が厳しくなるんだよ。」
サイトウ「わかりました。ABテストの精度向上を行いながら、対象範囲の拡張も検討していきます。」
マネージャー「しっかり頼むよ。君一人に任せっぱなしなのは申し訳ないが、ウチはただでさえ人材が少ないんだ。なんとかするしかない。」
サイトウ「はい。承知しております。」



─その日の深夜─
サイトウ「ただいま・・・。」
─静まりかえった室内。テーブルの上には食事が用意されている。
《温めて食べてください》─書き置きが一枚。

サイトウ「ふう。ここ数年、ほとんど家族と会話していないなあ。平日は仕事で忙しく、休日は上司とゴルフ。気がついたら娘のメイも、もう高校生だ。このままでいいんだろうか・・・。」
─壁に掛かった昔の写真を見つめる─
サイトウ「でも、俺が頑張らなくちゃ。しっかり稼ぐことが父親の仕事なんだ。」



─翌朝─
サイトウ「行ってきます。・・・今日も見送りナシ、か。」
アキコ「あなた・・・。」
サイトウ「アキコ、めずらしいな。見送ってくれるのかい。」
アキコ「来週、大丈夫なの?」
サイトウ「来週?何かあったか?」
アキコ「忘れてしまったの?来週はメイのピアノの発表会よ。あの子にとってはもう最後になるわ。」
サイトウ「あ、そうか。そうだったな・・・。」
アキコ「忙しいと思うけど、見に来てあげて。お願い。」
サイトウ「ああ。行けたら行くよ。」
アキコ「お願いね。あの子ほんとうはあなたに一番見てほしいの。」
サイトウ「・・・行ってくるよ。」
アキコ「行ってらっしゃい・・・。」



2.大切なもの

ピアノ

─新宿、某所。キュウウウン・・・。空間がゆがみ、近未来のバイクのような乗り物が姿を現す。─
リョウ「よし、到着。ええっと時間座標は・・・2015年9月17日15時、間違いないな。タイムワープ成功だ。」
キョウジュ「聞こえるか、リョウ。」
リョウ「聞こえるよ、キョウジュ。通信回線は良好だ。そっちの様子はどうだ。」
キョウジュ「《ブラックメン》たちが《マザーコンピューター》に攻撃を開始して36時間が経った。《ニュータイプ》の最高議会《コア》はセキュリティレベルを上げて、奴らの攻撃に対抗している。」
リョウ「どれくらい持ちそうなんだ?」
キョウジュ「わからない・・・。でも、万が一《マザーコンピューター》が破壊されたり、乗っ取られたりした場合、世界中のマーケティング活動が停止を余儀なくされるだろう。」
リョウ「AI=人工知能によるオペレーション機能の中枢である《マザーコンピューター》を破壊されるワケにはいかない。」
キョウジュ「ああ。《ブラックメン》をなんとしてでも阻止しないと。」
リョウ「OK。それで、今回の《ターゲット》は?」
キョウジュ「こいつだ。」

 

ターゲット:ブラックメン・サイトウ
人材派遣会社のマーケ担当。たった一人で複数の業務をこなし、多忙な日々を送っている。妻と一人娘がいるが仕事が忙しく帰宅時間も遅いため、ほとんど会話がなく、疎遠になっていた。娘の最後のピアノの発表会に参加できず、それが原因で家族との関係がさらに悪化。翌年離婚する。離婚を契機に、仕事も失敗が続き会社を退職。悲嘆に暮れた彼は、やがて《ブラックメン》のトビラを叩く。

 

リョウ「・・・なるほど。サイトウの仕事を成功させ、ピアノの発表会に行かせるってことか。」
キョウジュ「そうだ。」
リョウ「OK、早速作戦を開始するよ。」



─新宿、人材派遣会社のオフィス─
サイトウ「ううむ・・・。ABテストがうまくいかない。広告文が問題なんだろうか・・・。」
マネージャー「サイトウくん、ABテストの様子はどうだね?」
サイトウ「あっ、はい。それが、先日行ったABテストはあまり有意な結果を得られませんでした。再度、広告文の練り直しを行います。」
マネージャー「しっかり頼むよ。この期末は勝負なんだからな。」
サイトウ「はい・・・。明日は行けそうもないな・・・。」



