ネットショップ担当者フォーラム

転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策

5ヶ月 2 週間 ago
顧客との信頼関係・ブランドに対し、イメージの毀損につながりかねない可能性のある転売ヤー問題。EC事業者が押さえておきたい転売ヤーの手口と対策を解説する
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「転売ヤー」による買い占めと転売行為が、オンラインでもオフラインでもさまざまな問題を引き起こしている。一般の消費者にとっては本当に欲しい商品を定価で購入する機会を奪われるという意味で迷惑な存在であり、販売事業者にとっては、本当に買ってもらいたい相手に届けられないという状況は見過ごせない。顧客との信頼関係やブランドイメージを損ないかねないからだ。

しかし、転売ヤーの実態についてはあまり知られていない。「Shopify Premier Partner」フラッグシップの代表取締役である神馬光滋氏がその実態と手口、EC事業者が採用すべき対策を解説した。

フラッグシップ 代表取締役 神馬光滋氏

転売ヤーの正体とその手口

日本の転売市場の規模は年々拡大しており、フラッグシップの試算では2018年の1.6兆円から2023年には2.5兆円に達している。転売の対象となる商品はスニーカーを代表とするアパレルの限定コラボ商品、コンサートチケット、ゲーム機器などがあげられる。これらの商品はオークションやフリマサイトなどで正規価格の数倍から数十倍で取引される。

転売ヤーは強力なBOTを使用するため、サイトが落ちないようにサーバーを強化しなければならない。代引きを悪用した受取拒否も増える。そしてなにより、商品を本当に欲しいと思っている顧客が、「買いたいのに買えない」という経験を何度もすることで、ブランドから離れていってしまう。これは将来的な売上機会損失に直結する。(神馬氏)

フラッグシップ 代表取締役 神馬光滋氏
フラッグシップ 代表取締役 神馬光滋氏

転売ヤーとは「転売屋」と「バイヤー」という言葉を組み合わせた造語だ。転売ヤーにもリーダー格とフォロワーがおり、それぞれ異なる役割を果たしている

購入BOTを使う「技術リーダー」たちは、新しいツールが出るといち早く試し、その知識を他の転売ヤーに共有。転売ノウハウを情報商材として販売する「ビジネスリーダー」もおり、転売ビジネスを体系化して広めている。さらに、転売対象を見極める能力に優れた「ファッションリーダー」も存在する。彼らはスニーカーやトレーディングカードなどコレクターズアイテムの領域に精通している。

加えて、独自BOTを開発する能力のある者、ECや決済の仕組みに詳しい者もいる。決済の処理速度にも詳しく、使用するカードによって秒単位の差が生じる点を活用し、在庫確保を有利に進めているという。こうした高度な技術や知識を駆使する人間たちが転売ヤーを支えている。手口は主に2つの方法がある。

①購入BOTによる高速自動購入

商品発売日時をBOTに設定しておき、発売と同時に即座に購入を実行する。汎用的な購入BOTでさまざまなサイトでの購入を試みるのが一般的だが、転売価値の高い特定の商品を取り扱うサイトでは、特別にカスタマイズされた専用BOTも使用する。

②無在庫転売

購入BOTを使って代引きで注文を確保する。別の場所で高額で転売し、この商品が売れた場合のみ代引きで商品を受け取り、売れなかった場合は受け取りを拒否する。リスクを負わずに転売を行う。非常に悪質な手口だ。

転売ヤーの手口とターゲット
転売ヤーの手口とターゲット

転売ヤーの購入BOTとは何なのか

ここで転売ヤーが利用するBOTについて説明する。BOTとはWebサイトを自動巡回し動作するプログラムのことだ。手動操作の何倍も速く注文処理を行い、人気商品を瞬時に確保できるという。

主な機能には、まず自動監視があげられる。特にスニーカーにおいては、ブランドごとに人気商品のリリースカレンダーが存在し、発売日時がわかる場合にはその時間に自動アクセスして購入を試みる。URLが判明していなくても予測してアクセスする。在庫切れ商品が再入荷した際には、カートに追加するボタンが有効になった瞬間に購入を実行する仕組みまである。

さらに「お1人さま1個まで」といった制限が設けられている場合でも、複数の人になりすまし、異なるネットワークを通じて同時にアクセスすることで、1人で複数の商品を購入する多重接続機能も存在する。

これらのプロセスでは、人間の操作は基本的に介在せず、住所やクレジットカード情報などを事前登録することで、購入手続きを完全に自動化している。不正アクセスから保護するためのセキュリティ機能も回避できる可能性があると推測される。

BOTの仕組み
BOTの仕組み

転売ヤーに対する解像度をさらに上げるため、彼らが使う転売ツール「Kodai AIO」について解説する。「Kodai AIO」は2018年に登場して以来、主にスニーカーの転売市場で進化を続けている高性能なツールである。スニーカーの小売サイトや有名ブランドのサイトに対応しており、プラットフォーム側が導入するBOT対策をすり抜ける高い技術力と開発体制を備えている。

また、転売目的で利用されるBOTをレンタルする仕組みがある。「Tidal Market」は有名なBOTレンタルサイトだ。たとえば、「Cybersole」というBOTは1日あたり8ドルでレンタル可能で、多数のレンタル希望者がいる状況だという。

BOTレンタルを活用して商品の購入を試みるケースも少なくない。この仕組みは転売ヤーだけでなく、スニーカーなどを「自分用にどうしても購入したい」と考える人々にも利用されていると推測される。(神馬氏)

転売ヤーの購買プロセス

転売ヤーの購買プロセスを整理する。まず商品ページを常時監視し、新商品の発売や再入荷を自動的に検知する。この監視はミリ秒単位で行われ、高性能なBOTを用いた競争が繰り広げられている。1ミリ秒の差が数百ドルの利ザヤにつながるため、技術競争が激化している。

次に、プロキシを利用した大量アクセスによる問題回避があげられる。これは多数のIPアドレスを使用し、同一IPからのアクセス制限を回避するものだ。さらに画像認証を回避して決済完了までのスピードを最大化する。通常のBOTで1秒〜3秒、高性能BOTでは0.35秒程度で決済が完了すると言われており、人間が太刀打ちできない現状となっている。

転売ヤーのBOTによる在庫獲得までのステップ
転売ヤーのBOTによる在庫獲得までのステップ

カート追加の超高速化、フォームの自動入力、決済の自動化など、すべての購買プロセスが高度に自動化されている。大量並列処理が実現しており、1つのBOTで何千ものプロセスを同時に実行することが可能なのだ。

ECシステムとの比較において、従来のシステムは手動監視や事後対応が中心であるのに対し、転売ヤーのツールはAIによる自動検知とリアルタイム対応を行う。これにより、EC事業者が単独で立ち向かうことは現実的ではない状況になっている。技術格差の現実を踏まえると、転売ヤーの先端技術に対抗するためには、より強力なシステムの導入が求められる。(神馬氏)

EC事業者にできる対抗策はないのか

このように高度な技術を武装した転売ヤーへの対抗策はないのだろうか。神馬氏が最初にあげるのはグローバルECプラットフォーム「Shopify」の導入だ。技術格差を埋めるための手段として、「Shopify」のエンタープライズ向けプランである「Shopify Plus」の機能活用が有効だという。

「Shopify」はカナダ発のプラットフォームで、2024年にR&D(研究開発)への投資額が2000億円以上と発表されるほど、テクノロジー投資に積極的な企業である。そもそも、「Shopify」はストリートウェアやフットウェア、限定コラボ商品を扱うブランドに多く採用されてきた経緯がある。これらの商品は転売ヤーが狙いやすいジャンルであることから、「Shopify」は早くから転売対策機能の開発に力を入れてきたのだ。

「Shopify Plus」には高度なBOT対策機能が標準搭載されており、不正注文とリスク分析、3Dセキュアチェックアウト、決済データの暗号化といった機能を提供。これらの機能は継続的にアップデートされており、EC事業者が自力で対応しきれない部分を補完する役割を果たしている。

技術面での格差を埋め、効果的に対抗するための選択肢として「Shopify」の機能は有効な手段となる
技術面での格差を埋め、効果的に対抗するための選択肢として「Shopify」の機能は有効な手段となる

Shopifyの各機能について解説する。

①プロキシ検出と高度なセキュリティ

転売ヤーが頻繁に利用するプロキシサーバーやIPアドレスからの人間らしい動きのアクセスであってもBOTかどうかを検知できるデータベースを保有している。データベースに登録されていないIPアドレスであっても、アクセスパターンを認識、検出し、フラグ化やブロックをするネットワークレイヤーの機能を備えている。

②転売ヤーブロック機能

Shopifyは数百万人規模の自社ドメインECサイトを運用しており、これにより多様なEC事業者やその購買者の動きに関する膨大なデータを保有している。このデータは匿名化されたうえでパターンを抽出し、ブロック機能に活用されている。この膨大なデータが、より優れた対策機能を開発する裏付けとなっている。

③決済レイヤーでの対策

Shopifyの標準決済方法「Shopify Payments」は、3Dセキュア認証はもちろんカードホルダー名と注文者名の不一致の検知、短時間での複数カード試行の自動ブロックなど、多層的な防御機能を備えている。これにより、転売ヤーが利用するツールを無効化し、決済プロセスにおける安全性が確保される

