ネットショップ担当者フォーラム

自転車のあさひ、EC売上は約44%増の37億円

8 years ago

自転車販売ショップ「サイクルベースあさひ」を展開する、あさひの2018年3月期のEC売上高は、前期比43.9%増の37億2300万円だった。店頭受け取りサービスが好調に推移した。

単体売上高に占めるEC売上高の比率は6.9%(前期は5.1%)。

ECサイトで販売した商品を店頭で引き渡す「ネットで注文、お店で受取り」が好調に推移。電動アシスト自転車のカテゴリーが大きく伸びたという。 店頭受け取りサービスは2013年3月に開始した。

「ネットで注文、お店で受取り」が支持されている理由は、次の5点だという。

  • 送料無料で全国の店舗で受取可能
  • 自転車のプロによる接客対応
  • 自転車組立から点検、部品取り付けが無料
  • 梱包のゴミが出ない
  • 自転車総合保証にも加入可能

あさひの自転車ECでは、「ネットで注文、お店で受取り」が支持されている

あさひのECサイトは店頭受け取りが好評(画像は編集部がECサイトからキャプチャ)

あさひが運営しているECサイトは、店頭では取り扱っていない専門性の高い自転車パーツやアクセサリーを中心とした自社ECサイト「ネットワーキング店」と、一般ユーザー向けの「Yahoo!店」「楽天市場店」がある。

あさひは2021年2月期決算の目標値として店頭売上高600億円、EC売上高30億円を掲げている。ECは2018年2月期の時点で計画を上回った。

2019年2月期はオムニチャネルシステムの導入を計画している。店舗とECを合わせた売上高の計画は、前期比8.5%増の561億5000万円に設定した。EC単体の売上高計画は公表していない。

あさひの2020年度に向けた売上目標

2021年2月期決算の目標値(画像は編集部がIR資料をキャプチャ)

自転車通販・ECは成長分野で、エイチームが2013年12月にスタートした自転車通販サイト「cyma -サイマ-」は、2017年7月期のEC売上高は前期比64.7%増の20億100万円だった。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

「AI+ビッグデータ」活用を本格化するエニグモのマーケティング施策とは? | 通販新聞ダイジェスト

8 years ago

CtoC仮想モールの「バイマ」を運営するエニグモでは今期(2019年1月期)より、ビッグデータとAIを活用した新たなマーケティング施策を本格化する。顧客ごとに最適なクーポンやポイントを付与するもので、構築・運用費用として2億円を見込んでいる。

前期(18年1月期)は増収となったものの、韓国の連結子会社解散に伴う特別損失や、国内のウェブメディア事業子会社の株式売却に伴う減損損失などを計上したことで減益となっている。

主力のバイマ事業については引き続き成長が続いており、ファッション情報を記事形式で発信して、商品画像のクリックからバイマに送客するオウンドメディアサイト「スタイルハウス」が新たな流入経路として機能。同サイト経由でのバイマ新規会員数は前期比31%増、総取扱高では同30%増となった。

また、テレビCMを軸とした新たなマーケティング施策を前期の下期より試験的に開始している。予算1億円弱を使い、2つのセールを起点とした合計5日間のスポットCMを実施。アプリ限定の500円均一セールと、アメリカ買い付けのアイテムが現地価格より割安で購入できるセールで訴求した結果、第4四半期の新規登録会員と総取扱高が四半期ベースで過去最高値を記録した。

今期はこのマーケティング施策を更に本格化する考えで、これまで人力で行ってきた顧客特典の配分作業などについてAIを使って効率と精度を向上させる。具体的には顧客に応じたクーポンの配布量やポイント発行数、付与するタイミング・範囲などの組み合わせを自動化する考え。同施策の構築・運用予算については2億円を想定しており、アクティブ会員数の増加と1人当たりの購入件数向上を図っていく。

AIを使って効率と精度を向上させるエニグモのマーケティング施策
エニグモが取り組むマーケティング施策のイメージ(画像はエニグモのIR資料から編集部がキャプチャし追加)

そのほか、2月5日にはバイマのアプリを刷新。ホーム画面は日々更新されるバイマの最新トレンドが確認できるデザインにしており、検索についてもお気に入りの検索条件の保存作業を簡素化したことで検索ページへのアクセスを改善した。

また、中古品買取サービスについても、即時の下取り割り引きサービスを今期中に開始する予定。バイマで購入した商品であれば即時査定・承認し、新たにバイマでの購入を希望している商品から値引きする内容を想定している。

さらに、昨年10月に韓国版を売却し、英語版に会員を移行して一本化した「グローバルバイマ事業」についてもテコ入れを行う。移行後の一時期はアクティブ率や一人当たり購入金額が低下したものの、香港での会員数が前期比240%増、アクティブ率が同24%増、となるなどマーケットが伸長。今期は香港で得たノウハウを使って同じアジア圏内での顧客拡大を図り、同事業での単月黒字化を目指していく。新規関連サービスへの投資も含めて、同事業でもサービス増強に関する2億円の投資を行う計画。

なお今期の個別業績については売上高が前期比12%増の47億8000万円、営業利益が同2%増の17億4000万円、経常利益が同2%増の17億4000万、当期純利益が同84%増の12億円、バイマ総取扱高(決済手数料を含む)では同13%増の419億5000万円を見込んでいる。

「AI+通販・EC」「コミュニケーション」など全13講座の無料イベント【4/12(木)東京開催】

2018年4月12日(木)に参加費無料のセミナーイベント「ネットショップ担当者フォーラム2018春 eコマースコミュニケーションDay」を開催します。EC事業者さんだけが参加できるイベントで、EC業界に携わる皆さんが抱えている課題や悩みを参加者で共有し、解決するための場です。

基調講演はワコール、ゼネラルセッションはニトリとJIMOS(内容は通販/ECとAI化)、スペシャルトークセッションはメルカリ(講演内でRIZAPグループ、C Channelが登壇)とLINE(講演内で千趣会、コメ兵が登壇)という豪華な顔ぶれ。

「AIと通販/ECが与える影響」(JIMOS)など興味深いテーマがたくさんの全13講演です。

  • ワコールが取り組む顧客視点のコミュニケーション
  • ニトリのECサイト運営の裏側
  • AI化、オートメーション化がECサイト運営に与える影響
  • メルカリが語るライブコマースの可能性
  • LINEを活用したECビジネス
  • チャットボットの活用方法
  • Amazon Payの最新事例
  • コメ兵が実施している売上UP施策
  • 運用型広告のインハウス化事例
  • 収益UPのためのCRM活用術
  • 事例で学ぶ「サイト内検索」の改善ポイント
  • サイト内検索改善事例
  • 成長通販の人気アプリの徹底解説
通販新聞

アダストリアのEC売上は17%増の333億円。ポイントプログラム強化が今期の重点施策

8 years ago

「グローバルワーク」「ローリーズファーム」などのアパレルブランドを展開するアダストリアの2018年2月期におけるEC売上高は、前期比17.3%の333億円だった。

単体売上高に占めるEC売上高の比率は16.6%で、自社EC比率は約8.6%。EC売上高の比率は5年間で約2倍に拡大した。

アダストリアのEC売上高とEC構成比の推移

アダストリアのEC構成比の推移(画像はIR資料を編集部がキャプチャ)

自社ECサイト[.st](ドットエスティー)の会員数は前期末比140万人増の約700万人。

第1四半期に[.st]の会員制度に「ダイヤモンドランク」を追加。ランクアップの査定時間を短縮するなどサービスを改善した結果、優良会員に位置付けるシルバーランク以上の構成比が上昇したという。

2017年秋には、店頭で[.st]の会員を対象としたポイントアップキャンペーンを行うなど、リアル店舗と連動したポイント還元施策を実施したことで新規会員の獲得が進んだ。

2019年2月期はポイントプログラムを強化

2019年2月期の重点施策としてポイントプログラムの強化を掲げる。新規会員の獲得を加速させるとともに、既存会員の活性化を図る。

アダストリアは2019年2月期、ポイントプログラムを強化

ポイントプログラムを強化する(画像はIR資料を編集部がキャプチャ)

具体的には、「ポイント付与率の増強」「全国の店舗網を活用した会員獲得」「会員登録手続きの簡略化」「ポイント利用の選択肢の拡充」「会員データの分析を通じたサービスの向上」を計画している。

基幹システムへの投資も強化しており、オムニチャネル化に向けた在庫・ポイントのリアルタイム化を計画している。また、既存のECシステムでは今後の売上拡大や海外展開などに対応できなくなっていることから、新しいECシステムの開発も進めているという。

基幹システムやECシステムの切り替えは、2019年2月期以降に実施する計画。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

EC事業者は知っておくべき「不正競争防止法」とは? 北の達人の訴訟事案から学ぶ商売のルール | 竹内謙礼の一筆啓上

8 years ago

最近、eコマース業界で注目されている訴訟をご存じだろうか。この訴訟は、ECビジネスなど“商売”に携わる事業者は知っておかなければならない不正競争防止法に関するものであり、こうした問題に直面する可能性はゼロではない。

訴えを起こしたのは東京証券取引所1部市場と札幌証券取引所に上場している北の達人コーポレーション(本社・札幌市北区)。2018年2月7日に、福岡市中央区のはぐくみプラス(本社・福岡市中央区)に対して、不正競争防止法違反を根拠に被告の行為の差し止め及び1億円の損害賠償の支払いを求めて、東京地方裁判所に訴訟を提起した今回の事案から、ECに携わる企業が知っておかなければならないことなどをまとめてみた。

不正競争防止法とは
不正競争防止法とは(経済産業省が公表している資料からキャプチャ)

どのような行為が不正競争防止法に抵触したのか

プレスリリース(※クリックするとPDFが開きます)によると、はぐくみプラスが販売している「はぐくみオリゴ」のオリゴ糖純度100%の表示は“品質誤認表示”に当たり、さらには北の達人コーポレーション(以下、北の達人)が販売している「カイテキオリゴ」に対して、「北の達人のカイテキオリゴは、オリゴ糖100%ではない。はぐくみオリゴはその点良品で100%である」と、虚偽の事実を述べる行為を行ったとのことである。

そして、これらの違法行為が不正競争防止法上の“品質誤認表示乃至信用棄損行為”に当たり、不正競争防止法に基づき、はぐくみプラスの営業の差し止めと1億円の賠償請求を求める訴訟を提起したのである。