─ピアノの発表会、当日─
サイトウ「だめだ・・・。広告文同士の差が上手く出ない。また広告文の練り直しだ・・・。」
リョウ「こんにちは!ジャストシステムのリュウザキです。サイトウさんはいらっしゃいますか?」
サイトウ「は、はい。サイトウは私ですが・・・。」
リョウ「以前、エキスポで名刺交換させていただきました。リュウザキです。」
サイトウ「あ、そうですか・・・。(リュウザキ?そんなやついたかな。)」
リョウ「今日は弊社のリスティング オートフライトについて、ご紹介にうかがいました。」

 

リスティング オートフライトとは?
「ジャストシステムが誇る高度な自然言語処理技術《NLP》と統計処理技術により、キーワードの自動生成、広告文の自動生成、入札やターゲティングの自動最適化を可能にした、リスティング広告の高効率運用サービスである。詳しい情報はトップページを見てほしい。もちろんトップページから広告文やキーワードのシミュレーションを申し込めることは言うまでも無い。」
《ジャスト出版:『検索広告のPDCAはAI=人工知能に』より》

 

サイトウ「リスティング オートフライト・・・。」
リョウ「はい。アルゴリズムで広告文を自動生成するので、ABテストも効率的に運用できるんです。」
サイトウ「ABテストも・・・?実は今そのABテストで苦しんでいるんだ。」
リョウ「そうなんですか?良ければ、一度アカウントを見せてもらえませんか?」
サイトウ「あ、ああ。じゃあ、見てもらおうかな・・・。」
リョウ「なるほど、分かりました。それでは・・・」

 

《ABテストの鉄則》

・広告グループごとに違う広告文を設定する
せっかく広告グループを分けているのだから、それぞれにふさわしい広告文を個別に作成すべき。ABテストを重ねていくと、同じ広告文を別グループに流用しがちだが、ボリュームの多い広告グループを優先してふさわしい広告を見つけたい。
・広告文作成のセオリーをまもる
重要なのはCTRを上げることで、ABテストを回すことではない。あくまでCTRが上がりやすい広告文の作成を重ねること。キーワードを広告文に含めることや、具体的な数字を使うこと、他社に訴求負けしないことなど重要な要素は忘れてはいけない。
・常に回し続ける
登録キーワードが増え、広告グループが多くなると、どうしてもABテストが止まりがちになる。ABテストは止まれば止まるほど機会損失となるので、常時2つ以上の広告を回し、検証し続けること。

 

《実例》

ABテストはどの要素がCTRに影響しているのか判別するために、1カ所だけ要素を変えてテストをするのが望ましい。例えば《キーワード》が《転職》の場合は下記のようになる。ここでは《広告文の一行目》だけを変えた広告文を3つ用意する。

1.実績訴求

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2.年収訴求

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3.特典訴求

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《結果》

CTRCVR
1.実績訴求1.48%0.93%
2.年収訴求1.13%0.74%
3.特典訴求1.70%0.81%

この結果を見ると3のCTRが良い。そこで、3の訴求をもとに次のABテストを行う。今度は《広告文の2行目》の要素を変えてテストする。

3-1.TEL相談

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3-2.実績訴求

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3-3.内定率訴求

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内定率87%の実績であなたらしい転職を

 

《結果》

CTRCVR
3-1.TEL相談1.69%0.85%
3-2.実績訴求1.50%0.72%
3-3.内定率訴求2.01%0.87%

《広告文の2行目》を検証してみたところ、3-3のCTRが最も高くなった。今度は3-3の訴求を元にABテストを行う。このように要素を検証しつつABテストを重ねていくが、単語や文節の前後を変えるだけでも小さな改善は重ねることができる。また、リンク先との情報乖離が激しい「釣り」の要素が大きすぎる広告はCVRが大きく下がる可能性があるので、CVRの数字も確認しておくと良い。

 

サイトウ「そうか、これなら行けそうだ。ありがとう、助かったよ。」
リョウ「サイトウさん、リスティング オートフライトはほとんど手間を掛けることなく、リスティング広告を24時間365日最適化します。」
サイトウ「すばらしいサービスだね。」
リョウ「つまり、あなたは他のことに時間を費やせる。娘さんの発表会は何時からですか?」
サイトウ「!」
リョウ「今日は大切な日じゃないんですか?」
サイトウ「き、君はいったい・・・。」