システム以外でできる対抗策

プラットフォームの導入といったシステム面での対策以外にも、EC事業者が取り組める転売対策はある。神馬氏があげたものは次の3つだ。

①抽選販売

抽選販売には猶予期間が設定されているため、高速性を誇るBOTがその速さを発揮できず、スピードの優位性を無効化できる。また、BOTの有無に関係なく、真のファンやユーザーが公平に購入の機会を得られる仕組みであり、平等性が確保できる。また、抽選販売は瞬間的なアクセス集中が発生しないため、サーバー負荷の分散にも寄与する。

抽選販売のメリットとポイント
抽選販売のメリットとポイント

米国のアパレルブランド「KITH(キース)」では抽選販売を採用しており、ネイティブアプリに抽選機能のボタンを配置している。このボタンを開くと抽選対象商品が一覧表示され、ユーザーはサイズを選んで抽選に申し込む。この段階では費用は発生せず、当選した場合に自動的に決済が行われる仕組みだ。

「KITH」アプリの抽選販売
「KITH」アプリの抽選販売

②ロイヤリティプログラムを活用した対策

前述の「KITH」では会員制度に細かなランク付けを行っている。ランクに応じてアクセスできる商品やアクセス可能なタイミングに違いがあり、最も高いランクのユーザーのみがアクセスできる商品も用意している。

このようなロイヤリティプログラムで高いランクのユーザーに特別な特典を与えることで、継続的な購入を積み重ねる必要が生まれる。日常的に商品を購入している本当の顧客が有利になる施策であり、複数のアカウントを使って購入する転売ヤーの活動を抑制できる。

また任天堂による「Nintendo Switch 2」の抽選販売では、既存ソフトのプレイ時間が50時間以上で、有料オンラインサービスに累積1年以上加入していたユーザーだけが応募可能といった条件が設けられた。神馬氏は「非経済的な条件を設定した新しい取り組み」と評価する。

任天堂が提示した条件は転売ヤーによる買い占めを防ぎ、本当に継続的に関心を持っているファンや、ブランドに対する深い愛着を持つ人々にのみ購入機会を提供するものだった。この取り組みはファンにとって公平であり、ブランドイメージの向上にも寄与するものだったと言えるだろう。

③注意書き

商品詳細ページやカート、決済ページに注意書きを設置することは一定の抑止効果がある。具体的には「転売やオークションサイト等への出品を目的とした購入は禁止しております。転売行為が確認された場合は、会員資格の停止や今後の購入を制限する措置を講じます」といった文言だ。

注意書きの例
注意書きの例

この注意書きは法的拘束力や強制力はないが、ブランド側からのペナルティを警戒する転売ヤーには有効性が高い。また、こうした注意書きによって、転売対策に取り組んでいることをブランドとしてアピールできることもメリットの1つだ。簡単に実施可能なうえ、ブランドイメージの向上や消費者の信頼を得る効果も期待できる対策として検討の価値がある。

最後に神馬氏はこう締めくくった。

大切なのは商品が直接顧客に届く仕組みを作ること。自社に対して信頼や継続的な関心を持つ顧客が報われる販売戦略が、結果としてブランドの価値を守る

転売対策においては、技術的な解決策も欠かせない要素だ。しかし、日々進歩する転売ヤーの手口に対して、自社のリソースだけで対抗し続けるのは現実的ではない。そうした状況では、「Shopify」などの専門性の高いプラットフォームの技術力を活用することで、効率的かつ継続的な対策が可能になる

重要なのは、技術的な対策と顧客との信頼関係構築の両輪を回すこと。この両方がうまく機能してこそ、転売ヤーに負けない強固なEC事業が実現できるだろう。(神馬氏)

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小林 義法

青山商事、7つのデジタル技術を駆使したZ世代向け新コンセプト店舗「AO+(アオヤマプラス)」とは

5ヶ月 2 週間 ago

青山商事は10月3日、「洋服の青山」からZ世代向けに7つのデジタル技術を駆使した店舗「AO+(アオヤマプラス)」の1号店を、東京・高円寺にグランドオープンする。

デジタル化やカジュアル化など大きな社会構造変化へ対応するため、青山商事は中期経営計画の基本戦略を推進するための「柱となる3つの方針」を掲げている。そのなかで「OMO推進」「DX推進」で今後の出店戦略の軸になる新たな店舗「AO+」を企画。Z世代のビジネスパーソンに向けてこれまでにない買い物体験の提供を目的に、7つのデジタル技術を駆使した新コンセプト店舗を立ち上げる。

「AO+」で導入した7つのデジタル技術の1に「AIスタイル診断」を採用。ユーザー自身が業界・職種などのアンケートに回答、カメラで撮影したユーザーの顔から、AIが顔タイプを診断しタイプを分類する。そのデータから顔タイプにマッチしたコーディネートをスタッフスナップから提案する。

青山商事は10月3日、「洋服の青山」からZ世代向けに7つのデジタル技術を駆使した店舗「AO+(アオヤマプラス)」の1号店を、東京・高円寺にグランドオープンする
「AIスタイル診断」を採用

「デジタル採寸」も提供する。ユーザーの「性別」「年齢」「身長」「体重」を入力し、正面と側面の2ショットを撮影することで、最短1分でお薦めサイズを確認できる。サイズや詳細は印刷可能。

青山商事は10月3日、「洋服の青山」からZ世代向けに7つのデジタル技術を駆使した店舗「AO+(アオヤマプラス)」の1号店を、東京・高円寺にグランドオープンする
「デジタル採寸」の利用イメージ

「AO+」7つのデジタル技術

導入する7つのデジタル技術は次の通り。

  • LEDディスプレイ
    LEDディスプレイを店舗外観に設置し、デジタルを駆使することでブランドを訴求
  • デジタルPOP
    デジタルPOPを活用し、店内にておすすめ商品を発信
  • AO+STYLING
    スタッフスナップと連携し、コーディネート情報やおすすめ商品をピックアップ
  • AIスタイル診断
    カメラで撮影したユーザーの顔から、AI が顔タイプを診断。顔タイプにマッチしたコーディネートを提案 
  • デジタル採寸
    セルフボディスキャンによるおすすめサイズの診断
  • AO+FITTING
    選択した商品のサイズ、カラーバリエーション、在庫を確認。該当商品を着用したスタッフスナップや関連アイテムを紹介
  • デジラボ(EasyChoice)
    新しい既製スーツの選び方。30パターンのゲージでサイズを測り、生地を選ぶだけで最短翌日発送。

「AO+」の店内は、大きく2つの「クイックエリア」と「コミュニケ―ションエリア」で構成。「クイックエリア」では、デジタルコンテンツを中心にスタッフに声をかけなくても気軽にセルフで買い物できる。「コミュニケーションエリア」では、オーダーブランド「SHITATE(シタテ)」やフォーマルなど、専門知識を持つスタッフとコミュニケーションを取りながらビジネスウエアの着こなしを楽しむことができる。

青山商事は10月3日、「洋服の青山」からZ世代向けに7つのデジタル技術を駆使した店舗「AO+(アオヤマプラス)」の1号店を、東京・高円寺にグランドオープンする
「AO+」の店内イメージ

AO+(アオヤマプラス)」は、店舗空間・什器設計・デジタル設計・コンテンツ開発と今までのノウハウを一度白紙にし、イチから作り上げた。同時にデジタル技術を活用して、買い物体験をしてもらえる環境も検証。「洋服の青山」が考える新しいコンセプト店舗が完成した。お客さまの声を反映しながら、この体験空間をさらに使いやすくアップデートしていきたいと考えている。(店舗開発部 木下俊之氏)

鳥栖 剛

全国一律420円で荷物が送れるヤマト運輸の「こねこ便420」とは? 特長+ネコポスなどとの違い+今後の展望を担当者に聞いた

5ヶ月 2 週間 ago
「こねこ便420」は、資材費込み全国一律420円で荷物が送れる小型配送商品。事前に専用資材を購入することで発送時の支払いが不要となる

ヤマト運輸が提供する、全国一律420円で荷物が送れる小型配送商品「こねこ便420(よんにーまる)」の販売が好調だ。「こねこ便420」の特長や今後の展望をヤマト運輸の担当者に聞いた。

ヤマト運輸の宅急便部サービス商品課・金敏鎬係長(写真左)と同山﨑遥課長

「こねこ便420」とは?

「こねこ便420」は、資材費込み全国一律420円で荷物が送れる小型配送商品。専用資材は横34センチメートル×縦24.8センチメートル、厚さ3センチメートル以内、3辺合計61.8センチメートルのサイズ。事前に専用資材を購入することで発送時の支払いが不要となる。

「こねこ便420」専用資材の表面
「こねこ便420」専用資材の表面

宅急便と同等の日数で配送先の郵便受けに投函する。配送状況の追跡もできる。日付指定、時間指定はできない。また現時点ではB2クラウドには未対応としている。

会報誌の発送などで引き合い

専用資材はヤマト運輸の営業所またはセールスドライバーから購入できる。発送はヤマト運輸の営業所への持ち込みか集荷で受け付ける。1通から自宅やオフィスへの集荷・配送に対応するという。補償額(責任限度額)は3000円まで。

「こねこ便420」の利用シーンは、書籍・雑誌、CD・DVD、衣類、化粧品といった小型商品の配送など。発売後の傾向としては会報誌の発送などの需要が高いという。

「ネコポス」など小型配送商品はすでに展開していますが、従前は法人向けが中心でした。加えて「ネコポス」はPCやプリンタなど設備が必要となることもあり一定のハードルがありました。誰でも使える、わかりやすさを重視し、物を送る選択肢を広げる「こねこ便420」を開発しました

専用資材によって資材の準備や梱包の手間も省け、宛名シールを貼り付けるだけで発送できます。まずはより多くのお客さまに「こねこ便420」を知っていただきたいです。(ヤマト運輸 宅急便部サービス商品課長 山﨑遥氏)

ヤマト運輸 宅急便部サービス商品課長 山﨑遥氏

「こねこ便420」は2024年8月に東京都限定で先行発売し、2025年5月21日から沖縄を除く全国に展開した。全国展開以降の進捗は順調だという。「どちらかというと法人からのニーズが高く、小規模な企業からの引き合いも多い。100枚など大ロットで購入いただくケースも多い」(山﨑氏)

他の小型配送商品との共存関係は?

