ネットショップ担当者フォーラム

電子マネーの利用状況や効果を分析できる機能を搭載、富士通エフ・アイ・ピーのID-POS分析サービス

8 years 2ヶ月 ago

富士通エフ・アイ・ピーはID-POS(顧客のID付きPOSデータ、商品購買情報)の分析サービス「FUJITSU リテイルソリューション ValueFront Analytics(バリューフロント アナリティクス)」に、電子マネーの利用履歴データなどから、利用状況や傾向、効果、会員の決済比率、購買動向などを分析できる機能を搭載したと12月7日に発表した。

従来のPOSは「何が、いつ、どこで、いくつ、いくらで売れたか」という商品の動きを見るのに対し、ID-POSは「誰が(性別・年齢など)」といった情報を追加しているのが特徴。「誰がどの期間に、何と一緒に」など、顧客起点の動向を見ることができる。ポイントカードシステムを導入している企業、通販事業者を中心にID-POSを分析・活用する小売業が増えているという。

「ValueFront Analytics」を使ったID-POSの分析・活用の仕組み
「ValueFront Analytics」を使ったID-POSの分析・活用の仕組み(画像は富士通エフ・アイ・ピーのサイトから編集部がキャプチャ)

「ValueFront Analytics」は、顧客データと商品購買データを掛け合わせたID-POSデータを分析するクラウド型サービス。今回、ギフトカードやハウス電子マネーの残高管理を行うリアルタイムプロセッシングサービス「FUJITSU リテイルソリューション サーバ管理型電子マネーサービス」の利用状況や効果を分析する機能を新たに搭載した。

「サーバ管理型電子マネーサービス」は約150社、30万店舗以上に導入している。クライアントから、「電子マネーの導入効果が知りたい」「電子マネーの利用を促進するための施策を検討したい」など、電子マネーの利用履歴データを分析し、利用促進のために活用したいという要望が寄せられていたという。

今回の機能追加で、「ValueFront Analytics」導入企業は、電子マネーの利用状況や効果を継続評価し、次の施策を打つことで、顧客を囲い込み、電子マネーの利用を促進することできるとしている。

「サーバ管理型電子マネーサービス」利用促進のPDCAサイクル
「サーバ管理型電子マネーサービス」利用促進のPDCAサイクル

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

「会社員の副業が増えた」──アフィリエイターに聞いた「副業」に関するアンケート

8 years 2ヶ月 ago

ファンコミュニケーションズは12月14日、「第1回 アフィリエイト参加者に聞く副業実態調査」の調査結果を発表した。同社が運営するアフィリエイトサービス「A8.net(エーハチネット)」のメディア会員(アフィリエイト参加者)1,013名が対象。

主婦を本業にあげる女性が大幅減

同社の2014年の調査と比較すると、アフィリエイト専業者は6%から19%に増加。アフィリエイトでの平均月収が30万円以上と回答した人が3%から5%に増えるなど、3年前より「稼げる層」が厚くなった結果となった。

女性の属性は「主婦」が2014年の46%から今回は30%に大幅減し、「会社員」「自営業」「その他職業」は増加しており、会社員やフリーランスなど仕事を持つ人が増えた。

副業でアフィリエイトをする人の本業
副業でアフィリエイトをする人の本業

副業OK企業の社員は4割程度

「所属企業が副業OK」と回答した会社員は42%。「副業NG」は26%という結果だった。

所属企業の副業可否
所属企業の副業可否

地域別では近畿地方が「副業OK」36%(全国平均比-6ポイント)、「副業NG」35%(同+9ポイント)と副業に厳しい様子が目立った。

東京都を除く首都圏も「副業OK」38%(同-4ポイント)と副業を許可している企業が少なく、東京都あるいは地方の方が副業への許容度が高い傾向が見られた。

勤務先の副業可否(地域別)
勤務先の副業可否(地域別)

東京都の副業会社員は56%が複数の副業を持っているのに対し、近畿地方の副業会社員の69%はアフィリエイト1本となっており、全体的に副業に関してあまり活発でない様子が伺える。

昼休みに副業にいそしむ副業会社員も

副業会社員の主な作業時間帯で最も多いのは「夜・帰宅後」で88%。次いで「昼休み」25%、「朝・出社前」19%という結果だった。「朝活」よりも「ランチ副業」をしている人が多いことがわかった。

毎日副業する会社員では夜の比率が少し下がり、朝と昼が大きく伸びる。1回当たりの作業時間と副業収入も副業会社員全体より多く、毎日副業する会社員はしっかり作業ししっかり稼ぐ人が多かった

副業会社員の主な副業作業時間
副業会社員の主な副業作業時間

投資や運用にも関心が高い。運用資金はアフィリエイトで獲得

実施中の副業では「投資・運用」が4位にランクインした。「投資・運用」は副業収入の使い道と来年チャレンジしたい副業でも3位だった。

アフィリエイト以外の実施中の副業(複数回答可)
アフィリエイト以外の実施中の副業(複数回答可)

実施中の副業では通勤型よりネット・在宅型が多く、時間や場所を制限されない副業に人気が集まった。中でも隙間時間に地道にお小遣い稼ぎが出来る「ポイントサイト」や「アンケートモニター」を実施中の人が多かった。

アフィリエイト以外の実施中の副業(ネット・在宅型/複数回答可)

来年チャレンジしたい副業では「アフィリエイト」は引き続き1位になったが、「株・FX・その他投資」が「ポイントサイト」と「アンケートモニター」を逆転。空き時間を有効活用できるタイプの中でも、仕組みを作ることで作業時間に対して大きなリターンが得られる可能性のある副業への関心度が高まっている。

来年チャレンジしたい副業(複数回答可)
来年チャレンジしたい副業(複数回答可)

同社では下記のようにコメントしている。

アフィリエイトを始めたきっかけは本業や将来に不安を抱いたり複数の収入源が必要と感じる人、何らかの事情で働き方を変える必要が生じた人が多い。ゆくゆくは独立したい、アフィリエイト収入のウェイトを増やしたいと考える人も多い一方、本業を辞めなくても両立しやすい点に魅力を感じている人も多く、空き時間を有効活用して作業している人が多い。アフィリエイトが働き方の選択肢を増やすことに貢献している様子が伺える。

一度作った仕組みが上手く回れば手を動かさない時も収入が発生する点に夢や可能性を感じる人が多く、アフィリエイトでリスクを抑えながら余裕資金が作れたら投資・運用にもチャレンジしたいと考えている人が多かった。

調査概要
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:全国のA8.netメディア会員(アフィリエイト参加者)
  • 有効回答数:1,013人(男性:507人/女性:506人)
  • 調査実施日:2017年10月24日(火)~11月22日(水)
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クレカを使わない10代が使うECサイトは? 1位は「Amazon」2位は「メルカリ」

8 years 2ヶ月 ago

「Visa」のプリペイドカード「バンドルカード」を提供しているカンムは12月12日、2017年1~11月に10歳代のユーザーが買い物に使った約5億円分の利用データを基に、ECサイト・アプリの利用状況を公表した。金額ベースで最も多く利用されたのは「Amazon」で、2位は「メルカリ」だった。

利用金額が多いECサイト・アプリは上位から「Amazon」、「メルカリ」、「iTunes」、「ZOZOTOWN」、「Qoo10」、「フリル」、「PlayStation Network」、「ラクマ」。8位までがEC関連だった。9位には「セブン-イレブン」、10位は「ファミリーマート」。

平均利用単価は「ZOZOTOWN」が4208円、「フリル」が2133円、「Amazon」が1655円、「メルカリ」が1350円。

画像はカンムがまとめた「バンドルカードの決済データから読み解く10代の消費」からキャプチャ

2017年1~11月におけるEC以外での買い物も含む10代ユーザーのバンドルカードの利用状況は、平均利用回数が7.1回、1利用あたりの平均単価は1227円だった。

バンドルカードはチャージ式のVisaプリペイドカード。生年月日と電話番号を登録すると、ネット決済専用のバーチャルカードや、実店舗で使えるリアルのカードが発行される。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

アマゾンが出品者の商品を割引販売する新プログラムの詳細と米国での反響は? | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

8 years 2ヶ月 ago

オンライン・マーケットプレイスの巨人Amazon(アマゾン)は「Discount Provided by Amazon」(アマゾンが提供する割引)という名前の新しい割引プログラムをスタートしました。マーケットプレイスで商品を販売する販売事業者の商品価格を引き下げて販売するもので、その差額はアマゾンが負担しています。

割引分はアマゾンが負担、対象などは非公開

この新しい割引プログラム「Discount Provided by Amazon」は、短期的にも長期的にも、アマゾンのマーケットプレイスで販売している事業者やブランドには打撃となるでしょう

アマゾン(インターネットリテイラー社発行「全米EC事業 トップ500社 2017年版 」で第1位)は、新プログラムの開始時期、割引適用商品、割引率など、プログラムの詳細を開示していません

しかし、販売事業者が出品しているマーケットプレイスの商品に割引を適用し、割引価格で販売している事実は認めています。アマゾンの広報担当者は次のように説明しました。

アマゾンの割引が適用されれば、顧客はより満足できる価格で商品購入が可能になります。割引価格が適用されても、中小企業は希望販売価格のまま売り上げを得ることができるのです。

「Discount Provided by Amazon」の対象となっているのは、マーケットプレイスで扱う全アイテムではありません。しかし、アマゾンのマーケットプレイスを利用している販売事業者は、アマゾンのフルフィルメントサービス「FBA(Fulfillment by Amazon)」を利用して販売している商品には適用されていることに気付いています。

FBAは、販売事業者が物流倉庫代と配送手数料をアマゾンに支払って物流業務を委託するプログラムです。販売事業者がこのプログラムを使用すると、販売商品は「Amazon プライム」の対象商品になります。ただ、アマゾンは割引適用商品の全てが、FBAプログラムの商品なのかどうかについては言及していません。

アマゾンは、割引適用商品をECサイト上で消費者にアピールしています。たとえば、商品ページでは割引価格の下に、「Discount Provided by Amazon」と記載し割引を強調しています。