3.ケアが不要な絆など存在しない

家族のシルエット

─駅を飛び出して、会場まで走るサイトウ─
サイトウ「はぁっ、はぁっ。間に合ってくれ・・・!」



─発表会会場─
アキコ「あなた!」
サイトウ「アキコ、メイは?もう演奏は終わったのか?」
アキコ「ちょうど、これからよ。」



─舞台袖─
メイ「パパ・・・。私はパパにピアノを教えてもらった。パパに少しでも褒めてもらいたくて、今まで頑張ってきた。きっと仕事が忙しくて来れないよね・・・。最後にパパに見てほしかった・・・。」
─ゆっくりと、舞台に上がるメイ。─
サイトウ「メイ!」
メイ「!」
─ざわざわざわ・・・ざわつく会場─
サイトウ「メイ、頑張れ!」
メイ「パパ・・・。」



─発表会、終了後─
メイ「結局、優勝できなかった。ごめんねパパ。日本一にはなれなかったよ。」
サイトウ「すばらしい演奏だった。パパには充分伝わったよ。」
メイ「ありがとう・・・。パパ、仕事は?大丈夫なの?」
サイトウ「ああ。今日は大丈夫なんだ。どうだ、久しぶりにみんなで一緒に食事でもするか?」
メイ「うん!」
アキコ「いいわね。じゃあ、お寿司でも行く?」



─少し離れた場所から、様子をみるリョウ─
リョウ「ふぅ、なんとか間に合ったみたいだな。おっ、またシグナルがひとつ消えた。サイトウは《ブラックメン》にはならなかったみたいだな。」
キョウジュ「リョウ!聞こえるか?」
リョウ「聞こえるよ。無事任務完了だ。」
キョウジュ「ひとつ、悪いニュースだ。」
リョウ「悪いニュース?」
キョウジュ「どうやら、《ニュータイプ》の中に敵の内通者がいる。」
リョウ「なんだって!?」
キョウジュ「俺たちの動きは奴らにバレている可能性が高い。」
リョウ「しかし、膨大な時間軸の中から、俺たちを見つけ出すことなんかできないだろう?」
キョウジュ「俺たちがターゲットにしている時間座標のリストを入手し、あらかじめそこで罠を仕掛けている可能性がある。気をつけろ。これから先、何が待ち受けているかわからないぞ。」
リョウ「ああ、わかった。」



4.どんな広告文が生成されてどれだけCVが増えるのか?

リョウ「ABテストも、しっかりとポイントを押さえないといけないんだね。」
イーグル「そうだな。リスティング広告の成否を分けると言ってもいいかもしれない。」
リョウ「この、リスティング オートフライトはそのあたりも加味したアルゴリズムで、訴求力のある広告文を生成してくれるんだよね?」
イーグル「そのとおり。まさに、《オートフライト》なサービスなんだ。リスティング オートフライトによって、訴求力のある広告文が人手を介すことなく生成され効率良く運用を行うことが可能なんだ。」
リョウ「なるほど!でもいったいどんな広告文が生成されて、どれくらいCVが増加するんだい?」
イーグル「いい質問だな。リスティング オートフライトでは実際に使用しているコアエンジン:SLATを使用した広告文生成と流入シミュレーションを無料で受け付けている。最適化を行うことで今のCVからどれくらい増加が見込めるのか、以下のボタンからぜひ試してみてほしい。」

手間なし集客試算
手間なし集客試算
InsideLAF

顧客情報を元に個別の動画を配信する「パーソナライズド動画」の提供を開始、モバーシャルなど3社 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 8ヶ月 ago
動画再生完了率80%、メール開封率2倍など高い効果が実証

動画制作のモバーシャルは9月9日、スマートフォンアプリ開発のlivepass(リブパス)、動画マーケティングのMOVAAAと共同で、ユーザーの個人属性や購買履歴といった情報を元に生成する「パーソナライズド動画」の制作サービスの提供を開始した。ユーザーごとに個別に生成された動画を配信することで視聴者の興味関心を高め、マーケティング成果の向上が見込めるとしている。

動画制作の実績とノウハウを保持するモバーシャル、顧客情報から動画の適正な配信対象を選定、配信するシステムを有するリブパス、Web 動画マーケティングで多くの実績を持つ MOVAAA の3社が連携することで、ユーザー個別の動画配信ができるようになったとしている。

具体的には、顧客情報を元に、視聴者の名前を表示したり、ナレーションで視聴者の苗字を読まれるようになるほか、住所情報を元に、身近な地域の情報を動画で表示するなどができるようになるという。

パーソナライズド動画の利用実績としては、15年4月に大和ハウスがメールマガジンで配信しており、この結果、動画再生完了率が80%、メール開封率も従来の開封率の2倍の約16%になったとしている。