「こねこ便420」はヤマト運輸が展開する他の小型配送商品との共存関係はどうなっているか。たとえば「こねこ便420」の専用資材は2025年9月現在の「ネコポス」(※)より一回り大きい。また「宅急便コンパクト」の薄型専用BOXとほぼ同サイズとなっている。

※縦31.2センチメートル以内/横22.8センチメートル以内/厚さ2.5センチメートル以内。ただし、「ネコポス」のサイズは2025年11月10日に改定予定。改定後のサイズは、三辺60センチメートル以内、長辺は34センチメートル以内(下限は縦23センチメートル・横11.5センチメートル)。

「宅急便コンパクト」を関東から関東に送った場合、宅急便運賃は650円、専用BOXは70円で合計は720円となる。「こねこ便420」は全国一律420円のためリーズナブルだ。「ニーズに応じて最適な商品を利用してもらいたい」(山﨑氏)

「ネコポス」「宅急便コンパクト」「こねこ便420」の対応サイズと特長
「ネコポス」「宅急便コンパクト」「こねこ便420」の対応サイズと特長

専用資材の販売場所・発送方法の拡充も検討

今後は専用資材の販売場所や発送方法の拡充を検討しているという。

今後、ヤマト運輸の営業所以外にもコンビニでの資材販売や発送、駅やスーパーなどに設置されているオープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」からの発送など、販売場所や発送方法の拡充といったサービス改善を検討しています。現在は1通から専用資材の販売・集荷に対応しているので、気軽にセールスドライバーに連絡してほしいです。(ヤマト運輸 宅急便部 サービス商品課 係長 金 敏鎬 氏)

ヤマト運輸 宅急便部サービス商品課係長 金 敏鎬 氏
ヤマト運輸 宅急便部サービス商品課係長 金 敏鎬 氏

なお、「こねこ便420」は日本郵便が展開する「レターパックライト」とも競合すると見られる。サイズは同様で、レターパックライトに対して「こねこ便420」は価格が10円安く、補償額の設定があるという違いがある。一方、レターパックライトの特長としてはコンビニなどでも購入可能でポスト投函で発送ができる。なお「こねこ便420」では信書は送れない。

鳥栖 剛

青山商事が「PayPay給与受取」を導入、キャッシュレス決済や送金サービスの普及・多様化に対応

5ヶ月 2 週間 ago

紳士服の青山商事は9月25日、PayPayが提供する給与デジタル払いサービス「PayPay給与受取」を10月支給分の給与から導入すると発表した。

青山商事が「PayPay給与受取」を導入、キャッシュレス決済や送金サービスの普及・多様化に対応
青山商事では「PayPay給与受取」を10月支給分から導入する

青山商事は中期経営計画の基本戦略を推進するための「柱となる3つの方針」の1つで、「人的資本経営の推進」を推進。人を最大の資本と位置付け、従業員が能力を発揮し、やりがいを持てる環境の構築をめざしている。 近年、社会全体でキャッシュレス決済の利用が急速に広がり、2023年4月に労働基準法施行規則が改正、給与のデジタル払いが可能となった。キャッシュレス決済の普及と従業員からの具体的な要望を受け「PayPay給与受取」の導入を決定した。

希望する従業員は給与を既存の受け取り口座と分けて、指定した金額をPayPayアカウントで受け取ることができる。対象者はパートタイマーを含む全従業員(2025年3月期時点で4892人)。デジタルネイティブ世代を含めた幅広い世代が日常の支払いから家計管理までスムーズに行える環境を整える。青山商事は新しい選択肢を増やすことで従業員エンゲージメントの向上を図りたいという。

鳥栖 剛

カメラのキタムラ、初のロイヤルティプログラム「キタムラ会員」をスタート

5ヶ月 2 週間 ago

カメラのキタムラは9月26日、全国のカメラのキタムラとスタジオマリオ店舗、公式ECサイトで利用できるロイヤルティプログラム「キタムラ会員」制度を始めた。

カメラのキタムラは9月26日、全国のカメラのキタムラとスタジオマリオ店舗、公式ECサイトで利用できるロイヤルティプログラム「キタムラ会員」制度を始めた
初のロイヤルティプログラム「キタムラ会員」をスタート

初となるロイヤルティプログラム「キタムラ会員」制度は、年間の累計購入金額に応じて5段階(レギュラー/ブロンズ/シルバー/ゴールド/プラチナ)の会員ランクを設定。ランクが上がると買取査定時の買取金額がアップする。

商品の購入時に税別200円、買取時に税込200円で1マイルを獲得できる。取引金額に応じて獲得できるるマイルの有効期限は毎年3月末まで。

ランクの更新と特典は、毎年4月~翌年3月までの累計獲得マイルに従い、翌年度のランクを決定。ランクがアップすると商品割引クーポンやカメラの買取金額があがる特典を付与する。

5段階のランクの条件は次の通り。

  • レギュラー:累計獲得~499マイル(デジカメプリント初回のみ5%オフ)
  • ブロンズ:累計獲得500マイル~(買取金額1%アップ+200円引きクーポン)
  • シルバー:累計獲得1000マイル~(買取金額2%アップ+300円引きクーポン)
  • ゴールド:累計獲得1500マイル~(買取金額3%アップ+500円引きクーポン)
  • プラチナ:累計獲得2500マイル~(買取金額5%アップ+1000円引きクーポン)
カメラのキタムラは9月26日、全国のカメラのキタムラとスタジオマリオ店舗、公式ECサイトで利用できるロイヤルティプログラム「キタムラ会員」制度を始めた
ランクが上がるほど買取査定時の買取金額がアップする

ロイヤルティプログラムの「キタムラ会員」制度は、より多くのユーザーに長く愛顧される基盤として継続的に特典や利便性を拡充していく予定としている。

鳥栖 剛

髙島屋、AI活用で伝統工芸・江戸小紋継承をめざす「ヒト×AIの共生による地域産業活性化プロジェクト」

5ヶ月 3 週間 ago

髙島屋は9月22日、文京学院大学と産学包括連携協定を締結し、「ヒト×AIの共生による地域産業活性化プロジェクト」を開始すると発表した。AIを活用した伝統工芸「江戸小紋」の新作開発などを手がけていく。

髙島屋は1831年の創業以来、事業活動を通じて社会に役立つ活動や、芸術・文化・地域社会に対する幅広い支援活動を手がけてきた。古着木綿商として創業以来、呉服は主要事業の1つとして、普及・発展に寄与してきたという。 日本の文化が培ってきた「織(おり)・染(そめ)・繍(ししゅう)・絞(しぼり)・絣(かすり)」の染織五芸の向上を目的に創設した展示会「上品會」は昭和初期から現在も続いている。髙島屋はこれらの呉服催事や美術工芸品の販売・展覧会を通じ、全国の産地、名匠と着物文化、伝統技術の未来への継承に取り組んでいる。

文京学院大学経営学部のデザインの経営史研究ゼミ(担当教員:川越仁恵教授)は、江戸小紋の古い作例を分析、その特質をマーケティング調査し、従来は暗黙知にとどまっていた図案制作理論を2022年4月に体系化することに成功した。 さらに、図案考案の最大の課題とされる「ランダム配置」を解決する独自アルゴリズムを開発。職人が膨大な時間を費やしていた作業の大幅な効率化に貢献するAI生成プログラムを完成させた。このプログラムを活用し、2024年5月には新作江戸小紋「スイーツ尽くし小紋」を商品化した。 2025年には、モチーフ点描化AIシステムの構築を進め、江戸小紋制作において伝承が難しいとされる職人の技をデータサイエンスとデザイン思考で分析・方法化・実証ている。

こうした髙島屋の理念と文京学院大学の研究成果が合致。地域産業の活性化を目的とした「ヒト×AIの共生による地域産業活性化プロジェクト」をスタートするた。今後は、連携により、商品開発・店頭展開に加え、江戸小紋に限らない新たな活用方法も模索していくという。

鳥栖 剛

「楽天トラベル」でAIが最適な宿泊施設を提案するAIエージェント「楽天トラベルAIホテル探索」を開始

5ヶ月 3 週間 ago

楽天グループは9月22日、旅行予約サービス「楽天トラベル」でユーザーに最適な宿泊施設を提案するAIエージェント「楽天トラベルAIホテル探索」の提供を開始したと発表した。

「楽天トラベルAIホテル探索」は、「楽天トラベル」の宿泊施設に寄せられたクチコミ、各宿泊施設の宿泊プラン、ユーザーの予約トレンドなどの分析データから、旅行者のニーズに合わせて宿選びをサポートするAIエージェント。「楽天トラベル」のスマートフォン用ページ内、日付検索の下部にある入力欄から利用できる。

自然言語を理解して要望を的確に捉える処理能力、「楽天トラベル」上の分析データに加えてWebの検索結果も提案に反映できる情報の網羅性、複数の宿を一覧で比較したり地図上に表示できる見やすさが特長という。

