ファッションECのyutoriがコスメ事業に進出する。
コスメメーカーのi.Dと協業してミニサイズコスメの新ブランド「minum(ミニュム)」を立ち上げ。ドラッグストア(DS)を中心に全国2300店での販売し、大手ECモールでの展開も予定する。
i.Dが商品の生産、卸の流通、物流を担当。yutoriは商品の企画とプロデュース、クリエーティブ制作、プロモーションを担う。収益は卸売上の一定割合をレベニューシェアして双方で分配する。
yutoriはアパレルブランドの運営で培ってきたSNSマーケティングのノウハウを活用。Z世代をターゲットとした新しい商材をプロデュースして、アパレル以外の領域でも事業拡大をめざす。
若い世代を中心に浸透しているという「プチプラコスメ」の購入体験
ブランドコンセプトは「品質×かわいい×価格すべてよくばりたい」。ほぼ全品を500円のワンコインで買える価格に設定しているが、使い心地や品質にもこだわって開発したという。
「プチプラコスメ」が浸透している若い世代をターゲットとする
リップ、グリッター、アイシャドウ、アイライナー、ファンデーションといった全53種のアイテムを展開。ドラッグストアでの取り扱い店舗数は3月末までに約540店舗、9月末には約2300店舗で販売する計画。オンラインは「Amazon」「楽天市場」「Qoo10」でも展開する。
展開する販路
yutoriは2018年4月、アパレル販売を目的に設立。2023年、東証グロース市場に株式を新規上場した。主に衣料品および雑貨などの企画、小売り、卸事業を手がけており、Z世代と呼ばれる25~40歳を対象としたファッションブランドを展開している。
アパレル商材の企画および販売で規模を拡大。主なブランドには「9090(ナインティナインティ)」「centimeter(センチメーター)」などがある。また「F-LAGSTUF-F(フラグスタフ)」「Younger Song(ヤンガーソング)」「Wudge Boy(ワッジボーイ)」などのブランドをM&Aで取得、ブランド展開の多様化を図っている。
販売チャネルは主に、直営ECサイト「YZ Store」、POPUPストアやオフライン店舗の販売のほか、ZOZOが運営する「ZOZOTOWN」が中心。2023年3月期の売上高は前期比51.4%増の24億7000万円、営業損失4700万円、経常損失5400万円、当期損失6800万円だった。
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オリジナル記事:ファッションECのyutori、コスメ事業に進出。ドラッグストアを中心に実店舗+大手ECモールでも展開
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