パーソナライズド動画の制作イメージ

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

nakagawa-m

サイト離脱防止システム「VePrompt」にスマホ対応、ユーザーごとの出し分け機能を追加、Ve Japan | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 8ヶ月 ago
メガネスーパーが日本初の導入

成約率向上システムなどを提供するVe Japanは9月8日、提供しているサイトからの離脱を防止するためにポップアップを表示するシステム「VePrompt」をスマホ対応させたほか、ユーザーごとの条件による出し分けができる機能を追加したと発表した。

スマートフォンサイト上で、ユーザーが「戻る」ボタンやアドレスバーの操作によってサイトを離脱しようした場合、または一定時間サイト上での操作がなかった際に、ポップアップを表示することで、サイト利用時の特典やメリットをユーザーに訴求で着るようにした。

あわせて、ページ上に表示されている情報やサイトへの誘導元によって、ポップアップのクリエイティブを出し分けすることができるようにした。例えば、カートページでユーザーが離脱する際に、カート内の商品価格の総額が5000円以上であった場合には送料が無料であることを訴求し、5000円未満のユーザーにはあと少しで送料が無料になることを訴求するなど、メッセージの出し分けができるという。

性別や年齢によってクリエイティブを出し分けることも可能なほか、どのサイトから来訪したかによって、メッセージやデザインを変えることもできるとしている。

今後は、ポップアップ上で動画配信ができる機能を提供する予定。サイト離脱時のポップアップとして静止画だけでは伝えきれない情報を動画のリッチなコンテンツでダイナミックに訴求することで、ブランドを訴求し、離脱を防ぐ効果があるという。

同サービスは、日本市場では初の導入企業としてメガネスーパーのオンラインショップで利用を開始しているという。

メガネスーパーのスマホサイトでのポップアップの表示イメージ

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

nakagawa-m

なぜ通販の再配達は起きる? 不在時間帯は午前中が最多で、約7割が時間指定していない | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 8ヶ月 ago
回答者の約半数がポイント付与のインセンティブがあれば1度で受け取る努力をすると回答

国交省が行った通販・ECの再配達に関する消費者調査①

1回目の配達で荷物を受け取れなかった人に関する初回配達時間(出典は国交省資料

国土交通省が実施した通販などの再配達に関する消費者意識調査によると、初回配達時に荷物を受け取れなかった不在時間帯は「午前中」が最も多く、34.4%にのぼることがわかった。次いで多いのが「把握していない」が20.9%。また、受け取りに関する配達時間の指定をしていない人は72%を占めることが判明した。

国土交通省が8月25日に実施した「宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進等に関する検討会」の資料で公表した。

公表資料のポイント

  • 初回配達時の不在時間帯は「午前中」が最も多い
  • 再配達になった荷物の70%強が時間指定をしていない(そのうち約3/4の荷物は自ら購入した商品)
  • 再配達になった理由で最も多かったのは「配達が来るのを知らなかった」
  • 1回で確実に受け取れる方法として「自宅付近のコンビニのレジ/ロッカーの活用」「駅に設置されたカウンター/ロッカーの活用」の希望が多かった
  • 回答者の約半数がポイント付与のインセンティブがあれば1度で受け取る努力をすると回答

今回のアンケートの回答者は1050人。ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便が再配達になった顧客に対し、配達荷物とともにアンケートを配布。国交省のホームページからも受け付けた。

回答者に「なぜ1回目の配達で荷物を受け取れなかったのか」を聞いたところ、「配達が来るのを知らなかった」が40.9%を占めた。「配達が来るのを知っていたが、用事ができて留守にしていた」が25.7%で続いた。

国交省が行った通販・ECの再配達に関する消費者調査③

初回配達時に荷物を受け取れなかった理由(出典は国交省資料

回答者のうち、配達時間の指定を行っている人は27.6%にとどまり、72.1%が時間指定をしていない。

国交省が行った通販・ECの再配達に関する消費者調査②

時間帯指定をしている人、していない人の割合(出典は国交省資料

「受取時にポイントが付与されるなどのメリットがある場合、1回での受け取りの可能性は高まると思いますか」との問いに対し、男性は55.3%、女性は45.6%が「受け取りの可能性は高まる」と回答した。