訴状の内容が正しいとした前提で、大きな問題点は以下の2つである。

  • 消費者、アフィリエイターに対して「オリゴ糖100%」であるという虚偽の情報を流し、需要者に対し、品質を誤認させるような表示を行ったこと
  • 消費者、アフィリエイターに対して「オリゴ糖100%」であるという虚偽の情報表示をして、カイテキオリゴの商品(競合商品)よりも優れた商品であるということを宣伝文句として使用したこと

原告は、この2点が知財法に含まれる不正競争防止法に抵触するとして、今回、訴訟提起にまで至っている。ちなみに、不正競争防止法が属するのは知的財産権法(知財法)であり、これには特許、意匠、著作権、商標なども含まれる。

しかも、民法の場合は原則損害賠償を請求することまでしかできないが、知財法は損害賠償に加えて相手の操業を止められる「差止請求」を起こすことができる。そのため、ビジネスに関わる法律の中でも、強力な効果を有する法律の1つとして認識されているのである。

不正競争防止法の表示規則の概要
不正競争防止法の表示規則の概要(経済産業省が公表している資料からキャプチャ)

北の達人が問題視した「品質誤認表示」とは

ここまでの文章を読むと「それだけのことで訴えられるの?」と思った人もいるかもしれない。しかし、この不正競争防止法に関しては、実はEC事業者が最も理解していなければいけない重要な法律の1つであり、知らぬ間に法に抵触している可能性もある商売上のルールなのである。

今回、私自身が訴訟に関するビジネス書小説『訴訟合戦』を執筆した関係もあり、法律に詳しい弁護士にヒアリングする機会を得ることができた。北の達人が訴訟を起こした不正競争防止法について、分かりやすく解説していきたいと思う。

まず、北の達人の訴状の内容から、今回、問題になっている状況をもう少し掘り下げて解説しておきたい。

北の達人が取り扱っている「カイテキオリゴ」という商品は、文字通りオリゴ糖の健康食品である。オリゴ糖はおなかの調子を整えてくれたり、砂糖よりも糖分が控えめなのでダイエットの食品として活用されていたり、老若男女問わず愛用している消費者も多い。北の達人は複数種類のオリゴ糖をブレンド配合することで相乗効果を生み出すという独自製法により、オリジナル商品のカイテキオリゴを人気商品に育て上げた。

対して、訴えられたはぐくみプラスのオリゴ糖は「はぐくみオリゴ」という商品名で売り出されているものである。発売時期もカイテキオリゴよりも後発で、似たような製法で作られたオリゴ糖商品のために効果効能や顧客のターゲット層が似通っている。そのため、北の達人と、はぐくみプラスは商品として“競合会社”という立場になる。

しかし、今回の訴状によると、はぐくみプラスは、北の達人に対して違法な販促手法を展開していたとのことである。

1つは不正競争防止法に抵触する「品質誤認表示」の問題である。以下は、訴状に記載のある事実である。

はぐくみプラスは自社のオリゴ糖の最大の特徴を「オリゴ糖100%」と謳っており、その特徴を武器にして販売実績を伸ばしてきた。しかし、今現在の化学技術では100%純度のオリゴ糖を製造することは不可能であり、原料となるオリゴ糖を販売しているメーカーですら100%純度のオリゴ糖を製造販売しているところはない。つまり、製造不可能な“オリゴ糖100%”の商品を、100%と偽って消費者に誤認を与える行為で販売してきたのである。

対して競合商品にあたる北の達人のカイテキオリゴは「オリゴ糖100%」というのは虚偽に当たるので一切表記していない。そのため、はぐくみプラスは消費者やアフィリエイターに対して「北の達人のカイテキオリゴは、オリゴ糖100%ではない。はぐくみオリゴはその点良品で100%である」というのを差別化のポイントをアピールして売り上げを伸ばしてきたのである。ホームページのキャッチコピーや店頭POP、さらにはアフィリエイターに対する資料にも「オリゴ糖100%」を謳い続けたことは、北の達人のカイテキオリゴとの“違い”となり、北の達人の売り上げを貶める販促効果となったはずである。

訴状によると、アフィリエイトのイベントにおいても、過去にはぐくみプラスの社員がオリゴ糖100%をアピールして、カイテキオリゴよりも優位性のあることを強調していた事実が記載されている。そして、2016年11月に北の達人は弁護士を通じてオリゴ糖100%の表記が不適切であることを通知して、はぐくみプラス側も弁護士を立てて「オリゴ糖100%」という表現が不適切であり、ホームページの不正確な表示を改善していくことに合意していることが訴状にも記されている

経産省の公表資料で「偽装表示の例」として掲示されている事例
経産省の公表資料で「偽装表示の例」として掲示されている事例(経済産業省が公表している資料からキャプチャ、一部編集部が加工)

しかし、不適切発言、不正確な表示を認めたのにも関わらず、はぐくみプラスは引き続き「オリゴ糖100%」の虚偽の表示を行い続けた。訴状によると、2017年9月に開かれたアフィリエイトのイベントにおいても、社員が「間違いなくオリゴ糖100%」と発言しており、カイテキオリゴよりも優位性のある商品であることを強調していた。そのため、北の達人は、はぐくみプラスが不正競争行為を意図的に行っており、かつ悪質なのものであると判断して訴訟を起こしたのである。

自社が不正競争防止法に抵触する被害を受けていたらどうすればいい?

EC事業者の場合、他社と比較されやすい市場環境にあるために、不正競争防止法に抵触するような売り方をしているケースが目につく

「●●の商品と違って、当社は国産品ですよ」

「▲▲の商品は壊れやすいですが、当社は丈夫ですよ」

このようなキャッチコピーや商品説明文がもし、虚偽であり、さらには競合企業の売上を侵害するような行為になるのであれば、今回のケースのように不正競争防止法に抵触することになり、損害賠償や差し止め請求を起こされてしまうのである。

仮に請求が認容されるとしたら、被告となったはぐくみプラス側も、「このくらいの表現なら大丈夫だろう」という脇の甘さがあったのかもしれない。たった数%ぐらいの差だったらバレやしないし、注意されても逮捕されるわけではないから無視すればいいなど、ネット特有の“他もこのくらいのことをやっているから、自分たちも許されるだろう”という、認識不足なところがあったことも十分に考えられる

しかし、その嘘が不正な競争を引き起こしてしまい、さらには消費者を騙すことにつながるのであれば、やはり嘘の大小にかかわりなく、我々ネットショップ運営者はもっと言葉の表現の重さを真剣に考えて、eコマース事業に仕事に携わっていかなければいけない

読者の中には、今回の北の達人が訴訟を起こしたケースと似たような体験をしている人がいるかもしれない。もし、今回と同じようなケースで自社商品が不正競争防止法に抵触するような行為を受けているのであれば、まずは弁護士に相談することをお勧めするeコマースは新しいビジネスというところもあり、経営者のモラルも低く、今回のような知財法に関するトラブルが後を絶たない業界と言える。

ホームページを真似られたり似たような商品を販売されたり他の業界に比べても“節操がない”と言われても致し方ないところがある。そのため、今回、北の達人の勇気ある行動は、質の悪い業者をネット市場から撤退させて、市場全体の浄化にもつながっていくはずである。

ただし、知財法に触れたからといって、なんでもかんでも訴訟をすればいいという問題ではない。裁判には当然お金もかかるし、時間もかかる。今回の訴訟に関しても、第一回口頭弁論から始まって、判決が出るまで1~2年はかかるであろうし、訴訟を起こすからには強い覚悟を持って臨まなければいけない。

知財法で訴訟を起こす際の注意点としては、やはり知財法に詳しい弁護士に相談することである。弁護士にも得意不得意があり、特に知財法に関する裁判は経験と専門知識を要するところが多々あるので、相談する弁護士に関してはしっかりと選定した方がいいだろう。また、怒りに任せて訴えてしまうと、無駄な時間とお金を費やしてしまうだけで終わってしまうので、全体的な見通しを決めてから、アクションを起こした方がいいだろう。

知財法の訴訟を起こしたことによって自分の会社にどのような影響を受けて、取引先や顧客に対してどのようなメリットとデメリットを生むのか、しっかりと把握した上で戦略的に取り組んでいかなくてはいけない

経産省が推奨している偽装表示に対する対応
経産省が推奨している偽装表示に対する対応(経済産業省が公表している資料からキャプチャ)。経済産業政策局 知的財産政策室の情報はこちら

自社が不正競争防止法に抵触すると訴えられたら?

反対に知財法で訴えられた企業側も、モラルのある対応をしてもらいたいところである。弁護士に早急に相談して、原告側に対して早期に誠意ある謝罪をすることで、少しでも穏便にことを済ますような行動を取ることが望まれるケースも多いのではないだろうか。事の重大さを理解せず「こんな訴状、無視すればいいや」と軽い気持ちでいると、社会的信頼が失墜していき、顧客だけではなく、働いているスタッフのモチベーションのダウンや、人材採用にも大きな影響が出始めてしまう

ちなみに、今回の訴訟に関する記事を執筆する上で、はぐくみプラス側に対して弊社からメールにて取材を申し込んだのだが、期日までに返事を頂くことはできなかった。せめて弁護士を通じて取材のお断りの返答を頂くか、もしくは訴訟中につき取材が受けられないという旨の返事を頂けるのかと思ったのだが、そのような誠意ある取材対応が受けられなかったことは非常に残念に思えるところである。

どちらにせよ、このような不正競争防止法に触れてしまうと、訴えられるだけではなく、働いているスタッフや取引先、お客さまの思いを踏みにじってしまうことにも直結していくことは、経営者は肝に銘じていなくてはいけないところである

経産省が推奨している偽装表示に対する対応
経産省が推奨している偽装表示に対する対応(経済産業省が公表している資料からキャプチャ)
◇◇◇

今回の訴訟の一件はEコマース業界において非常に大きなターニングポイントにもなると思われるので、引き続き訴訟の動向をチェックしながら取材を行っていきたいと思っている。

竹内 謙礼

有限会社いろは 代表取締役

竹内 謙礼(たけうち・けんれい)

1970年生まれ。大学卒業後、出版社に勤めた後に観光牧場に転職。企画広報担当を経て2004年に経営コンサルタントとして独立。楽天市場、ビッダーズ等で多くのネットビジネスの受賞履歴あり。また、千葉文学賞等の小説、エッセイでも数々の受賞暦を持つ。

大企業、中小企業のコンサルティングはもちろん、サイドビジネスや起業に対しての販促、営業、人材教育のアドバイスを行い、特に実店舗のキャッチコピー制作とネットビジネスへのコンサルティングには定評がある。また、低価格の会員制コンサルティング「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、180社近いコンサルティング指導を日々行っている。