楽天グループは9月22日、旅行予約サービス「楽天トラベル」でユーザーに最適な宿泊施設を提案するAIエージェント「楽天トラベルAIホテル探索」の提供を開始したと発表した
「楽天トラベルAIホテル探索」の画面サンプル

ユーザーは、テキスト入力欄から宿泊したい場所・地域や期間、人数、構成、予算、宿タイプ、設備、サービスなどの条件を、会話形式で入力。「楽天トラベル」の既存の検索条件には含まれない要望や抽象的な指示が入力された場合でも、AIがユーザーとの対話を通じて、正しいニーズを最大限くみ取るという。

「楽天トラベルAIホテル探索」は、ユーザーのニーズを確認し、膨大なデータから最適な宿泊施設を最大30件選び出す。ユーザーは、各施設の写真、価格、クチコミ評価、個別の検索条件に沿って提案される「AIおすすめポイント」を含む概要や地図上の各施設の位置情報を一覧で見比べることができる。

また、結果一覧の画面上では、宿泊日や宿の設備などの条件を細かく調整可能。好みに応じた比較検討、優先したい条件に沿った再検索もできる。より詳細な条件で検索したいユーザーに向けた、追加の候補(サーチサジェスト)の提示にも対応している。

今後は、ユーザーや宿泊施設からのフィードバックから、「楽天トラベルAIホテル探索」のさらなる利便性向上に取り組むとしている。

鳥栖 剛

エートゥジェイ、株式会社メルカートを設立。ECプラットフォーム事業を分社化

5ヶ月 3 週間 ago

エートゥジェイは、ECサイト構築プラットフォーム「メルカート」事業を分社化し、10月1日付で新設する「株式会社メルカート」に移管する。

「メルカート」は、ECサイト構築パッケージ「ecbeing」を基盤とした「次世代クラウド型ECサイト構築プラットフォーム」。AI技術を駆使した業務効率の向上、ノーコードによる直感的な操作性、高いセキュリティ、そして最新トレンドに対応した機能の自動バージョンアップを実現し、EC事業者のブランド価値を向上する仕組みを提供している。

分社化の目的

近年、EC市場は急速に拡大し、ブランドと消費者が直接つながる「買い物」の場として重要性を高めている。エートゥジェイは「誰もが容易にECサイトを構築できる一方、ブランドの個性や楽しさを届けることが難しくなっている」と指摘している。

こうした市場環境に対応し、事業の専門性を高めて成長を加速させるため、エートゥジェイはECプラットフォーム事業を分割。新会社「株式会社メルカート」に事業を移管するすることを決めた。

今後はこれまでに培った知見と顧客基盤を生かして、独立した体制下で企業の個性を引き出し、消費者にとって魅力的で快適な購買体験を実現する。AIなどの先端技術の積極的な導入も見込んでいる。

新会社の概要

  • 名称:株式会社メルカート
  • 代表者:代表取締役社長 渡邉 章公氏
  • 所在地:東京都港区南青山 2-2-8 南青山DFビル9F
  • 設立日:2025年10月1日
  • 事業内容:ECプラットフォーム事業/ECサイト構築・導入支援
大嶋 喜子

なぜ「Yogibo」がアートに進出? 文化体験を提供する新プロジェクト「Yogibo the ART」をスタート

5ヶ月 3 週間 ago

快適すぎて動けなくなるソファ「Yogibo(ヨギボー)」を展開するYogiboは、新プロジェクト「Yogibo the ART」をスタートする。

「快適でリラックスできる空間を通じ、人々の日常を少しでも豊かにできればと考えてきた」というYogiboが提供するのは、単なる家具ではなく「空間」や「時間」の質。それをさらに魅力的に彩る要素として、アートやデザインは欠かせない存在だという。

Yogiboの世界観とアーティストの創造性を融合することで、ショッピングのひとときを訪れるユーザーの心に刻まれる文化体験を提供する新プロジェクト「Yogibo the ART」をスタートすることを決めた。

10月15日から2026年2月23日まで、大阪の「YogiboStore」御堂筋本町店で、国内外で活躍する関西拠点のアーティストによる作品の展示販売、コラボレーション商品の販売を月替わりで実施。アーティストによる個展(作品の展示販売)、コラボレーション商品の販売(期間限定)、アーティストによるショーウィンドウを展示する。

「Yogibo the ART」について、Yogiboは「人と人、感性と感性が出会う場としても楽しんでいただける。Yogiboが届けるリラックスできる空間、そしてアーティストの個性や来店者の好奇心が重なることで、新しい発見やコミュニケーションが生まれる」としている。

鳥栖 剛

Amazonの「プライム感謝祭」でポイント還元などのキャンペーン実施/実店舗決済やEC決済などにも日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用へ【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

5ヶ月 3 週間 ago
2025年9月19日~2025年9月25日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. Amazonが4日間開催する「プライム感謝祭」、あと払い(ペイディ)やメルペイ、リクルートポイントの利用でポイント還元などのキャンペーン実施

    Amazonは、Amazonプライム会員限定のセール「プライム感謝祭」を10月7日から10日まで、4日間にわたり開催する。期間中には、あと払い(ペイディ)やメルペイ、リクルートポイントの利用でポイント還元などのキャンペーンも実施する。

    2025/9/24
  2. 実店舗決済やEC決済などにも日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用へ。電算システム、JPYCと社会実装に向けた共同検討で合意

    電算システムが全国のコンビニエンスストアやドラッグストアなどで構築してきた6万5千店超の収納代行・コンビニ決済ネットワークと、JPYCが発行する日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用し、B2C/B2B決済および企業間精算のユースケースを順次具体化していく

    2025/9/25
  3. Googleの「AI モード」が登場! EC事業者が知っておくべき“AI時代”のSEOの本質とその対策

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2025年8月24日~9月19日のニュース

    2025/9/24
  4. 物流効率化、約8割がデジタル化の効果を実感【運送業務の効率・デジタル化実態調査】

    物流業界のデジタル化が進んでいる昨今、調査結果によると物流業界の関係者のうち約4割がデジタルツールを活用していることがわかった。利用者の過半数がその導入効果を実感している

    2025/9/19
     
  5. アマゾン、西日本最大の物流拠点「Amazon名古屋みなとフルフィルメントセンター」の倉庫詳報。効率化+カーボンフリー推進の庫内を初公開

    カーボンフリーエネルギーの活用、働く人の負担軽減、作業効率アップなどを図っている、西日本最大のAmazon物流拠点。その詳細を掘り下げる

    2025/9/25
     
  6. 関家具、化粧品EC「エトヴォス」も買収したLVMH系ファンドと資本提携

    関家具の2024年5月期の売上高は185億円。関家具は、Lキャタルトンの現経営陣と密接に連携しながら、さらなる成長を加速させていくとしている。

    2025/9/22
     
  7. 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは

    デジタルガレージグループがネイルブランド「ohora」の日本展開をサポート。その戦略とは

    2025/9/22
     
  8. 店長の年収最大2000万円、スタッフの子供に「家族食堂制度」などトリドールHDが始めた「心的資本経営」とは

    「心的資本経営」とは、「従業員の『心』の幸せ」と「お客様の『心』の感動」を共に重要 な資本ととらえ、どちらの「心」も満たし続けることで持続的な事業成長を実現するという独自の経営思想。

    2025/9/24
     
  9. プライム会員限定のセールイベント「プライム感謝祭」が初の4日開催(10/7-10)

    今回で3回目となる「プライム感謝祭」では、「感謝いっぱいのお得をあなたに」をテーマに、大型家電・家具、日用品、食品、ビューティーなど幅広いカテゴリーから200万点以上の商品を特別価格で提供する。「先行セール」も実施する。

    2025/9/19
     
  10. 味の素とイングリウッドの冷凍食品ECでステマ疑い、消費者庁が改善計画を認定

    味の素とイングリウッドは9月19日に「あえて、」のサイト上で、連名でお詫びを掲載。「今後は、この度認定を受けました各影響是正措置計画を確実に実行するとともに広告管理体制をより一層強化するなどし、引き続き法令順守の徹底を図り、企業の社会的責任に基づいた事業 運営に努めてまいります」としている。

    2025/9/24
     

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    藤田遥

    TENTIALがプロボクシング前WBC&IBF世界バンタム級王者の中谷潤人選手とコンディショニングサポート契約を締結

    5ヶ月 3 週間 ago

    リカバリーウェア「BAKUNE」などを展開するTENTIALは9月25日、プロボクシングの第36代WBC&第25代IBF世界バンタム級王者である中谷潤人選手とのコンディショニングサポート契約を締結したと発表した。

    中谷選手は「BAKUNE」シリーズのリカバリーウェアを海外の合宿に持参するなど、以前からTENTIAL製品を愛用。TENTIALは中谷選手のさらなる飛躍に向けてコンディションをサポートをするため、コンディショニングサポート契約を締結した。

    中谷選手はWBCとIBFの両王座を返上、1階級上のスーパーバンタム級に転向することを発表済み。2026年5月、東京ドームでスーパーバンタム級世界4団体統一王者井上尚弥とのビッグマッチが計画されている。

    リカバリーウェア「BAKUNE」などを展開するTENTIALは9月25日、プロボクシングの第36代WBC&第25代IBF世界バンタム級王者である中谷潤人選手とのコンディショニングサポート契約を締結した
    TENTIALの中西裕太郎社長と中谷潤人選手(写真右)

    契約では、リカバリーウェア「BAKUNE」、調温調湿掛け布団「BAKUNE掛け布団」、機能性ウェア「MIGARU」の提供を通して、中谷選手の睡眠環境と移動時のコンディショニングを中心にサポートする。

    3年ほど前から米国合宿にも「BAKUNE」を持参している。身体になじむというか、違和感なく着やすい。移動時は「MIGARU」のセットアップを着ているが、ストレッチが効いていて生活のなかにすごく溶け込んでいるなと感じている。移動着としても「TENTIAL」の製品を着ているが、ストレッチの効くセットアップは特に着やすい。日中も寝る時も着ているので、生活に溶け込んでいる。(中谷選手)

    TENTIALは高成長を続けており、2025年1月期通期の売上高は前期比137.3%増の128億3700万円、営業利益は同206.9%増の14億5200万円、当期純利益は同109.4%増の10億6100万円と大躍進。好調は維持しており、決算期を1月から8月に変更した2025年8月期第1四半期(2025年2~4月期)の売上高は同129.9%増の28億5100万円。営業利益は1億8900万円(前年同期は1200万円の赤字)、経常利益は1億8500万円(同1400万円の赤字)、当期純利益は1億3100万円(同900万円の赤字)だった。

    鳥栖 剛

    富澤商店のBtoB-ECサイト、1年で会員数約50%増に成功。会員数拡大につながっている施策とは?

