プレイドがコマースメディア事業「KARTE Offers」開始へ、立ち上げを包括支援、広告を収入源に

企業が持つ顧客データを活用して独自のAIモデルで自動解析、マッチング精度の高い広告配信実現

CX(顧客体験)プラットフォーム事業のプレイドは、コマースメディア事業「KARTE Offers(カルテ オファーズ)」を始める、と11月4日発表した。企業が持つ顧客データを活用したコマースメディアの立ち上げを包括的に支援。同社の同プラットフォーム「KARTE」を利用する企業が、顧客と親和性の高い広告表示によって、自社で運営するウェブサイトやアプリで広告収入を得られるようにする。

コマースメディアは、企業が自社のサービスサイトやアプリ内に広告を表示して新たな収益源にする仕組み。インターネット広告で小売業などが展開するリテールメディアの成長に伴って、小売業以外も同様の事業に参入。会員情報や購買履歴など1st Party Data(自社収集データ)を保有する企業は広告で収入が獲得できる。リテールメディアを含む広い概念としてコマースメディアと呼ばれる。

プレイドは、KARTEを通してEC、流通、金融、不動産、旅行などさまざまな業界の顧客体験向上を支援。2022年には1st Party Dataを活用する広告効果最大化プラットフォーム「KARTE Signals(シグナルズ)」の展開を開始し、広告事業に乗り出した。KARTE Offersでは1st Party Dataを使い、プレイド独自のAI(人工知能)モデルで自動解析することでマッチング精度の高い広告配信を実現する。

クリエイティブ、配信ページ、表示のタイミングなども顧客体験を妨げないよう最適化。広告表示回数(インプレッション)が適正価格で取引されるようにオークション形式を採用する。広告露出と決済が同一サービスで完結する広告(エンデミック広告)と広告をクリックすると別サイトに移る広告(ノンエンデミック広告)を同時に支援。KARTE Offersは、2026年春ごろのβ版提供を予定している。

「KARTE Offers」の概要

 

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

今日の用語

HTML
「HyperText Markup Language(ハイパーテキストマークアッ ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]