「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の選手村が開村し、東京都内、競技開催地域で交通規制が始まった。大会関係の車両のための「専用レーン」「優先レーン」も設置、選手関係者が車両を使い移動することなどから、平年を上回る混雑の発生が想定されている。オリパラの交通規制などは、配送キャリアの集荷・配送にも影響する。大手配送キャリアの遅延の見通しなどをまとめた。
オリンピック・パラリンピックのスケジュール(画像は東京都オリンピック・パラリンピック準備局が公表した資料からキャプチャ)
ヤマト運輸
は各競技会場の周辺地域(東京都および各開催地域)、羽田空港旅客ターミナル内(空港内の各テナント事業者宛など)を中心に、一時的に荷物の配送に遅れが生じる場合があると公表している。
対象期間は、7月13日(火)~8月8日(日)、8月17日(火)~9月5日(日)。
日本郵便
7月19日(月)~8月9日(月)、8月24日(火)~9月5日(日)において、郵便物やゆうパックなどの配送に遅れが発生することが見込まれると公表している。
対象地域は、東京都内(中央区、千代田区、港区、江東区、品川区、大田区の一部、渋谷区、および新宿区の一部)と競技会場がある一部地域。オリンピック期間中は、北海道、宮城県、福島県、茨城県、千葉県、埼玉県、神奈川県、山梨県、静岡県の一部地域。パラリンピック期間中は、千葉県、静岡県の一部地域。この地域での引き受け、および配送する郵便物、ゆうパックなどに遅れが発生する可能性がある。
選手村や多くの競技場が存在する東京都内では、荷物のお届けに半日から1日程度の遅れが見込まれるという。当日配達ゆうパックは一部翌日配達に、中央区の一部では利用できなくなる。
中央区の一部を除く千代田区、港区、江東区、品川区、大田区の一部、渋谷区、および新宿区の一部宛ての荷物の遅延について
中央区の一部(〒104の地域の一部)、江東区の一部(〒135の地域の一部)宛ての荷物の遅延について
佐川急便
7月23日(金)~8月8日(日)、8月24日(火)~9月5日(日)の商品配送について、一部地域で荷物の配送に遅延が生じる可能性があると発表している。
対象の荷物は「飛脚ジャストタイム便」「飛脚クール便」「飛脚即日配達便(ホテル即配含む)」「時間帯指定サービス」。対象エリアは東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が行われる東京都、神奈川県、北海道、千葉県、埼玉県、山梨県、静岡県の一部地域。
- 対象エリア:
- 東京都
- 中央区、千代田区、渋谷区、江東区、港区、江戸川区(一部)、墨田区、品川区、文京区、新宿区、世田谷区(一部)、府中市、調布市、三鷹市、小金井市、稲城市
- 神奈川県
- 横浜市西区、南区、中区、港北区(一部)、保土ヶ谷区(一部)、相模原市緑区、鎌倉市、藤沢市江ノ島、川崎市麻生区
- 千葉県
- 埼玉県
- 山梨県
- 静岡県
- 北海道
- 札幌市中央区、東区、北区、白石区、厚別区、豊平区、清田区、南区、北広島市、江別市
西濃運輸
7月21日(水)~8月8日(日)、8月24日(火)~9月5日(日)の商品配送と集荷について、遅れが生じる可能性があるとしている。
期間中の輸送に与える影響の例(画像は東京都オリンピック・パラリンピック準備局が公表した資料からキャプチャ)
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便などで配送に遅れが生じる可能性【東京五輪・パラリンピックの配送まとめ】
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.