販促、企画、会計、投資の書籍執筆の他、新聞や雑誌等でも連載を持っており、ラジオのパーソナリティとしても活躍。商工会議所や企業での講演、企業での人材教育等、経営コンサルタントとして精力的に活動している。NPO法人ドロップシッピング・コモンズ理事長。著書多数(詳しくはこちら

竹内 謙礼

セブン&アイのEC売上が1000億円を突破、BtoCのネット通販では3サイト目

8 years ago

セブン&アイ・ホールディングスの2018年2月期におけるEC売上高は、前期比11.4%増の1087億8500万円だった。

セブンネットショッピングの売上高が同約1.5倍に増えたほか、グループのアカチャンホンポやイトーヨーカドー、そごう・西武、ロフトも売り上げを伸ばした。

セブン&アイ・ホールディングスのEC売上高は、グループを横断したECサイト「omni7(オムニ7)」を通じた売上高の合計。

EC業界の専門誌『月刊ネット販売』が実施したEC実施企業の売上高調査を踏まえると、一般消費者向け(BtoC)のECの年間売上高が1000億円を超えたのは、「Amazon.co.jp」「ヨドバシ.com」に次いで国内3サイト目。

ブランド別の売上高は、「セブンネットショッピング」が同56.3%増の220億4800万円、「イトーヨーカドー」は同69.1%増の45億円、「赤ちゃん本舗」は同11.4%増の62億5700万円、「そごう・西武」は同26.2%増の35億9900万円、「ロフト」は同69.3%増の10億200万円。

食品宅配の「セブンミール」は同0.5%減の265億4800万円、イトーヨーカドーの「ネットスーパー」は同1.1%減の442億3400万円だった。

2016年11月に完全子会社化したニッセンホールディングス傘下の「ニッセン」の売上高は含まれていない。

セブン&アイのEC売上高(2018年2月期)

セブン&アイのEC売上高(画像はIR資料をキャプチャし、一部を編集部で加工)

BtoCのEC売上高1000億円は3社目

通販新聞の姉妹誌『月刊ネット販売』が実施したEC実施企業の売上高調査「ネット販売白書」によると、2016年度のEC売上高が1000億円を超えたのは「Amazon.co.jp」「ヨドバシ.com」の2サイト。通期のEC売上高が1000億円を超えたECサイトは、現時点で判明している限りセブン&アイ・ホールディングスの「オムニ7」が3例目となる。

セブン&アイ・ホールディングスの2018年2月期におけるEC売上高は、計画には届かなかった。計画値は前期比43.4%増の1400億円に設定していた。

「オムニ7」がオープンしたのは2015年11月。登録会員数は2018年2月に777万人を超えた(セブン&アイ・ホールディングスの公表値)。

グループのEC事業を拡大するため、2017年11月にアスクルと共同で生鮮食料品のECサービス「IYフレッシュ」を都内の一部で開始。2018年6月にはセブン-イレブン・ジャパンのオリジナルアプリ「セブン-イレブンアプリ」の提供を開始する。

セブン&アイのデジタル施策

セブン&アイのデジタル施策

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

ワールドがアパレルEC2社を買収、古着と衣類レンタルに参入

8 years ago

ワールドは4月2日、古着専門のセレクトショップを運営するティンパンアレイと、衣類のレンタルサービスを手がけるオムニスへ出資したと発表した。ワールドが古着の買取販売や衣類のレンタルサービスを行うのは初めて。

ワールドは子会社のワールドインベストメントネットワークを通じてティンパンアレイの全株式と、オムニスの発行済株式の46.6%を取得した。

2社へ出資した背景についてワールド広報部は、「特に若い世代を中心に、新品だけでなく、古着やレンタルサービスの需要が高まっている」と説明している。

ティンパンアレイは1985年に東京・原宿でブランド古着専門のセレクトショップ「RAGTAG(ラグタグ)」を開業。現在は渋谷、原宿、新宿、名古屋、大阪、神戸、福岡などで姉妹店を含め合計15店舗を展開している。1999年スタートのECサイトは掲載点数が約24万点で、業界トップの水準という。

ワールドはブランド古着の買取・販売を行う「RAGTAG」のティンパンアレイを子会社化

「RAGTAG(ラグタグ)」はオムニチャネルを推進している(画像は編集部がキャプチャ)

オムニスはファッションレンタルサービス「SUSTINA(サスティナ)」を手がけている。「SUSTINA」は中古の洋服やバッグ、アクセサリーなど15点を月額3900円で利用できるレンタルサービス。ユーザーは1点あたり500円で商品を交換できる。

ワールドグループに入った、ファッションレンタルサービス「サスティナ」のオムニス

サブスクリプション型のレンタルサービスを提供している

ワールドグループは今後、ファッションテック分野を強化する方針を掲げる。推進する「デジタル事業」「プラットフォーム事業」に新たなノウハウやリソースを加えることで、ファッション消費を喚起するサービスを開発・提供。二次流通事業を強化すると同時に、既存の店舗網や会員基盤を生かして顧客ニーズに合わせたデジタルサービスを開発する。

ワールドは近年ECを強化している。2011年、新たなECプラットフォーム事業の構築をめざしファッション・コ・ラボを設立。2011年10月にはファッション・コ・ラボを通じてファッション通販事業「FASHIONWALKER(旧fashionwalker.com)」を買収・統合した。

ワコール、ニトリ、JIMOS、メルカリ、LINEが登壇する全13講座の無料イベント【4/12(木)東京開催】

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  • 収益UPのためのCRM活用術
  • 事例で学ぶ「サイト内検索」の改善ポイント
  • サイト内検索改善事例
  • 成長通販の人気アプリの徹底解説

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

2018年エープリルフール企画まとめ/55人で考えた宅配便の再配達削減策【ネッ担アクセルランキング】 | 週間人気記事ランキング

8 years ago

毎年恒例・エープリルフール企画のまとめ記事が人気でした。今年もやっぱり“あの会社”がやってくれました。2位は環境省主催で開催された宅配便の再配達削減に関するワークショップのレポートです。

  1. 通販・EC業界の面白いエイプリルフール企画まとめ【2018年】

    通販・EC業界の企業が創意工夫を凝らして展開するエイプリルフールネタ2018年版

    2018/4/2
  2. 「こうすれば宅配便の再配達は減る!」55人の関係者と消費者が考えた再配達削減策

    「COOL CHOICEできるだけ1回で受け取りませんかキャンペーン~みんなで宅配便再配達防止に取り組むプロジェクト~」レポート

    2018/4/3
  3. 数千万円の広告費を投下しても売上が伸びずに大批判! 大失敗から学んだ成長のヒント

    知名度&認知度アップに必要な広告とPRの考え方(連載第4回)

    2018/4/2
  4. セブン&アイグループの買い物アプリは6月リリース、「新しい『お買物体験』を提供する」

    会計の際にアプリを開き、「会員コード(バーコード)」を読み取ると、購入金額や支払い方法などに応じて「バッジ」がたまる

    2018/4/2
  5. “送料無料時代”終了。セブン、ファンケル、ニッセンなどが次々と送料値上げへ【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2018年3月26日〜4月1日のニュース

    2018/4/3
  6. 家電ECサイトが特商法の表示義務違反、消費者庁が業務停止命令

    運営者名や電話番号を正しく表示せず、返金に応じていないなどとして、特定商取引法違反を認定した

    2018/4/2
  7. 海外向け発送はどうするのが最適ですか? 日本郵便さん、越境ECの基礎を教えてください!【比較表あり】

    今さら聞けない越境ECの基本と海外向け発送について、日本郵便さんに教えてもらいました(連載第22回)

    2018/3/30
  8. アマゾンも一部の送料を値上げ、EC事業者は「プライム会員の利用価値が高まる」と指摘

    注文金額が2000円以下だった場合、本州・四国は400円に、北海道・九州・沖縄・離島は440円に変更した

    2018/4/5
  9. 有力アパレルの自社EC強化策――アーバンリサーチ、アバハウス、三陽商会の事例

    「ゾゾタウン」などのファッションECモールではなく、自社ECサイトを強化するアーバンリサーチ、アバハウス、三陽商会の事例を紹介

    2018/4/4
  10. ニトリの通販売上は35%増の305億円、店舗連動の拡充などで高成長維持

    家具・インテリア用品の販売事業に占める通販売上高の比率は約5.5%

    2018/4/3

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    uchiya-m

    「楽天市場」の有力店「AQUA」を毛織物メーカーのニッケが買収

    8 years ago

    ウール由来の先端素材や衣類素材などの製造販売を手がけるニッケは3月30日、生活家電やインテリアなどのECサイトを運営するAQUAを買収し、完全子会社化した。寝具や家具、雑貨などを扱う「生活流通事業部門」でEC事業の拡大を図る。

    ニッケは子会社を通じて寝具や家具などのECを行なっているが、「ネット通販事業はBtoBtoCが中心で、BtoCの規模はまだ小さい。(AQUAの完全子会社化を通じて)BtoCを伸ばしていく」(生活流通事業部・百々俊管理部長) 。

    AQUAは自社ECサイト、「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」などで「セレクトショップ AQUA」や 「アクアプリモ」を運営している。主な取扱商品は生活家電やインテリア雑貨、化粧品など。

    「楽天市場」で2017年度の「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)生活家電ジャンル賞」を受賞した実績を持つ。直近の年間売上高は約19億円だった。

    ニッケは生活家電やインテリアなどのECサイトを運営するAQUAを買収

    「AQUA」の「楽天市場」店はSOY常連店(画像は編集部がキャプチャ)

    ニッケは2016年に策定した「ニッケグループ RN130 第1次中期経営計画」で「生活流通事業部門」におけるEC事業の拡大を掲げている。

    「生活流通事業部門」ではグループの商社機能を生かし、グループ内外に商品の販売や物流サービスを提供。寝具、乗馬用品、家具、日用雑貨などの卸売りを手がけているほか、子会社のミヤコ商事とナイスデイが寝具や家具などのECを展開している。

    ECを手がける2社は近年グループの傘下に入っており、ナイスデイは2014年、ミヤコ商事は2016年に完全子会社化している。

    ニッケの2017年度~2019年度の中期経営計画(生活流通事業)

    2019年度を最終年度とした新中期経営計画の一部(画像は編集部が決算資料をキャプチャ)

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    顧客満足度で「ヨドバシ」が3位、顧客を失望させない企業の上位を通販・ECが占める

    8 years ago

    公益財団法人日本生産性本部が実施した企業・ブランドの顧客満足度調査「2017年度 JCSI(日本版顧客満足度指数)」で、調査対象となった34業種410の企業・ブランドから、通販では「ヨドバシ.com」「オルビス」「Joshin web」などが上位に入った。