国交省が行った通販・ECの再配達に関する消費者調査④

荷物受け取り時のポイント付与などがあっった場合について(出典は国交省資料

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

takikawa

楽天市場: キャンペーンの完全自動化で、販売数 2.6 倍、売上 2.9 倍を達成

10 years 8ヶ月 ago
Posted by E-Commerce 業界担当 インダストリーマネージャー 本橋徹 / オーディエンス ソリューション本部 統括部長 須田尚宏


インターネット・ショッピングモール「楽天市場」は世界的にもユニークな B2B2C 型のマーケットプレイスです。楽天市場の運営においては、常に売り手と買い手の利便性を追求し、膨大なデータを分析しながら科学的アプローチに取り組んでいます。

この事例では、自動入札 vs 手動入札 A/B テストを経て、キャンペーンを完全自動化することで大きな売上向上を達成した、楽天市場の取り組みをご紹介します。デバイスの多様化により増えたユーザー接点(Micro-Moments)を自動化によって効率良く捉えた例です。


導入の背景と戦略


楽天市場では、動的リマーケティングを利用することで「ターゲティング」と「クリエイティブ」は既に自動化していましたが、「入札」はこれまでの知見を活かし手動で商品カテゴリ、リーセンシー、広告サイズで広告グループを分けて運用していました。そこで、さらなる効果アップの可能性の 1 つとして、広告グループを統合し、自動入札を検証することになりました。

2014 年 9 月に、入札戦略ツールの 1 つ、目標広告費用対効果(広告費用対効果:ROAS の目標値を設定し、最適化に向け自動で入札単価を調整する機能)を使って自動入札 vs 手動入札 A/B テストを行い、結果をもって入札自動化を検討するという計画がスタートしました。


自動入札(目標広告費用対効果:ROAS 機能)の仕組みと効果


自動入札(目標広告費用対効果:ROAS 機能、詳細リンク先説明もご参照ください)を適切に活用すれば、手動で入札単価を設定するよりもコンバージョン数(販売数)や売上を伸ばせるほか、キャンペーン管理の時間を大幅に減らすことができます。

その仕組みを簡単にご説明します。自動入札は、AdWords の自動入札アルゴリズムが各広告オークションの状況に関するシグナルを分析し、広告クリックがコンバージョン(販売)につながる確率に応じて入札単価を毎回自動で設定しています。また、個々のシグナルだけでなく、シグナルの相関性も考慮して入札単価を算出します。

下記は分析されるシグナルの一例です。自動入札は、手動での入札では一度に加味しきれない量のシグナルを多角的かつリアルタイムに分析し、入札することで、手動に勝る最適化を実現するのです。



施策後の成果


2014 年 9 月、リマーケティング リスト内のユーザーを均等なグループに分け、同予算でキャンペーンを展開し、自動入札 vs 手動入札 A/B テストを実施しました。結果、手動入札キャンペーンと比べて、キャンペーン費用は -12%と抑えながら、自動入札キャンペーンではコンバージョン数(販売数) +12%、売上 +14% という成果をあげました(図 1 参照)。

この結果を受け、楽天市場は入札の自動化を導入しキャンペーン(ターゲティング、広告、入札)をすべて自動化しました。その後、投資を拡大し 2015 年 4 月には、コンバージョン数(販売数)は 2.6 倍、売上は 2.9 倍にまで拡大しました(図 2 参照)。現在では、入札調整含むこれまで手動で行っていた実行フェーズに関する業務はほぼ自動化が完了し、その分の時間は今後のユーザー戦略に関するディスカッションや新施策のチャレンジなどに一層割かれています。

(図 1)手動入札 vs 自動入札テスト結果(図 2)自動入札導入後の推移



今後の展望


「昨年 9 月の導入より、継続的に高いパフォーマンスで運用を行うことができております。導入当初は、ターゲットとした ROAS 値よりも高い成果が出てしまう、ROAS 値変更時にパフォーマンスが安定しないなど、いくつか問題点がありましたが、度重なる Google 側のチューニングにより現在は解消されており、順調に運用をしております。 また今後は、検索広告についてもテスト運用を進め、導入していきたいと検討しております。」
(楽天市場事業マーケティング部アフィリエイト・マーチャンダイザーグループ ディスプレイチーム 門田 志穂氏)



*PDF 版の事例はこちらからダウンロードできます。

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楽天株式会社
• http://www.rakuten.co.jp/
• インターネット・ショッピングモール「楽天市場」を中核に、電子書籍、トラベル、銀行、証券、クレジットカード、電子マネー、ポータル&メディア、オンライン マーケティング、プロスポーツなどのサービスをネット上からワンストップで提供
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千趣会と雪印メグミルク共同出資会社の通販サイトに不正アクセス、被害は調査中 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 8ヶ月 ago
旧出産・内祝ギフトサイトのWebサーバーが、外部からの不正アクセス攻撃を受けたことが判明

