貴金属やブランド品の買取販売を手がけるゼロジャパンは、東京証券取引所が運営するプロ向け株式市場「TOKYO PRO Market」への株式上場を申請した。上場予定日は3月28日。
ゼロジャパンは2002年、消費者向けに家電、ブランド、貴金属の買取販売をするリユースショップを開店。2003年に法人化、2005年にネットオークションをスタートするなど、買取・販路の拡大を進めてきた。
商品の買取方法は、一般消費者を対象とした「店頭買取」「宅配買取」「出張買取」、事業者を対象とした「業者買取」の4種類。「店頭買取」が2023年6月期における仕入高17億5000万円のうち17億1500万円(構成比98.0%)と全体の大半を占めている。
「店頭買取」は実店舗「ワンダープライス」に顧客が直接持ち込んだ製品をスタッフが鑑定・査定し、その場で買い取る。買取店舗数は43店舗(そのうち3店舗は販売併設店舗)で、ショッピングモールなど、集客力の高い商業施設内へのテナント出店を中心に展開している。
ECサイトの「Wonder Price」(画像は楽天店から編集部がキャプチャ)
買い取った商品は「専門卸業者への販売」「Webオークション販売」「店舗・ECサイトでの小売販売」といったチャネルで販売。「店舗・ECサイトでの小売販売」は、自社ECサイトや一部店舗、ECモールで一般消費者向けに販売している。
このほか、「自社オークションにおける委託販売」「レンタルジュエリーのサブスクリプション」も展開。「自社オークションにおける委託販売」は、自社で運営するオークションで、自社仕入商品以外にオークションに参加するリユース事業者の商品を委託出品することで、出品事業者から手数料を徴収している。委託商品が落札された場合、落札事業者からも手数料を得る。「レンタルジュエリーのサブスクリプション」は、一部ジュエリー商品をメンテナンス、再生加工後、レンタルジュエリーとして展開している。
ゼロジャパンのビジネスフローについて
ゼロジャパンの2023年6月期業績は、売上高が前期比1.0%増の30億6500万円、営業利益は同15.4%増の2億300万円、経常利益は同6.4%増の1億9600万円、当期純利益は同47.1%増となる1億6000万円だった。
ゼロジャパンは、さらなる事業内容の発展に向けた社会的信用力の向上、認知度の拡大を目的として「TOKYO PRO Market」への上場を申請した。
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オリジナル記事:プロ向け株式市場「TOKYO PRO Market」に新規上場する買取販売のゼロジャパンとは
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