商品ページでは割引価格の下に、「Discount Provided by Amazon」と記載されている

「詳細」のリンクをクリックすると、マーケットプレイスで販売事業者が販売している商品にはアマゾンによって割引が適用されている旨が記載されています。「詳細」のポップアップボックスには以下のようなことも表示されます。

  • この商品は第三者の事業者によって販売されています。 割引はアマゾンが提供しています
  • 期間限定の割引です
  • 割引はデジタルコンテンツには適用されません
  • 割引の適用は、在庫がなくなるまで、もしくはアマゾンでの販売が終了するまでです
  • 割引前の価格に送料と税金が適用される場合があります
  • 予告なく割引を変更、またはキャンセルすることがあります
  • 割引商品やコンテンツが返品された場合、返品ポリシーにのっとり対応します。払い戻し金額は支払い金額と同等です

アマゾンが提供しているセラーディスカッションフォーラムによると、商品が割引されたにも関わらず、割引適用の通知がアマゾンから届かなかったマーケットプレイスの販売事業者が複数存在していることがわかりました。

販売事業者は割引プログラムから退会することはできるものの、そのためにはサポートセンターに連絡しなくてはなりません。サポートセンターに連絡した販売事業者が受け取ったメッセージは以下のとおりです。

アマゾンは御社の商品に割引価格を適用します。その場合の売上額や支払い手数料は、御社が設定した本来の価格に基づきます。アマゾンは、御社が設定した価格以上の金額で販売することはありません。もしこのプログラムから退会を希望される場合は、こちらにご連絡ください。

複数チャネルで販売している販売事業者には打撃

アマゾンは当面、販売事業者が設定した販売金額と割引価格の差額を自社で負担するとしています。しかし、オンラインとオフラインの両チャネルを通じて商品を販売する小売事業者やブランドにとっては打撃になるでしょう。

販売事業者の中でも特にブランドが、アマゾンへ商品を卸販売するのではなく、サードパーティ販売事業者としてマーケットプレイスで販売するのはなぜでしょうか? それは、商品の販売価格を自ら設定・管理できるためです。

たとえば、最低販売価格を設けている販売事業者にとって、アマゾンが提供する割引プログラムは矛盾を引き起こす可能性が出てきます(EC事業者が商品を最低販売価格以下で提供することを防ぐため、メーカーはルールを設けています。最低販売価格ルールに類似した、再販価格や小売価格に関するルールもあります。また、小売事業者が商品を宣伝・広告する場合の宣伝費や販売金額をメーカーが一方的に決定できるようなルールもあります)。

また、販売事業者自身のECサイトや、eBay、ウォルマート(「全米EC事業 トップ500社 2017年版」で第3位)が運営するECサイトなどで商品を販売している場合も、さらなる問題を引き起こす可能性があるでしょう。

ECに関するテクノロジーを提供するVolusion社のCTO(最高技術責任者)バーディア・デジュバン氏は、次のように言います。

自社のeコマースサイトを持ちながら、サードパーティとしてアマゾンでも商品を販売する事業者にとっては悪いニュースでしょう。アマゾンや他のマーケットプレイスで価格競争を余儀なくされるのですから。

自社ECサイトにおいては29.99ドルで販売するウィジェットを、アマゾンが24.99ドルに引き下げた場合、多くの消費者はアマゾンから購入し、他のサイトでは買わなくなるでしょう

─Volusion社 CTO バーディア・デジュバン

他のマーケットプレイスが販売事業者に価格の引き下げを要求する可能性も出てきます。事務用品を取り扱うEC会社Jam Paper&Envelope社(「全米EC事業 トップ1000社 2017年版」第737位)のディレクター、アンドリュー・ジェイコブス氏は言います。

他のマーケットプレイスも、アマゾンで販売されている価格と同じ価格で商品を販売したくなるでしょう。他のマーケットプレイスが自社で割引分のコスト負担、手数料の引き下げなどを行わなければ、販売事業者側に販売価格を下げるように圧力をかけてくるでしょう。

最終的には、アマゾンの新割引プログラムのせいで、販売価格と利益が坂道を転げ落ちるように下がっていく可能性があるのです

─Jam Paper&Envelope社 ディレクター アンドリュー・ジェイコブス氏

調査会社MarketTrack社のソリューション部門360piのデータによると、アマゾンが在庫を自社で保有する1300万SKUと比較し、マーケットプレイスには3億5000万以上のSKUが掲載されています。アマゾンの自社在庫には、書籍、メディア、ワイン、その他のサービスは含まれていません。アマゾンが公表した最新の収益報告では、第3四半期(2017年7~8月期)に販売された商品の50%がマーケットプレイス経由であると記載されています。

今回の新割引プログラムがアマゾンの売り上げにどのような影響を与えるかは、まだわかりません。アマゾンを利用する販売事業者向けに支援サービスを提供するSeller Labs社のマーケティングディレクターであるジェフ・コーエン氏によると、販売事業者の約95%が割引された価格、または定価よりも低い価格で販売されているそうです。コーエン氏は、定価よりも販売価格をどんどん下げていく販売事業者に対し次のように言及しています。

顧客は何年もの間“偽の割引”に対して不満を募らせていました。

─Seller Labs社 マーケティングディレクター ジェフ・コーエン氏

販売事業者から賛否の声

一部の販売事業者は、アマゾンのセラーディスカッションフォーラムで今回の新割引プログラムに対する意見を表明しています。

ある事業者は、割引によって商品の価値が下がる可能性があると述べています。

ある商品をアマゾンでは100ドル、自社サイトでは105ドルで販売するとしましょう。もしアマゾンが販売価格を75ドルに下げたら、私が設定した価格よりも低く販売されるため、商品価値が下がってしまいます。定価で売り上げた収益を受け取れるかどうかなどは関係ありませんアマゾンは購入者にその商品にはもはや100ドルの価値がなくなったというイメージを植え付けてしまうのです。

別の販売事業者は、アマゾンの割引が競合他社にも影響を与えるかもしれないと指摘しています。

アマゾンは一部の販売事業者の商品だけを割引するかもしれません。その結果、一部の事業者は売り上げが急増し、他の事業者の売り上げは落ちていくことになるでしょう。

アマゾンの新割引プログラムは、大きな問題になる可能性があります。競合他社よりも低い価格で販売していた自社商品があったのですが、競合の商品が何らかの理由で新割引プログラムの対象になり、競合がショッピングカードボックスを獲得(編注:出品商品がAmazon.co.jp上で有利な位置に表示されることを意味し、「ショッピングカートボックスの獲得」と表現されています。詳細はこちらしたことがあります

一方、新割引プログラムを前向きに捉え、伸び悩んでいた売り上げを伸ばした販売事業者もいます。数商品に新割引プログラムが適用され、セラーディスカッションフォーラムに「素晴らしい取り組み」と書いている事業者もいるのです。

 一例ですが、78.50ドルで販売している商品がありました。ある日、ショッピングカートボックスがなくなり、売り上げが急減しました。その後、売り上げが伸びてきたので、商品ページを確認したところ、再びショッピングカートボックスを獲得できていました。ページには、

74.90ドル(免責条項あり)、割引:3.60ドル(5%)
Discount Provided by Amazon

と、記載されていました。私たちは定価の78.50ドルから手数料を差し引いた売上金額を得ることができます。しかしながら、適用されたのはFBAを利用している商品のみです。アマゾンが割引しても、手数料で回収できるからです。

Internet RETAILER

世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

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イオンがECのマーケットプレイス事業に参入へ。中小企業などの出店を見込む

8 years 2ヶ月 ago

イオンは12月12日、グループのデジタル事業を強化するため、ECのマーケットプレイス運営に参入する計画を明らかにした。中小事業者や生産者、テナント、グループ会社の出品・出店を見込む。

イオンは中小企業や生産者、グループ会社などが出店できるマーケットプレイス運営に参入

中小事業者などの出店を見込む(画像はイオンの公表資料からキャプチャ)

グループの経営資源を活用し、出品者や出店者への融資や決済インフラの提供なども行う。

イオンは2020年に向けてグループのデジタルシフトを加速させる方針。ITやデジタル、物流への投資として今後3年間で5000億円を計画を掲げた。投資額は過去3年間と比べて2.5倍の水準となる。

イオンは今後3年でIT・デジタル・物流に5000億円を当時、通販・ECを強化

今後3年間で5000億円を投じる(画像はイオンの公表資料からキャプチャ)

「店舗のデジタル化」も推進し、受取場所や受取方法の自由度を拡大するほか、物流センターのロボット化なども進める。 
 
イオンの発表資料によると、グループ売上高に占めるデジタル売上高は2016年で0.7%にとどまる。デジタル戦略を推進し、この比率を2020年に12%まで引き上げる計画。

2017年2月期の連結売上高は約8兆2100億円だったため、単純計算でデジタル売上高は約570億円になる。

イオンのグループ売上高に占めるデジタル売上高は2016年で0.7%

デジタル戦略を推進しEC売上を伸ばしていく(画像はイオンの公表資料からキャプチャ)

イオンは2008年、当時は三菱商事の通販子会社だったデジタルダイレクト(現イオンドットコム)を買収。通販・ECビジネスへに本格参入した。その後、2011年度から「アジア」「都市」「シニア」「デジタル」の「4シフト」をグループ共通戦略に掲げ、経営資源の重点配分を進めてきた。

2015年にはグループ企業が運営する通販サイトを横断して利用できるECサイト「AEON.com」を、子会社が開設した。

流通大手によるECマーケットプレイス事業への参入では、セブン&アイ・ホールディングスが2017年11月に「omniモール」を開設。ニトリホールディングス、クロスプラネット、ソウ・エクスペリエンスなどが出店している。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

Amazonが通販業界トップに躍り出た2000年代後半。ECの台頭で老舗カタログ通販は苦境の時代へ | 通販の歴史

8 years 2ヶ月 ago

2000年代後半になると、Amazonを筆頭に新興EC事業者が台頭した。異業種のネット通販参入も増加。EC市場が急速に拡大する中、事業者間の競争も激化し、紙媒体を中心とした老舗通販は苦戦を強いられた。

2005年(平成17年) EC市場規模3.5兆円、その後4年で約2倍に拡大

経済産業省がまとめた統計によると、2005年の企業消費者間(BtoC)のEC市場規模は約3兆5000億円だった。2009年には市場規模が約6兆7000億円へと成長。2000年代後半の4年でEC市場は2倍近くに拡大した。