千趣会の子会社で、雪印メグミルクも共同出資するベルネージュダイレクト(旧主婦の友ダイレクト)が運営していた旧出産・内祝ギフトサイトのWebサーバーが、外部からの不正アクセス攻撃を受けたことがわかった。個人情報の流出の可能性については調査中。9月9日中に調査結果を明らかにするとしている。

9月7日に明らかにした。現在、個人情報の流出については調査中だが、現時点までに不正使用による被害は確認されていない。

また、不正アクセス被害の概要、対象となる顧客は特定できていないという。調査結果は9月9日に調査結果を公表する予定。

出産・内祝ギフトサイトは8月31日に販売を終了し、9月3日にサイトを閉鎖している。現在稼働している通販サイトは別サーバで管理しているという。

千趣会と雪印メグミルクの共同出資会社「ベルネージュダイレクト」の通販サイトに不正アクセス

不正アクセスに関するお知らせをサイトで公表した(画像は編集部がキャプチャ)

問い合わせ窓口などは、調査終了後の9月10日に専用お客様窓口を設置するという。

ベルネージュダイレクトは、千趣会が66.6%、雪印メグミルクが33.4%を出資する通販企業。7月1日付けで、社名を「株式会社ベルネージュダイレクト」に変更した。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

takikawa

Google、コカ・コーラなども顧客に。卓球ラケットのECサイトが人気を集めるワケ | 海外ECサイトの事例に学ぶ 売上UPのコツ | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 8ヶ月 ago
米国で卓球ブームの火付け役となった、オリジナルの卓球ラケット販売サイト「Uberpong」の成長ポイントとは

企業内で行われる卓球を通じ、交流などのコミュニケーションを図る取り組みが米国で広まっていることは知っていますか?

今回紹介するのは、自分の好きなデザインのラバーを注文できる卓球ラケットをネット販売するスタートアップ企業。主要な顧客は法人なのだが、その面々がすごい。Google、コカ・コーラ、Nikeなど米国を代表する有名企業からオーダーを受けているのだという。

消費者からの利用に加え、大手や有名企業から企業ロゴ付きラケットや卓球台の製作オーダーも数多く受けている。

設立後間もないスタートアップ企業が大手や有名企業の注目を集め、知名度を上げていったのか。それは、卓球というスポーツの特徴を把握し、企業活動の変遷を素早くキャッチ、それを企業ブランディングに活用できるようにした取り組みが秘訣(ひけつ)にありそうだ。

米国では卓球がアクティビティという形でブームになりつつある

米国で卓球ブームの火付け役となっているオリジナル卓球ラケットECの「Uberpong」
オリジナル卓球ラケットのECサイト「Uberpong」

この記事で紹介する「Uberpong」の成長ポイント

  • 米国企業などのアクティビティとして卓球が普及しつつあり、それをビジネスチャンスとした
  • 自由にカスタマイズできる卓球ラケットの販売は、メディア露出につながり、認知が広まった
  • 「卓球を広める運動」を企業と一緒に取り組んでいる

ところで、あなたは卓球と聞けばどんなイメージを抱くだろうか?

僕の場合、温泉旅行で旅館に置いてある卓球台でプレーをしたという記憶が強過ぎたのか、いまだに「温泉、旅館≒卓球」というイメージを抱いてしまっている。だが、ルールの易しさ、プレーする条件は整えやすいことから、若い人からお年寄りまで、年齢や性別、場所を問わずに愛されているスポーツの1つだ。

卓球はヨーロッパでも盛んに行われているが、北米ではヨーロッパやアジアほど浸透していない、と言われてきた。僕も「米国と卓球」というイメージを持ったことがなかったが、最近ではアクティビティという形でブームになりつつあるようだ。

新たな卓球ブームの火付け役となったのが、今回紹介するオリジナルの卓球ラケット販売サイト「Uberpong」だ。

2012年、米国オースティンで設立された「Uberpong」では、デザイナーが手がけたデザインをラバーに印刷した卓球ラケットや、ユーザーの思い思いの写真やイラストをラバーにプリントしたものを購入することができるという。

