年末商戦の12月、LINEヤフーがポイント攻勢をかけている。
12月は「Yahoo!ショッピング」での買い物で毎日7%の「PayPayポイント」を付与するキャンペーンを実施。19日までポイントアップキャンペーン「ヤフービッグボーナス」を実施しており、17~19日は事前購入など条件を満たすと最大24.5%の「PayPayポイント」を付与している。
LINEヤフーは11月29日、ヤフー特典とLINE特典が利用できる会員プログラム「LYPプレミアム」をスタート。「LYPプレミアム」会員でLINEアカウントと連携していると「Yahoo!ショッピング」での買い物で「PayPayポイント」を2%付与する会員特典を用意している(アカウント未連携の場合はヤフーショッピング商品券を付与)。
毎日7%の「PayPayポイント」付与の内訳は、「LYPプレミアム」会員の2%(LINEアカウントと連携済みの場合)に加え、「毎日もらえる 最大+4%」(LINEアカウントと連携済みであれば「PayPayポイント」、未連携はヤフーショッピング商品券)、ストアポイント1%、PayPayで支払うで0.5~1%。
毎日7%の「PayPayポイント」の内訳
「ヤフービッグボーナス」では、対象ストアでの購入で「PayPayポイント」付与を5%もしくは10%に設定。12月1~16日にボーナスストアで購入していれば「PayPayポイント」を2%付与するといった特典を用意し、消費者は最大24.5%の「PayPayポイント」を受け取ることができる。
12月17日にはアクセスが集中。負荷軽減のため簡易版のトップページを表示するといった措置もとっていた。
12月17日にはアクセスが集中した(編集部が「Yahoo!ショッピング」からキャプチャ)
「Yahoo!ショッピング」のポイント施策の変遷
「Yahoo!ショッピング」は2022年10月まで、「ソフトバンクスマホユーザーなら毎週日曜日は+10%」を毎週日曜日に実施。他の施策も合わせると消費者は20%以上の高額ポイント還元が見込めることから、出店者は日曜日に合わせた販促を展開していた。
その後の2023年2月、eコマース取扱高の成長について、従来の「ポイント・販促中心」から、「グループアセットを最大限活用することに注力し、成長と収益性のバランスを両立」へとシフトすると発表。ポイントを活用した販促を抑制した。
ショッピングモール事業へのポイント還元投資の抑制により、国内物販系取扱高は減少が続いたものの、2023年4-6月期(第1四半期)に「底打ち」(Zホールディングス(当時))と判断している。
巻き返しを図るため、誰でも日曜日の買い物で「PayPayポイント」4%を上乗せして付与する「買う!買う!サンデー +4%」をスタートし、原則毎月1回以上の不定期で実施している。また、毎月29日の「肉の日キャンペーン」を復活させるなど、ポイントキャンペーンを増やしてきた。
2024年1月からは有料会員が「Yahoo!ショッピング」で日曜日に買い物する際の「PayPayポイント」付与を強化。「LYPプレミアム会員なら日曜さらに+4%」という名称で、有料会員サービス「LYPプレミアム」ユーザーであれば、5000円以上の買い物で「PayPayポイント」4%を上乗せして付与する取り組みを始める。
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オリジナル記事:LINEヤフーが「Yahoo!ショッピング」でポイント攻勢【12月のポイントキャンペーン&最近の施策まとめ】
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