ユナイテッドアローズなどアパレルメーカーがECを本格化

ECに新規参入する企業が増える中、アパレル大手の参入が目立った。2005年にはユナイテッドアローズベイクルーズがECを開始。翌年以降も東京スタイル(現、TISホールディンス)、ポイント(現、アダストリア)、DoCLASSE(ドゥクラッセ)、オンワードなどがネット通販を開始している。

2003年にファッション専門モールのMAGASEEK(マガシーク)が、2004年にZOZOTOWNが登場したことも追い風となり、アパレルEC市場は急速に拡大していった。

かつての覇者・セシールをライブドアが買収

EC市場の拡大と新興企業の台頭に伴い、老舗カタログ通販は苦戦を強いられた。

1980~90年代の通販業界で長らく売上高トップに君臨したセシール(現、ディノス・セシール)は、1997年の年商2,084億円をピークに売上高が頭打ちに。2005年には年商が約850億円に減少し、当時IT業界の新興企業として注目を集めていたライブドア(現、LINE)によって買収された(セシールはその後、ディノス・セシールとなり、2017年8月現在はフジ・メディア・ホールディングスの100%子会社)。

この時期、ニッセン千趣会、ムトウ(現、スクロール)といった他の大手通販の成長率も、1990年代と比べて鈍化している。

スカルプD、ヒルズダイエット、ラフィネパーフェクトワン、ビリーズブートキャンプなどが誕生

2000年代後半も通販業界では多くのヒット商品が誕生した。2005年にアンファーが頭皮ケアシャンプー「スカルプD」を発売。2006年にはオークローンマーケティングの「ヒルズダイエット」や新日本製薬の「ラフィネパーフェクトワン」が発売された。

米軍の訓練をベースにしたエクササイズDVD「ビリーズブートキャンプ」(2007年)もテレビショッピングを中心に一世を風靡した。

2009年(平成21年) Amazonが初めて国内通販売上高で首位。通販業界の勢力図は一変

EC市場が拡大する中、通販業界で台頭したのがAmazonだった。通販新聞が集計した通販売上高ランキングによると、Amazonは2009年の通販売上高が2510億円となり、初めて国内首位に立った。

同年の通販売上高ランキングの上位10社には、BtoB通販のアスクルミスミ大塚商会、テレショッピングのジャパネットたかたジュピターショップチャンネルなどがランクイン。カタログ通販が席巻した1990年代と比べ、上位勢の顔ぶれは大きく変わっている。

1	アマゾンジャパン	251,000	※	14.1 2	ベネッセコーポレーション	243,319	7.5 3	アスクル	190,469	0.4 4	千趣会	144,584	-0.7 5	ニッセン	138,176	8.1 6	ジャパネットたかた	137,038	18.1 7	ジュピターショップチャンネル	131,676	◇	─8	ミスミグループ本社	110,041	連	-13.1 9	ベルーナ	91,700	-10.0 10	大塚商会	89,192	8.1 11	ディーエイチシー	71,320	※	0.7 12	QVCジャパン	71,000	※	-1.3 13	デル	67,000	※	-10.0 14	セシール	63,544	-3.7 15	ディノス	54,723	0.7 16	フェリシモ	54,277	-1.2 17	スクロール	52,415	4.9 18	ユーキャン	48,876	連	-6.9 19	カウネット	45,200	9.4 20	サントリー	40,000	32.0 21	日本生活協同組合連動会	37,681	2.5 22	オークローンマーケティング	36,922	-7.5 23	オルビス	36,297	※	-3.4 24	ソニースタイル・ジャパン	35,000	※	16.7 24	ファンケル	35,000	※	-2.8 26	ヨドバシカメラ	34,469	6.5 27	山田養蜂場	33,330	4.3 28	カタログハウス	33,060	-6.3 29	三越	32,667	-4.3 30	上新電機	31,818	14.9

サイバー攻撃による情報流出が問題化

2000年代後半になると、ECサイトへのサイバー攻撃による顧客情報の流出が深刻化した。2005年にはワコール、2008年にはミネルヴァ・ホールディングスのECサイトがサイバー攻撃を受けている。その後も通販業界では、ECサイトへの不正アクセスによる情報流出が頻発。セキュリティー対策が業界の課題となっている。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

「ZOZOTOWN」がアパレルECで最も推奨したいECサイト、2位は[.st]、3位は丸井

8 years 2ヶ月 ago

顧客ロイヤルティを図る指標であるNPS(ネットプロモータースコア)の調査サービスを提供するEmotionTechは12月12日 、アパレルECの8サイトを対象としたNPSの調査結果を公表、最もスコアが高いのは「ZOZOTOWN」だった。

調査対象はZOZOTOWN、[.st]、SHOPLIST、&mall、CAN、MIX.Tokyo、丸井ウェブチャネル、フェリシモ。

8サイトのNPSの平均は-56.1で、最も高いZOZOTOWNは-37.6。2位の[.st]が-48.6、3位の丸井ウェブチャネルは-53.2だった。

アパレルECの8サイトを対象としたNPSの調査結果では、最も高いZOZOTOWNは-37.6。2位の[.st]が-48.6、3位の丸井ウェブチャネルは-53.2

アパレルECサイトのNPSランキング

調査では、NPSの有効性を検証するため、「ECサイト利用期間」「買い物一回当たりの購入単価」「ECサイトの利用頻度」の3つの要素と推奨度の相関分析を行ったところ、どの要素も相関を示したとしている。

また、推奨度が1上がると、顧客の年間購入金額が約4000円向上する傾向が見られたという。

「ECサイト利用期間」「買い物一回当たりの購入単価」「ECサイトの利用頻度」の3つの要素と推奨度の相関分析

ロイヤルティが高い顧客は、利用期間・利用頻度・購入単価が高いという

アパレルECのカスタマージャーニーに沿って、NPSに影響を与える要素を調査したところ、「商品を探す時の体験」「購入時の体験」「広告」の3つの要素がNPS向上に重要であることを突き止めた。

NPSに影響を与える要素を調査したところ、「商品を探す時の体験」「購入時の体験」「広告」の3つの要素がNPS向上に重要

青線は各顧客体験がNPSに与えている影響の度合い(数値が高いほど「重要な顧客体験」)

そして、「商品を探す時の体験」を向上させるために重要な要素は、ECサイトの「絞り込み機能」「ブランドや商品の種類の豊富さ」「キーワード検索のしやすさ」など、商品を見つけやくする機能だったとしている。

「商品を探す時の体験」が最も優れているのはZOZOTOWN

「商品を探す時の体験」が最も優れているのはZOZOTOWN

調査概要

  • 調査手法:インターネット調査
  • 調査期間:2017年11月24日~2017年12月1日
  • 分析対象サンプル数:1515

NPSとは?

推奨度が高ければ高い顧客ほどリピート率が高く、クチコミによる新規顧客の獲得にもつながるため、企業はNPSを向上させることで収益を上げることができるとされている。

NPSは次のように計測する。

「友人に(特定商品などを)すすめたいと思いますか?」と顧客に質問し、0~10点で推奨度を計測。次のように分類する。

  • 0~6点を付けた人 → 「批判者」
  • 7~8点を付けた人 → 「中立者」
  • 9~10点を付けた人 → 「推奨者」
ネットショップ業界(EC業界)のNPSに関する調査結果
NPSの計測方法

NPSは、「推奨者」の割合(仮に40%)から「批判者」の割合(仮に25%)を引いた数値(40%-25%=15%)のことを指す。「推奨度」を聞くことで、顧客がどれほど企業・ブランドに対してロイヤルティがあるかを数値化する。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

イケアのECサイト、生活雑貨などを990円で届ける小物配送サービス

8 years 2ヶ月 ago

イケア・ジャパンは12月11日、公式オンラインショップ「IKEAオンラインストア」で小物類を対象とした新たな送料サービスを開始した。

生活雑貨など、比較的小さい商品を規定の箱に詰めて送った場合、送料は1箱あたり990円~3000円になる。

小物配送サービスの対象となる箱は、底の面積が縦50cm、横50cm、高さが60cm。

イケア・ジャパンは公式オンラインショップ「IKEAオンラインストア」で小物類を対象とした新たな送料サービスを開始

小物配送サービスの対象となる箱の大きさ

全国12か所の店舗からの距離に応じて送料が設定されており、メインエリアは990円、その他のエリアは1290円、沖縄は3000円。箱に入りきる量であれば、複数の商品を詰めても送料は変わらない。

「IKEAオンラインストア」の通常の配送料金は3990円以上に設定されている。低料金の配送サービスを開始することで小物類を購入しやすくした。

イケア・ジャパンのECは店舗単位で段階的に拡大してきた。2017年1月に福岡県と熊本県の店舗で開始し、4月から全店舗に拡大。10月11日からは配送対象地域を一部離島を除く全国に広げた。

「IKEAオンラインストア」は商品を店舗から出荷している。注文店舗で商品を受け取ることも可能で、その場合の手数料は990円。

2017年10月には拡張現実(AR)技術によって家具の設置シミュレーションを行えるスマホアプリ「IKEA Place」の配信を開始している。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

無料セミナー「ファッション×IT時代 ~物流はどうあるべきか?~」 12月21日、丸の内

8 years 2ヶ月 ago

12月21日(木)東京丸の内において、グッドマンジャパン主催のセミナー「ファッション×IT時代~物流はどうあるべきか?」が開催される。

参加対象はアパレル関係・通販関係の経営者、および物流責任者。ECへのシフト含めたIT化や、オムニチャネル戦略が急務のファッション業界において、「何をしたら良いかわからない」「どこから手を付けて良いかわからない」といった企業に向けた内容。

講師は株式会社オーティーエス 執行役員 マーケティング部長の小橋重信氏。物流コンサルとして物流改善、オムニチャネル構築越境EC支援などを行い、業界や学生向けの物流セミナーに講師として登壇している小橋氏が、海外の事例を交えて講演する。

開催概要

 セミナー名:ファッション×IT時代~物流はどうあるべきか?
 日程:2017年12月21日(木) 14:00〜17:30(受付開始15:30〜)
 会場:東京都千代田区丸の内1-9-1 グラントウキョウノースタワー36F[アクセス
 参加費:無料(事前登録制)
 定員:15名
 主催:グッドマンジャパン株式会社