    上位50位に入った通販・ECサイトは、「ヨドバシ.com」(3位)、「オルビス」(14位)、「Joshin web」(18位)、「amazon.co.jp」(28位)、「通販生活」(36位)、「FANCL online」(36位)。

    公益財団法人日本生産性本部が実施した企業・ブランドの顧客満足度調査「2017年度 JCSI(日本版顧客満足度指数)」

    顧客満足上位18位の企業・ブランド

    「失望指標(企業やブランドに対して失望した経験)」が低い企業・ブランドのランキングでは、「オルビス」が1位、「FANCL online」が2位、「Joshin web」が4位、「ヨドバシ.com」が5位、「山田養蜂場」が9位に入るなど、上位10社のうち5社を通販会社が占めた。

    失望指標が低い企業・ブランド(公益財団法人日本生産性本部が実施した企業・ブランドの顧客満足度調査「2017年度 JCSI(日本版顧客満足度指数)」)

    失望指標が低い企業・ブランドのランキング

    「JCSI」は、「顧客期待」「知覚品質」「知覚価値」「顧客満足」「推奨意向」「ロイヤルティ」の6つの指標で顧客満足度を数値化している。

    JCSIの6つの指標

    • 顧客期待:利用者が事前に持っている企業・ブランドに対する印象や期待
    • 知覚品質:サービスを利用した際に感じる品質への評価
    • 知覚価値:受けたサービスの品質と価格を対比して感じる納得感
    • 顧客満足:サービスを利用して感じた満足の度合い
    • 推奨意向:利用したサービスの内容を、肯定的に人に伝える意向の強さ
    • ロイヤルティ:サービスの継続利用や、頻繁な再利用の意向

    通販に限定したランキングでは、「顧客期待」を除く5つの指標で「ヨドバシ.com」が1位を獲得した。顧客期待は「通販生活」が1位。

    「オルビス」は顧客満足、知覚品質、推奨意向の3指標で2位を獲得。「Joshin web」は知覚価値で2位、「amazon.co.jp」はロイヤルティで2位だった。

    通信販売の6指標順位(公益財団法人日本生産性本部が実施した企業・ブランドの顧客満足度調査「2017年度 JCSI(日本版顧客満足度指数)」)

    通信販売の6指標順位

    「通信販売」の指数化の対象となった企業・ブランドは以下の通り。

    • Amazon.co.jp/QVCジャパン/ジャパネットたかた/Joshinweb/ショップジャパン(オークローンマーケティング)/ショップチャンネル/セシール/ZOZOTOWN/通販生活(カタログハウス)/ディノス/ニッセン/ビックカメラ.com/ベルーナ/ベルメゾン(千趣会)/Yahoo!ショッピング/ヨドバシ.com/楽天市場/オルビス/サントリーウエルネス Online/DHC online shop/ドクターシーラボ/FANCL online/山田養蜂場/ユニクロオンラインストア

    「JCSI(日本版顧客満足度指数)」は日本生産性本部が2009年度から発表している。

    調査概要

    • 調査期間:2017年4月~12月
    • 調査対象:410の企業・ブランド
    • 総回答者数:延べ12万7600人
    • 調査方法:インターネット・モニターを用いた調査(2段階にて回答者を抽出)
    • 質問数:約110問
    • 指数化の方法:6つの指標は設問回答から計算し、100点満点で指数化。各指標はそれぞれ7または10点満点の複数設問で構成した。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    楽天と釜石市、商店への楽天ペイ導入支援など地域活性化の包括連携協定を締結

    8 years ago

    楽天は4月4日、岩手県釜石市と包括連携協定を締結し、実店舗でのクレジットカード決済導入・活用などを推進することで訪日観光客需要の創出、地域経済の活性化を推進していくと発表した。

    実店舗でのクレジットカードやスマートフォンでの決済を可能にする楽天グループの決済サービス「楽天ペイ」を、地域商店やタクシーなどへ導入。決済のキャッシュレス化を促進する。楽天は導入・運用のサポートを行う。

    「楽天市場」などを活用し、国内外に向けた特産品の販路拡大なども促進する。

    楽天と釜石市、商店への楽天ペイ導入支援など地域活性化の包括連携協定を締結

    楽天ペイの取り組みイメージ

    包括連携協定の主な内容

    • 市内事業者のキャッシュレス決済の利活用促進に関する事項
    • 外国人観光客への体験型アクティビティに関する事項
    • ふるさと納税の推進に関する事項
    • 市内事業者のIT利活用促進に関する事項
    • 国内外に向けた市内特産品の販路拡大に関する事項
    • その他、市内の経済活性化および、住民の利便性向上に関する事項

    岩手県釜石市の産業振興部長・平松福壽氏は、「現金決済の店がほとんどで、ECの普及も遅れている。(2019年に開催される)ラグビーワールドカップの経済効果をキャッチできない」との懸念を説明。平松氏部長は続けて次のように話した。

    1泊2日の観光客が市内で使うお金は1万6000円。体験プログラムなどで単価を増やしていきたい。ふるさと納税もここ数年は6500万円で頭打ちで、これを2~3倍に増やしたい。

    旅行体験は、グループ会社でアクティビティー予約サービスのサイト「Voyagin(ボヤジン)」を運営するVoyagin Pte. Ltdと連携し、訪日観光客需要の創出に向けて協働する。

    今回の協定に先行し、釜石市、LIFULL、楽天LIFULL STAYの3者で、2017年12月に「空き家の利活用を通じた地域活性化連携協定」を締結。「地域おこし企業人」の派遣・人材育成、民泊などによる観光振興の推進をすでに開始しているという。

    楽天の塩沢友孝氏(ECカンパニー 地域活性課シニアマネージャー)は、「これまで販路拡大のお手伝いをしてきたが、楽天は地域が抱えている課題解決を行っていく。(楽天の自治体連携は)釜石市で全国28例目。決済とインバウンドを包括提携する枠組みは全国初」と話した。

    楽天と釜石市、商店への楽天ペイ導入支援など地域活性化の包括連携協定を締結

    釜石市と楽天グループの取り組み全体像

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

    瀧川 正実

    ネット通販の売上・顧客ロイヤルティを向上させる3つのメール戦略 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    8 years ago

    Eメールマーケティングで売上アップの可能性を最大限に高めるには、パーソナライゼーション、画像、生産性が鍵になります。

    小売業界が大きな変革期にあることは間違いありません。

    店舗内のカスタマーエクスリエンス、消費者の商品検索の仕方、購買方法が大きく変わっています。この大きな変化には、あらゆる商品をオンラインで探し、数回のクリックで購入することを可能にしたAmazon(アマゾン)の影響があります。

    小売業の衰退が語られていますが、アメリカ商務省のデータによると、オンライン通販が小売の売上げ全体に占める割合はまだ9%。消費者はお店でもオンラインでも購入し、買い物が真にオムニチャネル化したといえるでしょう。

    割引や送料無料の施策だけでは、もはや勝ち残っていけません。カスタマーエクスペリエンスで差別化し、競争していかなければいけないのです。

    全米小売業のEC化比率:赤線:調整前/青線:調整後(編注:米国商務省の資料を編集部がキャプチャし、追加) https://www.census.gov/retail/mrts/www/data/pdf/ec_current.pdf

    Eメール:機会と課題

    Eメールは長い間デジタルマーケティングの中核を担い、ダイレクトマーケティングチャネルでは最も高いROIを生み出していました。競争の激しい小売業界のなかで、競合に勝つために必要な、説得力のあるパーソナルなカスタマーエクスペリエンスを消費者に届けるのに、Eメールは最も自然なチャネルだといえます

    しかしながら、小売事業者が長年使ってきたメールマーケティングの戦術が効かなくなってきているのです。数多くのキャンペーン、ターゲティング、仕掛け作りに追われて、マーケターが手一杯になっています。さらに問題なのは、それらのメールマーケティングが、現代の消費者のニーズに応えられていないことです。

    今回は、小売事業者がカスタマーエクスペリエンスと生産性の課題を解決し、売り上げとロイヤルティを高めるための3つのEメール戦略をご紹介します

    1. パーソナルなカスタマーエクスペリエンスを提供してロイヤルティを高める

    成功するロイヤルティプログラムにはEメールマーケティングが不可欠です。しかし、多くの小売事業者はロイヤルティの高い会員向けのEメールをカスタマイズしておらず、Eメールの効果を最大限に利用していません。Eメール使ってロイヤルティプログラム強化する方法をご紹介します。

    購入金額と獲得ポイントをリアルタイムで見せる

    複雑なルールや難解なポイントの使用方法では、ロイヤルティプログラムは成功しません。シンプルなルールにしましょう。Colloguy社の調査によると、消費者がロイヤルティプログラムを継続する一番の理由は、「わかりやすいから」です(81%)。

    またEメールには最新のポイントを表示することが大切です。Eメール送信後にポイントを獲得した消費者がいるとしたら、メールが開かれた瞬間に新しいポイント数が表示されるようにしましょう。

    リアルタイムでロイヤルティのステージを見せることで、次はどのステージに進むのかが消費者にもわかると同時に、現在のステージやポイントでどんな特典があるのかを伝えることができます

    データを可視化して、顧客が理解しやすいようにする

    インフォグラフィックスのようなデータの可視化は、マーケティングでもよく使われるようになってきました。グラフィックで見せる方が、顧客がとっつきやすく、内容もわかりやすいため、マーケティングに使われているのでしょう。SAGEの「Handbook of Political Communication」によると、人間の脳がビジュアルを理解するのにかかる時間は、0.1秒以下だそうです。

    データを可視化して、Eメールマーケティングに取り入れた方がいいのは明確です。しかも、それほど手間がかかることではありません。

    ユーザー発信のコンテンツを使って信頼性を高める

    消費者はいまや、コンテンツを作る側です。ブランドへのロイヤルティを表現するため、大好きな商品やサービスの写真をインターネット上にアップしてシェアします。InstagramやYouTubeなどのSNSプラットフォームによって、デジタルコンテンツの量は爆発的に増えました

    小売事業者は、TwitterやInstagramから選んだ投稿のライブフィードをメール内で見せることができます。製品を実際に利用している顧客を紹介することで、Eメールの信頼性がより高まります。