    5ヶ月 3 週間 ago

    製菓・製パン材料、器具専門店の富澤商店は9月24日、法人・個人事業主向けのBtoB-ECサイト「富澤商店 卸オンラインショップ」が開設3周年を迎え、累計約3万人に到達したと発表した。会員数は直近の1年間で約1万人増加したという。

    サービス開始から3周年を迎えた「富澤商店 卸オンラインショップ」のトップページ(画像は編集部が「富澤商店 卸オンラインショップ」から追加)
    サービス開始から3周年を迎えた「富澤商店 卸オンラインショップ」のトップページ(画像は編集部が「富澤商店 卸オンラインショップ」から追加)

    会員数増加の要因

    「富澤商店 卸オンラインショップ」では、業務用製菓・製パン材料・ラッピング材料を販売している。富澤商店は、同サイトの会員数増加の背景には次の施策や市場動向が影響していると解説している。

    新規会員向け特典

    ユーザーの会員登録後、初回注文が半額になるクーポンを提供。さらに、3回目の注文までは基本送料無料で配送している。

    利便性向上施策

    決済手段に「PayPay」を導入したところ、導入後は「PayPay」決済の利用比率が約20%に増加した。

    商品ラインナップの拡充

    取扱商品点数を増やし、さまざまなニーズへの対応を図っている。

    市場動向・利用者層の拡大

    カフェ・ベーカリー市場は回復・成長傾向にあり、利用者が増加している。また、個店を中心とした利用者の拡大が見られる。

    LINE公式アカウントを開設

    「富澤商店 卸オンラインショップ」は開設3周年を機にLINE公式アカウントを開設する。LINE公式アカウントの配信では、限定クーポン、簡単ログイン機能、業種別のおすすめ情報の発信などを通じて、ユーザーの利便性向上をめざす。

    富澤商店が掲げるLINE ID連携のメリット(画像は編集部が「富澤商店 卸オンラインショップ」から追加)
    富澤商店が掲げるLINE ID連携のメリット(画像は編集部が「富澤商店 卸オンラインショップ」から追加)

    2025年9月は、アカウント開設を記念したクーポンを9月末までの期間限定で発行。10月1日からは、「お友達連携クーポン」として100円割引の特典を発行する。また、LINE IDの連携特典として9980円以上の購入で500円の割引を付与する。

    このほか、LINE IDの連携有無にかかわらず、「富澤商店 卸オンラインショップ」の全会員を対象に、3周年を記念した全商品10%割引のキャンペーンを開催する。期間は10月1日~10月5日。

    LINE連携を推奨するクーポン施策(画像は編集部が「富澤商店 卸オンラインショップ」から追加)
    LINE連携を推奨するクーポン施策(画像は編集部が「富澤商店 卸オンラインショップ」から追加)
    大嶋 喜子

    老舗せんべい屋が売上1.5倍を達成したEC活用

    5ヶ月 3 週間 ago

    煎餅専門店「煎餅工房さがえ屋」のぼんちがEC売上前年比1.5倍を実現するなど成長している。

    「煎餅工房さがえ屋」は地域に根ざした米菓づくりを続けてきた創業1931年の老舗企業。EC事業の強化を進めていたが、いくつかの課題を抱えていた。

    ECサイトの運営が特定の担当者に依存する体制になっており、担当者が休職・退職した際に、社内にノウハウが残らないというリスクがあった。

    また、ECサイト運営の専門的な知識を持つスタッフが不足しており、「時代の変化に追いつくのがやっと」という課題を抱えていた。そのため、母の日などのギフト需要期に合わせた特集企画など、本来注力すべき施策に十分なリソースを割くことができず、貴重な販売機会を逃してしまっていたという。

    「こだわり」が意図せず裏目に出てしまう場面もあった。ブランドの「高級感」と消費者にとっての「分かりやすさ」の両立が難しく、試行錯誤が続いていた。

    煎餅専門店「煎餅工房さがえ屋」のぼんちがEC売上前年比1.5倍を実現するなど成長している
    「煎餅工房さがえ屋」では大きく3つの課題を抱えていた

    そこで、ブランドイメージを守ることを前提に、ギフト需要を狙った「母の日特集」など販売促進用のコンテンツを展開。特集ページの制作、PRにより新たな売り上げの機会を創出した。

    煎餅専門店「煎餅工房さがえ屋」のぼんちがEC売上前年比1.5倍を実現するなど成長している
    ギフト需要を狙い「母の日特集」を実施

    また商品のこだわりを文章のみで伝えていたため、読みにくかったメルマガを顧客視点で再設計。テキストを絞り、ビジュアルで訴求する構成を提案・実装・配信。その結果、「読まれるメルマガ」へと変化し、メルマガからの購入が増加した。

    これらの取り組みはECコンサルティングを手がけるこれからの支援の下で実現した。これからのECコンサルティングサービスの導入により、導入初年度でEC売上は前年比1.5倍を達成したという。

    煎餅専門店「煎餅工房さがえ屋」のぼんちがEC売上前年比1.5倍を実現するなど成長している
    これからが「煎餅工房さがえ屋」のEC運営を支援
    鳥栖 剛

    ECと実店舗で買い物するハイブリッド消費者は5割超、不満は「欠品商品の入荷情報が不明」「ポイントの非連携」「価格差」

    5ヶ月 3 週間 ago

    博報堂のEC領域に特化した組織横断型プロジェクト「HAKUHODO EC+」と博報堂買物研究所は9月17日、オンラインとオフラインを行き来する購買行動の利用実態・意識を聴取した「ECと実店舗のハイブリッド消費者調査」の結果を発表した。

    「ECと実店舗で月1回以上の頻度で買い物をし、かつECと実店舗で1年以内に同じカテゴリーの買い物をした生活者」を「ハイブリッド消費者」と定義。購買金額やボリュームは購買パネルを活用したWeb調査、買物意識やECと実店舗の横断体験は通常のWeb調査を実施、2つの調査からハイブリッド消費者の実態を探った。

    「ハイブリッド消費者」は5割

    ECと実店舗で月1回以上の頻度で買い物をし、ECと実店舗で1年以内に同じカテゴリーの買い物をした生活者「ハイブリッド消費者」は男女20~69歳全体の52.3%。男女20~69歳全体のECでの日用品購入金額のうち81.8%を占めた。

    生活者の半数が「ハイブリッド消費者」に該当する一方で、オンラインとオフラインを横断する際の体験には多くの不満を抱えている。

    ECと実店舗で買い物するハイブリッド消費者は5割超、不満は「欠品商品の入荷情報が不明」「ポイントの非連携」「価格差」
    「ハイブリッド消費者」は5割強

    オンラインとオフラインの横断体験に多くの不満

    「ハイブリッド消費者」にECと実店舗で不満を感じた経験の有無を聞いたところ、不満ありが50.2%。不満は特に女性の40代・60代に集中していた。

    ECと実店舗で買い物するハイブリッド消費者は5割超、不満は「欠品商品の入荷情報が不明」「ポイントの非連携」「価格差」
    「不満あり」は全体で5割を超えた

    不満の内容は「欠品商品の入荷情報が不明」(54.4%)がトップ。「ポイントがEC/実店舗で非連携」(52.5%)」「ECと実店舗の価格差」(50.6%)が続いた。

    ECと実店舗で買い物するハイブリッド消費者は5割超、不満は「欠品商品の入荷情報が不明」「ポイントの非連携」「価格差」
    不満内容は「欠品商品の入荷情報が不明」がトップ

    「ハイブリッド消費者」が求める顧客体験とは

    魅力が高い体験についても聞いた。これによると「店舗受取/配送など受取方法を選べる」が69.7%とトップ。次いで「欠品商品の入荷通知」(67.4%)、「ECと実店舗のポイント連携」(67.3%)といったOMO・オムニチャネル体験が求められていることがわかった。

    ECと実店舗で買い物するハイブリッド消費者は5割超、不満は「欠品商品の入荷情報が不明」「ポイントの非連携」「価格差」
    OMO・オムニチャネル体験が求められている

    「ハイブリッド消費者」のニーズが高いのは、オンラインとオフラインの垣根をなくすこと。「特定流通のハイブリッド消費者」は、顧客体験の向上をめざすOMO体験の実現によるパーソナライズされた体験を求めていることもわかった。

