Eコマース事業の買収と成長支援を手がけるEC成長基盤は3月29日、生活雑貨店「オーサムストア」を運営するリテールトランスフォーメーション(RT)から、「オーサムストア」のEコマース事業を譲り受けた。
EC成長基盤は、メーカーや小売・卸売事業者のEC事業に資本参加し、Eコマースの運営ノウハウと専門人材を投入して事業を成長させる事業を手がける。EC成長基盤の雨宮雄一代表取締役は、元HMVジャパン(現ローソンHMVエンタテイメント)の代表取締役社長。
EC成長基盤が提案する事業スキーム
「オーサムストア」はペット関連商材に強く、特に「猫の爪とぎ」シリーズはデザイン性に富み、高品質で店舗でも人気商品。EC成長基盤は「猫の爪とぎ」をEC上で拡販できると判断。EC事業の再生スポンサーとして応募し、「オーサムストア」の商標を含むEコマース事業を譲り受けた。
「オーサムストア」は生活雑貨の製造小売業として長年の歴史と実績がある。しかし、新型コロナウイルス感染症に伴う不調などで、RTは1月16日付で民事再生手続開始を申し立て、再生に向けてスポンサーを探していた。
人気商品の「猫の爪とぎ」シリーズ
民事再生手続きの開始以後、RTはリアル店舗を順次閉鎖、2月25日までにリアル店舗は全店閉鎖したものの、EC事業は販売を継続していた。
EC成長基盤は、RTの民事再生手続におけるスポンサー選定手続きを経てスポンサーに就任。今般、裁判所の許可を得て「オーサムストア」のEコマース事業を譲り受けることになった。
EC成長基盤は「猫の爪とぎ」を中心に他にも猫の関連商材を開発・販売。SNSやメディアによる猫の関連情報の発信や猫の関連イベントなどへの参加を通じて、「オーサムストア」のEコマース事業の成長に取り組んでいく。
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オリジナル記事:生活雑貨店「オーサムストア」のEC事業、元HMVジャパン社長の雨宮氏が代表のEC成長基盤が譲受
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