メルカリは越境EC事業を手がけるBless International、FROM JAPAN、SIG Service、ZenGroupの4社と提携した。各社との提携で、越境ECチャネルのさらなる強化をめざす。
メルカリが提携した越境EC事業者4社と連携内容は?
今回、メルカリが提携した事業者4社が手がけるサービスは次の通り。
- Bless International:越境ECサイト「Neokyo(ネオキョウ)」
- FROM JAPAN:日本と米国の商品を取り扱う越境ECサイト「One Map by FROM JAPAN」
- SIG Service:主に中国向けの越境代理購入サービス「doorzo(任意門)」
- ZenGroup:海外向け日本商品購入サービス「ZENMARKET」
「Neokyo」は海外在住の顧客の代わりに「メルカリ」の商品を購入し、海外まで届けるサービス。
FROM JAPANは「One Map by FROM JAPAN」のWebサイト内に「メルカリ」の海外向け専用ページを開設。海外発送手続きのほか、英語・中国語を含めた10言語での顧客サポートにも対応する。
「doorzo(任意門)」とのシステム連携では、「メルカリ」で出品されている商品を、中国語での検索・商品の閲覧、海外からの購入に対応する。顧客は、中国で主流の決済方法「Alipay」「WeChat Pay」を利用することもできるという。
ZenGroupは、「ZenMarket」を通してZenMarket、世界中のどこからでもさまざまな言語と通貨で「メルカリ」を閲覧・商品購入ができるようにする。「ZenMarket」のホームページ内で「メルカリ」の商品詳細やリストを表示できるため、顧客はサイト間を行き来する必要がなく、シームレスに買い物できるという。
円安が追い風に。越境EC領域は堅調に成長
メルカリの連結売上高は約1470億円(2021年7月ー2022年6月期)。「メルカリ」の月間利用者数は現在2070万人超。2022年は円安・ドル高も追い風となり、「メルカリ」における海外利用者数は約1.4倍に増加(2021年11月と2022年11月時点の比較)。越境EC領域は堅調に推移したという。
メルカリは国内市場におけるシェア拡大のほか、将来的には「新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを創る」ことを掲げている。
連結売上高は1470億円超
今期(2023年6月期)の事業方針としては、中長期的なプランとして、外部パートナーとの連携の加速をあげている。
メルカリが運営するフリマアプリ「メルカリ」は2019年、BEENOSの完全子会社が運営する越境ECサポートの代理購入サービス「Buyee(バイイー)」との連携で越境ECを開始している。
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オリジナル記事:メルカリ、越境EC事業者4社と提携。越境ECチャネルを強化へ
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