    あらゆるタッチポイントで得られた顧客情報をリアルタイムで統合し、パーソナライズされた購買体験「ユニファイドコマース」への対応も重要になることが示唆されたという。

    特定流通のハイブリッド消費者(ECと実店舗で月1回以上の頻度で買い物し、ECと実店舗がある流通大手15社の実店舗とECで1か月以内に買い物をした生活者)は、さらに先のユニファイドコマース体験に期待を寄せている。「ECサイトでのお試し予約」「AR機能を活用した自宅での試着」のようなOMO体験だけではなく、「パーソナライズされた提案」「ECと実店舗での商談内容の情報連携」など、ECと実店舗が完全に統合された体験を求めている。

    調査概要:ECと実店舗のハイブリッド消費者調査①

    • 調査エリア:全国(沖縄を除く)
    • サンプルサイズ:購買パネル調査 2万8691s
    • 調査対象者:14~79歳男女かつマクロミル社QPR協力者
    • 調査時期:2025年3~4月
    • 調査手法:インターネット調査
    • 回収・集計方法:マクロミル社QPR協力者全数にアンケートを配信、回答協力者に対して、総務省統計局「令和2年国勢調査」掲載の人口構成に合わせて、性×年代でウェイトバック補正を実施
    • 調査委託先:QO
    • 購買データソース:マクロミル社QPR(消費者購買履歴データ)
    • 購買データ集計期間:2024年4月~2025年3月

    調査概要:ECと実店舗のハイブリッド消費者調査②

    • 調査エリア:全国
    • サンプルサイズ:3000ss
    • 調査対象者:
    • ・共通条件:20~69歳男女かつECで月1回以上かつ実店舗で月1回以上の頻度で買物をしている人
    • 分析対象者①:ハイブリッド消費者・ECと実店舗で月1回以上の頻度で買い物をし、かつECと実店舗で1年以内に同じカテゴリーの買い物をした生活者(1131ss)
    • 分析対象者②:特定流通のハイブリッド消費者・ECと実店舗で月1回以上の頻度で買い物を、かつECと実店舗がある流通大手15社の実店舗とECで1か月以内に買い物をした生活者(500ss)
    • 調査時期:2025年3月
    • 調査手法:インターネット調査
    • 回収・集計方法:マクロミルモニタに対してアンケートを配信、回答協力者に対して、総務省統計局「令和2年国勢調査」掲載の人口構成×スクリーニング調査での調査対象者出現率に合わせて、性×年代でウェイトバック補正を実施
    • 調査委託先:QO
    鳥栖 剛

    Googleなど国内外の大手企業が登壇するリテールメディアを学べるオフラインセミナー「Retail Media Summit 2025」

    5ヶ月 3 週間 ago

    アドインテは、オフラインセミナー「Retail Media Summit 2025」を2025年10月8日(水)・9日(木)の2日間で開催する。

    ▼「Retail Media Summit 2025」(10/8・9開催)

    リテールメディア領域に特化したカンファレンスイベント

    マーケター、ブランド広告主、リテールメディア推進、各企業のトップランナー陣が登壇。リテールメディアがマーケティングDXの中核的存在になるなかで、DX/AI時代ならではの新しいつながり方を解説する。

    リテールメディア領域に特化したカンファレンスイベントは2024年にも実施、参加登録者数3600人、来場者数2000人を超えた。2025年は業界をリードする各企業の講演やセッションを通じて、リテールメディアの最新動向、先行ユースケース、ソリューション開発状況など多彩なコンテンツを用意している。

    Retail Media Summit 2025

    主な登壇者

    • イトーヨーカ堂
    • 味の素
    • 味の素AGF
    • Mizkan
    • イオンリテール
    • アサヒビール
    • カルビー
    • 花王
    • ツルハホールディングス
    • アンファー
    • フマキラー
    • ウエルシア
    • ロート製薬
    • セブン-イレブン・ジャパン
    • 東急ストア
    • Google

    「Retail Media Summit 2025」について

    • イベント名:Retail Media Summit 2025
    • 日時:2025年10月8日(水)、9日(木)9:30~19:00
    • 会場:ベルサール新宿グランド(東京都新宿区西新宿8-17-3 住友不動産新宿グランドタワー1F)
    • 参加人数:先着1日1200人まで
    • 開催形式:オフライン
    • 参加費:無料(要事前予約)
    • 詳細と申し込みhttps://www.retailmedia-japan.com/
    藤田遥

    アパレルECの夢展望、中国発の格安EC「SHEIN(シーイン)」に出店

    5ヶ月 3 週間 ago

    夢展望は9月24日、SHEIN Groupが展開するファッションなどの格安EC「SHEIN(シーイン)」に出店したと発表した。

    夢展望は、ファッションジャンルである「地雷系」や「量産型」といったカテゴリーの海外市場の開拓とブランドの確立を視野に、160カ国にサービスを展開する「SHEIN」のネットワークを活用する。

    越境EC支援のNEW WINDを運営パートナーに選定。主力ブランド「DearMyLove」を軸に販売を進める。

    夢展望は経営戦略の重要な骨子の1つに海外展開を掲げている。2024年8月に越境EC事業を本格的に開始。現在は米国、中国、韓国、台湾エリアに展開している。

    「SHEIN」は、グローバルに展開するオンラインファッション&ライフスタイルブランド。最先端のオンデマンド生産方式を活用したオリジナルブランドのアパレル商品、世界各地のサプライヤーと提携した多彩なアイテムを格安で販売している。英国調査会社のGlobal Dataによると、2024年の世界アパレル市場で「SHEIN」は、ナイキ、アディダスに次ぐシェア3位という。

    夢展望は「SHEIN」が一定の顧客数を有する中東における市場開拓に期待をしているという。これまでの海外展開を通じて、「地雷系」や「量産型」といった日本独自のファッションスタイルは、海外においても一定層のユーザーから支持されると認識。「地雷系」や「量産型」というカテゴリーにおいてユーザーに最初に想起されるポジションの確立を図っている。中東では「地雷系」や「量産系」の認知度は低いものの、競合は少ない状況。早期の段階から中東に進出する機会を検討していた。

    鳥栖 剛

    Googleが開発したAI活用の課題を解決する決済プロトコル「AP2」とは? Salesforce、Shopify、Etsyなどが導入したその仕組みを解説 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    5ヶ月 3 週間 ago
    AIエージェントの利用がテクノロジー企業や小売企業で進むなか、Googleは新たなAIエージェントの決済規格を発表しました。これまでのAI活用の課題解決につながる特性を持っています

    Googleが発表した新たなAIエージェントの決済規格「Agent Payments Protocol(AP2)」は、すでにSalesforce、Shopify、Etsyなどが導入しています。透明性が高く、安心安全な取引につながることから、企業の信頼性、説明責任、セキュリティといったAI活用で課題になりやすい項目の解決にもつながるとGoogleは説明しています。

    60社超が導入し始めている「Agent Payments Protocol」とは?

    Googleは、ユーザーの代わりに自律的に動くソフトウェア「AIエージェント」がユーザーに代わってオンライン決済を処理できる近未来を見据えています。その新たなプロトコル(通信ルールや手順)である「Agent Payments Protocol」は、すでに60社以上の企業が導入しています。

    Googleは9月16日に配信したリリースで発表した「Agent Payments Protocol」は、AIエージェントが消費者の直接的な操作を必要とせず、安全にオンライン取引を完了できるようにする標準規格です。

    「AP2」の概要・有用性(動画はGoogleのニュースリリースから追加)

    Googleは「AP2」について、「ユーザー、販売者、決済プロバイダーがあらゆる種類の決済方法を使って安心して取引できる、決済に依存しない枠組み」を確立するものだと説明しています。

    発表時点で、初期の支持企業としてMastercard、PayPal、American Express、Coinbaseといった決済会社、さらにSalesforce、Shopify、Cloudflare、Etsyなどのテクノロジー企業が名を連ねています。

    American Expressのデジタルラボ担当副社長ルーク・ゲブ氏はリリースでこのようにコメントしています。

    AI主導のビジネスが拡大するなかで、それを提供する企業の信頼と、エンドユーザーへの説明責任はこれまで以上に重要です。「AP2」は顧客を保護し、次世代のデジタル決済を可能にするためのプロトコルであり、American Expressはその創出に貢献できることを嬉しく思います。

    AIエージェントが担う役割、EC活用の状況と課題

    ユーザーに代わり自律的に動く特性を持っているAIエージェントは、予約の調整、サブスクリプションの管理など、すでに幅広いタスクをこなしています。

    GoogleがAIを活用した購買体験の向上を強化しているように、ECの分野でも、商品検索、比較、さらには決済の自動化までをAIでサポートする事例が増えています

    「エージェントコマース」と呼ばれるこの新しい技術は、大規模言語モデルを搭載したエージェントがユーザーの意図を解釈し、行動に移すことを中心としています。

    しかしながら、エージェントコマースが利便性を高める一方で、AI活用にあたってユーザーの承諾がきちんと得られているか、取引の正当性が保たれているか、企業の説明責任を果たせているか――といった課題も浮かんでいます。

    従来の決済システムは、人が購入を承認することを前提に設計されています。しかし、昨今はAIエージェントがショッピングの一部を担うようになり、Googleは「安全で検証可能な取引を実現するために、業界全体で共有できる手引きが必要だ」と説明しています。