申し込み
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メディア+EC機能でネット通販、記事でゴルフ用品の潜在需要を開拓するギークス

8 years 2ヶ月 ago

メディア運営などを手がけるギークスは12月8日、ゴルフ情報サイト「Gridge (グリッジ)」にEC機能を実装したと発表した。

記事でゴルフ用アパレルなどを詳しく紹介し、ゴルフ用品に対して漠然とした購入意欲を持つユーザーの買い物を促進する。

ECの取扱商品数は約200品目。今後、ユーザーのニーズに応じて順次増やす。

記事で紹介するアパレル商品はすべてモデルが着用。コーディネートで商品を提案し、それらの商品をサイト内で購入できるようにした。

ギークスは1ゴルフ情報サイト「Gridge (グリッジ)」にEC機能を実装

記事で商品を紹介、ページ下にカート機能を実装している(画像は編集部がキャプチャ)

「Gridge」は2016年4月に公開されたWebメディア。Gridge編集部が執筆した記事を掲載しているほか、350人以上の一般ゴルファーも記事を投稿しているという。

若手ゴルファーや女性ゴルファーが主なターゲット。Webサイトとアプリで情報発信し、月間利用者数は40万人(同社公表数値、2017年11月末時点)。

読者の年齢層のボリュームゾーンは25~44歳で、スマホからのアクセスが約90%を占めるという。今後はゴルフ用品のライブコマースも予定している。

今回のEC機能の実装は、ゴルフ関連の加賀スポーツとの協業で実現した。商品調達・受注・配送・問い合わせ対応といった業務を加賀スポーツが担い、ギークスはECサイトシステムの運用保守・撮影や記事作成などを手がける。

加賀スポーツの親会社である加賀電子はギークスに出資している。 

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

「楽天市場」にブランドサイトを設置できる新広告メニュー、販売店への誘導などに活用

8 years 2ヶ月 ago

楽天は12月11日、「楽天市場」内に企業のブランドサイトを設置できる広告商品「RMP(Rakuten Marketing Platform)-Brand Gateway」の提供を本格的に開始した。

ブランドサイトでは動画などリッチなコンテンツで商品を紹介したり、「楽天市場」の店舗にユーザーを誘導したりできる。

「RMP-Brand Gateway」は「楽天市場」のトップページにある「メーカーおすすめ商品」の枠内にバナーが掲載される。第1弾として、マテル・インターナショナルが展開する玩具のブランドサイトが開設された。

「RMP-Brand Gateway」は「楽天市場」のトップページにある「メーカーおすすめ商品」の枠内にバナーが掲載される

「メーカーおすすめ商品」の枠内にバナーを掲載(画像は編集部がキャプチャ)

これまで「楽天市場」では、花王や日本コカ・コーラ、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンなど一部メーカーの情報を「メーカーおすすめ商品」の中で掲載してきた。

2018年1月以降、マテル社を含め約15のブランドサイトの開設を予定しているという。

「RMP-Brand Gateway」第1弾として、マテル・インターナショナルが展開する玩具のブランドサイトが開設された

「RMP-Brand Gateway」第1弾はマテル社のブランドサイト(画像は編集部がキャプチャ)

ブランドサイトを閲覧したユーザー層のデータや、売上データなどのレポートを広告主に提供する。2018年春以降、管理ツール「RMP-Datatool for Brands(仮称)」を提供し、利用企業側でリアルタイムにコンテンツの更新やデータの閲覧などを行えるようにする予定。

「RMP-Brand Gateway」は、楽天グループの楽天データマーケティングが提供している。「楽天市場」をメディアとして位置付け、広告の販売を強化する。

楽天データマーケティングは楽天と電通の合弁会社(出資比率は楽天51%、電通49%)。2017年7月に設立され、10月に営業を開始した。楽天グループが持つビッグデータと、電通グループのデータや知見を生かし、マーケティングソリューションを提供している。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

「そんなにつらい思いをしてまでマーケティングをして、誰が幸せになるの?」【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

8 years 2ヶ月 ago

成功事例、売れるテクニック、新しいツールなどなど、気になることは多くても、「誰が幸せになるのか?」と聞かれると即答できない人が多いのでは。無駄が減り余裕が出て、効果も出ることを考えるのがマーケターの仕事です。

そのマーケティング、本当に必要?

マーケティングのためのマーケティングをしていないか? 株式会社nanairo取締役、西川大志さん | marketeer
https://marketeer.jp/nishikawa/

マーケターは技術よりもコミュニケーションを追求せよ、本間充氏が語るデジタルネイティブな仕事の進め方 | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2017/12/05/27661

まとめると、

  • 「マーケティングのためのマーケティング」が多過ぎる
  • インターネットがすべてのメディアの代わりになると考えるのは問題
  • マーケターは1つひとつの技術を追いかけるのではなく、顧客とのコミュニケーションを考えることに注力すべき

例えばトイレのリフォームを取りたいとなった場合に、「ちょっと反響悪いから資料請求を挟みましょう」とか提案されることってまぁあるんですね。でも考えてみてくださいよ。トイレの交換したい人が資料請求必要ですかね?その資料だれが作るの?誰が送るの?そのあとの引き上げの営業はだれがするの?そのコストは?とかもふまえてCPOが合うのかどうかまで考えて提案していますか?ということなんですよね。

─株式会社nanairo取締役 西川大志氏

これは私も痛感しているというかなんというか、「とにかくマーケティングっぽいこと」をしたい人が多いと思ってます。「あなたはそれで良いかもしれないけど、全体で見たらダメだよね」ということは頻繁にあります。

最少の労力・最短距離で結果が出る方法を考えれば、やることを増やしても意味がないのは自明です。

定期購入をやってなくても必読

定期購入ビジネスは知らないとヤバイ、特商法の施行規則[EC・カタログ・TVが対象] | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4952

まとめると、

  • 12月1日から施行される特定商取引に関する法律(特商法)には定期購入に関するガイドラインが追加されている
  • 規則の対象はカタログ通販やテレビ通販なども含む
  • 規則に違反した場合は、特商法に基づく指示や業務停止命令の対象となる可能性がある

12月1日に施行する特商法の施行規則では、新たに定期購入に関する規定を盛り込んでいる。広告に定期購入を購入条件としていることや、総額、契約期間などの取引内容を表示することを義務付けた。消費者相談が急増していた「お試し購入だと思って、申し込んだら定期購入だった。複数回購入が条件とは知らなかった」などとする消費者トラブルに対応する。

法改正の動向を注視すると同時に、業界全体で問題を改善していかなければ「法律でビジネスががんじがらめにされてしまう」可能性はゼロではないということを知っておきましょう。事実、消費者団体などの声がどんどん法律に反映されていっているんです。

ネッ担メルマガ2017/12/8号より

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「楽天ペイ」ちゃんと知ってますか?

「楽天ペイ」って結局何?これだけは押さえておきたい!3つの影響 | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog-staff/171205-rakutenpay/

まとめると、

  • 楽天ペイは楽天市場が決済業務を代行する仕組みで、楽天の全店舗に導入される
  • 全店舗同時に一斉導入ではなく少しずつ導入。楽天から順次声がかかっている
  • 受注処理の仕組み、手数料など料金体系、支払サイトなどお金の流れの3点が変わる

この件に限らず、立て続けに起きている送料値上げを皮切りに、色々なコストが上がっていますよね。もう、「よく分からないが、沢山売れば利益は出るだろう」という勘頼みの運営は危険です。真剣に数字と向き合い「利益を作っていこう」「コストを減らそう」と考える必要があります。

まさにこの通りで、じわじわとコストが上がってきていますので、売っても売っても利益が出ない状態になる可能性があります。楽天ペイが、というのではなく、決済・送料・ツール利用料・保管料、など全体のコストを見直していきましょう。

EC全般

ほとんど見たことがないという……。おっさんは関係ないということが明確になりました。

医療や健康に関連する検索結果の改善について | Google ウェブマスター向け公式ブログ
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/12/for-more-reliable-health-search.html

かなり広範囲で影響が出ているようです。自分の業界と関係ないと思っているとやられます。

「チケットキャンプ」が警察の捜査を受けたのはなぜなのか? | Yahoo!ニュース(栗原潔)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuriharakiyoshi/20171208-00079026/

困っているのはチケットが余った人と欲しい人なので、スッキリしてほしいですよね。

【EC市場予測】ネット通販は26兆円、オムニチャネル・コマースは72兆円[2023年度] | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4963

こちらの詳細もお見逃しなく。AIスピーカーなども出てきて、大きな変化が起きそうです。

PC経由購入の3割「モバイルで見てPCで買う」――ECで使うデバイスの傾向は? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4964

常にデータを見ている人は知っていることですよね。点ではなくて線で見ましょう。

今も昔も“最強の利益創出ツール” 凄腕ECマーケターたちが語る、メールマーケのリアルとポテンシャル | MarkeZine
https://markezine.jp/article/detail/27138

メールで売上を作ることができれば、他の施策もうまくいくようになるはず。

Amazon.co.jp: Amazonランキング大賞2017 | アマゾン
https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=5385043051

ホーム&キッチン、DIY・工具・ガーデン用品、産業・研究開発用品あたりはかなり興味深いです。

BUYMA、オンライン試着ができる「サイズをチェック」導入 | 通販通信
https://www.tsuhannews.jp/47806

ZOZOスーツが話題になってますが、実際に導入できるのはこういった仕組みでしょうか。

今週の名言

家具の職人さんはどんなスタイルでも合わせる技術がある。例えばネコにしても、ネコに合ったスタイル・サイズに合わせる技術があるということを証明したいということで、このネコ家具を作っている

ネコ用家具の受注スタート PR動画だけのつもりが問い合わせ殺到
http://www.huffingtonpost.jp/abematimes/furniture-for-cats_a_23295325/

