アイスタイルは資本業務提携先のAmazonとの協業で、2024年度中(2024年6月期)にも「Amazon.co.jp」内に「@cosme.SHPPING」(仮)をオープンする計画だ。
すでにシステム開発はおおむね完了しており、システム面の課題はクリア。アイスタイルが扱うブランドと現在、Amazonへの出品について交渉を進めている。
資本業務提携先との取り組み(画像はIR資料からキャプチャ)
交渉に時間を要しているのはAmazonが世界的なプラットフォーマーであるため。ブランド側の海外本社の決裁、品切れリスクの懸念による在庫確保といったことから、調整に時間を要しているという。
「Amazon.co.jp」内にストアをオープンことについて、アイスタイルは化粧品メーカー側の反応を次のように説明している。
ブランドごとにさまざまななルールや立ち位置があるため調整が必要な部分は多く、お互いに齟齬(そご)がないよう慎重に協議している。また、過去にEC・店舗で取り扱い始めた時と同様、メーカーではなくブランド単位で個別に協議している。
アイスタイルは2022年8月、米Amazonに対して25億円の新株予約権付社債(発行会社の株式を一定の価格で取得できる権利の付与された社債)と115億3823万円の新株予約権を、三井物産には15億円の新株予約権付社債と10億円の新株予約権付社債を割り当てると公表。すべての新株予約権や新株予約権付社債が行使された場合、米アマゾンは36.95%を保有するアイスタイルの筆頭株主に、三井物産は3.98%を保有する第5位株主となる資本業務提携を締結した。
アイスタイルとAmazonは2023年4月、「Amazon.co.jp」内にコンテンツページ「Beauty trend by @cosme」をオープン。翌5月には、Amazonとの共同広告サービスをリリースしたほか、7月のプライムデーではAmazonとの初のコラボレーション「Amazon Beauty | @cosm」を実施した。
アイスタイルは2022年8月に三井物産とも資本業務提携を締結。主に海外での協業について準備を進めている。東・東南アジアにおいて、具体的な現地パートナーとセッティングを終了。展開方法などは検討中だが、3社以上での協議となるため時間を要するという。
Amazon、三井物産と次の可能性に向けて進行中という(画像はIR資料からキャプチャ)
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:アイスタイル、Amazon内に「@cosme.SHOPPING」を2024年度中にオープン予定。「システム開発はおおむね完了」
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.