    Googleが「AP2」に期待する信頼構築+ルール構築

    そこで登場したのが「AP2」です。Googleは「『AP2』はAI主導の新しいビジネスを支える信頼の基盤を提供する」と言います。

    さらにGoogleは「『AP2』が「AIエージェントと販売者の間で安全な取引を行うための共通言語」を確立し、エコシステムの断片化を防ぐ」と説明。このプロトコルは、クレジットカード、ステーブルコイン(仮想通貨の一種)、リアルタイムの銀行振込など複数の決済方法をサポートし、スケール可能な一貫した体験を提供するそうです。Googleは「AP2」が、金融機関にとっても、リスク管理を行う上で必要な明確なルールを構築する仕組みだとしています。

    「AP2」 の仕組み

    消費者行動に伴う「カートのマンデート」「意図のマンデート」

    「AP2」の中心には「マンデート(委任状)」と呼ばれる、改ざん不可能な暗号署名付きのデジタル契約があります。

    これらは暗号技術で署名され、改ざんが極めて難しい記録で、ユーザーが取引を許可したことを証明するものです。

    各マンデートは、検証可能な証明書を伴っており、それを基にユーザーの行動やデータをトラッキングできるようになっています。

    たとえば、ユーザーが「白のランニングシューズを探してほしい」とAIエージェントに頼むと、それは「意図のマンデート」として記録。その後、AIエージェントがショッピングカートを提示し、ユーザーが価格とアイテムを確認して購入を承認すると、「カートのマンデート」が発行され、価格や内容が確定されます。

    企業が果たすべき説明責任をサポート

    ユーザーが不在でもAIエージェントが条件(価格上限や日時など)を満たした際に、自動で購入するよう指示することも可能です。

    たとえば、ユーザーが自分のエージェントに「100ドル以下でコンサートチケットを買って」と指示。その際、「意図のマンデート」が、価格上限やタイミングといった条件を定めます。その条件が満たされると、AIエージェントは自動的に「カートのマンデート」を生成し、購入を完了します。

    いずれの場合も、一連のマンデートのつながりが、ユーザーの意図と決済実行を結びつけます。Googleは次のように説明しています。

    この一連の流れ――ユーザーの「意図」から「カート」へ、そして支払いまで――は、後から取り消しできない記録として残ります。これによって「誰が承認したのか」「取引は本物か」といった重要な疑問に答えることができ、企業が果たすべき説明責任のための明確な基盤が築かれます

    「AP2」の活用例

    Googleは、「AP2」がどのようにECのビジネスモデルを変革する可能性があるのか、いくつかの事例を紹介しました。

    条件に合う商品を自動で購入

    たとえば、緑色の冬用ジャケットを探しているユーザーが「その色なら20%まで高くても購入して良い」と同意するケースです。AIエージェントは在庫状況を常にチェックし、ユーザーの条件に合う商品を見つけるとすぐに購入を完了します。

    ユーザーのスケジュールに合わせた割引を提案

    別の例では、特定の店舗で自転車を探しているユーザーが、自分の旅行日程をAIエージェントと共有します。AIエージェントが、その情報を店舗側のAIエージェントに共有すると、店舗のAIエージェントはユーザーの旅行日程に併せて、自転車、ヘルメット、荷台などを対象とした時間限定の割引を提案します。

    横断的な組み合わせに対応

    さらに複雑なワークフローも可能です。たとえば、週末旅行を計画しているユーザーが「航空券とホテルを合わせて700ドル以内で予約して」とAIエージェントに指示します。するとAIエージェントは航空会社やホテルのシステムを横断的に調整し、条件に合う組み合わせを見つけて、両方の予約を一度に完了します。

    仮想通貨への対応と企業の利用

    「AP2」はクレジットカードだけでなく、ステーブルコインや暗号通貨など幅広い決済方法に対応します。

    GoogleはWeb3エコシステムでの利用を広げるため、仮想通貨や暗号資産の取引をサポートするCoinbase(コインベース)、MetaMask(メタマスク)、Ethereum(イーサリアム)、 Foundation(ファンデーション)などと共同で「A2A x402」という拡張プロトコルを立ち上げました。これはAIエージェント主導で暗号通貨決済を安全に行うための仕組みです。

    また、複数のパートナーが「AP2」対応のAIエージェントを構築中で、Googleの「AI Agent Marketplace」に登場予定です。開発者はGitHub(ギットハブ)の公開リポジトリを通じてプロトコルにアクセスでき、その発展に貢献できます。

    企業ユーザー向けには、クラウドサービスの調達やソフトウェアライセンスの調整を、リアルタイム使用状況に応じて自動化するなどの利用が想定されています。

    Googleのエージェントコマース推進戦略+AIエージェント活用事例

    「AP2」はGoogleが推進するエージェントコマース戦略の一部です。

    米国のEC専門誌『Digital Commerce 360』が5月に報じたところによると、Googleは「エージェントチェックアウト」と呼ばれる新機能を開発中です。これは、ユーザーが設定した条件に基づいて、買い物の一部を自動化できる仕組みです。

    この分野には、他の企業も次々と参入しています。

    AIを活用した検索エンジン「Perplexity(パープレキシティ)」は、Google Chromeに対抗する新しいAIブラウザ「Comet(コメット)」を展開。このブラウザには、商品を検索・比較し、購入まで行えるエージェント機能が備わっています。

    2025年初めには、Firmlyが提供する、AI商品検索やチェックアウト機能などのソリューション「Firmly.ai」のチェックアウト技術を統合し、さらにPayPalと提携して、検索中に直接決済できる仕組みも導入しました。

    ロイターの報道によると、OpenAIも同様のエージェント機能を持つブラウザを開発中です。「ChatGPT」を開発したOpenAIは、eBayやEtsyと協力して「Operator(オペレーター)」というエージェントコマースツールのテストも行いました。一方、Amazonは独自のAIエージェント型ショッピング機能「Buy for Me」を導入しています。

    「Buy for Me」の活用イメージ(画像はAmazonのニュースリリースから追加)
    「Buy for Me」の活用イメージ(画像はAmazonのニュースリリースから追加)

    この分野はまだ発展途上ですが、こうした多くの取り組みは最終的にAP2や類似の標準規格をサポートする可能性があります。業界全体が、AIエージェント主導の買い物を支える「安全でスケール可能な枠組み」の実現に向けて動いているのです。

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360

    実店舗決済やEC決済などにも日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用へ。電算システム、JPYCと社会実装に向けた共同検討で合意

    5ヶ月 3 週間 ago

    電算システムホールディングスのグループ会社である電算システムは9月17日、金融庁から日本初となる日本円建てステーブルコイン発行のライセンスを取得したJPYCと、暗号資産の一種である日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用した決済・送金・精算などの社会実装に向け、共同検討に関する基本合意書を締結した。

    電算システムが全国のコンビニエンスストアやドラッグストアなどで構築してきた6万5千店超の収納代行・コンビニ決済ネットワークと、JPYCが発行する日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用し、BtoC・BtoB決済、企業間精算のユースケースを順次具体化していく。実店舗決済とEC決済などの各チャネルで横断的に使える設計を進め、社会実装を見据えたサービス化へと落とし込んでいく。

    決済基盤に日本円ステーブルコイン「JPYC」を採用、外部サービスとの連携性や高度な拡張性を確保し、一般消費者にとっては、既存の支払い体験を大きく変えずに簡単・便利に使えるようにする。 QRコード、バーコードやタッチ端末を用いたレジでの支払い、オンラインでの簡単決済といった従来型のデジタル決済手段のUXはそのままに、ポイントやクーポンをステーブルコインと併用して支払う、制度適合性と技術的合理性を兼ね備えた決済体験の実現可能性について検討を進めていく。

    キャッシュレス決済の普及が進む一方で、現金を前提とした手続きが残る領域、国境を跨ぐ取引では、コストや時間的ロスが顕在化している。特に、越境ECや訪日観光客など、多様なニーズに応える決済手段の整備は喫緊の課題という。こうした状況に対応するため、日本では2023年6月に改正資金決済法が施行され、銀行や資金移動業者による電子決済手段(ステーブルコイン)の発行が制度上可能になった。

    同制度に基づき、JPYCは2025年8月18日付で資金決済法に基づく「資金移動業者」の登録を取得。日本初となる、日本円と1:1で交換可能な電子決済手段「JPYC」の発行、償還を2025年秋より開始予定。裏付け資産は現金、日本国債で保全され、Polygon、Avalanche、Ethereumといった複数のブロックチェーンに対応する予定だ。

    電算システムはこうした制度整備と日本円ステーブルコインの登場を踏まえ、2024年5月7日にJPYCとの資本業務提携と業務提携に関する基本合意を公表、低コストな新決済・送金基盤の社会実装を掲げ、コンビニ払込票における「JPYC払い」や、EC・観光領域での活用検討を明示してた。今回の合意で協業関係を一段と深化させる。

    今後、事業化を視野に要件定義・実証・運用設計を段階的に具体化し、日常的に使える仕組みへと拡張していく。少額・高頻度の支払い、請求・決済業務の効率化、ポイントやクーポンとの併用、自治体、観光、地域の利用シーンの創出など、生活者・事業者双方の利便性向上に資する領域を中心にJPYCの発行・償還サービスと接続したユーザー体験を順次設計していく。制度面・技術面に即した運用ルールを整え、継続的な業務活用と事業化をめざすという。

    鳥栖 剛

    スキンケア用品・化粧品の購入場所はドラッグストア61%、EC34%、スーパー14%。重視点は「肌との相性」57%、「使用感・使いごこち」が48%

    5ヶ月 3 週間 ago

    マイボイスコムが実施した「化粧品」に関するインターネット調査によると、スキンケア用品・化粧品の購入場所は、「ドラッグストア」が最多で6割強、「インターネット通販」は約35%を占めた。