こういったことにチャレンジしないで、「儲かるの?」とか言っているうちは、新しいものなんて出てきませんよね。

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

検索ワードから見る年末年始の最新トレンド&傾向。今年は「クリぼっち」増加で変化が | ヤフーの検索ニーズから学ぶ「トレンド研究所」

8 years 2ヶ月 ago

クリスマスにお正月、大掃除に帰省の準備、仕事納めに仕事始め……。公私ともに大忙しの年末年始は、ネットでお買い物をする頻度が高くなる時期でもあり、ネットショップの売上を伸ばす大切な商戦期でもあります。今回のトレンド研究所は「年末年始」の消費に大注目。Yahoo! JAPANの検索を経由してEC各社サイトに流入した「検索ワードのランキング」と、年末年始に見えてきた「おひとりさま」ニーズを紹介します。

年末年始の週間EC検索ランキング一挙公開

年末年始に検索数が増加する「定番キーワード」はあるのでしょうか? 2016年末から2017年始の検索データと、過去3年間の検索上位データを抽出。毎年検索される「年末年始の定番キーワード」ランキングを作成しました。

12月19日〜12月25日(クリスマスウィーク)

1位	クリスマスプレゼント2位	クリスマスケーキ3位	クリスマスカード4位	福袋5位	お歳暮6位	ティファニーネックレス7位	ブッシュドノエル8位	ケルヒャー高圧洗浄機9位	サンタコスプレ10位	筆まめ
2016年12月19日〜12月25日の季節性定番検索キーワードランキング

「クリスマス」に関する商品がベストスリーを独占。男女問わず、クリスマスは直前まで関心が高い状態です。その反面、26日以降はほとんど検索されなくなるのが「クリスマス」の特徴でもあります。「高圧洗浄機」や「筆まめ」など、徐々に新年準備の検索も増える傾向です。

12月26日〜1月1日(いよいよ年の瀬)

1位	福袋2位	正月飾り3位	おせち4位	獺祭5位	福袋 おすすめ6位	門松7位	しめ縄飾り8位	お年賀9位	数の子10位	カニ 通販
2016年12月26日〜2017月1月1日の季節性定番検索キーワードランキング

豪華な商品や、工夫をこらした企画や特典が魅力の「福袋」。女性を中心に、年末から下調べを始める方も増えているようです。日本酒の「獺祭(だっさい)」や「カニ」など、お正月のごちそうも気になるようです。

1月2日〜1月8日(お正月休暇期間)

1位	福袋2位	お年賀3位	神棚4位	お飾りを外す日5位	ps4 ソフト ランキング6位	卒業式 服 母7位	アディダス 福袋8位	パタゴニア セール9位	スキーウェア レディース10位	成人式 お祝い お返し
2017年1月2日〜2017年1月8日の季節性定番検索キーワードランキング

「セール」や「福袋」など、お正月ならではの買い物を楽しむ人が多数。また、ゲーム関係のキーワードが上位にランクインするなど、時間に余裕がある人も多いことが、検索データからうかがえます。

1月9日〜1月15日(日常が戻る頃)

1位	バレンタイン2位	雛人形3位	卒業式 服 母4位	バレンタインチョコ5位	成人式 着物6位	入学式 スーツ 母7位	ps4 ソフト ランキング8位	神棚9位	お雛様10位	スキーウェア レディース
2017年1月9日〜2017年1月15日の季節性定番検索キーワードランキング

正月気分が抜けて日常が戻ってくる頃。消費者の関心も次のイベントへと移ります。「バレンタイン」や「卒業」「入学」など、春の行事のキーワードが上位を占めます。

このように、年末年始は短いスパンでEC検索トレンドも変わります。消費者の関心やニーズの変化に対応できるよう、前もって計画をたてておきましょう。

知っておきたい最新ニーズ・年末年始は誰と過ごす?

クリスマスやお正月は、家族や友人、恋人など、親しい人と一緒に過ごすのが定番とされてきました。実は1人で過ごす方も多いのをご存知ですか?

クリぼっち」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。「クリぼっち」とは、クリスマスを1人ぼっちで過ごすことを意味します。テレビでも紹介され、検索数もここ数年急増しています。

2016年にYahoo! JAPANが実施した意識調査からも、クリスマスは「1人で過ごす」という方が多いことがわかります。

「おひとりさま」ニーズでトレンドに変化が

こうした「おひとりさま」ニーズに、市場も敏感に反応しています。2016年のクリスマスには、都内の大手百貨店が「クリぼっち」コーナーを設置し、おひとりさま用の小さなクリスマスケーキなどが大人気になったというのです。

また、お正月の「おせち」の人気商品の傾向にも変化が出ています。二段、三段と重ねられた豪華なおせちに加えて、ここ数年は「1人前」や「一段重」といった、小人数向けのおせちの人気がじわじわと上昇中。Yahoo!ショッピングでも販売するお店が増えています。

ハースト婦人画報社の調査によると、一緒におせちを食べる人数が減少傾向にあるようで、「こんなおせちがあったらいいベスト5」に、「少人数用」「1人一重」のおせちがランクインしています。

1位 有名シェフ、料理人によるおせち 45.9%2位 少人数用おせち 37.3%3位 和洋中組み合わせのおせち 32.7%4位 1人一重になっているおせつ 29.8%5位 オードブル付きおせち 26.9%2018年おせちに関するトレンド調査
出典:「2018年おせちに関するトレンド調査」(ハースト婦人画報社)

もう1つ、おせち料理の最新キーワードをご紹介しましょう。2016年の年末、「ワンプレートおせち」というキーワードの検索数が急上昇しました。どうやら、画像投稿サイトを中心に一気に拡散したようです。確かに、色とりどりの料理が並ぶおせちは「インスタ映え」も抜群。重箱からワンプレートへ、おせち料理の新定番となる予感がします。

おせちの取り扱いがある場合、「ワンプレート」に美しく盛り付けた写真を、商品画像として登録すれば、新たな客層にアピールできるでしょう。

ワンプレートおせちのイメージ

「1人前」から広がる可能性

「プチケーキ」や「1人前おせち」は、いわゆる「おひとりさま」に限定されたニーズと言い切れるでしょうか? 実はそうでもないのです。例えば、

  • (お悩み1)幼稚園に通う長女は「ショートケーキ」が好き。だけどママの本音は「ビターなチョコレートケーキ」を食べたい。
  • (お悩み2)祖父母世代は「和風おせち」だけど、高校生の孫はローストビーフが入った「洋風おせち」を食べたがっている。
  • (お悩み3)来客がある場合、家族用のお重からおせち料理を出すのは、お互いに気まずい。

こんな風に、大勢で集まる席のお料理は「世代」「食の好み」「体質」など、さまざまな気配りが必要。メニュー選びには意外と苦労します。そこで「一人前」の商品がお助けアイテムとして活躍しているんです。

  • (解決1)クリスマスケーキをホールからプチケーキにすることで「ショートケーキ」「チョコレートケーキ」「洋酒入り」など、それぞれ好みのケーキを選ぶことができます。クリスマスデコレーションのプチケーキを盛り合わせれば見た目も華やか。インスタ映えも期待できます。
  • (解決2)前述の「こんなおせちがあったらいいベスト5」に、「和・洋・中組み合わせ」のおせちがありますが、それぞれ「1人前おせち」を購入して、希望をかなえる人も多いというのです。
  • (解決3)外見は定番の豪華三段重、実際はすべての段に同じお料理が詰められた「1人一段重」のスタイルは、来客時にも重宝されます。

また、外見は定番の豪華三段重、実際はすべての段に同じお料理が詰められた「1人一段重」のスタイルは、来客時にも重宝されているようです。

1人前を集めてお悩み解決

このように、「プチケーキ」や「1人前おせち料理」は、決して「おひとりさま」向けに限られた商品ではありません。さまざまな場面で選ばれる可能性が広がっています。

まとめ

年末年始のニーズが変化していることがお分かりいただけたでしょうか? 自慢ではありませんが筆者も「晩婚さん」でありまして、1人のお正月も何度か経験しています。スーパーで自分好みのおせち料理を購入し、お皿に盛り付けたりしました。今で言う「ワンプレートおせち」です。当時もそれなりに満足でしたが、今はSNSで「いいね!」がもらえる時代です。

「1人」でも「みんな」でも、楽しい年末年始の演出ができる。今後は、そんな商品の人気がますます高まってくるかもしれません。

内田 愛子

Yahoo! JAPAN

内田 愛子

ショッピングカンパニー営業本部
エリア・オンライン部オンラインコミュニケーション

ヤフー入社後、「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」に関わる事業に従事。2015年7月から、Yahoo! JAPANが持つ膨大なビッグデータを分析し、「Yahoo!ショッピング」の出店者向けに、ヒット商品や売れ筋カテゴリ予測などお伝えする「トレンド予報」の執筆を担当。

内田 愛子

楽天がBtoB仕入れサービス「楽天B2B」を終了へ、事業の一部をオークファンに譲渡

8 years 2ヶ月 ago

楽天は12月7日、楽天市場の出店者向けに提供しているBtoB仕入れサービス「楽天BtoB」を2018年3月29日に終了すると発表した。

「楽天B2B」の事業の一部(サプライヤーとの契約)を、オークション相場比較サイトなどを運営するオークファンの子会社であるSynaBizに譲渡する。

「楽天市場」出店店舗のニーズの変化を踏まえ、サービスの終了と事業譲渡を決定した。「楽天BtoB」の2016年度の売上高は8100万円だった。

譲渡予定日は2018年3月30日。事業譲渡に伴い、楽天はSynaBizから300万円を受領する。

楽天は出店者向けに提供しているBtoB仕入れサービス「楽天BtoB」を2018年3月29日に終了する

「楽天BtoB」は2018年3月に終了する(画像は編集部がキャプチャ)

「楽天BtoB」のサプライヤーとの契約は、SynaBizが運営する卸サイト「NETSEA」が引き継ぐ。「楽天B2B」利用者(サプライヤー・バイヤー)に対し、「NETSEA」への登録を楽天・SynaBiz両社で案内していくという。

「楽天BtoB」のバイヤーや、事業に従事している楽天の従業員、事業に関する資産や負債の一切は契約には含まれていないとしている。

SynaBizはオークファンの100%子会社。2017年9月期の売上高は15億1808万円だった。

オークファンによると、「NETSEA」の既存バイヤーの中には「楽天市場」出店店舗も多く、「楽天市場」での販売のために「NETSEA」を利用している企業も少なくないという。

