トランスコスモスは、コミュニケーションプラットフォームの提供を手がけるモビルスと、合弁会社「Vottia(ボッティア)株式会社」を設立した。ECを含む小売事業者向けに、AIエージェントを活用した運用一体型のAIプラットフォームサービスを提供する。サービスを通じて顧客企業のユーザーコミュニケーションをサポートし、エンドユーザーのCXの最大化に貢献する。
出資比率はそれぞれ50%。モビルス代表取締役社長の石井智宏氏がVottiaの代表取締役社長を兼任する。設立日は2025年4月21日。
新会社「Vottia」が掲げる3つの戦略
①業務特化型AIエージェント
各業界や業種ごとに特化したAIエージェントを作り込み、顧客企業の業務に最適なAIエージェントを提供する。たとえば、通販受注に特化したAIエージェント、修理・交換手配に特化したAIエージェント、獲得・督促に特化したAIエージェントなどをあげている。

AIエージェントが実現する自動対話のイメージ(画像は記者説明会の資料から追加)
フロー型で決まった処理を実行するチャットボットとは異なり、AIエージェントは自律的に判断し処理するという。

従前のボット(左)とAIエージェント(右)の違い(画像は記者説明会の資料から追加)
②運用一体型サービス
トランスコスモスのBPOサービスと連携し、運用一体型のプラットフォームサービスを提供する。

エンドユーザーからのアクションを起点とした対応のイメージ(画像は記者説明会の資料から追加)
トランスコスモス、モビルスのノウハウを集結し、顧客企業の業務の再整理・AI適用業務の明確化から、導入したAIエージェント効果検証・改善まで一貫してサポートするという。
③多彩なユーザーインターフェース(UI)の提供
AIエージェントをエンドユーザーに届けるための多彩なUIを顧客企業に提供する。エンドユーザーにとって自然かつスムーズな体験を実現するシステムをめざす。

高度な自動化やノンボイス対応により、従前よりも充実した顧客対応を実現する(画像は記者説明会の資料から追加)
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オリジナル記事:トランスコスモス、モビルスと合弁会社を設立。コンタクトセンター業務の運用ノウハウ・経験を生かしAIエージェントを提供
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