    調査対象はマイボイスコムが運営するアンケートサイト「MyVoice」のアンケートモニター1万1684人で、調査期間は2025年8月1~7日。

    購入場所は「ドラッグストア」が最多

    スキンケア用品・化粧品使用者の購入場所は、「ドラッグストア」が最も多く61.9%、続いて「インターネット通販」が34.5%、「スーパー」が14.9%だった。

    「インターネット通販」は女性で比率が高く、50~60代女性では各5割弱に上った。1か月あたりの購入金額が「4000円~1万円未満」の層では6割前後を占めた。

    「ディスカウントストア」は女性10代・20代で、「コンビニエンスストア」は男性10代・20代で高い傾向だった。

    スキンケア用品・化粧品使用者の購入場所(複数回答可)
    スキンケア用品・化粧品使用者の購入場所(複数回答可)

    女性の情報源はWeb、比較サイトが多い傾向

    スキンケア用品・化粧品使用者の情報源は、「店頭のPOP」「テレビ番組・CM」「製品のパッケージ」が2割前後。過去の同調査と比べて「テレビ番組・CM」が微減傾向にあるという。

    女性では「ブランド・メーカーのWebサイト・アプリ」「商品比較サイト」の比率が高かったという。女性10~30代では「SNS、YouTubeなど」「商品比較サイト」が上位2位となっている。

    重視する主な点は「肌との相性」「使用感・使いごこち」「効能・効果」

    スキンケア用品・化粧品使用者の重視点は、「肌との相性」が最多の57.2%、続いて「使用感・使いごこち」が48.8%、「効能・効果」が45.5%。「インターネットの口コミ・評判」は、女性若年層でやや高かったという。

    6割弱が商品の安全性や環境配慮を重視

    スキンケア用品・化粧品使用者のうち、選ぶ際に安全性や環境配慮で重視することがあるかを聞いたところ、「ある」が6割弱。女性の比率が高く、特に女性高年代層で顕著となっている。

    重視すること(複数回答可)は、最多が「詰め替え・付け替え可能な容器」が23.0%、「合成香料・着色料が使われていない」が17.3%、「過剰包装がない、簡素なパッケージ」が15.1%だった。

    スキンケア用品・化粧品を選ぶ際に安全性や環境配慮で重視すること(複数回答可)
    スキンケア用品・化粧品を選ぶ際に安全性や環境配慮で重視すること(複数回答可)

    6割弱が「普段スキンケアを行なっている」と回答

    普段スキンケアを行っているかを聞いたところ、全体では6割弱、女性では9割強だった。男性は若年層で比率が高く、10~30代では5割前後、50~70代では3割前後。

    行っているスキンケアは、「保湿ケア」が44.3%、「UVケア」が24.8%、「ハンドケア」「美白ケア」が各1割強だったという。

    使っているものは「洗顔料」が最多

    使用しているスキンケア用品・化粧品は、最多が「洗顔料」で55.4%、続いて「化粧水、ローション」が42.5%、「メイク落とし」が27.6%だった。女性では「洗顔料」「化粧水、ローション」「メイク落とし」、男性では「洗顔料」「シェービング用品」「化粧水、ローション」が上位となっている。

    使用しているスキンケア用品・化粧品(複数回答可)
    使用しているスキンケア用品・化粧品(複数回答可)

    調査概要

    • 調査対象:マイボイスコムが運営するアンケートサイト「MyVoice」のアンケートモニター1万1684人
    • 調査方法:インターネット調査(ネットリサーチ)
    • 調査時期:2025年8月1日~7日
    大嶋 喜子

    アマゾン、西日本最大の物流拠点「Amazon名古屋みなとフルフィルメントセンター」の倉庫詳報。効率化+カーボンフリー推進の庫内を初公開

    5ヶ月 3 週間 ago

    アマゾンジャパンは、2025年8月に稼働を開始した物流拠点「Amazon名古屋みなとフルフィルメントセンター」を初公開した。延床面積は約12万5000平方メートルで、西日本エリア最大規模の物流拠点。ロボット導入による効率化、サステナブルな設備、働きやすい職場環境づくりなどが特長になっている。

    建物1階のエネルギー消費量は従来比30%削減

    カーボンフリーエネルギーの活用を積極的に進めており、地中熱ヒートポンプを利用した空調システムを導入。200本の地中熱交換器を使い、地下100mの安定した地中の温度を利用して建物の1階部分を冷暖房することで、低エネルギーで室温を快適に保っている。

    これにより、建物の1階部分のエネルギー消費量は従来比で約30%の削減を見込む。この地中熱空調システムは国内で最大規模。Amazon全体でも先進的な取り組みという。

    地中熱交換器のイメージ
    地中熱交換器のイメージ
    地中熱空調の配管。夏は地中で冷やされた水が、冬は地中で暖められた水が循環する
    地中熱空調の配管。夏は地中で冷やされた水が、冬は地中で暖められた水が循環する

    Amazon初の壁面太陽光発電設備

    カーボンフリーエネルギー活用の一環として、建屋や駐輪場・駐車場の屋根上に加え、南側の壁面にも太陽光発電設備を設置している。世界各地のAmazonの物流拠点の中で、壁面太陽光発電を設置したのは「Amazon名古屋みなとフルフィルメントセンター」が初めて。

    建屋南側に設置された太陽光パネル
    建屋南側に設置された太陽光パネル
    駐輪場や駐車場の屋根にも太陽光パネルを設置
    駐輪場や駐車場の屋根にも太陽光パネルを設置

    ここでの太陽光による合計発電容量は、日本全体の物流拠点に設置されているオンサイト型の太陽光発電設備として最大規模となる5.5メガワット。米国外のAmazonの拠点において最大の発電容量だという。

    2.9メガワット時の蓄電容量を持つ蓄電池も併設し、夜間など太陽光が利用できない時間帯もカーボンフリーエネルギーを活用できるようにしている。

    蓄電池により夜間でもカーボンフリーエネルギーを活用できる
    蓄電池により夜間でもカーボンフリーエネルギーを活用できる

    建物の基礎やオフィス部分には低炭素型のコンクリート素材を採用。雨水も積極的に利用しており、貯留槽にためた雨水を植物への散水、トイレの排水などに活用している。

    日本で開発されたロボットが商品の入荷をサポート

    Amazonでは、さまざまなテクノロジーで従業員の業務をサポートしており、「Amazon名古屋みなとフルフィルメントセンター」の1階でも、ロボット「デパレタイザー」が商品の入荷業務をサポートしている。

    「デパレタイザー」は、届いた商品が入った折り畳みコンテナをコンベアに下ろす作業を自動化する。北米や欧州でも類似したシステムを導入しているが、日本のフルフィルメントセンターに適した規模のシステムを日本のチームが独自に開発。安全と人間工学に基づいて設計されており、負担軽減と作業効率の向上を実現しているという。

    商品が入った折り畳み式コンテナを荷台からコンベアに移動するなど、入荷業務をサポートする「デパレタイザー」
    商品が入った折り畳み式コンテナを荷台からコンベアに移動するなど、入荷業務をサポートする「デパレタイザー」

    ロボットが入出荷をサポート

    「Amazon名古屋みなとフルフィルメントセンター」の2〜4階は商品保管フロアとなっている。入荷した商品を保管棚に収納する「棚入れ」、注文があった際に商品を取り出す「棚出し」が行われている。

    保管されている在庫は1900万点以上。1日あたりの最大の入荷および出荷はいずれも60万個以上となっている。ロボットが商品保管棚を運んで入出荷をサポートする「Amazon Robotics」エリアでは、ロボットが従業員をサポートしている。

    「Amazon Robotics」エリアではロボットが商品保管棚を運んで入出荷をサポートする
    「Amazon Robotics」エリアではロボットが商品保管棚を運んで入出荷をサポートする

    棚入れ、棚出しは、「ドライブ」と呼ばれるロボットがサポートし、作業の効率化を図っている。

    ロボット「ドライブ」。商品が保管されている棚「ポッド」を持ち上げて移動させる
    ロボット「ドライブ」。商品が保管されている棚「ポッド」を持ち上げて移動させる

    現在、「Amazon名古屋みなとフルフィルメントセンター」では、約3万1000台のポッドと約3500台の「ドライブ」を配備し、安全性と効率化に取り組んでいる。

    作業ステーションは商品の保管のための棚入れと出荷準備のための棚出しの2種類
    作業ステーションは商品の保管のための棚入れと出荷準備のための棚出しの2種類

    働きやすい環境づくり

    カフェテリアでは、カレーや、定食、丼もの、サラダや小鉢などを日替わりで提供しているという。構内ではレタスやエディブルフラワー(食べられる花)が栽培され、実際に提供されるサラダにも使われている。

    カフェテリア
    カフェテリア
    構内で生産されているレタス
    構内で生産されているレタス

    授乳期間中の女性のためにマザーズルーム(搾乳室)を設置。ゆったりと座れる椅子やテーブル、冷蔵庫などが備えられている。このほか、宗教を問わず従業員が利用できる礼拝室なども設置されている。

    マザーズルーム(搾乳室)
    マザーズルーム(搾乳室)
    施設内の礼拝室
    施設内の礼拝室

    梱包の簡素化を目的に、近年多く使われるようになった梱包資材である紙袋。「Amazon名古屋みなとフルフィルメントセンター」のエレベーターでは、Amazonで初めて紙袋のデザインを採用している。 

    Amazonの紙袋がデザインされたエレベーター
    Amazonの紙袋がデザインされたエレベーター
    大嶋 喜子
    確認済み
    1 時間 1 分 ago
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