オークファンは12月1日にBEENOSグループのネットプライスを買収している。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

大王製紙とピジョンが中国ECでアリババと提携、「二人っ子」需要など狙う

8 years 2ヶ月 ago

大王製紙とピジョンは、中国ECサイト大手のアリババグループと提携し、中国におけるベビー用品やマタニティ用品のEC事業を強化する。アリババが運営する「Tmall」や「Tmall Global」など複数のプラットフォームにおいて、アリババが持つマーケティングデータを活用してブランディングやデジタルマーケティングに取り組む。

12月8日、アリババグループが2社の中国におけるEC事業を支援する「戦略的提携意向書」を締結したと発表した。

中国では2016年に、いわゆる「一人っ子政策」が終了し、ベビー用品やマタニティ用品の市場拡大が予想されている。また、2017年12月1日に乳幼児用の紙オムツや粉ミルクなど一部日用品の輸入関税が撤廃された。

こうした市場環境を踏まえ、紙オムツやベビー・マタニティ用品などを販売する大王製紙とピジョンは、アリババグループのECプラットフォームを活用して中国ECを強化する。

アリババグループによると、「Tmall」は中国のベビー・マタニティ市場の約90%にあたる約1億6000万人のベビーマタニティー関連ユーザーを抱えているという。

また、今年の「独身の日」(11月11日)の越境ECにおける国別流通総額の1位は日本で、最も人気を集めた製品カテゴリーは紙オムツだった 。

「独身の日」におけるピジョンの販売額は前年比80%増、大王製紙の販売額も同83%増だったとしている。

大王製紙のH&PC海外事業部・山上俊樹取締役のコメント

 アリババは販売における重要なチャネルということだけではなく、ブランドがデータ型運営へ変換する上で重要な 働きを果たしています。アリババが持っているビッグデータ、「新小売」戦略は、大王の商品開発・ブランド構築・消費者分析に大きなチャンスを与え、また全面的な販売伸長につながると考えています。

大王は、ベビー用紙 おむつの他、紙製品・大人用オムツの商品を有しています。アリババとの協働により中国市場で複合的なカテ ゴリ展開を加速できることを期待しています。同時に、今後更なる良い品質の商品を中国の消費者に提供していきたいと考えています。

ピジョンの北沢憲政副社長のコメント

我々は、アリババグループのビックデータに深い興味を持っており、これからの戦略的業務提携により、消費者 の好みと消費習慣を把握し、より一層ブランディングの向上と販売の拡大を目指しています。

大王製紙とピジョンは、中国ECサイト大手のアリババグループと提携し、中国におけるベビー用品やマタニティ用品のEC事業を強化

大王製紙(写真左)とピジョンはアリババグループと提携し中国市場を開拓

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

2018年の自社ECサイト、モール店の対策&トレンドを大予測【年間販促予測付き】 | 竹内謙礼の一筆啓上

8 years 2ヶ月 ago

私は次年の販促予測をまとめた「予測カレンダー」を11年前から作っています。翌年の経済状況から消費のトレンド、楽天市場やAmazonの傾向やSEO、SNSの施策まで、各ジャンルの予測を網羅して12か月の販促のポイントをカレンダーにまとめています。今回は、その中からネットショップ運営に役立つ話をご紹介します。

2018年、モールはこうなる!

楽天はメルマガに注力を

まず、気になる三大モールの予測から。楽天市場の直近の決算報告を見るとEコマースの成長は昔ほどの勢いがないことが分かります。しかし、相変わらずポイント還元セールには強く、固定客も多いので、まだまだ他のモールと比較しても楽天市場に分があります。ただし、セール中心の販促に比重を置いてしまうと、どうしても小さいネットショップは利益が削られてしまいます。

そこで2018年に力を入れて欲しいのがメルマガによる施策です。メルマガの配信に規制がかかっている分、逆に配信数が絞られて読まれやすくなっている傾向があり、小規模店舗でも良い反応が出ている状況です。リピート商材以外でも好反応を示しているケースもあるので、2018年はメルマガ販促に力を入れることをおすすめします。

AmazonはFBA活用を

次にAmazonですが、FBA(フルフィルメント By Amazon)を展開している商品を優先的にAmazon内の検索で上位に表示させる傾向が強くなっています。そのため、FBAに商品が出せるネットショップは、積極的にAmazonを活用していきましょう。人気商品の類似品で、価格の低い商品を提供できるのであれば、小さな企業でもAmazonで大きな売上を作ることが可能です。

Yahoo!ショッピングでは安心感訴求を

Yahoo!ショッピングは取扱高が昨対比で39%増と好調。しかし、市場規模は楽天市場よりも小さいため、1店舗当たりの売上の伸びはやはり鈍いのが現状です。無理をして急激に売上を伸ばす施策よりも、ページを作り込んで、じわじわと売上を伸ばしていく戦略にシフトしたほうがいいと思います。

また、Yahoo!ショッピングは出店料が無料のため、しっかりページを作り込んでいる店舗が多くありません。そのような中で、ネット通販に慣れていないユーザーが流入しやすいこともあり、安心感のあるネットショップにお客様が流れている傾向があります。商品ページの商品説明を細かく書きこんで、店長やスタッフ、店舗や会社の写真も多く掲載して、「安心感」を演出することが、購入に結びつきやすくなります

楽天市場で売れない店舗も、Yahoo!ショッピングでは競合も弱く、少ない仕事量でも売上を作れていますので、規模の小さなネットショップにとってはYahoo!ショッピングの方がチャンスがあるかもしれません。

Wowma!への出店は試す価値あり

三大モール以外で注目すべきモールはauが運営しているWowma!です。DeNAショッピングから引き継がれたモールですが、ポイント施策で集客を強化しています。2018年にテスト的に売り上げ拡大を狙うのであれば、無料で出店できる期間に出店してみる価値はあると思います。

自社サイトはコンテンツが鍵

自社サイトの運営に関しては、SEOの攻略が非常に難しくなってきています。集客するためには「ページ数」と「内容」が重要視されますので、今後はいかに有益なコンテンツを作ることができるかがカギを握ります。2018年度中に自社内でコンテンツを制作できる体制を整えた方がいいでしょう。

Eコマース全般で言えば、2018年は動画を使った「ライブコマース」に注目が集まりそうです。株式会社Candeeが運営する「Live Shop!(ライブショップ)」では、モデルなどのインフルエンサーが出演して、動画内で商品を紹介。利用者の8割は18歳〜24歳の女性で、人気配信となれば1回で3,000人が視聴し、2万件超のコメントが殺到します。

Live Shop!の配信の様子(画像は編集部でキャプチャ)

今すぐライブコマースが主流になることはありませんが、2020年には次世代高速通信規格の「5G」が国内でスタートします。スマホでの動画視聴は今よりもスタンダードになっていくことは確実。動画制作は作り込むのに経験と知識が必要なので、2018年度中から動画コンテンツの制作には取り組んでいたほうが良いかもしれません。

2018年販促スケジュール

最後に、1年間のネットショップ販促のポイントを紹介します。

1月

まず、1月ですが福袋の売上はやや低調になってきています。「不要なものは買いたくない」という世相の表れだと思いますので、「中身が見える」「交換可能」などのキャッチコピーで、福袋商戦を乗り切りましょう。

2月

2月はバレンタイン商戦に注目。2018年はバレンタインが平日なので、義理チョコのラインナップを増やしたほうがいいと思います。

3月

3月は検索キーワードの上昇率を見ると、卒園式や入学式のお祝いの返礼ギフトに悩んでいる人が多いようです。ギフト品の“返礼”にフォーカスして商品を提供するといいかもしれません。

4月

4月はバーベキューやお花見がトップシーズン。アウトドア用品や調理器具が好調に売れます。特に最近は共働き世帯が増えているため「お弁当 簡単」のようなキーワードが上昇しています。冷凍食品などの販促に力を入れるといいでしょう。

5月

5月は母の日のギフト品が好調。同封するメッセージカードのメッセージの内容に悩んでいる人が多く、メッセージの例文も選べるようにしてあげると販促効果が高まります。

6月

6月14日から7月15日まで、サッカーW杯のロシア大会が始まります。このような大きなスポーツイベントがあると、ショッピング系のキーワードのボリューム数は軒並み落ちていきます。6月後半はあまり大きな販促は仕掛けないほうがいいかもしれません。

7月

7月は夏バテ対策商品が動き出します。冷房による冷え対策の商品も注目を集めますので、早めの販促を心がけたほうがいいと思います。

8月

8月は夏休みの宿題対策グッズが狙い目。自由研究をテーマにした商品は通販で好調な売れ行きを見せます。

9月

9月は敬老の日に注目したいのですが、データを見ると敬老の日にギフト品を送る人は少なくなっています。そのため、ギフト商戦を狙うよりも、「60歳以上の方は10%オフ」といったような、シニア層だけをターゲットにしたセール販売などを展開するのがいいかもしれません。

10月

10月はハロウィン需要がありますが、ここ最近は仮装グッズの売上が鈍化しています。お菓子や料理、飾りつけ等、周辺グッズの売上を伸ばす施策に切り替えたほうがいいと思います。

11月

11月は「11月11日」が覚えやすいということと、「11月22日」が“いい夫婦の日”ということで、結婚記念日にする人が多い月でもあります。特に2018年は11月4日に眞子様の結婚式があります。結婚、婚約、婚活関連のグッズの通販は好調に動くのではないかと予想しています。

12月

12月に関してはクリスマスが3連休なので外食が増えることが考えられます。ケーキの通販に関しては予約販売を早めに展開し、お客さまを囲い込んでおく必要があります。

◇◇◇

ネットショップの運営には「予測力」が必要です。売れる商品を作るにしても仕入れるにしても“予測”が必要ですし、商品ページや広告の制作も1、2か月前から動かなければ間に合いませんので、やはりここでも“予測”が必要です。

早めに次年の予測をしておけば事前準備ができ、万全の体制で売上を作ることができますが、日々の仕事に追われていると予測を立てている時間がありません。特に年末はネットショップにとっても書き入れ時。来年のことを考える余裕はありません。

