THECOO(ザクー)は早稲田大学の公認サークル「早稲田マーケティング研究会」と共同で、「Z世代の割引キャンペーン利用状況」に関する調査を実施した。
割引商品の購入頻度
月に1回以上、割引を利用して商品・サービスを購入する割合は66%。「過去1年間に、割引に関する情報を目にした後、割引された商品・サービスを購入した頻度は平均するとどのくらいか」という質問に対し、26%が「週に1度以上」、4割が「月に1度以上」と回答した。過去1年で割引を利用したことがあるユーザーの3分の2は継続的に割引を利用していることがわかった。
割引情報の閲覧媒体
「過去1年間で、割引を利用して商品・サービスを購入した際、その割引情報をどんな媒体で目にしたか」という質問に対し、「SNS・動画共有サイト内(LINEなどのメッセージアプリを除く)」が最も多く446人。「その他スマホアプリ」が276人、「LINEなどのメッセージアプリ内」が273人で続いた。
「テレビ」は111人、「チラシ」が134人と従来の割引媒体を利用しているZ世代も一定数いることがわかった。
「SNS・動画共有サイト内(LINEなどのメッセージアプリを除く)」と答えた446人のうち258人が女性。SNSで目にした割引を利用する割合は女性の方が高い。
割引情報から購入につながったSNS
「過去1年間でどのSNSで割引情報を見て商品・サービスを購入したか」という質問では、「Instagram」で割引情報を見て商品・サービスを購入した人が27.6%で最多。なかでも女性の購入者の割合は女性全体の70.2%を占めた。男性の購入者は男性全体の50.5%。「YouTube」は、男性の購入割合(53.2%)が女性(34.9%)よりも高いことがわかった。
割引商品・サービスの購入場所
「過去1年間で、割引情報を目にした商品・サービスをどんな場所で購入したか」という質問では、「総合通販サイト」と回答した割合が58.6%、「実店舗」が53.5%だった。
「特化型通販サイト」「企業・ブランドの公式通販サイト」「アプリでのサービス利用」などは30%を下回った。
最も利用する割引形式
「最もよく利用する割引形式」は、「クーポン利用による割引」が全体の54%を占めた。セールなど「季節性の割引」は22%。その他の「まとめ買い割引」「訳あり商品」などは数%だった。
割引利用での購入金額
「過去1年間で、どの価格帯の商品やサービスを割引を利用して購入した経験があるか」という質問では、「1000〜9999円」の価格帯が最多だった。
割引情報を目にしたことによる経験
過去1年間で「割引の情報を目にしたことで商品やサービスを初めて知った」という経験について、「複数回ある」は48%、「一度はある」は42%だった。男女や年代による違いは見られず、1度以上あるユーザーの割合は90%近くに達した。
「割引の情報を目にしたことで商品やサービスを初めて知り、そのまま購入するきっかけとなった」ことが複数回あるユーザーは37%。「1度はある」は48%。
割引以外で購入の後押しになった要因
「過去1年間に、割引を利用して商品・サービスを購入した際、割引以外の要因が購入の後押しになったことはあるか」という質問では、回答が最も多かったのが「SNSで話題になっていると感じた」で36.3%、「商品・サービスの価格に魅力を感じた」が31.0%だった。
購入に至るまでのSNS情報の目撃回数
「過去1年間にSNSで情報を見て購入した商品・サービスについて、SNSでどのくらい目にした後に購入に至った経験があるか」という質問では、67.1%が「2〜3回見たとき」と回答した。SNSで初めて見かけ購入に至ったケースも23.2%あった。
調査概要
- 調査名称:Z世代の割引キャンペーン利用状況に関する調査
- 調査対象期間:2022年12月10日
- 調査対象:15〜25歳の男女のうち、事前スクリーニング調査にて「過去1年間で商品割引を利用して購入したことがある」と回答した人
- 有効回答者数:1000人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査機関:Freeasy
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オリジナル記事:【Z世代の割引キャンペーン利用状況調査】約5割が「SNS・動画共有サイト内」で目にした割引情報を利用、よく使うのは総合通販サイト
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