    2. 販促Eメールにリアルタイムなパーソナライゼーションを取り入れて、売り上げをアップする

    より優れた小売マーケティングのためには、パーソナライズされたカスタマーエクスペリエンスによって顧客の注意を惹きつけることが、驚くほど効果的です。

    このパーソナルなカスタマーエクスペリエンスを提供することが、ほとんどのマーケターにとってプライオリティになっていますが、パーソナルなEメールを受け取っていると答える消費者は40%しかいません。リアルタイムなパーソナライゼーションでカスタマーエクスペリエンスを向上させる方法を紹介します。

    ジオターゲティングや天気情報など、生活に根付いた要素を利用する

    Eメールを開ける時に消費者がどこにいるかを知ったうえでコンテンツを提供すれば、より関連性が高く役立つ情報になるでしょう。Eメールをどこで開封したとしても、位置情報やその時の天気によってプロモーション情報を提供することができます。

    メールのなかに、近くの店舗を示す地図やお店の営業時間を提供すれば、実店舗への送客にもつながります。

    顧客のネット閲覧履歴やカート情報を活用する

    顧客の嗜好はそれぞれ違います。サイト内での行動に基づいてEメールを出せば、コンバージョン率が飛躍的に高くなります。閲覧履歴やカート内に残された商品など、顧客の行動履歴を活用してEメールを作成すれば、それぞれの顧客にあった内容になるのです。

    3. 少ないリソースでより多くのキャンペーン情報を送る

    生産性向上は多くの小売事業者のマーケターにとって大きな課題です。少人数のチーム、タイトなスケジュール、限られたリソースという制約があるなか、すでにあるコンテンツを利用して簡単にすばらしいカスタマーエクスペリエンスを作り出す方法をいくつかご紹介します。

    同じコンテンツを別の目的で使用する

    Eメールマーケティングでは、人気のコンテンツを別の目的で使うことができます。たとえば、自社ブログを持っていたら、そのなかで最も人気の高いブログ記事を活用して新しい顧客にウェルカムEメールを出しましょう。ベストセラーや人気の高い商品について書いたブログがいいかもしれません。

    メールを送る際に画像を忘れてはいけません。一貫性のあるブランド体験をしてもらうためにも、ウェブサイトに掲載している商品画像をプロモーションメール中に入れるのを忘れないでください。

    タイムターゲティングを使う

    タイムターゲティングを利用すれば、メール開封時間によって違うプロモーション内容を提供できます。送るメールは1つなので、マーケターの時間が節約されます。現在のプロモーション内容を反映しつつ、毎日の割引や特典を伝えるのに有効です。

    タイムターゲティングを使えば、顧客がいつメッセージを開いても、興味やニーズに沿ったプロモーション情報とすばらしいカスタマーエクスペリエンスを提供できます。

    まとめ

    小売事業のカスタマーエクスペリエンスは、オンライン、店舗、そしてその中間でも重要です。Eメールマーケティングを効果的に行えば、プロモーションをより効率的に展開し、売り上げをアップし、お客さまと1対1の関係を作ることができます。また、顧客が望むリアルタイムのカスタマーエクスペリエンスを提供できるのです。

    今回紹介した戦略を自社のEメールマーケティングに取り入れることによって、顧客とWin-Winの関係を築くことができると同時に、「ビジネスにとって最も重要なお客さま」「すぐに買う準備ができているお客さま」を惹きつけることができるのです。

    Internet RETAILER

    世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

    Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

    Internet RETAILER

    「RFM分析」について、間違っているのは次のうちどれでしょう? | 例題で学ぶ EC・ダイレクトマーケティングの基礎知識

    8 years ago

    「通販エキスパート検定」の問題から、毎回1問ずつ出題します。今回のテーマは「RFM分析」。あなたは正解できるでしょうか?

    設問1 
    RFM分析について、間違っているものを1つ選べ。

     

    RFM分析とは3つの指標組み合わせで顧客をセグメンテーションする手法である。

    3つの指標の総合的ポイントが高い顧客が優良顧客となる。

    もっともウエイトが高いのは“M”と言われ、“M”だけでセグメントしている企業もある。

    ポイント点数の設定は各企業によってそれぞれ異なる。

    正解はこちら!

     

    正解は③。「もっともウエイトが高いのは“M”と言われ、“M”だけでセグメントしている企業もある」は、間違い。

     

    RFM分析はデータベースを使ったターゲット・マーケティングで、顧客の購買情報が記録されたデータベースから、Recency(最終購買日)、Frequency(購買頻度)、Monetary(累計購買金額)の3つの組み合せからポイントを算出し、顧客の購買行動の分析する手法である。

    Recency(最終購買日)
3か月未満	24点・3か月以上6か月未満・12点	6か月以上12か月未満	6点・12か月以上	3点
Frequency(購買頻度)	1年間の購入回数1回につき	4点
Monetary(累計購買金額)	1年間の購入金額5,000円につき	1点
    RFM分析におけるポイントの設定例

    「最近購入した顧客」「数多く購入した顧客」「購入金額が高い顧客」にポイントを付与し、総合的にポイントの高い顧客を「優良顧客と判断する。

    顧客Aさんの情報 ・最新購入日:3か月前
・過去1年間の購入回数:4回
・過去1年間の購入金額:10万円
R……12点
M……4点×4回=16点
F……10万円÷5,000円×1点=20点 合計48点
顧客AさんのRFMポイントは48点
    RFM分析におけるポイントの計算例

    ポイントの与え方や項目のウエイトは企業により異なるが、一般的にもっともウエイトが高いのは“R”(Recency=最終購買日)と言われており、“R”のみでセグメントしている企業もある。

    ちなみに、RFMに“”T”(type=購入商品タイプ)の要素を加えたものを「FRAT分析」という(“A”は、amount=購入金額)。

    一般社団法人 通販エキスパート協会

    一般社団法人 通販エキスパート協会

    2009年設立。「ダイレクトマーケティングの可能性を追求するための優秀な人材を育成・輩出する」をテーマに、「通販エキスパート検定」を実施。通販に携わる人材の育成に貢献している。

    一般社団法人 通販エキスパート協会

    アマゾンも一部の送料を値上げ、EC事業者は「プライム会員の利用価値が高まる」と指摘

    8 years ago

    アマゾンジャパンは4月4日、「Amazon.co.jp」の一部送料を引き上げた。

    注文金額が2000円以下だった場合、Amazonプライム会員などの有料会員でなければ一律350円の送料を徴収していた。これを本州・四国は400円に値上げした。北海道・九州・沖縄・離島は440円。

    アマゾンジャパンは「Amazon.co.jp」の一部送料を引き上げ

    通常配送の配送料金(画像は編集部がAmazonのECサイトをキャプチャ)

    「お急ぎ便」の配送料金も引き上げた。一律360円を徴収していた「お急ぎ便」は本州・四国で500円、北海道・九州で540円に変更。

    「当日お急ぎ便」は従来、一律514円を徴収していたが、本州・四国は600円、北海道・九州は640円に引き上げた。

    アマゾンジャパンは「Amazon.co.jp」の一部送料を引き上げ

    お急ぎ便の配送料金(画像は編集部がAmazonのECサイトをキャプチャ)

    Amazonプライム会員、Prime Student会員は送料無料を継続する。こうした状況を受け、「プライム会員の利用価値がさらに高まる」と複数のEC事業者が指摘する。

    『週刊東洋経済』とインターネットアンケート・サービス「NTTコム リサーチ」が共同で実施(2017年5月)した「Amazonの利用に関する調査結果」によると、有料会員制度「Amazonプライム」の加入率はAmazon利用者の16.6%だった。

    プライム会員の加入率(回答対象:Amazon利用者)

    プライム会員の加入率(回答対象:Amazon利用者)
    出典は『週刊東洋経済』と「NTTコム リサーチ」共同調査

    加入率についての調査はインプレスのシンクタンク部門であるインプレス総合研究所も2017年6月に実施。Webアンケートによって3万2005サンプルから得た調査結果によると、Amazonプライム会員への加入率は、ネット利用者の10.9%だった。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

    瀧川 正実

    LINEショッピングの月間アクティブユーザーが1000万人突破

    8 years ago

    LINEが運営する「LINEショッピング」の2018年1月度における月間アクティブユーザー数が1000万人を突破した。

    掲載商品数は1月時点で3000万品目、登録会員数は3月9日時点で1700万人を超えている。

    現在、「LINEショッピング」ではファッション、雑貨、スポーツ、インテリア、家電、化粧品など、幅広いジャンルのメーカー・ブランドが商品を掲載。

    最近はファッション通販サイト「ZOZOTOWN」、テレビショッピング専門チャンネル「ショップチャンネル」、化粧品通販大手「オルビス」などが加わった。

    サービス開始から6か月後(2017年12月15日時点)の会員属性は25~34歳が最も多く、女性が78%を占めている。

    LINEショッピングの決済取扱高

    LINEショッピングの決済高(LINEの決算資料から編集部がキャプチャ)

    2017年12月期決算によると「LINEショッピング」の決済高は増加基調で、2017年12月度の決済高は前月比35.0%増だった。

    「LINEショッピング」はLINEが運営するポイントサイト。ユーザーは「LINEショッピング」を経由して、掲載されたECサイトで買い物をすると、購入金額に応じて1~20%の「LINEポイント」を得ることができる。

    「LINEポイント」は提携企業のポイントや商品と交換できるほか、LINEの電子マネー「LINE Pay」で1ポイント=1円相当で使用することも可能だ。

    ワコール、ニトリ、JIMOS、メルカリ、LINEが登壇する全13講座の無料イベント【4/12(木)東京開催】

    2018年4月12日(木)に参加費無料のセミナーイベント「ネットショップ担当者フォーラム2018春 eコマースコミュニケーションDay」を開催します。EC事業者さんだけが参加できるイベントで、EC業界に携わる皆さんが抱えている課題や悩みを参加者で共有し、解決するための場です。

    基調講演はワコール、ゼネラルセッションはニトリとJIMOS(内容は通販/ECとAI化)、スペシャルトークセッションはメルカリ(講演内でRIZAPグループ、C Channelが登壇)とLINE(講演内で千趣会、コメ兵が登壇)という豪華な顔ぶれ。

    「AIと通販/ECが与える影響」(JIMOS)など興味深いテーマがたくさんの全13講演です。

    • ワコールが取り組む顧客視点のコミュニケーション
    • ニトリのECサイト運営の裏側
    • AI化、オートメーション化がECサイト運営に与える影響
    • メルカリが語るライブコマースの可能性
    • LINEを活用したECビジネス
    • チャットボットの活用方法
    • Amazon Payの最新事例
    • コメ兵が実施している売上UP施策
    • 運用型広告のインハウス化事例
    • 収益UPのためのCRM活用術
    • 事例で学ぶ「サイト内検索」の改善ポイント
    • サイト内検索改善事例
    • 成長通販の人気アプリの徹底解説