しかし、予測をしていないとビジネスチャンスを逃すことになります。そのようなことがないよう、予測カレンダーを毎年せっせと作っていますので、興味がある方は、ぜひ一度ご覧になっていただきたいと思います。

竹内 謙礼

有限会社いろは 代表取締役

竹内 謙礼(たけうち・けんれい)

1970年生まれ。大学卒業後、出版社に勤めた後に観光牧場に転職。企画広報担当を経て2004年に経営コンサルタントとして独立。楽天市場、ビッダーズ等で多くのネットビジネスの受賞履歴あり。また、千葉文学賞等の小説、エッセイでも数々の受賞暦を持つ。

大企業、中小企業のコンサルティングはもちろん、サイドビジネスや起業に対しての販促、営業、人材教育のアドバイスを行い、特に実店舗のキャッチコピー制作とネットビジネスへのコンサルティングには定評がある。また、低価格の会員制コンサルティング「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、180社近いコンサルティング指導を日々行っている。

販促、企画、会計、投資の書籍執筆の他、新聞や雑誌等でも連載を持っており、ラジオのパーソナリティとしても活躍。商工会議所や企業での講演、企業での人材教育等、経営コンサルタントとして精力的に活動している。NPO法人ドロップシッピング・コモンズ理事長。著書多数(詳しくはこちら

竹内 謙礼

自社EC売上が44%増の137億円のベイクルーズ、伸びている理由は? 物流問題の影響は? | 通販新聞ダイジェスト

8 years 2ヶ月 ago

セレクトショップを展開するベイクルーズのネット販売が好調に拡大している。前期(2017年8月期)のEC事業は前期比27%増の275億円となった。伸びをけん引しているのは自社ECだ。自社通販サイト「ベイクルーズストア」の前期売上高は同44%増の137億円。同社は店舗とECを融合させるオムニチャネル化を推進しており、それが自社ECの成長を後押ししているようだ。ベイクルーズのEC事業の責任者である上席取締役の村田昭彦氏に、これまでの成果や今後の注力ポイントなどについて聞いた。

オムニ系の施策が売り上げ成長の最大の要因

――前期は自社EC売り上げが全体の半分を占め、じわじわと自社ECの比率を伸ばしている。

「5年前には自社ECの比率が23%程度だった。そこから自社EC強化という目標を決めてやっと半分になった」

――自社ECを含めた売り場の構成比は。

「前期が終わった段階で、自社ECが50%ゾゾタウンが39%残りの売り場で11%になっている。ただ、直近では自社ECの割合は54%程度になっており、徐々に増えている。今年も含め3年後には自社ECで7割のシェアをとる計画

――自社ECの成長はオムニチャネル化の動きが関連しているのか。

オムニ系の施策が売り上げ成長の最大の要因となっている。前期で言うと物流倉庫の一元化をして、そのタイミングでEC用の在庫とそれ以外の在庫を1つの倉庫に入れた。物理的に1か所に集め、かつ、データ的にも統合された」

――店舗やEC含めたすべての在庫が1か所にまとまって一元管理できている。

「すべての在庫が1つのデータベースに集まっていて引き当て可能な状態。かつ、店舗在庫は10秒単位で最新の在庫に更新されているため、ほぼタイムラグがない状態になっている」

――昨年11月にはECサイトも刷新した。

「昨年は先ほどの物流倉庫の一元化と在庫データの統合が1点目で、2点目がサイトのリニューアル。サイト名も『ベイクルーズストア』に変更した。一部店舗在庫の取り置きができるようになり、サービスが拡充されている

通販サイト「Style Cruise(スタイルクルーズ」は、2016年11月に「BAYCREW'S STORE(ベイクルーズストア)」にリニューアル
通販サイト「Style Cruise(スタイルクルーズ」は、2016年11月に「BAYCREW'S STORE(ベイクルーズストア)」にリニューアル(画像は編集部がキャプチャし追加)

――それに先行して昨年3月には会員データを店とECで統合した。直近の会員数は。

「190万人。伸び率では圧倒的にECサイト経由の会員登録が高い」

――同時に会員プログラムも一元化したが、その影響は。

「当社で『クロスユース比率』と呼んでいるが、店舗とECの両チャネルで購入している方の割合がすごく伸びている。当社の場合、売り上げの55%が『ベイクルーズメンバーズ』という会員制度に登録されている方の売り上げになる。そのうち『店舗だけを利用している人』『自社ECだけを利用している人』『両チャネルを併用している人』の3つに分けると、『両チャネルを併用している人』の売り上げが一番伸びており、この1年間で32%から40%にまでシェアが伸びた。両チャネルを使う人の売り上げは前期に50億円増えている」

「一人あたりの購入金額で見ると、店舗だけを利用している人の約3倍になり、両チャネル利用してもらったほうがよい。両チャネルで買っている人の売り上げが増えるのは当たり前だと思われがちだが、両チャネルを利用する人が店舗で買っている売り上げは、店舗だけを利用する人の2倍になる。つまり店舗と自社ECの両チャネルを使う人は店舗で買う回数も増える。情報接触頻度を高めると、店舗に行きたいと思う回数が増えるということ」

――自社ECだけを利用する人と両チャネルを利用する人を比較した場合については。

「自社ECだけで買う人と両チャネルで買う人を比べると、両チャネルを使う人がECで購入する金額は、ECだけを利用する人の1.7倍になる。店舗でのブランド体験を経ている人はECで買う回数が増える。つまり両チャネルを使ってもらったほうがいい。我々としては店舗・ECに関わらずなるべく接触していただき、両チャネルを使い分けていただく方を増やすと、結果的に一人あたりの売り上げも高くなる」

ヒマラヤでは、ベイクルーズのEC事業の責任者である上席取締役の村田昭彦氏
ベイクルーズのEC事業の責任者である上席取締役の村田昭彦氏

物流問題について、「送料は当分無料でいい」

――1年前にベイクルーズのオムニチャネル戦略として、4つの統合という説明があった。まず「会員」「在庫」があり、そこまではメドがついたと。それから「サービス」と「コミュニケーション」ということで、これが仕掛り中ということだった。

「『サービス』は会員プログラムが統合されたり、店舗とECを行き来する仕掛けとして店舗取り置きを導入したり、今後はネットで買って店舗で返品を受け付けるなども含め、両チャネルをシームレスに行き来できるような体験を提供していくための細かな施策をどんどん行っていく。例えばイベントを共通で行うこともその1つで、今までは会員向けセールを店舗とECでバラバラに実施していたのを共通で行う。こうしたサービスの共通化や統合はクロスユース(店舗とECの両チャネル併用)をより促す施策になる」

――「コミュニケーション」の統合は。

「これは今期の注力施策の1つ。CRMも含め、当社で言う『リアルタイムパーソナライゼーション』、リアルタイムにパーソナライズしていくことを進めていく。来春くらいにその仕組みを作る」

――具体的には。

「サイトを閲覧したり購入したお客様にその瞬間瞬間で個別に最適な情報を配信する。一斉に何かの情報を発信することは原則やめており、お客様が受け取りたい情報を受け取りたいチャネルで、受け取りたい時間や頻度で送る。例えば通販サイトであるブランドのコートを見ていて、かつ、渋谷にいるというタイミングに、そのコートが渋谷の当社の店舗に在庫があれば、その瞬間を捉えてメッセージを送るということはリアルタイムでないとできない。店舗の在庫情報をリアルタイムでつかんで、直近のサイト閲覧情報を同時につかんで、なおかつ位置情報も知っていることが必要になる

――情報発信ツールとしてメールやLINEのほかに、アプリも準備している。

「来年3月ごろにリリースする予定。Eコマース用のアプリで、アプリならではの操作性を備え、ビジュアル中心な見せ方を意識している。今は物理的なメンバーズカードがあるが、アプリリリース後はカード持っている方にアプリへの切り替えを促していく。アプリで配信する情報もパーソナライズされたものを流す。ウェブサイト含めて同じ仕組みでパーソナライズしていく」

――来春に「コミュニケーション」面を整備すると、オムニチャネル化という意味ではどの程度進んだことになるか。

「そこまでいくと7割程度はできたかなと。いろいろブラッシュアップしたり、違う仕掛けをしていく必要はあるが、7、8割終わったと思う。あとは微調整や精度をより上げていくなど細かいことはいろいろある」

――今は自社通販サイト「ベイクルーズストア」は送料無料だが、今後については。

送料は当分無料でいいかなと思っている」

――上げる予定は。

「まったくない。必要性がない」

――物流会社からの要請は。

「それは吸収できるコストなので。簡単に言うと。仮に購入金額5000円以下などのラインを区切って送料有料にしてもいいが、実際それをしたところでそれほど差がない。5000円以下で購入される方のシェアは1、2割なので、シンプルに送料無料のほうが分かりやすい」

――今期(2018年8月期)の数値目標は。

「EC全体では前期比2割増の330億円。そのうち自社ECは35%増の185億円。前期はEC全体が27%増で、自社ECが44%増だったので、その意味では抑えている」

――足元の状況は。

「直近2カ月の9、10月ではEC全体は前年同期比で32%増、うち自社ECは2カ月で48%増で推移している。年間通じて出足は良いが、計画以上の推移できているため、目標値は達成できるだろう。ただ、他社も伸ばされているので保守的な目標だけを達成できればいいわけではなく、市場の伸びや競合他社の伸び以上に伸ばしていくことが求められている」

通販新聞

Amazon最大の「サイバーマンデー」のポップアップストア、渋谷でオープン

8 years 2ヶ月 ago

アマゾンジャパンは大型セール「サイバーマンデーセール」期間中の12月8日(金)から12月11日(月)、「Amazon Holiday 2017 ポップアップストア」をオープンした。タイムセール商品を実際に見ることができ、サイバーマンデーセールをリアルタムで体験できる、Amazon初のポップアップストア。渋谷モディと渋谷マルイの2館7個所で展開する。

ステージ(渋谷モディ1階)

入り口近くのステージではステージが設置され、タイムセール商品の紹介やゲームイベントなどが開催される。

ステージ(渋谷モディ1階)
「日本一背の高いおせち」やAmazon限定のティファールセットなど、サイバーマンデーセールの目玉商品が並ぶ

Prime Now受け取りウンター(渋谷モディ1階)

