インターファクトリーによると、富士キメラ総研が発行する市場調査レポート「ソフトウェアビジネス新市場 2019-2023年版」のECサイト構築ツール SaaS型カスタマイズ型市場で、ECサイト構築パッケージ「ebisumart(エビスマート)」が5年連続シェア1位を獲得した。
「ebisumart」が5年連続首位の理由とは
近年、クラウドシフトが加速するなか、カスタマイズ型でのECサイト構築ニーズは増加している。クライアント企業がECサイトに求める機能などは多様化、複雑化し、独自のECサイト構築、既存システムとの連携といったニーズが高まっているという。
また、カート型サービスをSaaS型で提供するベンダーも標準・オプション機能の拡充に取り組んでおり、市場全体としてSaaSの導入が進むと見られている。
インターファクトリーによると、EC化率が比較的高いインテリア・雑貨やアパレル業界などさまざまな業界の顧客企業が「ebisumart」を導入。カスタマイズ性、外部システムとの連携といった「ebisumart」の特長が評価され、5年連続シェア1位につながったとしている。
インテリア・雑貨商材を扱う企業をはじめとしたさまざまな事業者が導入している
「ebisumart」でECサイトを構築したクライアント企業のうち、約70%が他のECサイト構築システムからのリプレースという。EC事業の拡大による既存システムの機能不足、セキュリティへの懸念、構築後のサポートを課題とした相談が多く寄せられたとしている。
インターファクトリーの今後の展開
「ebisumart」などクラウドコマースプラットフォーム事業に加え、新たな取り組みを実施・予定している。
ECビジネス成長支援事業「ebisu growth(エビス グロース)」
EC事業者の成長を戦略立案から実務まで支援するコンサルティングサービスで、2023年1月に提供を始めた。
現在はECモールの運営支援を先行して提供。2023年秋には、「ebisumart」、中小規模事業者向けEC構築サービス「ebisumart zero」以外のECシステム利用者も対象に加える。
データ統合プラットフォーム開発
EC事業者のバックエンド業務に関する情報とフロントエンド業務に関する情報を統合・分析するデータ統合プラットフォームを新たに開発。コマースに関連するデータ活用、集約統合を目的としたプラットフォームサービスを提供する。
「ebisumart」だけではなく、他システムで構築した自社ECサイトやモールにも対応。また、ECデータ、実店舗、POSデータ、BtoBの受発注データなどコマースに関連するデータを統合する。マーケティング、在庫、卸販売などの最適化に活用できる。
インターファクトリーが提供するデータ総合プラットフォームの活用イメージ
「ebisumart」とは
導入企業が常に最新・最適化されたECサイトを構築できるクラウドコマースプラットフォーム。サイトリニューアル、オムニチャネル、BtoB-ECなど、構築実績は累計700サイト超。
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オリジナル記事:インターファクトリーの「ebisumart」がSaaS型ECサイト構築ツールとして市場5年連続シェア1位を獲得
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