自分の好きなデザインのラバーを注文できる卓球ラケット

米国で卓球ブームの火付け役となっているオリジナル卓球ラケットECの「Uberpong」②
「Uberpong」で購入されたさまざまなオリジナル卓球ラケット

「Uberpong」は現在、2種類の卓球ラケットを販売している。1つは世界各地のグラフィックデザイナーがデザインしたラバーを選べる「DESIGNER PADDLES」。もう1つは、自分自身が選んだデザインを使用する「CUSTOM PING PONG PADDLES」だ。

ともに競技用ではなく、レクリエーションを楽しむことを目的に作られている。

各デザイナーが手がける「DESIGNER PADDLES」の価格は30ドル(約3600円)。より細かなカスタマイズをしたい利用者のために、20ドル(約2400円)でラバーのない「UBERPONG BLADE」も販売している。

なお、卓球ラケットにはシェークハンドやペンホルダーなどいくつかバリエーションが存在する。しかし、「Uberpong」のラケットはレクリエーション用ということがあってか、形状や材質、厚さなどは1種類のみ。カスタマイズすることはできないようだ。

米国で卓球ブームの火付け役となっているオリジナル卓球ラケットECの「Uberpong」③
各デザイナーが手がけるオリジナル卓球ラケット「DESIGNER PADDLES」

ユーザー自身の趣味で好きなデザインを指定できる「CUSTOM PING PONG PADDLES」では、さらに両面のラバーに同じデザインをプリントするのか、片面ごとに異なるデザインにするのかを選択することができる。

2つのプランで若干料金は異なり、前者は34ドル(約4100円)、後者は39ドル(約4600円)だ。

米国で卓球ブームの火付け役となっているオリジナル卓球ラケットECの「Uberpong」④
ユーザー自身の趣味で好きなデザインを指定できる「CUSTOM PING PONG PADDLES」

デザインに使用する写真やイラストは、パソコンからアップロードすることもできるし、「Instagram」や「Facebook」アカウントを用いて、自身が投稿したデータを使用することが可能。

なお、画像は5メガバイト以内のJPGかPNGファイルで、650×650~2000×2000ピクセルのものを奨励しているとのことだ。

「Uberpong」のデザイン・ラケットの内容はおおよそこのようなも。これだけ見ると、趣味で卓球を楽しむユーザーが、自分の個性をアピールするための商品を購入できるサイトに思えてくるだろう。ところが、「Uberpong」の主要な顧客は法人であり、Google、コカ・コーラ、Nike、Red Bull、TOMs、Levi'sなど米国を代表する有名企業からオーダーを受けているという。

なぜ「Uberpong」のデザイン・ラケットが、そうそうたる企業に注文されることになったのだろうか? 創業者のストーリーとともにその秘密に迫ってみよう。

成功しているベンチャー企業が卓球をアクティビティとして取り入れつつある

米国で卓球ブームの火付け役となっているオリジナル卓球ラケットECの「Uberpong」⑤
「Uber Pong」の創業者David Lowe氏

「Uber Pong」の創業者はDavid Lowe(以下ロー)氏。2003年にイーストロンドン大学を卒業した後、日本で英語教師として働いたり、オーストラリアで営業マンとして働いたりと、世界中を働きながら旅した人物だ。

同氏は英国に帰国した後はいくつかのスタートアップのマーケティング担当者として活躍していたという。

ロー氏が勤めた会社の中には、共有スペースに卓球台が設けられているオフィスもあった。そこでは、会社で働いている人たちが卓球の試合をすることで親交を深めることができたのだ。

これは珍しい話ではなく、米国を代表するようなベンチャー企業では、社内に卓球台を置く会社が増えつつあるという。卓球をアクティビティの一環として取り入れることで社員同士の仲を深める、手軽に省スペースで楽しむ、というのが卓球が選ればれた理由だったようだ。

ロー氏の場合も、同僚と卓球をすると毎回のように白熱した。また卓球を通して同僚たちの個性を感じ取ることができ、出会ったばかりの同僚たちとの関係も深まった。卓球がコミュニティの橋渡しをする役割を果たしていることはロー氏にとって大きな発見だったという。

こうして「親睦を深めるための卓球」の魅力を知ったロー氏だったが、用具に対してある不満を感じるようになった。卓球ではプレーを通して相手の人間性を伺うことができるが、ラケットは皆同じようなデザイン。それぞれの個性を何ら表していないと思ったのだ。