同じくエントランス部分にPrime Now(プライム ナウ)の受け取りカウンターが出現。期間中は受け取り場所を「Prime Now特設カウンター」に指定すると、ここで商品が受け取れる。

Prime Now受取カウンター(渋谷モディ1階)
「手土産やプレゼントなどに利用して欲しい」と語るアマゾンジャパン合同会社 Prime Now事業部 事業部長 永妻 玲子氏

Amazon Fashion ホリデースタイル(渋谷モディ3階)

渋谷モディ3階のAmazon Fashionのコーナーではホリデーシーズンのパーティーファッションをテーマにコーディネートを提案。

Amazon Fashion ホリデースタイル(渋谷モディ3階)

壁に展示されているカードには商品が印刷されており、背面のQRコードを読み取ることで、商品ページにアクセスする。

Amazon Fashion ホリデースタイル(渋谷モディ3階)

サイバーマンデーセール タイムセール商品のリアル体験(渋谷モディ5階)

5階にはフィリップスのシェーバーやWindows10搭載Dellノートパソコン Inspironシリーズといった、サイバーマンデーセールの売れ筋商品が4日間で約200点(常時約100点)展示される。

サイバーマンデーセール タイムセール商品のリアル体験(渋谷モディ5階)
QRコードを読み取って商品ページにアクセスする。値段は表示されない

Prime特典紹介&会員登録サポートカウンター(渋谷モディ7階)

7階にはアマゾンのサポートスタッフが常駐し、Primeについての説明を行う。期間中にプライム会員に登録すると、割引クーポンとノベルティのプレゼントがある(なくなり次第終了)。 

Prime特典紹介&会員登録サポートカウンター(渋谷モディ7階)

Amazonアプリストア バトルアリーナ&VRゲーム体験(渋谷モディ8階)

8階のカラオケボックス内ではゲーム関連のイベント開催される。Amazonアプリストア5周年を記念し、「モンスターストライク」「 パズル&ドラゴン」「 #コンパス」などのゲームを有名インフルエンサーやコンパニオンと楽しめる。

Amazonアプリストア バトルアリーナ&VRゲーム体験(渋谷モディ8階)

VRコーナーでは2018年発売予定のPlayStation(R) VR用ソフトウェア「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」や、 2017年12月14日発売予定の「ザ・エルダースクロールズ V:スカイリム VR」など、人気タイトルの試遊ができる(ゲーム体験には1階総合受付で配布する整理券が必要)。

Amazonアプリストア バトルアリーナ&VRゲーム体験(渋谷モディ8階)

Amazonフレッシュコラボカフェ(渋谷モディ9階)

9階ではハワイアンカフェ「Kaila cafe & Terrace Dining」とAmazonフレッシュがコラボ。一度も凍結していない国産生本マグロを使用した「アヒポキ丼」、ジューシーなオレンジをふんだんにのせたワッフルなど、Amazonフレッシュの食材を使用したオリジナルメニュー10種類を数量限定で提供する。

アヒポキ丼
ご飯の上にマグロやアボカドなどがのった「アヒポキ丼」
期間中にレストランを利用すると、アップルマンゴーのプチデザートをサービスする

Amazon Echoシリーズ タッチ&トライ(渋谷マルイ8階)

渋谷マルイ8階では前月発表したスマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズ一部を体験できるタッチ&トライコーナーを展開。Kindle、FireタブレットなどのAmazonデバイスも展示される。

Amazon Echoシリーズ タッチ&トライ(渋谷マルイ8階)
Amazon Echoシリーズ タッチ&トライ(渋谷マルイ8階)

アマゾンジャパン バイスプレジデント ライフ&レジャー事業本部 統括事業本部長の渡辺朱美氏は下記のように語った。

今回のポップアップストアはこれまでAmazonをご利用いただいたお客さまだけでなく、初めてネットショッピングをやってみようというお客さまにもAmazonの品揃えを知っていただきたい、また、すでにご利用いただいているお客さまにも他にもさまざまなサービスがあることを知っていただきたいという思いで開催した。

配送については配送業者各社と密接に協議を重ね、準備を整えてのぞんでいる。サイバーマンデー期間だけでなく、ホリデーシーズンを通じてお客さまに最高の配送の体験を提供するために取り組んでいる。

株式会社丸井 常務取締役 青野真博氏
アマゾンジャパン バイスプレジデント ライフ&レジャー事業本部 統括事業本部長 渡辺朱美氏

今回のポップアップストアについて、丸井 常務取締役の青野真博氏下記のように語った。

“店舗で買うかネットで買うか”という二者択一ではなく、店舗に来る前にネットで下見をしたり、店舗で試着してネットで買うなど、買い物の仕方が大きく変わってきている。

丸井グループでもEコマースに力を入れて拡大している。モノを売るだけの店舗では今後成長は望めない。モノからコト、つまり飲食やサービスを拡大している。この渋谷モディもそのような店舗の1つ。

この先、丸井グループではEコマースと共存共栄する店づくりを進めていく。買い物はネットでするが、店舗で試着したいといったニーズに応える店舗を作る。第一段階として、PB商品について「売らない店舗」を全国で70個所展開している。今後はPBだけでなくテナントにも導入して拡大したいと考えている。

アマゾンは丸井グループにとっても大切なパートナー。2006年から「マルイウェブチャネル」というEコマースを開設しているが、2007年からAmazonに出品している。また、当社グループのエポスカード会員で最も利用額が多いのがAmazonでの買い物。つまり共通のお客さまがたくさんいらっしゃる。今回をきっかけにお客さまに喜んでいただけるような新しい価値を提供したいと考えている。

株式会社丸井 常務取締役 青野真博氏
株式会社丸井 常務取締役 青野真博氏

アマゾンジャパン バイスプレジデント プライム統括事業本部長の川(かせがわ)謙氏は、「サイバーマンデーの売上は毎年伸びている。2016年のサイバーマンデー期間中、特選タイムセールの注文数は前年の7倍だった。今年もさらに多くのお客さまに訪れていただきたい」と語った。

左から丸井 常務取締役の青野真博氏、アマゾンジャパン 渡辺朱美氏、川 謙氏
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カート+CRMの連携でLINE活用した1to1マーケティングを強化、フューチャーショップ

8 years 2ヶ月 ago

フューチャーショップは12月7日、Eコマースプラットフォーム「FutureShop2」とコアフォースが提供する通販CRMシステム「LTV-Lab」の連携を強化し、LINEを活用したCRM機能を拡充した。

自社ECサイトの会員IDとLINEアカウントを紐付けた情報が「LTV-Lab」にも連携される。これまでは「LTV-Lab」側で再度紐付けるための依頼が必要だった。

今回の連携強化で、LINEを活用したステップメッセージの配信やアンケートの実施、アンケートの回答結果によるメッセージ配信のオートメーション化などを、従来よりも簡単に行うことができるようになった。

「FutureShop2」の利用企業は、「LINE連携オプション」を利用することでECサイトの会員IDとLINEアカウントを紐づけることができる。LINEアカウント情報を活用することで、会員セグメントごとのクーポン配布、注文や発送のLINEメッセージ、会員を絞り込んだLINEメッセージ、LINEログインを利用した実店舗の会員バーコード機能といった施策が実現するという。

LINE連携で実現できることの例

LINE連携で実現できることの例(画像はフューチャーショップから編集部がキャプチャ)

フューチャーショップは2017年10月、プラスアルファコンサルティングが提供するCRM/マーケティングオートメーションシステム「カスタマーリングス」との連携も強化している。

「FutureShop2」が実装しているLINEログイン機能により、LINEアカウントと自社EC会員のIDが接続された状態でカスタマーリングスと連携できるようになった。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

Walmart(ウォルマート)になりたいAmazon。その戦略は?【今週のネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

8 years 2ヶ月 ago

ネッ担が日本独占で配信している米国の有力メディア『Internet RETAILER』より、Amazonの戦略についての記事が届きました。処方箋医薬品への進出など、今後の展開が気になります。

  1. Amazonがリアル店にこだわる理由── ウォルマートを追うアマゾンのスゴい実店舗戦略

    tweet16はてなブックマークに追加

    Amazonはなぜリアル店舗にこだわるのか? 米国の専門誌が実店舗を活用した事業拡大戦略を解説

    2017/12/7
  2. アマゾン、年末セール「サイバーマンデーセール」で渋谷にポップアップストア

    tweet4はてなブックマークに追加

    「Amazon Echo」シリーズの体験コーナーや、タイムセール商品の体験イベントなどを開く

    2017/12/5
  3. ホテルのECサイトでカード情報234件が流出か。セキュリティーコードも漏えいの可能性

    tweet6はてなブックマークに追加

    Webアプリケーションの脆弱(ぜいじゃく)性を利用した外部からの攻撃が原因

    2017/12/1
  4. 「即時現金化」は戦国時代へ。「CASH」vs「メルカリNOW」勝つのはどっち?【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2017年11月27日~12月3日のニュース

    2017/12/5
  5. どうなる!? 師走の配送ラッシュ。ヤマトと佐川が要望通達【今週のアクセスランキング】

    2017年11月24日~30日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?

    2017/12/1
  6. Instagramを見て購入した商品の上位は「スーパー・コンビニで買える食料品」「菓子」

    Instagramで話題になったことがきっかけで商品が売れる「インスタ売れ」の実態は?

    2017/12/5
  7. 定期購入ビジネスは知らないとヤバイ、特商法の施行規則[EC・カタログ・TVが対象]

    12月1日施行の特商法の施行規則では、新たに定期購入に関する規定を盛り込んでいる

    2017/12/4
  8. 「Yahoo!ショッピング」がアップルの決済「Apple Pay」を導入

    「Yahoo!ショッピング」のiPhone・iPadアプリに導入した

    2017/12/1
  9. AbemaTVが動画コマースに参入、ECを新たな収益源に

    通販事業をCM収入と会員収入に次ぐ収益の柱に育てたい考え

    2017/12/4
  10. 日本郵便が中国越境ECの新配送サービス、新輸入通関制度に対応

    「注文情報」「支払い情報」「輸送情報」などを中国税関に提出する必要がなく、簡易な手続きで利用できる

    2017/12/4

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    uchiya-m
    確認済み
    1 時間 7 分 ago
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