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    スマホ時代のEC売上アップ施策「ブラウザプッシュ」通知にCRM機能を拡充

    8 years ago

    Web接客ツールやEC支援事業などを手がけるムーヴは4月4日、スマホやパソコンのブラウザにプッシュ通知を配信する「ブラウザプッシュファクトリー(Browser Push Factory)」のCRM機能を拡充した。

    顧客の購入履歴に基づき、タイミングを見定めたプロモーション施策を自動で行える。

    「ブラウザプッシュファクトリー」のCRM機能を活用すると、次のような施策を自動化できるという。

    • 商品購入者に対し、次回購入時に使用できるクーポンを配信
    • 過去の購入商品に応じて、併用に適した商品を通知
    • 単品商品を購入した顧客に対し、商品を使い切る直前のタイミングで「定期引き上げ」を促すメッセージを通知
    • 定期購入の顧客に対し、解約が多くなるタイミングで、購入サイクル/個数を変更できることを通知

    「ブラウザプッシュファクトリー」はアプリを使わずにプッシュ通知を配信するツール。ブラウザを閉じた状態のスマホ画面にもメッセージを表示できる。

    メッセージの開封率や、メッセージ経由の販売動向などを分析することも可能。

    ムーブの「ブラウザプッシュファクトリー」

    「ブラウザプッシュファクトリー」のイメージ

    「ブラウザプッシュファクトリー」のリリースは2018年1月。リリース前に導入した大手ECサイトの運用実績(平均値)では、ECサイトへの誘導率は12.5~33.3%で、Eメールの10倍以上だったという。通知経由のコンバージョン率は2~3%だった。

    対応OSはAndroidとMac、Windows。ブラウザはChromeとFirefox。料金プランは成果報酬型または月額制。

    「ブラウザプッシュファクトリー」の活用事例も公開! ワコール、ニトリ、JIMOS、メルカリ、LINEなどが登壇する全13講座の無料イベント【4/12(木)東京開催】

    2018年4月12日(木)に参加費無料のセミナーイベント「ネットショップ担当者フォーラム2018春 eコマースコミュニケーションDay」を開催します。EC事業者さんだけが参加できるイベントで、EC業界に携わる皆さんが抱えている課題や悩みを参加者で共有し、解決するための場です。

    基調講演はワコール、ゼネラルセッションはニトリとJIMOS(内容は通販/ECとAI化)、スペシャルトークセッションはメルカリ(講演内でRIZAPグループ、C Channelが登壇)とLINE(講演内で千趣会、コメ兵が登壇)という豪華な顔ぶれ。

    「AIと通販/ECが与える影響」(JIMOS)など興味深いテーマがたくさんの全13講演です。

    • ワコールが取り組む顧客視点のコミュニケーション
    • ニトリのECサイト運営の裏側
    • AI化、オートメーション化がECサイト運営に与える影響
    • メルカリが語るライブコマースの可能性
    • LINEを活用したECビジネス
    • チャットボットの活用方法
    • Amazon Payの最新事例
    • コメ兵が実施している売上UP施策
    • 運用型広告のインハウス化事例
    • 収益UPのためのCRM活用術
    • 事例で学ぶ「サイト内検索」の改善ポイント
    • サイト内検索改善事例
    • 成長通販の人気アプリの徹底解説

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    中国EC第2位の「京東商城(JD.com)」とは? その素顔と今後の戦略を探る | 上海で働く駐在員の中国EC市場リポート

    8 years ago

    最近、京東商城(JD.com、以下JD)についてお客様から質問を受けることが多くなってきました。JDはスマートフォン向けチャットアプリ「WeChat」を運営するテンセントグループの一員で、中国ECで天猫(Tmall)に次ぐEC市場シェアの第2位に位置しています。今回はJDの素顔と今後の戦略についての考察をお伝えします。

    はじめに、2017年度の中国のネット通販業界マップをご覧ください。

    総合通販モール 情報媒体 専門通販モール 国内物流 国際物流 決済
    図1 中国ECの主なプレイヤー
    出典:iResearchの調査資料を元にエフカフェが編集

    日本にいるとアリババグループの天猫(Tmall)の情報が多いと思いますが、実はこれだけたくさんのプレイヤーがいるのです。

    キャンペーン等の施策はネット通販の売上向上にとても有効的
    図2 2011年第1四半期〜2017年第2四半期の中国大手EC企業の流通総額(公開資料、企業年報を元にiResearchが調査)
    出典:iResearchの調査資料を元に編集部で翻訳

    こちらが各プレイヤーの流通総額の比較になります。 天猫(Tmall)が頭ひとつ抜きん出ており、2番手にJD、次いで家電量販の苏宁易购(Suning.com、中国最大のフラッシュセールサイト 唯品会(VIP)と続いています。

    図3 2011年〜2017年の中国ECジャンル別成長率(国家集計局の情報を元にiResearchが調査)
    出典:iResearchの調査資料を元に筆者翻訳

    ジャンル別の伸び率で注目したいのは、2016年からベビー・マタニティー用品の成長率が緩やかになる中、生鮮と越境ECの伸び率が高いまま推移していることです。これは中国国内での生鮮食品のネット通販のニーズが常に高いことを示しています。

    現状、越境ECで生鮮食品を扱うのは物流上、難しいのですが、もし可能になれば、とても大きなニーズが市場にあると思います。

    JDの現状は?

    図4 2012年〜2016年のJD総収入における自社事業比率(2016年JD財報を元にiResearchが調査)
    出典:iResearchの調査資料を元に筆者翻訳

    こちらがJDの状況になります。JDは日本でいうアマゾン型で、自社モール内にJD名義で商品を販売するモデル(いわゆる仕入れ販売)が主な販売方法です。そのため、商品売上の比率(JD自社事業収入)が2016年で91.4%と高い状況になっています。

    図5 JDにおける3Cデジタル製品と他の商品の流通総額成長率(2016年JD財報を元にiResearchが調査)
    出典:iResearchの調査資料を元に筆者翻訳

    JDは家電の売上が全体の50%を占めており、総合通販というよりも家電専門モール的な位置付けで中国国内では認知されています。

    図6 JDの7つの物流センター(2016年12月末時点。2016年JD財報を元にiResearch研究院が調査)
    出典:iResearchの調査資料を元に筆者翻訳

    図7 JDの物流エリアと運営に関するデータ(2016年12月末時点。2016年JD財報を元にiResearch研究院が調査)
    出典:iResearchの調査資料を元に筆者翻訳

    物流拠点は全国に7か所あり、配送センターは6,906か所あります(2016年12月時点)。また配送員は83,512人、関係するIT人材は9,091人と膨大な人員になっています。

    WeChat上に新モール誕生か?

    JDの最近の大きな動きは、2018年1月4日に女性向けECの美麗連合グループと新しく合資会社を設立し、WeChat上のECモールをフルリニューアルすると発表したことです。美麗連合グループは淘宝(Taobao)向け口コミサイトおよびファッション専門の通販モールとして有名です。

    WeChatのECは現状、下図8の「购物(ショッピング)」をタップすると、下図9のJDに移動する形式ですが、おそらくここに新しいモールが入るのではないかと予想しています。

    WeChat
    図8
    WeChat
    図9

    この提携の背景として下記の理由があげられます。

    1. W11以降、美麗連合グループはWeChatの「ミニプログラム」内で8,000万人ものユーザー数を獲得し、成功事例となっている
    2. SNSマーケティングで成功している美麗連合グループと組むことで、市場拡大を狙っている。これまで基本的にJDはアマゾン型だったが、個人商店や企業をこのモールに取り込むことで、淘宝(Taobao)や天猫(Tmall)のようなモールになることをイメージしている

    「ミニプログラム(小程序)」とは、2016年12月にWeChatがスタートしたWeChat内で使用可能なアプリで、App Storeからアプリをダウンロードをしなくても、WeChatのアプリ内で使用できます。

    ユーザー数は現在なんと1.7億人(WeChatのユーザー数は9.8億人)、すでに約57万のアプリが存在します( この「ミニプログラム」については、またの別の機会にお知らせします)。

    現在、モールは3月オープンに向けて募集中となっており 、ECでは差をつけられている天猫(Tmall)を猛追することになりそうです。

    ちなみに残念ながら日本アカウントのWeChatアプリでは、ミニプログラム、ec共に非対応になっています。

    高岡 正人

    株式会社エフカフェ 取締役

    1975年生まれ。立命館大学政策科学部卒。コンサルティングファームにて企業変革コンサルティングを経て、2005年有限会社フリースタイルカフェ(現エフカフェ)の創業に参画。取締役に就任。

    日本、中国、ASEANでネット通販事業に特化したコンサルティング、運営支援を行い、1カ月の半分を中国・上海で過ごす。

    銀行等での講演多数。また日経ネットマーケティング等で執筆。最近では銀行等の海外支援事業部と連携し、日本からアジアへのネット通販進出を支援している。

    高岡 正人

    「IYフレッシュ」のオーダー単価は1.4倍、リピート率は約2倍[「LOHACO」ユーザーとの比較]

    8 years ago

    アスクルとセブン&アイ・ホールディングスが共同で運営している生鮮食料品のECサービス「IYフレッシュ」の立ち上げ当初におけるオーダー単価は、アスクルの日用品ECサイト「LOHACO」の約1.4倍、リピート率は「LOHACO」の約2倍だった。

    オーダー単価は2017年11月28日~2018年2月20日の平均で、リピート率は2018年1月度の実績。アスクルが2017年6月から2018年2月期連結決算(第3四半期)の決算説明資料で「IYフレッシュ」の実績の一部を公表した。

    アスクルとセブン&アイ・ホールディングスが共同で運営している生鮮食料品のECサービス「IYフレッシュ」の立ち上げ当初実績

    「IYフレッシュ」の立ち上げ実績(画像はアスクルの決算資料を編集部がキャプチャ)

    「IYフレッシュ」はセブン&アイ・ホールディングスが取りそろえた野菜や果物、加工食品など約5000種類の食料品を「LOHACO」の物流網で配送するECサービス。2017年11月28日にスタートした。

    「IYフレッシュ」のメインターゲットは、家事や仕事、育児に忙しい都市部の30代~40代の女性。

    配送の対象地域は東京・新宿区と文京区(4月3日時点)。2018年春をめどに東京西部や北部へ拡大し、2018年中には東京23区内、2020年秋頃には首都圏へと広げる計画だ。