そこで、卓球業界をより楽しいものとして盛り上げようと、よりデザイン性の高い卓球ラケットや自分のオリジナルデザインをプリント・販売するブランドの設立を考えた

早速、2012年に米国オースティンに移ると、「KickStarter」でプロジェクトを開始し、目標金額1万ドルの支援金を136人から集めることに成功する。

その後「Extra TV」という米国の番組の卓球の勝負をする企画で、タレントの「Mario Lopez氏」と「Maria Menouno氏」の顔がプリントされた卓球ラケットが使用されたことがきっかけで、多くの人に認知されることにつながったという。

米国で卓球ブームの火付け役となっているオリジナル卓球ラケットECの「Uberpong」⑥
タレントの「Mario Lopez氏」と「Maria Menouno氏」の顔がプリントされた卓球ラケット

これを機に「Uberpong」の、パーソナライズもできる卓球ラケットはネット上のメディアやTVで話題になった。そして、Googleなどの有名企業からもオーダーを受けることになったのだ。

商品の販売のみならず、卓球を広める運動を展開

米国で卓球ブームの火付け役となっているオリジナル卓球ラケットECの「Uberpong」⑦
卓球ができる場所を探せる地図ソフトも開発している

「Uberpong」はただパーソナライズ可能な卓球ラケットの販売だけを行っているわけではない。卓球のコミュニティ作りにも力を入れている

卓球ができる場所を探せる地図ソフトを開発して情報を公開したり、TOMsなどの企業と組んで卓球イベントを開催するなど、卓球界を盛り上げることに取り組んでいるのだ。

「Uberpong」は商品に加えて、「卓球を広める運動」を展開することで、主に企業のアクティビティを目的とした卓球の普及に貢献していると言えるだろう。今ではラケットの製作だけでなく、企業のロゴ付きラケットや卓球台の製作のオーダーも数多く受けている

また卓球をしたいときに対戦相手を探せるアプリケーションも開発しているそうだ。

企業内で行われている卓球を通した交流にいち早く着目し、その火付け役を担うことになった「Uberpong」。今後も米国における卓球の盛り上げをリードしてくれることだろう。

尼口 友厚

株式会社ネットコンシェルジェ

尼口 友厚(あまぐち・ともあつ)

株式会社ネットコンシェルジェ CEO プロダクト・マーケティング責任者

明治大学経営学部卒。米国留学からの帰国後、デザイナー/エンジニアとしての活動を経て、2002年に国内有数のウェブコンサルティング会社「キノトロープ」に入社。

2003年同社関連会社としてネットコンシェルジェを設立。eコマースとブランディングを専門領域とし、100億規模の巨大ECサイトからスタートアップまで150を超えるクライアントを抱える。現在は、ショッピングSNSサービス「#Cart」を運営する。趣味はブラックミュージック鑑賞。

著書に『なぜあなたのECサイトは価格で勝負するのか?』(日経BP)
訳監に『ハックプルーフィングLinux』(秀和システム)

Google、検索結果からローカルサービスの予約ができる機能を試験提供

10 years 8ヶ月 ago

Googleは、法律事務所や医院など訪問型のローカルサービスの予約を検索結果から入れられる機能の提供を試験的に始めた。こちらは始まったばかりだが、検索結果からのレストラン予約は5月から利用できている。ユーザーにとっては便利な仕組み。一方でレストランやローカルビジネスを集めたディレクトリ系サイトで予約サービスも提供しているサイトは、ひょっとしたら影響を受けるかもしれない。

- Google、検索結果からローカルサービスの予約ができる機能を試験提供 -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

Kenichi Suzuki

EC-CUBE DAY 2015が開催、業界関係者ら約800人が参加 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 8ヶ月 ago
パルコのオムニチャネル戦略など15講演を実施

ECサイト向け支援事業のロックオンは9月7日、ECサイト関連事業者向けのイベント「EC-CUBE DAY2015」を東京都千代田区の秋葉原UDXで開催し、約800人の業界関係者を集めた。

基調講演にはパルコ・シティの唐笠亮氏がパルコが考えるオムニチャネル戦略などを講演。このほか、昨年計10コマだったセミナーは15コマに拡大。ヤフー、ヤマトフィナンシャル、KDDIウェブコミュニケーションズなど協賛企業などによる講演のほか、ブース展示が行われた。

セミナーが終わったのちには、セミナーのスピーカーなども参加したネットワーキングパーティーを開催。多くの来場者が業種・職種を超えて情報交換・懇親を深めていた。

ヤフー・畑中氏の講演の様子

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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