    2017年6月〜2018年2月期(第3四半期)における「LOHACO」の売上高は、前年同期比11.2%減の291億円。2017年2月に発生した倉庫火災の影響で減収だった。

    BtoC事業全体の売上高は7.3%増の352億円。2017年にペット用品などを販売するチャームを子会社化したことで増収となった。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    有力アパレルの自社EC強化策――アーバンリサーチ、アバハウス、三陽商会の事例 | 通販新聞ダイジェスト

    8 years ago

    これまで多くのアパレル企業にとってECチャネルの主戦場は「ゾゾタウン」をはじめとするファッションECモールだったが、モールの手数料率上昇や低価格ブランドの拡大、クーポンの原資負担などもあり、実店舗より利益が出るはずのECチャネルの環境は様変わりしつつある。衣料品のEC化率拡大が見込まれる中、アパレル企業はEC強化の軸足を自社ECに置きつつあるが、その戦略は各社によって異なっている。自社ECが主販路な企業も含め、有力アパレル3社のEC強化策について見ていく。

    【アーバンリサーチ】EC専門店化を加速

    アーバンリサーチは、4月にギフトの通販サイトをスタートするほか、秋をメドに現在はリアル店舗が運営している高感度ファッションを専門に扱う通販サイトや、家具のECについてもWEB事業部が手がけるサイトにリニューアルし、各商品カテゴリーで専門店のEC展開を加速するとともに、幅広い顧客にアプローチしやすくする。また、4月にはメディアサイトも開設し、各通販サイトへの送客機能も担っていく。

    同社は、ファッション商材を中心に販売する主力の自社通販サイト「アーバンリサーチオンラインストア」を展開しているが、今期(2019年1月期)、新たに挑戦するのがギフト通販サイト「musve(ムスブ)」で、4月3日にオープンする予定だ。

    アーバンリサーチが新たに挑戦するのギフト通販サイト「musve(ムスブ)」
    ギフトEC「ムスブ」のトップページ(イメージ)

    同サイトは幅広い品ぞろえが特徴で、単品でも販売するが、さまざまな商品を詰め合わせたセットもジャンルごとにそろえ、「そのまま誰かに贈りたくなるような商品を提案する」(坂本満広WEB事業部部長)という。

    ベーシックな商品も通年で展開するが、母の日やバレンタイン、クリスマスなど各種イベントに向けた商材を同社バイヤーの切り口で提案して差別化を図るほか、連動した特集コンテンツも充実させる。

    ギフト専用サイトらしく目的別や贈り先別などで商品を探しやすくするほか、ラッピングや熨斗、メッセージカードにもこだわる。また、サイト制作や商品の手配にとどまらず、箱詰めやラッピング、送り状の添付までを内製化することで、ギフトECに必要なノウハウを蓄積するのと同時に、各フローで業務負荷やコスト、梱包資材の良し悪しなども把握し、顧客の声を吸い上げながら改善活動を積み上げていく。

    新サイトの売り上げについては、スタートから丸1年で1億円以上を目指すとする。

    一方、16年3月に開設した通販サイト「アーバンリサーチバイヤーズセレクト(URBS)」は、品ぞろえや在庫をアーバンリサーチ表参道ヒルズ店と統一し、同店のスタッフが受注業務や商品発送、返品対応まで行う店舗連動型の次世代ECとして展開。セレクトショップの原点である、バイヤーがセレクトした高感度なファッションアイテムだけを扱っているのも特徴だ。

    サイト開設から2年が経過し、全国から注文が入るなどリアル店舗が運営するECとして一定の成果を上げているものの、表参道ヒルズ店だけで運営していることから発信力に欠ける部分もあり、今秋をメドにリニューアルに着手。「URBS」の看板はそのままにWEB事業部に運営を移す。

    同事業部には長年、バイヤーを務めたスタッフなど多様な人材がいるため、専用のチームで運営に当たり、ほかでは手に入りにくい価値のある商品をセレクトしたウェブショップとして磨きをかける。

    また、アーバンリサーチドアーズ南船場店が、無料のECサービス「STORES.jp」を使って運営している家具の通販サイト「ドアーズリビングプロダクツ」も10月頃をメドにWEB事業部が運営を引き継ぎ、自社システムに切り替えてリニューアルオープンする計画だ。

    アーバンリサーチが「STORES.jp」を使って運営している家具の通販サイト「ドアーズリビングプロダクツ」
    家具のECは10月頃に自社システムに切り替えて刷新する

    サイト刷新に合わせて、同社が展開する業態「アーバンリサーチストア」や「アーバンリサーチドアーズ」の各店舗で販売している家具・インテリアを新サイトに集約して品ぞろえを広げるとともに、ウェブでは商品ごとに取り扱い店舗を表示して商品を確認したいニーズにも応えていく。

    同社では、「URBS」や家具サイトを自社システムに切り替え、自社会員サービス「URクラブ」のメンバーにアプローチできる環境を整えるほか、WEB事業部がサイト運営に乗り出すことでEC展開をさらに加速する。

    また、同社はメディアサイトを4月頃に開設する予定で、各通販サイトで販売する商品の情報も掲載して送客につなげるが、第三者の視点も取り入れ広く閲覧されるメディアを目指す。

    【アバハウス】オムニサービス出そろう

    アバハウスインターナショナルは、消費者が実店舗とECの両チャネルをスムーズに行き来できる“オムニチャネル化”で先行している。

    ネットとリアル店舗との連携強化に積極的で、オムニ戦略を進めるのに不可欠な両チャネルの顧客IDとポイントを早くから共通化しているのに加え、両チャネルで在庫を相互活用する取り組みでも全社的な機会ロス低減などの観点から成果を上げている

    店頭のEC在庫活用については、15年10月にタブレット端末を使った接客を、サイズや色違いの欠品が生じやすい靴のブランドで始動。店頭で欠品していてもEC用の在庫があればタブレットを介して店に取り寄せたり、自宅配送も可能で、支払いは店頭で行う。

    タブレット接客の仕組みは昨年初めまでに全ブランドに拡大。同接客に慣れた靴ブランドを中心にEC在庫を販売する件数は順調に増えているようだ。

    一方、自社通販サイト「アットシェルタ」での店頭在庫活用は16年1月にスタートした。EC用の在庫が欠品している商品であっても、実店舗に在庫があれば販売できる仕組みを構築。店頭在庫を引き当てる際はルールを設け、特定の店舗に集中しないように在庫確保のリクエストを出している

    そのため、自社ECからリクエストを受けた店舗は原則、在庫確保に協力する必要があり、対象が全ブランドに広がっていることもあって、自社EC売上高に占める店舗在庫引き当て分はスタート当初の15%程度から18~20%に拡大。セール時期は30%程度まで高まるという。

    アバハウスの場合、集客したチャネルに売り上げを計上しているが、「自社ECから店舗在庫を引き当てて販売する金額と、実店舗がEC在庫を活用して販売する金額はほぼ同じ」(木村保行取締役)としており、同社が展開するオムニ施策は消費者の満足度を高めるのはもちろんのこと、リアルとネット双方の販売チャネルにとってメリットがあることも確認できた。

    他のオムニ化施策については、自社ECでは商品詳細ページにある「店舗在庫を調べる」ボタンをクリックすると在庫のある店舗が表示され、簡単に試着予約ができるサービスも実施している。また、今春には自社ECで購入した商品をリアル店舗で返品できるサービスもスタートする予定で、アバハウス流のオムニサービスが出そろうことになる。

    アバハウスの自社通販サイト「アットシェルタ」
    自社EC「アットシェルタ」で購入した商品の店頭返品もテストする

    店舗での返品サービスはまず、4~5月をメドにメンズ向けファッションブランドの路面店でテストを実施し、オペレーションなどに問題がなければ順次、対象店舗を広げたい考え。店舗が行う返品処理の手間を考慮し、返品された商品は店舗在庫とする仕組みも含めて効率的な運用方法を模索していく。同サービスは試着予約と同様に実店舗への来店につながるため、顧客接点のひとつとして有効活用したい考えのようだ。

    【三陽商会】EC専用ブランド始動

    三陽商会は、EC事業の主要販路である自社通販サイト「サンヨー・アイストア」で扱う商材の強化に乗り出す。EC専用ブランドのテスト販売を始めているに加え、自社ECでは他社商材を販売するモールビジネス化にも着手する。

    同社では展開ブランドの多くが百貨店を主販路とし、EC市場では高価格帯に属する商品がほとんどのため、「EC事業の成長には既存ブランドだけではどこかで限界がくる」(杉澤幸毅執行役員)という危機感がある。

    加えて、構造改革の推進で複数ブランドを廃止しており、商品数が最盛期に比べて少なくなっていることもEC専用ブランドを開発するきっかけになったという。昨年9月に始動したEC専用ブランド「ル ジュール」は、16年に休止した婦人服ブランドをEC専用に転換したもので、商標も含めて過去の資産を活用し、大きな投資をせずにスピーディーにスタートできるメリットがあった。

    三陽商会が始めたEC専用ブランド「ル ジュール」
    働く女性に向けたEC専用ブランド「ル ジュール」を展開する
    三陽商会が始めたEC専用ブランド「ル ジュール」
    EC専用ブランド「ル ジュール」のメインターゲットは30代の働く女性

    また、休止前のEC化率は15%程度と他のブランドに比べて高く、EC専用に刷新してもターゲット層は従来と同じ20代半ばから30代の働く女性に設定することで、同ブランドを知る顧客を再度囲い込むことも期待している。

    一方、EC専用ブランドとしてウェブビジネス部が主導権を持ち、データなどを活用しながら商品を企画するほか、EC利用者が買いやすい価格に抑える

    また、自社ECでは商品の原価率をある程度高められるため、オリジナル商品だけでなく、ターゲット層にふさわしい商品の買い付けも含め、セレクトショップのような展開も可能なことから、新生「ル ジュール」ではバッグやアクセサリー、アロマディフューザーなどもそろえる。

    これまでに、ボトムスよりもニットや軽衣料が売れる傾向が確認できたほか、雑貨などの買い付けアイテムの消化率が高いことから、今春シーズンはこうした動向を商品構成に反映している。

    また、自社ECでの販売に続き、昨年12月には「ゾゾタウン」にも出店。「自社とゾゾさんの売り場では顧客層が異なるため、戦い方も違ってくる」(安藤裕樹ウェブビジネス部長)とし、商品の打ち出し方や、品ぞろえ自体に変化をつけることもあり得るという。

    以前の「ル ジュール」はECチャネルで数億円を売っていたことも考慮しながら、同社ではEC専用商材全体で当面は10億円規模を目指す。

    自社通販サイトのモールビジネス化についても、既存顧客との親和性をベースにしながら品ぞろえを拡充することで売り場の魅力を高め、顧客満足度の向上とユーザー層の拡大を図る狙いだ。

    そのためにも、50万人を超える「サンヨー・アイストア」会員に新たな商品・サービスを提供できるプラットフォームを構築する考えで、第1弾としては昨年12月に北欧を中心とした時計のセレクトショップ「ノルディックフィーリング」の商材を期間限定でテスト販売したところ、クリスマスのギフト需要に時計がマッチしたこともあって予想以上に売れた。

    今期はアンケートなどで得た自社顧客の購入意欲が高い商材をテスト的に販売したり、三陽商会が展開する「マッキントッシュフィロソフィー」や「ポール・スチュアート」といったブランドでは服以外のサブライセンス商品もあることから、当該商品の販売も視野にあるという。

    ワコール、ニトリ、JIMOS、メルカリ、LINEが登壇する全13講座の無料イベント【4/12(木)東京開催】

    2018年4月12日(木)に参加費無料のセミナーイベント「ネットショップ担当者フォーラム2018春 eコマースコミュニケーションDay」を開催します。EC事業者さんだけが参加できるイベントで、EC業界に携わる皆さんが抱えている課題や悩みを参加者で共有し、解決するための場です。

    基調講演はワコール、ゼネラルセッションはニトリとJIMOS(内容は通販/ECとAI化)、スペシャルトークセッションはメルカリ(講演内でRIZAPグループ、C Channelが登壇)とLINE(講演内で千趣会、コメ兵が登壇)という豪華な顔ぶれ。

    「AIと通販/ECが与える影響」(JIMOS)など興味深いテーマがたくさんの全13講演です。

    • ワコールが取り組む顧客視点のコミュニケーション
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    通販新聞

    「SHOPLIST」がAI活用の画像解析レコメンド、デザインの類似性を主軸に提案

    8 years 1ヶ月 ago

    ファッションECを手がけるクルーズは3月29日、ファストファッションのECサイト「SHOPLIST.com by CROOZ」に人工知能(AI)技術を活用した画像解析レコメンド機能を導入したと発表した。ユーザーが閲覧している商品画像をAIが分析し、イメージが近い商品をレコメンドしていく。

    3月初旬から試験運用を実施し、商品のクリック率の向上といった効果が表れたため本格導入を決定。ファッション通販で重要視されている画像による商品訴求の精度が上がり、買い物の利便性向上を通じて業績拡大が期待できるとしている。

    クルーズはECサイト「SHOPLIST.com by CROOZ」に人工知能(AI)技術を活用した画像解析レコメンド機能を導入

    クルーズが導入したレコメンド機能のイメージ

    クルーズが導入した画像解析システムは、サイジニアが開発したビジュアルAIレコメンデーションサービス「デクワス.VISION」。

    サイジニアによると、「デクワス.VISION」は次のような特徴を持つ。

    1. 「(ユーザーが)トップスを見ているのに、靴が表示される」ような、違和感を与えるレコメンデーションがない
    2. まだ誰もクリックしたことがない、データのたまっていない新着商品でも、効果的にレコメンドできるため、移り変わりの早いファストファッションで高い効果を発揮する
    3. まだ誰からもクリックされたことがないロングテールの商品でも、ユーザーが閲覧している商品にイメージが近ければ提案ができれるため、売れ筋商品に埋もれてしまうことがなくなる

    サイジニアが開発した「デクワス.VISION」

    「デクワス.VISION」のレコメンドイメージ

    クルーズによると、試験運用では既存の自社レコメンデーションエンジンと比べ、商品のクリック率など複数の数値が向上したという。

    ファッションEC業界では、画像認識機能を活用したレコメンドエンジンを導入する動きが広がっている。2017年12月には、マガシークがECアプリをリニューアルし、画像に基づいて類似商品をレコメンドする機能を実装した。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    “送料無料時代”終了。セブン、ファンケル、ニッセンなどが次々と送料値上げへ【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

    8 years 1ヶ月 ago

    送料値上げの春がやってきました。今まではEC事業者側の努力によって利用者は送料無料の恩恵を受けられていましたが、これからはみんなで負担する世の中になってきました。となると、送料がかからない店舗受取ができるショップは強いですよね。

    送料を上げるならこのタイミングかも!?

    ディノス・セシールも送料値上げへ、「企業努力だけで現在の料金体系の維持は困難」 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/5279

    セブンネットショッピングも宅配の送料無料を廃止、全国一律324円に変更 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/5272

    ニッセンがEC注文は送料140円値下げ、電話・ハガキは50円値上げへ | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/5269

    ファンケルも送料無料を廃止へ、宅配会社の値上げ要請は「過去に例のない規模」 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/5273

    ベルーナが総合通販の送料無料を廃止へ、「現状の送料価格の維持は大変困難」 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/5264

    まとめると、

    • ディノス・セシール → 「ディノス」は基本配送料を約25%~75%引き上げ、「セシール」は注文金額にかかわらず送料を490円に変更
    • セブンネットショッピング → 送料無料を廃止、全国一律324円に変更
    • ファンケル → 送料無料サービスを廃止し、現在の配送料金に一律100円を上乗せ
    • ニッセン → EC注文は送料140円値下げ、電話・ハガキの注文は50円値上げ
    • ベルーナ → 総合通販の送料無料を廃止
    「セブンネットショッピング」で送料変更を告知(画像は編集部がキャプチャ)

    定率値上げ、定額値上げ、送料無料廃止など、各社さまざまですが、送料が上がることには変わりません。理由はほぼ同じで「配送会社から大幅な運賃値上げの要請があり、企業努力だけではコスト上昇分を吸収しきれない」から。ショップ側としては送料値上げのチャンスなので、早目の判断を。

    日本のように当たり前に荷物が届かないのが海外

    海外向け発送はどうするのが最適ですか? 日本郵便さん、越境ECの基礎を教えてください!【比較表あり】 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/5242

    越境EC 海外発送方法の徹底比較! | 世界へボカン
    https://www.s-bokan.com/blog/ec/how-to-do-ship-overseas.html

    まとめると、

    • 日本郵便にはEMS(国際スピード郵便以外にも、UGX(ゆうグローバルエクスプレス)のサービスもある
    • UGXは関税元払い、オーバーサイズ、複数個口の受付も可能
    • 重量が100kg以上ならFedExの割引が大きくなってくる
    表 日本郵便の「EMS」「UGX」と他社サービスとの比較(2018年3月28日現在/編集部調べ)
    日本郵便の「EMS」「UGS」と他社サービスとの比較 ※2018年3月29日現在/編集部調べ

    大手の民間輸送会社は月の取引額によっては定価からかなり良い割引を提供してくれるのですが、取引実績が浅い会社などでは難しい場合が多いです。最初のスタートのし易さや、書類の簡易さ、税関問題の少なさを考えると、JPさんが一番オススメです。

    株式会社AJJ Hiro Kanoさん

    越境ECで気になるのが重さや大きさ、関税、海外に送ることができる物品か、ですよね。このあたりの条件によって送料が変わりますので、まずは運送会社に問い合わせてみましょう。もちろんユーザーからの問い合わせもありますし、届かない場合もあるので、国内よりも何かとコストがかかることを頭に入れておいてください。

    ランキングには直接関係ないので、怪しげな営業電話に注意

    モバイル ファースト インデックスを開始します | Google ウェブマスター向け公式ブログ
    https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/03/rolling-out-mobile-first-indexing.html

    グーグルがMFIへの切り替えを正式に開始! 準備ができたサイトから順次。SCへの通知も | Web担当者Forum
    https://webtan.impress.co.jp/e/2018/03/27/28811

    まとめると、

    • 2018年3月27日よりモバイルファーストインデックス(MFI)への移行がスタートした
    • 移行しているサイトはSearch Consoleに通知が来る
    • MFIはGoogle検索のランキングに直接は関係ない

    いつものように、ランキングには多くの要素を使用します。 他の多くの信号が最も関連性の高いコンテンツであると判断した場合は、モバイルフレンドリーでないコンテンツや、読み込みが遅いコンテンツをユーザーに表示することがあります。

    モバイル ファースト インデックスを開始します | Google ウェブマスター向け公式ブログ

    この記事を見て対応する人は少ないと思いますが、いつものように急にくるので焦りますよね。「Google検索のランキングに直接は関係ない」ということですが、自然検索流入や順位チェックはしておきたいですね。

    EC全般

    ネットショップの定番「入口商品」戦術は、ほぼ失敗している ? | ECコンサル坂本のブログ「ECバカ一代」
    https://www.commerce-design.net/blog/archives/3115

    ひたすら入口商品だけ売れる、他の商品を買ってもらうのにかなりの労力がかかっている。こんな時はやめてもいいかなと思います。

    逸見氏・川添氏・藤原氏が語る。オムニチャネル推進者が知っておくべきこと|ECのミカタ
    https://ecnomikata.com/ecnews/18245/

    「BEAMS」のオムニチャネルが成功している理由は? ビームス矢嶋氏にメガネスーパー川添氏、クリエイターズマッチ布田氏が迫る! | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/5249

    「こういうセミナーは増えていますが、登壇者は増えていない」。ということはまだまだチャンスがあるということですね。

    【ウォルマート】、欠品や品切れ等の在庫チェックにAIロボットが活躍!も蹴らないで? | 激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ
    http://blog.livedoor.jp/usretail/archives/52049520.html

    動画を見ていただくと一発でわかります。これからは商品棚のチェックはロボットにお任せですね。

    ロコンド田中社長が奇手、ラオックスと共同でファンド設立 売上高706億円のシャディを買収 | WWD JAPAN
    https://www.wwdjapan.com/590935

    こちらの記事の続報です。「ロコンドの2018年2月期の売上高は38億円でシャディの売上高の約20分の1」というのも驚き。

    今週の名言

    文章が下手な人って、なんで下手なんだと思います? 自分で自分の文章が「読めない」からなんですよ。「書けない」のではなくて。

    書く人/編集する人、そしてメディアが果たせる役割とは──編集者 若林恵×クラシコム 青木耕平対談 | クラシコムジャーナル
    https://kurashicom.jp/3038

    「読めない=読解力」と捉えてもいいですよね。何が書かれているを理解するのに時間がかかる人は、書くのも苦手というのは私の経験からしても納得。

    森野 誠之

    運営堂

    運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

    森野 誠之
    確認済み
    2 分 35 秒 ago
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